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    家庭 1/4  ベルレーヌの詩を思い出して言ってみたくなります。     

    Category : 絶家の家族関係




                                 小窓





    " 秋の日のヴィオロンの、ため息の身に滲みて、ひたぶるにうら哀し。" 




    ご訪問ありがとうございます。---+"*☆★                                                                                                  

    今日は、葉加瀬太郎 ピアノ演奏の情熱大陸(4分17)と、  

    葉加瀬太郎 情熱大陸(7分45)   両方をどうぞ! 




    前回、人には定められた立ち位置のようなものがあり、

    と書きました。

    今日は、その定められた立ち位置= 『 位相 ・いそう 』 についてです。                                                                                           

    進学塾経営時代、新しい親子が入塾の申し込みに来られたら、

    面談をして入塾テストをします。

    テスト終了後に母親と懇談をします。

    ある人数を経験すると、親子のいろんな事がほとんど見えてきます。

    話題は学力面だけなのに、


    まわりが自然と観えます。 

                  

    どんなことかと言いますと~、                                            

    目の前の母親とお子さんを通して、

    父親、母親のご両親、父親のご両親の○○○、

    子供の家庭生活力、

    学習力、伸びる余力と角度、それに時間軸を置くと、

    入る学校、職業、生活が目に浮かんで、、、、、

    将来の結婚相手まで見えちゃうんですね。   あはは。  
                                                                                     



    ○○○はな~に?   


    あ、これ、秘密!  あとのお楽しみです。
       

    一人一人違うこの差異を私が 『 位相・いそう 』 と呼びました。                        


    位は、タテ、ヨコ、ナナメ、奥行きの立体空間に並んだ位置、宇宙空間の

    星をイメージしてくださったら、あんな感じです。(笑い)                             



    相とは、位置模様を表出しているもの、

    私がいつの間にか言い出した言葉で、後で解かった事ですが、

    数学に位相という言葉があるのですね。 位相幾何学とか。                                                                      



    人の現在の相には、過去と未来がすべて凝縮して、

    それに丁度の位(置)を占めている存在です。
                                      






    それを運とも言い、

    より深い意味の「立場」と言えるかもしれません。                         

    (今日はちょっと胡散臭~い内容と思われるかも? あはは) 




    今まで、陰陽学・女性の生き方編のブログで書いてきた、                                

    " 本体である陰の弱体化 " のいい例として、

    酒井法子さんの 『 位相 』 について少し書いてみます。



    彼女の運勢全体は命式で分りますが、

    位相に表れる現象だけに限定します。 
                             

    彼女の世間の報道は、事件、性格、氏素性などです。

    これはごく表層現象です。

    この波(現象)が、深海のどこから来ているのか?                                

    さらに奥を観ましょう。


    彼女の位相は、

    《 陰の本体が力を失い=陽の発現力が消失した家系に生まれた女性 》



    植物に例えると、根が腐り、幹の力がないために、

    枝や葉が枯れた樹(絶家に向かう家系)の生れと観ます。


    こういう家系を女系化した家系といいますが、

    その詳細は省きます。                                                                                  




    実は3ヶ月前、ブナ爺さんにいただいたコメント、
                                                                             
    『 植物も木が枯れるときに、異様に花を咲かせたりする。

    山を歩いていて木全体が今までより一杯に花が咲いている時、

    その根を見ると腐っていたりするんだ。』




    これを読んで驚いたのです。   

    それまで、

    今から書く内容をブログで表現するのはむずかしいと思っていました。                                                          




    私の運命学では、

    陰の本体の創造力が消滅する(絶家になる)前には、

    異様にその家の人が有頂天(栄える)になるというのは解かっていました



    が、木の例を書いたこのコメントに目が点になりました!(笑い) 

    山を知る、木を知る山男のブナ爺さんだからこそです。 

    ありがとうございます。

                                  

    動物も植物も自然の営みは同じですから、当然なのですね。                   






    ★この位相の特徴の一つ目は、

    生活の為に働く生き方の女性が、全てそうだとは言えませんが、

    " 頼れる男性がいない、生活の為に働く女性の運 " です。
                                                                                  


    ★特徴の二つ目は、家庭生活以外、社会的に栄えます。

    有名、有頂天の姿です。 




    ブナ爺さんが書かれているように、

    木に今まで咲いた事のないほどの花が咲くのです。

    しかし、実は残せない。




    つまり内実は幸せじゃない。


    頼る人に恵まれない孤独運の代わりに、姿は可愛いらしく美人です。

    実力のある人が多いです。



    でも本人が一番、自分は頼る人に恵まれないと感じています。

    女でもすべてを背負って働く運です。

    有名人を見渡せば、たくさんの例が捜せます。  
      


                                                                                           

    この位相の人は、美人なのに、いい相手に恵まれません。

    交際相手や結婚相手には、

    生活力のない(陽の発現力のない)人が来ます。

    男女通じて結婚相手に凶運、又は、子孫に難点が出てきます。

    この位相の人は、結婚相手を自分一人で決めない方がいいのです。





    陰の弱体化の現象は、                                    

    男女の本来の組み合わせの立場の逆転が起こります。                            

    これが陰の弱体化から陽の消失へと進んだ姿です。                                                                                            

    人には、いい悪いではなく、それぞれの固有の生き方があり、                         

    その生き方を通しての別々の役割があります。                                      



    そして、姿、形も、外見ですら偶然ではなく、意味があります。                                          




    運というものは、

    生きる力の実現を志向して努力を尽くしているようです。

    まるで自然のなかの植物と、

    その有り様はそっくりなの!




                               

    私たちは、どこかで、

    人間さまは植物とは断然違うって、

    自分を意のままにできるって、

    思っていないかな~                                                                                                 

    ○○○は? 


    思いつかれた言葉を当ててみてください。                       

    次、テーマに沿ったブログの時に、

    その答えを書かせていただきます。                                            


    お楽しみに! 



    よき一週間をおすごしください。





































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    『反朱子学者』、貝原益軒の『和俗童子訓』 美人の運命学的考察                                  凡そ女は、かたちより、心のまされるこそ、めでたかるぺけれ

    Category : 絶家の家族関係
    大正池

    上高地・大正池





    つかの間の夏休み、上高地から帰ってきました。

    朝夕はともかく、昼間は都会と変わりなく31℃の太陽が照らし、

    日本は、亜熱帯の気候へ移っていくのだろうか? と思ったり、

    しかし、木陰は自然の風で涼しかったです。



    今日は、前回に予告しました通り、

    前々回にいただいたコメントの記事のつづきです。
     
    その流れから、”美人の運命学的考察”がテーマです。


    コメントをご紹介します。


    貝原益軒でしたか、

    女性(女児)に対する教育の方法を『和俗童子訓』に

    多く書いていましたが、その意味がわかったような気がします。





    そうですか、分かりましたか...貝原益軒が...。

    女性の教育は、ほんとうに一番大事なのです。

    女次第で、家も滅び、国も滅ぶという事が、現在忘れられています。



    (このフレーズをよく覚えていてくださいね、

                後々美人の話と係わってきます。)


    自分の命が芽生えてきた源からの文化の流れである、

    その先人の知恵を学んでいかないと、罰が当たりますね。



    貝原益軒について。

    そうそう、彼も、生涯の最後のほうでは、朱子学を批判しています!


    初めは、京都で学んで帰った朱子学を福岡藩で教えたり、

    『近思録備考』を著したりする朱子学者でしたが、

    京都で身に着けた経験的学風と、彼の性格が、

    書物だけにとらわれずに自分の手足や、目、口に出す事で

    確かめて納得していくという実証主義的であった為に、

    晩年は朱子学の観念性への疑問を持ち続けました。

    結果、朱子学への批判を体系的に述べた

    『大疑録(たいぎろく)』という本を著わしています。




    このように、

    江戸時代に、官学の朱子学を批判した人は、他にもいました。




    中江藤樹について。

    ついでに、陽明学派の祖と言われる中江藤樹のことを、書いておきます。

    彼も、初めは朱子学を信奉していました。

    しかし、朱子学の礼法を、

    意味のない事で人間の内面を萎縮させてしまうだけではないかと

    疑問を持ち、彼は彼なりの思想を考えます。

    『孝』を彼の思想の中心に据えました。

    晩年、陽明学に出会います。


    山鹿素行について。

    陽明学派と同じく朱子学派を批判したのに、

    古学派の山鹿素行がいます。

    古学派は、朱子や王陽明の注釈による中国の宋・明時代の新儒学

    (陽明学も入る)を批判して、

    元来の孔子・孟子の学問に帰ろうとした学派です。



    古儀学派の伊藤仁斎もそうです。


    古文辞学の祖と言われる荻生徂徠も、そうです。




    江戸中期に、

    このように朱子学の偏頗さに気づく学者が多く出ていました。


    朱子学が、徳川幕府の官学として権力側にあったにもかかわらず、

    これだけの学者が、当時朱子学に対して反論をし、

    権力におもねることなく書物を著していたという事はありがたい事です。

    しかし、いずれが正論にせよ、尊王、倒幕運動、明治維新は

    主知主義に堕した朱子学の理論で為した出来事です。

    この事については、

    それ以来まだ141年しか経っていないと言うべきか、

    もう141年も経っていると言うべきか、

    そのいずれかにしても、

    今、私達は、検証しなければならないのではないかと思っています。


    反朱子学者、朱子学者については、またいつか、

    次の機会に記事にしたいと思います。






    では、コメントの中で紹介されている貝原益軒の『和俗童子訓』。

    その中から、「女徳」について、

    いわゆる「美人」についての運命学的考察を、

    鑑定の経験等を織り交ぜながら紹介しましょう。



    冒頭の部分で、

    家や国も、女次第で滅ぶ、と書きました。


    しかし、現代は、

    【家】という概念は捨てられ、個人主義の世の中です。

    国が栄える、家が栄えると言った処で、ピンと来ないかもしれません。


    いかに個人の【私】が栄えるか?が、クローズアップされています。

    しかし、あえて言えば、

    これらは此処60年位の間の、私達の意識上の問題であるに過ぎず、

    無意識におけるそれらの重要性は、なんら変わっておりません。


    なぜか?


    運命というものは、

    命の継承に従って受け継がれていくものだからです。

    運命が顕現する場は、人と人との関係性の中、社会の中であり、

    その最小単位である家庭であり、家族の間なのです。


    特に、血縁関係において、それを継承する上において、

    運命は、遺伝をしていきます。


    これは、運命の約束事なのです。


    だから、法律で【家】の形を制度上、意識上、無くしたとしても、

    私達が、それが全く無いという前提の意識での振る舞いをしたとしても、

    命の継承の事実を、抹消できないかぎり、

    無意識の膨大な世界の中にある関係性までは消せないのです。


    これについては、又、後々、詳細を記事にする必要を感じていますが、

    今日は、この原則論だけに致しましょう。




    そういった、今現在の日本における【家】の事情は、ともかく、

    一旦、それは置いておいて、記事を進めていきます。






    女性の教育が大事である、という事です。

    女が乱れれば、男が乱れ、世も乱れます。


    これは、事実、目の前に具現化していく様相だろうと思います。



    女次第で、家も滅び、国も滅ぶという事が、現在忘れられています。



    あの~、つまり、美人の意味は、どうなのでしょう、、、?  


    あはは~!  ちょっと、待ってくださいね~




    それに関して貝原益軒の『和俗童子訓』には、次のようにあります。


    ★年に従ひて、まづ早く、女徳を教ゆべし。

    (女の子は成長に応じて、まず、第一に「女の徳分」を教えなさい)

    ★女徳とは女の心さまの正しくして、善なるを云。

    (「女の徳分」とは、心が正しくて、善良であるという事です)

    ★凡そ女は、かたちより、心のまされるこそ、めでたかるぺけれ。

    (女は、見目形よりも、心が正しく善良である事に値打ちがある)

    ★女徳をゑらばず、かたち(容)を本としてかしづくは、をにしへ今の世の、

    悪しき習はしなり。


    (女を、心の良し悪しで選ばないで、見目形で選ぶのは今風の悪い習慣だ)

    ★古のかしこき人はかたちのすぐれて見にくきいもきらはで、

    心ざまのすぐれたるをこそ、后妃にもかしづきそなへさせ給ひけれ。


    (昔の知恵のある人は、見目形ではなく、心が正しく善良で優れている女

    を皇帝の后とした)

    ★黄帝の妃ほ母(ほも)、斉の宣王の夫人無塩は、いづれも其かたち

    きはめてみにくかりしかど、

    女徳ありし故に、かしづき給ひ、君のたすけとなれりける。


    (昔の中国の黄帝や斎の宣王の后たちは、美人ではなく醜かったけれど、

    「女の徳分」が具わっていたおかげで后にもなれ、夫の帝を助けたのだ」

    ★周の幽王の后、褒じ、漢の成帝の后、ちょう飛燕、其妹、しょうしょうよ、

    唐の玄宗の楊貴妃など、其かたちはすぐれたれど、女徳なかりしかば、

    皆天下のわざはひとなり、其身をもたもたず。


    (その逆に、周の幽王や、漢の成帝や、唐の玄宗の后たちは、容貌は美し

    い女だったけれど、「女の徳分」が具わっていなかったので、夫の身と国を

    危機に落とし入れ、世の中に迷惑をかけ、人々を不幸にして、自分自身も

    最後まで栄える事ができなくて、その途中に命も亡びてしまった)




    いかがでしょうか? 

    お解りですね?

    唐の玄宗皇帝楊貴妃は、

    ”傾国の美女”(国を傾けた美女)で有名ですね。

    いかにも、楊貴妃だけが悪者で、

    玄宗皇帝が被害者のような言い方です。


    しかし、これを運命学的に正確に言い直せば、

    玄宗皇帝自身も、”傾国の皇帝”であったはずです。

    だから、傾国の美女に縁があったのでしょう。



    このように、美女というのは、その美しさだけが絶賛されないで、

    その裏に、なにか翳のような部分を感じさせます。


    当代の美人と思う女性は、芸能人で数えればいくらでもいます。

    有名人でなくても、身近にも増えてませんか?

    これから、増えて来ると思います。


    と、言うのは運命学的には、

    世がすさんで、

    破綻した家庭や、家族がそろっていないとか、両親に頼れないとか、

    子供の内からしっかりしないと生きられない環境に生まれるとか、

    極端な例では、

    母性愛のない母親や、離婚する両親の間に生まれるという過酷さの中で

    生き延びなければならない場合、

    そういうのを六親の興亡と言うのですが、

    六親が栄えていない、どこか寂しい環境、そういった環境に恵まれていな

    い命は、その恵まれない分、何か秀でた特徴を持って生まれて来ます。


    特に女性は美人に生まれて来るのが多いのです。


    その人の周りの人間関係が調和を失って、不幸であると言う反面、

    生きていくのに武器になる顔形を与えられている、

    運命学的には、そう考えられる部分があります。


    多くは女性なら美人、または男性よりも逞しく生まれるのです。


    もちろん!

    これもあらゆるグラデーションがありますから

    ワンパターンで片付けられるものではありませんが。






    そして、そういう美人の場合、

    多くは一度も結婚をせずに生きるか、又は結婚をしても

    自分が働かなければならない男性と一緒になり、

    子供は、欲しくても生まれない。

    又は、子供運に恵まれても、多くは女児だけを生み、

    その上離婚をしてその女児を育てながら働く、

    独身を通すというのが一つの運命の形です。


    いわゆる、後家運というものになります。


    そういう女性が、男児を生むというのは少なく、

    もしか生まれても、

    その子は成人後も男としての社会性が身に付き難く、

    うまく社会の中で生きて行き難い、

    栄えるという姿からは、程遠いという運命が顕現します。


    つまりは、子孫運のない絶家の最終章の家族の形を具現します。


    ある意味、

    こういう家庭が増えれば、国力の衰えにつながって行くでしょう。

    戦争ではなく、内部から衰えていくわけです。

    これを非常に恐れる心が、このブログを書いている目的の一つです。




    では、運命に恵まれた代わりに美人ではない場合は?


    普通の顔形、10人並、20人並? あはは~、

    ぶ形(失礼!)であっても、

    しっかり幸せにおさまってしまいます。

    六親にも、財運にも、恵まれます。


    幸せは、顔形、おしゃれ、ルックスではないのです。

    普通がいいのです。バランスです。

    均衡をもって尊しと成す。です!


    命の生まれる目的は、一時の”玉の輿”どころではなく、

    永遠の命の継承をするか、しないか、なのです。


    たった一人のしっかりした男性に見初められれば、それで十分! (笑い)

    それ以上の欲を持つ必要も無く、

    持つエネルギーを他の人へも生かしていけるからです。



    みなさん、お互いに、

    男性を刺して射止めるほどの美人でなくて良かったこと! 


    あはは~!



    普通の人並の幸せの中にいる事が、どんなに貴重な事か、

    お解りになったでしょう?  


    今日は、女性の方に耳が痛い記事になったかも知れません。


    あっ! 

    もしか、絶世の美人の方がお読みになられたのなら、 (笑い)

    美人という事で、有頂天を極めてはいけません。

    そこは、自重をしてバランスを取って人とお付き合いなさってくださいね。




    美人というメリットを人生で使い過ぎないように・・・

    貴女の子孫が危なくなります。



    男性も同じ事です。

    裏返して考えてみてください。





    秋の気配がしてきましたね。

    なんだかほっとしています。

    残暑厳しき折、お体を大切に!



    良き一週間をおすごしください。
























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    家系最後の孫娘 ・ 陰徳の消去 (コメントのお返事)  

    Category : 絶家の家族関係
    冬日

     冬景色











    今日は、「天武天皇流の天皇の女系化と、系列の断絶化に観る運命学」

    のシリーズのインターバル・(コメントのお返事)編の最終回です。



    運命学の認識を最後にご紹介したいと思っています。


    では、まず次のコメントから、始めましょう。




    今回の記事を読んでも、

    自分の視野の狭さと考えの浅さが感じさせられました。

    「陰」のパワー・・・探してみたいと思います。 





    今の世の中は、情報量が膨大にあって、

    しかも、流れる情報が、”経済”中心のプロパガンダで汚されて、

    ”したり顔 ”の情報がほとんどです。


    現実を冷厳な目で見る批判のロジックが、日本には、育ちにくい。


    なぜか?


    前々々回の ”国の生い立ち”の記事で書きましたが、


    おとぎ話のような論理性の全くないツギハギの歴史が、

    まるで冠の如くに我々の頭上に戴っていますから、

    無理もないのですが... 


    互いのロジックの対立は見ない触れない振りをして、ワになる精神です。


    互いのロジックの対立は見ない触れない振りをして、ワになる精神です。


    あ、これは、皮肉ばかりではありません! あはは。


    でも、内政はともかく、外交は、これでは無理です! あははっ。

    だから、中国と韓国とロシアと、それぞれの国境で行き詰まっている。


    中国と韓国とロシアが、意地悪ではないのです。

    一昔前なら、それらの国は自らの国益の為、軍隊で侵略してくるでしょう。


    わが国の奇怪な、因果関係がまったく明かされていない、

    歴史を改められない限界、うやむやにしている体質が、

    国境という他者との密接不可分な関係性で、

    その甘さが、周辺国とのズレが具現化しているだけです。 



    侵略と闘って来た露骨な世界の列強国には、

    ワなんて価値観は歴史上、ありません。


    やっぱり、我が国は井の中の蛙、、、。 
     
    そうこうしている内に、『陰徳』が無くなってしまうかも、です。





    次のコメントです。



    男女雇用均等法から25年で、

    あせっている女性が多いっていうのは法律の効果がどんなもんか?


    人が作る法律だから、全員に公平は有り得ない。


    それより生き方としたら今日のコメント、

    本当に参考にしたらいいと思うよ。均等法なんかを止めて、

    みんなに家を守る女性の生き方を読んでもらう方が、ずっといい。
     




    女性にとって実に前向きな..... (笑い)


    そのとおりですワ。 

    25年前から馬鹿馬鹿しいと思っていました。

    まともに取り組めば、

    どんなに女性に負担が来るものか、考えなかったのか? 

    女性が褒められているようで本当はケナサレテイルのです。


    就職活動において、男性が絶対に有利なのは判っていて、

    平等はあり得ないでしょう。


    女性は、法律上優遇されているようで、

    実は、無意識の内に自分の女性性を摩滅してしまうのです。


    そして気がつかない内に、女性が男でも女でもなくなってしまう。

    この法律の通りにすれば、

    実際は、母親が家庭で子供も育てられなくしていますね。

    暗に子供を切り捨てています。



    また、女はダマサレタのです。


    私は、雇用均等法ではなくて、

    男性と対等に働きたい人には、別の仕組みを作ればいいと

    思っていました。

    女性が、女性本来の生き方ができるような

    社会の仕組みにするべきです。



    男性の読者から、こういう思いやりのコメントをいただくなんて、

    涙...が出そう。。 ほほっ。

    感謝でございます。 






    最後、拍手コメントからです。


    先日、野田聖子さんがご出産なさいましたね。

    不妊は身体だけの問題じゃない!って思います。

    やはり、御先祖代々遡ってみると、良くわかります。 

    私は、有難くも妊娠・出産の経験は出来ましたが、

    今は、やはり生まれてきた子供達が女の子だけと言う事に、

    今後の事が気になります。 

    ずっと記事を読んでいると、絶家になってしまうのだろうか?

    と言う不安が増してきます。

    世の中の流れを見ていても不安な事ばかりです。



    不安に思っている内容は、非常によく分かります。

    一言で、こうよ! と、

    片付けられない位の大きなテーマですね! あはは。

    今からご紹介をするケースが少し参考になるでしょう。

    野田さん関連は、また書きます。

    もう少し、時間をかけて記事を読んでください。

    必ず、ご自分の中で何が正しいかを感得できるようになれますから。




    女が時代に流されて、『陰』を失ったら、、、

    男が、その女性の『陰』の支えを失っていけば、、、

    どうなるのでしょうか? 




    女性が社会へ出て働き、『陰』を失ったらどうなるのか? 

    『陰』の創造性がなくなった家系はどうなるのか? 






    ◎ 運命を深く認識をする為に、ひとつ鑑定例を紹介しましょう。


    殊更、学歴、職業等を、こだわって書いて行きます。

    理由は、後ほどお分かりになります。







    女系の最後の繁栄をしているS家があります。 


    両親は、二人そろって国立大を出ています。

    ご主人は、さる党の幹部の国会議員の秘書をしていましたが、

    後、都内に専門学校を開かれ、隆盛しています。

    奥様は小学校の教員を、校長までして、60歳で辞めています。

    夫婦は対等、知的で、絵に描いたような上品な御夫婦です。


    一人娘のYさんは33歳、

    高校の時に海外留学をし、私立女子大卒、

    彼女が結婚相手として連れて来たのは、一流大卒の大メーカーの社員。

    ご両親からの反対はなく、恋愛結婚。

    一人娘Sちゃんが生まれます。

    その後、自分の趣味の為に借金をする夫との生活は破綻寸前になり、

    Yさんの実家のS家に親子3人が、転がり込んで

    面倒を見てもらう羽目になりますが続きません。

    そして、離婚です。 彼が出て行きます。


    驚いた事に、

    彼の母親は、Yさんが彼と一緒に実家へ行った時にも

    P℃の前でずっとゲームをしていたそうです。

    つまり、彼と同様に趣味に没頭した両親だったそうです。


    もう、この頃の時代から、

    一流大学卒、一流大メーカー勤務、と言った処で、

    そういったモノでは人物も家庭も一流だなんて、

    信用ができなくなっていたのですね。

    それを、S家のご両親は信用をしたらしいのです。


    それから、約3年後、

    再婚相手ができて4歳のSちゃんを連れ子に、再婚をする事になります。


    その時点で、鑑定の相談に来られたのが、Yさんの実母さんです。

    2,3年前に教員を辞めています。


    再婚相手の命式を鑑定をした後、実母さんへ伝えた内容は、


    「今度の再婚相手は、子供運がないので、これ以上のお孫さん誕生は、

    無理です。ご両親にとって本当に、この結婚相手でいいのか?」 




    Yさんの実母さんは、娘が決めた相手だから、と言う反応でした。

    いわゆる知識的な職業の方に多いのですが、

    近代的な合理主義の洗礼を受けていて、

    学歴社会の成功者であればあるだけ、

    子供の人格を認めて、本人の決めた通りにさせる。それでOK!

    うちはきちんと教育をしたのだから間違いはない。

    と云う考え方です。

    俗に言う、家、跡取り、お墓を継ぐ必要ないと言う方がほとんどです。

    Yさんの母親も、そう言い切っていらっしゃいました。

    自分達が処世術の最高価値として教育に熱心に取り込む中で、

    近代化の価値観で身を飾りたててしまっているのです。、

    それは、つまり、親の代の価値観を古いと捨てているのです。

    それが、新しい時代、生き方だという認識があったのです。


    しかし、これは心からの本音ではない場合が多いのです。

    きれいな飾り言葉とも言える御体裁を託つ事を第一になさるのね。

    そして、後で後悔をする言葉をカッコウよく云い切ってしまいました。




    団塊の世代の罪は、ここにあります。


    新しい最高価値は、個人の人権。自由な生き方。

    いわゆる理想主義的な価値観を持つ事に満足をしている。

    それらを裏付けるのが”知識教育”=学歴がいい方が、得である。

    知識がある方が、人生で勝つと言う、非常に偏った価値観です。

    力がある親として、子供の人権も認めて来た彼らにとって、

    非常に皮肉な結果なのですが、親子関係がうまくいっていません。

    子供を自由に育て過ぎたからです。

    いつまでも自立しない子供。

    いつまでも親と同居をして結婚をしない息子。

    いつまでも親に物を買わせる娘。     あはは。

    物って? 車や家まで買い与えている親は多いのです。


    実際に、Yさんも、家は再婚相手の実家からの財産分与で買ってもらい、

    車は、自分の両親から、常に新車を買い換えてもらっています、  


    個人の自由意思の結婚が理想である。

    それを地で生きてきた世代です。

    かっこよく、子供にも、それを認め、進めてきました。

    単純に民主主義と、自由、平等を深い考えもなく受け入れ、

    戦後教育で教えられ、過去を知らずに、捨てて来た世代です。


     

    どういう考えであろうと、重要な事は伝えるだけ伝えないと、

    私が、

    「一人娘のYさんは、先祖からしたら大事な先祖を供養する役割です。

    どういった形であれ、それを先に解決なさった方がいい。」

    と申し上げました。


    自由結婚と言っても、自由より大事な事があります。

    先祖へ『義』と『礼』を尽くして『恩』を返す事です。

    それが、本筋です。

    先祖があっての後に、生まれて自由に結婚ができるのですから、、、ね。 


    そう云う意味の事を、小学校の校長をなさった方だから

    お分りになるだろうと話し出すと、


    実母さんは、”ぎょっ”と驚き、目を見張り、

    驚かれたのか、 反感を感じられたのか、一瞬たじろがれて、

    それから虚が抜けたようにさまざまの事を話されました。


    S家のご主人は3人兄弟の長男で跡取り、ご両親の面倒をみて来た。


    ( あ、親の面倒を見て来たと云う事をおっしゃりたいのだな )


    しかし、50代の弟2人は未婚のまま、独身だと言う事です。

    やっぱり、次世代の子孫は、Sちゃんだけと言う事が分かりました。  

    息子が3人生まれても次世代で絶家になる事もあるのです。


    さまざまなご相談者から、同様な話を幾度も聞いていますが、

    次のYさんの実母さんからの話は、

    この種の話は、何度聞いても背筋がぞーとするものです。

    母親の心理学的に云う処のグレートマザーの害です。


    「Yの再婚相手は次男で、親に期待をされなかったらしく、

    大した教育は受けておりません。

    しかし、娘の姑になる義母は大変な教育ママで、

    義兄になる42歳の長男を、T大の大学院まで出し、

    一流メーカーの研究員にした事が自慢らしいのですが、

    その自分がして来た自慢の教育を

    連れ子のSにもしたいと、張り切っているらしいのです。

    その義兄は、未だに独身で結婚の意志がなく両親と同居です。」



    私に、どう思いますか? と聞くような、半分、自慢気に話すのでした。

    ご自分が、校長をして来ただけあって、そう云う風に娘の姑に

    孫を気に入ってもらった事には満足そうでした。


    お互いが、一家揃って教育熱心で、学業の誉れ高い家族ですから、

    頭が良いとか、いい学校へ入っているとか、留学、○○大卒、

    一流○○と言う言葉が言葉の端々に出てきます。



    ● Sちゃんの母方の祖父の兄弟で、祖父以外が独身である。

    ● 母親の再婚相手の兄弟で、相手以外が独身である。

    ● 双方の母親が、教育と学歴が、最大の価値と思っている。




    S家は、一人娘が一人娘を産んでいるから女系が分かりやすい。

    Yさんの再婚相手の家も彼の代では、同じ現象になるから女系ですね。 



    重要なポジションに生まれているSちゃんは、

    【最後の一人娘】の特徴を持って生まれています。  

    まず、美人~!

    自我意識が強く、頭が良く、

    人を上目線で見てしまうプライドの高さ。

    理性的でしっかりして、お勉強運と仕事運は大丈夫。

    男社会で負ける事はない。

    目立つ女性になれる。 



    小泉チルドレンの片山さつき氏や、

    資産家の一人娘で、経済アナリストだった佐藤ゆかり氏、

    彼女たちをイメージしてくだされば、

    未来のSちゃんが、そうです。

    一生独身か、結婚をしても子供運はない。

    次世代を作り継承する運の持ち主ではありません。



    私、「Sちゃんが、将来、社会で、自由奔放に好きに生きて欲しければ、

    そうなれる子です。大丈夫ですよ。

    放っておけば、一生を仕事と名誉に生きます。

    付属小や私立小を受験すると必ず受かりますよ。

    でも、学歴が幸せには結びつかず、家庭の幸福を失うでしょう。

    もしか、家庭を持つとか子供を産むとか、

    女らしい幸せを願うなら、

    お勉強第一じゃなくて、万事控えめな躾が大事です。

    お勉強はさせない方がいいでしょうね。

    なにか、女らしいお稽古をさせてた方がいいですね。」 

    と申し上げたのです。 



    これが、運命と言うものなのです。

    運命は、一筋縄にはいきません。

    本当に欲しいものが手に入らないのです。

    よりもっと不幸になるモノが、楽に手に入るのです。

    俗に世間で大事と言われるものを、絶対ではないと言う事です。







    みなさんへ考えていただきたいのは、

    問★1 本当に好きな事を、能力がある事を伸ばす事が、いいのか?

    将来、本人が幸せと感じるのか? 後悔するのか? いろいろです。


    しかし、2年後、

    私の鑑定の心配が実現してしまいました。

    再婚相手の母親、つまりYさんにはお姑さんになる義母が、

    血のつながりはないけれど、初めての頭の良い孫娘可愛さに、

    Sちゃんを小学受験の塾へ通わせ、期待通りの成果をあげて、

    付属小学校の入学選抜のくじに当たったのです! 

    あぁ、どんなに案じてあげてもSちゃんの運命の力の方が強かったか!

    そういう気持ちで受け止めた事を記憶しています。 


    受ければ合格する、言った通りになりました。


    結婚しない長男を持って、この姑の気持ちを察する事はできます。

    しかし! 

    この義母は少しも過去に対する反省をしていませんね~。

    (もちろん、運命学で言えば、もっと深い理由があるのですが、)


    要は、西洋的知識で言えば、長男をマザコンにした母親です、、、。  


    マザコンの対象にされなかった次男は、健全に発育しています。(笑い)

    成人した男は家を出て結婚をするのが、普通です。


    自分の母権の満足のために長男を犠牲にし、

    その先の子孫までなくして...

    今度は、血もつながっていない連れ子の立場の弱い女児を相手に!

    自分の満足の餌食にする祖母心?!!    


    もう、、、


    これだけでも、、、

    家庭の中で、母権(女権)が強い事がわかりますね!

    これが、ユング心理学で言うところの「グレートマザー」です。



    この事から、分って来るのは、

    Yさんの再婚先の舅姑は、健全な夫婦関係が成り立っていない家庭です。

    つまり、『陰』と『陽』の調和がない。




    ここで、また、皆さんへ考えていただきたいのは、

    問★2 姑のやった事が、本当に善いことなのか?

    Sちゃんんが結婚できない長男のような人間にならないのか?




    この事は、実母さんから「がっかりした。」と報告を受けました。


    付属に受かってがっかりとは、如何に?  あはは。

    Yさんの実母さんが、言った言葉、


    ”私の徳と知恵が、至らなかったから。” 


    教職で、それこそ何千人も生徒を教えてこられた方です。

    そのご父兄の前で、一段高い所に立った人です。

    その前に、そう気づくべきでした。



    Sちゃんの命式の運気が、

    その運の開花へ力を行使し始めたのでしょうね。

    躾は、一家が、家族が一致しないと無理なのでした! (笑い)


    残念ですが、どうしようもありません。





    Sちゃんの背後には、3つの家の先祖が隠れています。


    1. Sちゃんの父親の家系、(父親は一人息子)

    2. Sちゃんの母親の家系、 

    3、 ママの再婚先の家系、・・・血のつながりはないけれど、

                    養女として入籍


    3つの家の先祖は、全部、Sちゃんだけが頼りです。


    どうなるのでしょうか? 


    付属小学校入学と同時に、

    Sちゃんを養女にしたいと言う再婚先の舅姑の望むがまま、

    S家は、娘のYさんの幸せのためだろうと、

    その要求をのみました。


    とうとう、S家に跡取りはなくなりました。。  。



    この結果は、

    戦後時代に生まれ育ち、近代的な教育を受けたS家の両親にとって、

    子供の人権と言うものを認めた育て方、自由な生き方を認めた結果、

    お互いを尊重した理想の結果だったのでしょうか?



    S家のご主人の言葉です。


    再婚先で又、Y子に子供が生まれれば、Sちゃんを返してもらおう。




    財力もあり、学歴も職業も、奥様は元教師、知力もあるS家が、

    そういうものは、何の徳の力にはなりません。

    それらは、すべて『陽』なのです。

    『陰徳』を消費、浪費するものです。 


    御主人の目の黒い内に、

    その目の前で、やすやすと絶家になってしまった。


    しかも、そのSちゃんの命式は、家族縁がありません。

    将来、3つの家が絶家になります。


     

    ここまで記事をお読みになって来られて、

    なぜSちゃんが孤独に強く、

    社会で負けない命式を持って生まれたの?

    お分かりになりますね? 

    かなしいけれど、、、

    彼女は、世間的には成功しますよ。きっと。


    成功せずには、生きられない。辛いけれどそうなのですよ。

    一人で生きて行かねばならないから、

    一人で強い命式で生まれたのです。

    それが女系の最後です。




    ひとつ、ここまでお読みいただいた方だけに、

    次の命題を開示致します。


    ”女が『陽』の学問を教える危険性”とでも言いましょうか、

    教育を生業としている女性(教師や、塾の先生)は、

    自らの陰徳を消去する。


    えっええ~!!?  ? と思われるでしょう。


    あ、もちろん!

    当然ですが、すべての女性の先生が、、、とは言えません。

    一つの仮定としてでもいいですから、

    みなさまの意識の上に置いておいてください。


    あなたのぐるりを見渡し、どうなのか、検証してください。


    これに対して反論なり、疑いなり、質問なりを、お持ちになったら、

    率直に鍵コメントでけっこうですから、お伝えくださればうれしいです。


    まず一点は、

    そういう事例が多くあり、

    そう思わざるを得ない現実が目の前にあるからです。

    それについては、また記事にする機会があるはずです。 



    二点目は、実は、私が、進学教室の経営を3年がかりで辞めたのも、




    ”これは、女性が、やってはいけないゾーンではないか? ” 




    と言う畏(おそ)れを、意識や感情にはならないけれど

    当時、心身へ宇宙から振動が伝わるように感じていたのです。

    早めに止めて良かったと、言う気持ちです。  


    ほっとしています。



    それを伝えなければと言う義務感からでしょうか、

    反論覚悟で、これを書いています。

    あ、そう、いろんなご意見があって当然ですから...   あは。



    その時は、まだ運命学で、ここまで判らずとも、

    私の中のバランサー(調和をしようとする流れ)が、

    私の内部で、不思議な感覚のゾーンが、警告を発してくれた。 






    『陰』である女が、

    意識が作り出した知識『陽』を、

    教える事を生業『陽』とする。

    その事に、ぞーーっとしたのです。


    『陰』を犯して、偽を何度ぬり重ねるのか?

    生徒たちに『陽』の世界で生きる技術を教える。

    その事が、どこまで子供たちの幸せにつながるのか?

    必ず。とは言えない不安と、疑心がありました。

    優秀児がいくら出ても満足感はありませんでした。 


    あ、これは女教官、女教師、女性の塾の先生に対する警告です。

    男性は、別です。 (笑い)



    これからも、考え続けていただければ、問★1 問★2も、です。

    それが、このブログの読者の使命ですよ。 あはは。

    よろしく、おねがいします。 (笑い)




    Sちゃんに、孝謙天皇・称徳天皇を重ねてしまいます。



    孝謙天皇・称徳天皇は、看病もされず、見取る者もなく

    最後一人だったと『 日本書記 』に書かれています。


    実は、藤原家に毒殺をされた。と言う説もあります。

    それ位、荒(すさ)んだ最後だったのです。


    『貧』『病』『孤』




    次回、孝謙天皇・称徳天皇で、このシリーズの最後になります。




    おたのしみに!


    よき休日を、おすごしくださいね。




























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    (継承のハンディ と運命 1 )    長男の重要性 / コメントへのお返事 

    Category : 絶家の家族関係
    チューリップ畑


    那須にてチューリップ畑





    今回も、コメントのお返事をさせていただきます。


    メールでいただいたコメントです。


     
    ① 改めて、野田聖子さんの件は、今回の記事を読ませて頂き、

    今までの記事とも合わせて、運命学についても、

    納得出来る事がたくさんありました。
     
    色々な意味で、考えさせられる事が多いです。

    そして運命についても、生まれて来た子供の事を思うと、

    やはり人間が人工的にする事には全て、

    良くも悪くも天からのお裁きが下るのですね。


    野田聖子さん、

    実は、3~4日前の事ですが、お昼のTVを観てたら

    野田聖子さんの特集をしていました。

    彼女は不妊治療を10年間の続けてきたそうです。

    1度、妊娠はされた様ですが、

    選挙で大変な時期と重なって流産したそうです。

    そして、今回2度目で出産までに至った様ですが、

    生まれて来る前から重度の障害がある事がわかっていながら、

    出産に踏み切ったと。

    生まれながらにして大変な手術を何度も受けなければいけないようです。

    小さな体が切り刻まれる姿を見て、

    母として私なら居た堪れないだろう・・・。

    それに、自分の手で肌身離さず育てるコトが出来ないコトに、

    子供を持つ意味があるのだろうか?

    と疑問に思ってしまいました。 

    子供が生まれてからご主人と入籍されたようです。

    自分の子供を自分の手で育てず、

    今後も議員は続けられる様ですね・・・。やはり、理解はできません。


    ② 今の世の中、跡継ぎの問題も簡単に考えがちですが、

    今自分がある事の意味を大切にしないといけませんね。 



    ③ 私の方も、跡継ぎ問題をちゃんと考えなければいけません。
     
    今の時代、死んだ後はどうなってもいいや~って

    思ってる人が多いのかもしれません。

    長男だからとか、そんな事に拘らない親も子も多いです。

     
    ④ 子供がたくさん居ても、親子でも性格の違いから、

    自分に都合のいい子供を跡継ぎにしたい・・・と

    思ってる親も多いと思います。
     
    世の中・・・天は・・・・そんなに甘くはないんですよね・・・。

    自己中心的な考えや利己ばかりを考えてると、良くないと言う事。


    それが、今の世の中蔓延してる様で怖いです。
     
    今後も記事、楽しみにしています。 








    ①②③は、編集でつけました。


    ほんとうに、いつも記事を読んでいただき、ありがとうございます。 

    ばっちりですね! 感謝申し上げます!


    ① の野田さんの件、

    入籍された新しい状況が分かって、皆さんにお伝えできてよかった。

    気の強い負けず嫌いの野田さんも、少しは反省をしたのかしら?... 


    ほ!


    彼女の生き方から、国会議員=『陽』的に偏っていますから、

    『陰』がおろそかになっているはずです。


    自己の社会化で、子供縁を潰していますから、

    今後、子供さんにはご苦労をなさるでしょう。

    でも、彼女の場合は自覚して意識的に、言い方を変えれば、

    無理やりに子供を産もうと行動した訳ですから、

    すべては、納得づくと思います。


    女は、子供を持って、初めて自分の姿が見えるようになります。

    母としての苦労から、

    今後、彼女は玉として磨かれるはずです。

    たのしみです。





    やはり人間が人工的にする事には全て、

    良くも悪くも天からのお裁きが下るのですね。



    いい表現ですね!   あはは。    その通りです。




    自己中心的な考えや利己ばかりを考えてると、良くないと言う事。

    それが、今の世の中蔓延してる様で怖いです。 



    ここが、その怖い事を伝えて行かなければと言う動機で、

    このブログを書いている私の気持ちをご理解して下さったようで、

    とてもうれしいです !  



    この怖いと云う事なのですが、

    少し、前の記事のフォローを致します。


    体外受精や、不妊治療によって産まれて来た赤ちゃんの誕生日からの

    彼らの命式の多くが、

    意識=『偽』は、自然には通用しないのだ。

    『天』は許しはしない。

    と云う事を示しています。



    きびしいーーものです。


    この事で、科学と云うものの限界が見えて、

    同時に、天の摂理のきびしさは、

    人の意識が作った技術などが、太刀打ちできるようなものではない。

    当然とは言え、

    気持ちの上では非常につらいもので、

    鑑定家の私が、打ちのめされたような気分になる。



    と、書きました。

    ここで、ひとつ加えておかないといけないと思いましたのは、


    鑑定家として、


    子供運の弱い両親に産まれて来る子は、その子自体が、

    子孫運の衰弱した命式である事は、すでに覚悟ができています。





    その事だけだったら、、、、、

    打ちのめされたような気分にはならないでしょう。






    しかし、

    もっと、諸処の問題が、命式には浮かび上がっています.....。

    その事を、考えると頭が重たくなります。




    この突き抜けたように明るい青空を見上げますと、、、

    その闇のような暗さがある事が、

    同時に真実である。

    その間で、

    人は、どう生きたらいいのか考えるのです。。 。






    どう云う事が、あるのか?


    えぇ、

    それは、決して文字や文章では表す事はできないですね。

    皆様のご想像にお任せするしかありません。







    『陽』の科学のテクニックで、

    人間の根本的な命題を支配できるとする人の迷妄(めいもう)さ、

    蒙(もう=道理をわきまえず、愚かなこと。無知なこと。)の暗闇の深さ、

    都合のいいウワベだけしか見ようとしない人間の強欲さ、



    そこまで人間を冗長させたのは現代の下品な西洋発の物質文明です。




    それらに対する恐怖が、

    ますます、胸の中にある事を、意識させられます。

    そして、

    気がつかないままにまるでもがく様に、

    必死に生きようとする人間、

    その本能に驚きと憐れみを感じています。


    ずれた観点で努力をすればするだけ、

    逆に自分の願いの成就からは遠ざかってしまう...

    その姿を見てしまうのです。  




    どうしようもなく立ち尽くしてしまうのです。 






    自分が感じたままが正しい。

    そう思い込んで努力をする事が、かならずしも正しい事ではない。

    と言うです。


     

    自分が感じたままと言った処で、

    その自分が、

    現代の物質文明に汚されている自分であると言う現実、

    その現実に、

    気が付いて向き合う事を見失っている。


    何が正しくて? 何が間違っているのか?

    現代人は、分からなくなっているようです。








    と言う事で、


    ② の部分へ進みましょう。

    まず、跡継ぎの事で、どうして昔から”長男 ”に拘ってきたのか?



    順番の問題があります。 最初の子です。

    そして、兄弟においては年長者です。


    その家の継承運を観るには、ひとつのシンボルになります。

    長男が、つつがなく、継承運を持っていれば、家運は隆盛です。



    その家が女系化し衰運に向かえば、

    まず、長男の姿に、その兆しが現れます。


    a. ひとつは、そもそも家に長男が産まれない。

    b. 産まれても健やかに育たない。

    c. 元気に産まれても、事故や病気、いろんな理由で夭折をする。

    d. 将来の就職や結婚、家庭を持つ事が困難に思える事が生じる。

       (この場合、学業はどうでもいい)

    e. 健康、学業優秀、就職まではなんとか人並以上でも、結婚をしない。

    f. 結婚をしても、子供が生まれない。

    g. 生まれても女の子ばかり。

    h. 男の子が生まれても、離婚をして跡継ぎを失ってしまう。



    などの現象が出て、

    a からをぐるぐると繰り返すと云う事になります。

    だいたい三代にわたって繰り返しながら、

    長男相の家が絶家となって行くものです。


    いわゆる本家の絶家です。


    またまた、くわしくは、長くなるので後日へ廻します。





    ここで、皮相的に眼前の事しか見ようとしない現代人は、

    家が栄えるとは、

    一番手っ取り早い、学歴をつける、金持ちになる、など、

    まるで噴飯ものの(プーっと口からご飯粒を吹き出すような)

    価値観を身に着けていればいいと錯覚しているようです。

    そのリズムで、周りも見ないで必死に踊っているようです。



    悲しいですね~~






    大学を1つどころか、2つも、

    中には4つの国内や海外の大学院を卒業したり、

    何々の資格を取ったり努力を重ねる事で、

    家は、栄えると勘違いしているようです。

    なんとか就職までは、親の願った通りになったとしても、

    御年50歳になろうと云うのに結婚をしない男性が、なんと多いことか !


    困ったものです!


    これらは、どうしてかと言いますと、

    学歴も就職も、意識の所作の結果です。

    『陽』の範疇なのです。




    その時々に、移り変わるものは、手に入れやすい。

    目新しい直ぐに色あせるものには、人は飛びつくのです。


    家は、人は、滅びる前に陽的に華々しく栄えます。

    すべて『陽』の現象のみを追いかけた因果応報の姿です。 
     


    『陰』、『陰徳』の表出がまったくない。  姿です。





    意識の所作には、結婚、子を持つ事は入っておりませんのよ! 

    永遠は、手に入れる事が難しいのですね!  あは。







    ご相談のなかに、

    会社を経営なさっていて、次は、長男に譲るのが妥当と思っても、

    次男の方が、営業力がある、経営センスがある、など

    どうしたものか? と云う年配のご両親からのが結構あります。


    これらも、くわしくはいつか記事にする機会があると思います。  ほ!



    すべて継承運の障害から出ている現象です。




    それから、


    どうしても知っておいていただきたい事は、

    不妊症のご夫婦の場合、医学的には夫婦のどちらかに原因がある、

    そう云う事になるのですが、


    じつは、実は、

    その家系のご先祖様の継承のルール違反があったればこそ、

    次世代の跡継ぎの誕生に支障が出て来ると云う事なのです。



    だから、一人お嫁さんを攻めたとしても、それはお門違いと云うものです。

    お嫁さんも自分が産めないからと一人で卑下する必要はないのです。



    それは、家系全体、一番跡継ぎを望んでいる老両親の責任でもあります。


    要は、一番子供がほしい欲望を持ち、悩む人の問題なのです。

    不妊は、決して他人のせいにして、

    他人を傷つける問題ではないのですよ。



    そして、また、若い夫婦が、双方の両親を抜きにして ”ばばーぬき?”


     あはは。

    それで自分たちの幸せが築けると云う甘えた根性が、

    さらに、

    この問題の解決を難しくさせています。


    まず、その勝手な生き方に気がつき反省をしなければ、

    正常な強い継承運には、恵まれないでしょう。

    道理から云えば、

    まさに二人だけの幸せなどというものは、ありえないからです。



    二人のために、自分たちのために子供がほしい。

    そこから、大きく成長をしてほしいですね~~


    そして、大事なことは、

    不妊治療を、しない方がいいと言っているのではありません。

    してはいけないと、言っているのでもないのです。


    しかし、医学だけですべてが解決すると思う観方が甘い。



    そう、前回の紹介をしたコメントに書かれていた通り、

    不妊は、体の問題じゃないのですね。





    啓蒙(けいもう)と云う言葉があります。


    啓(けい)とは、ひらく。

    蒙(もう)とは、道理をわきまえず、愚かなこと。無知なことです。





    ゆえに、啓蒙とは、道理を見つけ、わきまえて行く意味です。

    そう云う生き方に、変わって行かなければいけないのです。






    自分の蒙を啓いて、『天』=自然の道筋を見つけられますように、

    自分のエゴに従うよりも、道理に従って生きる事ができますように、

    自分たちのエゴに、他人を巻き込みませんように、


    東洋の思想が、

    かならずや何かの皆様の今後のお役に立てますように、

    祈っております。





    ③ ④の部分につきましては、

    長くなるようなので、次回へ繰り越します。    


    お楽しみに。



    よき一週間を、おすごしください。




























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    どうぞ宜しくお願いします。


    テーマ : 家系・家族の癖
    ジャンル : 学問・文化・芸術

            

    (継承のハンディ と運命 2 )  恋愛・結婚の因縁 / コメントへのお返事

    Category : 絶家の家族関係
    苺?

    い・ち・ご






    毎日、暑いお天気がつづいています。

    みなさま、ごきげんいかがでしょうか?





    今日は、(継承のハンディ と運命 ) ー 恋愛・結婚の因縁 ー です。 






    そして、前記事に引用したコメントの続きでしたね。



    記事に入る前に、確認をしておきましょう。  


    《 継承のハンディ と運命 》 の記事における、

    前回の ー長男の重要性ー と 今回の ー恋愛・結婚の因縁ー の

    記事をお読みいただければ、



    「結婚」と「出産」が、『陽』ではなく『陰』の範疇である事が、

    お分かりになりますね。


    「新たな命の誕生」の継続性は、人間の意識の範囲ではない。


    自然の創造性の発露としての永遠性の具現には、

    いくら医学が、取り繕おうとしても、それは嘘、『偽』である。



    と云う事が、お分かりになっていただいた、と思います。





    しかし、

    恋をする、愛に落ちる、恋愛、結婚においては、

    自分の意識、好みや感覚が選んだのよ? 

    自分の思い通りだわ?  あは!

    意識の範囲の行為=『陽』=人為的な人生の出来事、のように

    思っている?



    そうですね~  

    そう思っているのも、限られた『運』の内のこと?  

    喜んでいるあなたは、『運』が良かったのです。

    思い通りにならなくて後悔している人もたくさんいる中で、、、あはは。




    若い二人が出会い、愛情を確認して、結婚に至る過程が、

    ある定められた無意識の『運』の現象=『陽』として現われたもの。

    そう言ったら、どうでしょうか?  (笑い)







    え?






    では、先へ進みましょう。  (笑い)


     

    まず、コメントの続きから。


    ③ 私の方も、跡継ぎ問題をちゃんと考えなければいけません。 

    今の時代、死んだ後はどうなってもいいや~って

    思ってる人が多いのかもしれません。

    長男だからとか、そんな事に拘らない親も子も多いです。

     
    ④ 子供がたくさん居ても、親子でも性格の違いから、

    自分に都合のいい子供を跡継ぎにしたい・・・と

    思ってる親も多いと思います。
     
    世の中・・・天は・・・・そんなに甘くはないんですよね・・・。

    自己中心的な考えや利己ばかりを考えてると、良くないと言う事。


    それが、今の世の中蔓延してる様で怖いです。







    よく、考えていますね!

    特に③は、重要です。

    跡継ぎ問題をちゃんと考えようと思う事が、正しいのです。

    ここは、きちんと、意識で思ってね!   ほ!






    大過去(だいかこ)、大未来(だいみらい)と云う言葉を提示します。


    自分の過去だけでなく、

    大過去とは、(自分を生んでくれた親や祖父母、その先の先祖たち)と

    します。


    そして、未来も、自分の将来だけではなく、

    大未来とは、(自分の産んだ子供、その先の子孫たち)とします。





    大過去と大未来のつながりからこそ、「永遠」が見えて来ます。
     
    常に、大過去と大未来を結んだ一点が、

    「今」という瞬間・刹那(せつな)です。

    「現在」は、そこにしかないのですよ。



    関係ないからと大過去を捨て、 

    分からないからと大未来を捨てたら、

    あなたの「現在」と云う一点の存在は、

    宇宙に浮かぶ塵(ちり)にしか過ぎません。



    わが子だけをいくら愛情で大事にしたとしても、

    わが子は、あなたと云うチッポケな塵のまた塵にしか過ぎないのです。


    あぁ、なんて軽い存在感なの !   ははは。

    どこかに飛んでいくでしょう~  子孫? 見えなくなるかも? あは!

    そうならない為にも、

    真剣に大過去と大未来を結ぶバトンタッチを願ってくださいね。

    「現在」に生きるあなたの役割なのですよ!







    ④に対するお答えとしまして、今日は、ご相談者の例をご紹介します。



    36歳、同じ年夫婦、二人そろってのご相談でした。

    奥さんをSさん、ご主人をKくんとします。






    不妊症。


    そう、子供ができない。結婚11年目です。

    不妊治療をしても、どうしてもだめだったそうです。


    ご夫婦とも誕生日から命式を鑑定すると、典型的な子供がいない運です。


    Kくんは、努力すれど『陽』の開花が弱い運です。

    社会的な発展性の薄い運です。

    嫁いだ妹がいます。 ご両親は健在です。

    ここでは、まだ家族運が普通に観えます。





    Sさんは、自我意識の強い、思った事を我慢できない性格です。

    長男に嫁ぐ運でした。聞くと、Kくんはやはり長男でした。 

    Sさんには、

    優秀な大学院を出て一流メーカーに勤める独身の弟がいます。 

    母親は、20年前、高校生の時に病死、

    父は単身赴任を繰り返す猛烈一流企業のエンジニアだった、健在です。

    相談する実母もなく、子供ができない事は、余計に辛かったでしょうね。

    ここで、Sさんの家族運(守り)が弱い事が分かりますね。







    私が、Sさんに向かって最初にたずねた事は、


    「 Kくんのご先祖のお墓に、いつもお参りに行っていますか? 」



    驚いた事に、自分の母親のお墓には行っているけれど、

    ご主人のご実家のお墓には、一度も行っていないと言う返事でした。



    まぁ~! と尋常ではない。  

    と云う感じを受けますが、



    実は、

    不妊や離婚、結婚をしない等の現象の奥には、

    家族運の崩壊、乱れ、当たり前の家族の秩序が壊れている、、、

    ものなのです。

    一代で、その人だけで不妊や離婚、結婚をしない等の現象は出ません。

    ある意味、その家系の伝統と言いましょうか、、、、が 



    そう云う意味では、やはり、家が大事と云った昔の人の言葉は真実です。


    だからと云って、

    礼儀の上では個人の人格を否定する言葉はつつしむべきです

    が、しかし、運命の上では、誤魔化しようがありませんわ!




    夫のKくんが、Sさんを庇うように、


    事情があってお墓参りに行けなくて、実は自分もあまり行っていない。

    自分たちだけでなく、Kさんの父親(父Kとします)も行っていない。と、



    話の中身は、こうです。


    父Kさんは、そのまた父親(祖父Kとします)が50代の時の子供で、

    それまでに3人の姉が生まれていて、

    その姉の一番上・長女が養子を取ろうかと云う頃に

    生まれたのだそうです。

    祖父Kさんにしたら、父Kさんは待望の跡継ぎになる訳ですが、

    自分の年齢から考えると父Kさんが成人をするまで生きていられるか?

    そう言う不安から祖父Kさんは、いわゆる自分の目の玉の黒い内に、

    跡取りを決めたかった、長女に養子を取って跡継ぎにしたそうです。


    予想通り、祖父Kさんは、父Kさんが成人をするまでに亡くなります。

    父Kさんは、家を継いでいた姉の家族に遠慮をするように家を出ます。

    姉の夫となった他人が主人となって暮らす実家には、居場所がなかった。


    都会に出た父Kさんは、本来は跡継ぎの長男でしたが、

    お墓も、姉の夫が祭祀をやっている訳ですから、口出しもできない、

    姉の方も、

    どっかで弟の長男が跡を継ぐべきと引っかかっていたのでしょう。

    お互いが、遠慮と気を使って、触らない関係になったようです。

    それで、

    実家に足が遠のき、お墓参りをしないまま年月が経ったのでした。


    しかし、養子を取って家を継いだ長女の姉の子供は、娘が3人。

    現在は、3人共が、お嫁に行ってしまっている状態だと言うのです。

    しかも、その3人の娘の孫は、また娘ばかり !!

    もう、まるで、他家まで滅ぼそうかと、、、、、、 



    この後、どうなるのだろう?  と、Kくんがつぶやきます。



    僕が、家系の名前を継ぐ唯一の男としている事が、役に立たない。

    どうすればいいのだろう? 今更、どうすればいいのか?

    父Kも何もできずに、やっていません。  と。



    それを黙って初めて聞くように聞いていたSさん、

    今までこんな話をお互いにした事がなかったのでしょう。

    それはそうですね!


    自分たちが、恋愛をして、結婚をして、幸せになるのに、

    先祖とか、お墓とか、関係ないと思ってきたはずです。  ほ!


    自分たちの行動が、自分たちの人生を決める。

    先祖や他人は、関係ないではないか!

    自分の意思で決めて生きれば思うようになる!

    大事なのは自主性、個性、行き着く所は個人主義でした。



    生まれてこの方、この社会からそう教えられ学んで来たのです。

    罪は、この社会にあります。 

    この社会の思想、概念、作られた社会の『偽』にせもののロジックです。



    『陽』だけを真実だと、思い込むように洗脳をして来た国の愚策です。


    近代化で必死に西洋の真似をして来た国、

    経済優先にせざるを得なかったから、と言い訳をして

    国柄の自尊を捨て、そろばん勘定を第一にして来た間抜けな政治家、

    それらに染まる事が、かっこよく、

    人間のしあわせへの近道だと思わせて来たマスコミ、企業、

    その為のお先棒担ぎの宣伝広告文化です。



    だまされている事を見抜けずに、

    利用される為におだてられている事に満足をし、自慢をする。

    他人と比べてどれだけ自分は幸せかで、納得する。

    そう云う文明のなかで、おかしいとも思わずに大人になっている。


    好きな人がいる、恋愛をする、

    それが、自由の証明のように錯覚をし、

    自由恋愛から結婚をする事が自分の意志!? だなんて??!

    そう単純に思い込む思潮の浅はかさ、

    そして、子供が生まれる、

    子供が思い通りに育つ、欲しいものを買う、目の前の事を寄せ集めて、

    それが人生の目標だと思っている。


    自分の意志のままに生きれれば、

    過去からの文化も伝統も、なにもいらない!  

    大過去なんか無くたって、

    人波に物が買えればしあわせ~~~ !!    

    その内に、人様よりモノを買える豊かさを当り前だと?!?



    見えないものは、ない。 

    存在を認めない。

    自分の意志で決定する事以外は、めんどうだもの!? あはは。

    現在は、そう云う文明に堕落しているのに気がついていない。



    これでは、新しい命は、生まれて来ないでしょうね。

    だって、新しい命は、見えない領域から来るのよ!   あは!

    生まれる前から、存在を信じてもらえなくて、、、

    現れる(生まれ出ずる)わけがないでしょうに ! 







    私が、Sさんに、「 貴女のご家族にも似た事はないですか?」と聞くと、

    思った通りのお話が出て来ました。




    Sさんの話です。

    Sさんの父親(父Sさん)は、3歳で父親(祖父Sさん)を亡くします。

    父Sさんが、長男で跡取りだった為、

    その時(昭和19年)は、旧民法で長男の家督相続が普通でした。

    今のような遺産相続ではなく、長男がすべてを相続します。

    父Sさんは、3歳でもって家屋敷、田畑の所有者になった訳です。


    ですから、

    他の家族、一族は、

    自分たちが生きていく為にも父Sさんを担ぐしかなかった。

    一族で育てる事になったわけです。

    そうしなければ、父Sさんの母親は未亡人なのですから、

    父Sさんを連れて実家へでも帰れば、

    家督相続した財産は、父Sさんと共に母方の実家へ移ります。

    それでは、相続者が居なくなる事は、一族が食べていけない訳ですから、

    そう云う事を避ける為にも、

    その頃までの日本では、一家を守る為に、

    亡くなった夫の兄弟と未亡人の嫁は再婚をすると云うのが、

    当たり前の事としてありました。

    つまり、父Sさんの母親は、亡くなった夫の弟と再婚をします。

    つまり父Sさんは、母親が再婚をした自分の叔父に育てられた訳です。

    ところが、実の母が、10歳の時に亡くなります。

    その時点では、母と叔父の間には、3人の弟が生まれていました。


    父Sさんを含めて4人の息子を抱えて、叔父も再婚をするしかありません。

    あたらしく叔父が再婚をした相手は、父Sさんに取ったら全くの他人です。

    叔父と再婚相手との間に、男の子が生まれます。


    父Sさんは、実家の屋敷、田畑の実質の所有者であるにもかかわらず、

    学校を出ると、同母弟たちと叔父の新しい家族の住む実家を出ます。

    叔父の再婚相手とその子が中心になった家族が住む家には、

    自分は、やっかい者、世話になる気はなかったのだそうです。


    Sさんの母親が亡くなった時に、夫である父Sさんは実家のお墓に

    納骨をしなかった。

    別に、お墓を立てた訳です。 

    叔父家族が住む田舎のお墓に自分も入る気はなかったからです。

    叔父の家族に対する遠慮と、

    叔父は、再婚相手との間にできた長男に全てを譲りたいだろう、

    その叔父の心を慮(おもんばか)った黄道だったそうです。


    父Sさんは、本来なら自分が守るべき田舎の屋敷や実家のお墓を、

    叔父と再婚相手の間に生まれた長男を、

    実質は本家の長男である自分の代わりとして、

    代々のお墓を守ってもらおう、そして代償に、

    自分名義の屋敷を、叔父家族に贈与をされたと云う事でした。



    このお話を聞いて、いかがでしょうか?

    なにか背筋がぞ~っとする戦慄を感じられませんか?



    しかも、Sさんの弟は、結婚の条件が整っているにもかかわらず、

    将来結婚する意志はないと言うそうです。

    ちなみに、命式を観ますと、一族のはみ出し者、頑固者の運です。


    どこからか、慟哭が聞こえて来そうな一家です。

    長男が、妻を納骨しない実家の墓とは、なんぞや?

    両親を亡くすと云う事は、

    いくら身内と云えども、叔父やその叔父の家族に対して、

    そこまで遠慮をするなのです。

    いろいろな境遇で、さまざまに心を痛めて人は生きていくものですね。


    叔父の再婚相手との間にできた息子一家は、父Sさんの実家を継ぎ、

    2男1女に恵まれているそうです。

    さぁ、この後はどうなるのか?

    正当性があれば、これから繁栄をしていくはずです。

    しかし、本家の長男を居づらくさせて追い出して、

    この継承の正当性は、いかに?

    先々、どんな因果応報が来るのか、恐い感じがします。 





    と、、


    ここまでで、

    お気づきの所が、多々あるでしょう?





    Sさんの父親と、Kくんの父親の事情は、似ていませんか?




    二人とも、本来は家を継ぐべき長男の生まれです。

    しかし、その継承には障害があって、

    正しく家を継ぐ訳には行かなかった。

    いろんな諸般の事情で、むずかしかった。





    だれのせい?  と云うよりも、

    世間をおもんばかる大人の気遣いの積み重ねで、こうなった。

    その大人の気遣いが正しかったのか?

    世情に合わせて生きる事が、はたして、それが正しかったのか?


    誰かの欲が、横暴にも正当性をねじ曲げたのではないか?

    生きている人間の都合の良い事が、さて、ご先祖の望む所だったのか?





    同じような長男継承にハンディがあり、

    それが実現できなかった無念を持つ男をそれぞれが父に持つ、

    一人は長男、もう一人は長男に嫁ぐべく生まれた長女の二人が、

    出会って、結婚をして、子供を持とうとする時、

    子供がどうしても授からない。 



    それぞれの家を見廻したら、どこにも跡継ぎは居なくなっている。


    後を継ぐと云う事に遠慮をして逃げてしまった父の子供時代、

    その長男が家を出て行く事を、都合がいいと思った大人たちがいた。


    大人たちが、ルールがあるとは知らずに、無視をして、

    それぞれ自分が生きやすい便利な道を選んでしまった結果が、

    実家を継いだ側にも、継承の機会は無くなっている現実。





    追い出した側は、結婚をしても跡継ぎたる長男が生まれない!

    追い出された側は、たった一人の長男が生まれたのに、

    跡継ぎとしてだれも気にかけない。

    大人全員が、他を思いやる事よりも自分の立場を守って、

    みすみす家の継承を潰してしまう、、、罪深さ。



    当たり前のことが、当たり前にならない。 





    当たり前のことを、当たり前にして来なかったからです。

    Sさんの実家も、Kさんの実家も、そうです。


    人の振る舞いとして、ひとつルールを踏み外すと、

    それが、ずっと繰り返し、越えにくい節になる。 ハンディになるようです。 






    夫婦になるべくしてなった男女の出会いと云うものは、運命です。

    たしかに恋愛、そして結婚に至る二人の関係は運命である。



    あなたの先祖と、相手の先祖の立ち居地 = 先祖の「位相」 と

    深く関係している運命そのものです。 



    人が、人を、好きになると云う事の深層には、

    無意識の力が、作用が、係わっていると云う事です。


    好きになったから、と云うのは表層の意識できる無意識の作用です。

    作用とは、あなたを生み出した連綿と続いて来た先祖からの、

    云ってみれば家系に継承された生き方の癖を云います。



    何を継承している癖がある家系なのか?

    その癖から影響されるあなたの意識、

    そこから、誰を好きになるか? が左右されるわけです。




    残念ながら、私は関係ないわ ! は通用しません。

    もう、この次元で、個人主義は無力です。

    現代、我々が近代化の中で謳歌している個人主義では歯が立たない。



    そもそも、合理主義も、個人主義も、

    人間の意識が作った『偽』だからです。

    人間が都合よく作った架空の、ウソのロジックなのです。

    その『偽』のロジックの上に、自分の幸せは築こうとしても、

    いくら努力をしても、だめなのです。


    むずかしいかしら?

    その事に気がついてほしいから、これを書いています。


    東洋は、意識の奥の無意識に気がついた文明です。

    知恵と悟り、それで宇宙や自然を解明する文明です。




    ゆえに、

    目で見、耳で聞く、この世の現象世界には表れないが、

    この世のすべてが無意識の領域の作用で深く結びついている。

    それを説明するのに「因」とか、「縁」とか、いろいろな言葉があります。




    つまり、「運命的なセットになっている。」と観ます。




    あなたの両親、あなたの配偶者、子供、配偶者のご両親、

    すべてすべて、あなたの運命とセットになっているから、

    いっしょにいるのですよ。

    努々(ゆめゆめ)家族を軽んじるなかれ!です。



    どんな理由があったとしても、不倫なんてとんでもない事なのですよ。

    あなたの子孫、子供の不遇、悲惨、家庭生活の破滅を招きます。

    ホリエモンが、刑に服しました。

    ホリエモンは、憎めない人です。 が、家系に何かがあるのでしょう。

    家系図を見れば分かります。




    ④ 世の中・・・天は・・・・そんなに甘くはないんですよね・・・。

    自己中心的な考えや利己ばかりを考えてると、良くないと言う事。


    それが、今の世の中蔓延してる様で怖いです。





    コメントで書いてくださった通りです。

    個人の問題というよりも、この国が危ない。

    陰徳のない家系ばかりになると、国が傾くであろうと思っています。


    滅びる、戦争に負けなくても、放射能で自滅する。

    それは、道徳の失われた結果です。

    徳を失い日本は、自壊するかもしれない。

    ほんとうに、それを食い止めなければいけないと思っています。




    無意識の上層部、そこに各人の運命に染められた無意識があるのです。 

    この無意識の表層ゾーンが、あなたの意識をコントロールします。

    それが、あなたの運を形作っている場所です。



    これを、どこかに記憶しておいてくださいね。



    あなたが今、生きている癖、

    それが受け継いだものであり、

    次へバトンタッチする癖かもしれません。



    どうか、どうか、いい癖を形作って生きたいものです。





    よき一週間をお過ごしくださいね。































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    [一部、版権]がございます。権利は放棄しておりません。

    どうぞ宜しくお願いします。


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    ジャンル : 恋愛

            

    ( 継承のハンディ と運命 3 ) 運命的なセット /  コメントへのお返事

    Category : 絶家の家族関係
    シャラの木、花


    シャラ/娑羅の木(夏椿)  










    今日は、メールでいただいたコメントのご質問から

    (運命的なセット)についての記事です。 



    そして、前回と同様、鑑定のご相談の中から、

    ある例を、ご紹介しましょう。




    次のコメントです。



    運命が、すべてがセットになっている。とは ?  

    平等ではないのか?

    運命からの自由はないのか?  







    いきなりな質問でいらっしゃいますね!!!  ほほ!





    運命とは、差別的で身動きができないイメージのようで?  ほ! 




    それと比べると 自由と平等 は、光って見える?   あはは。



    この 平等、自由については、《 近代化の影 2.》のシリーズで、

    いつか、記事にしたいと思っています。

    西洋の翻訳言葉を、噛み砕く作業は大変に長くなりそうです。 あは!






    (運命的なセット)に絞って行きましょう。




    言葉や理屈で説明をするよりも、百聞は一例に、しかず。 


    我が運命学教室の生徒さん、Gさんの例を、ご紹介しましょうね。



    その中で、皆様が、お感じになるもの、  それが、お答えです。




    Gさんの子供は、一人娘のgさんだけでした。

    運命を学ぶにつれて、自分の家系は、女系である事を気にしていました。

    ちょうど、

    gさんが年頃になって結婚と云うような時期でしたので、

    Gさんは、娘の相手の方には養子になってほしいと願っていました。

    お勉強に来るたびに、逐一、gさんの相談を持って来られるわけです。  






    ある日、こう云う質問がありました。

    「運命学では、結婚相手には同等の家系の人に縁がある。と

    習いましたが、今度、gが婚約したお相手の家は、

    我が家と違って、男の子が4人もいます。

    彼は三男ですが、女系どころか跡継ぎに恵まれているらしくて、

    とても我が家と同等とは思えないのです。

    どうしてうちの娘と.....

    これは、きっと本当は縁がなくて、婚約は壊れるのではないか? 」
     



    まぁ、娘思いの取り越し苦労!

    と言って、笑って済ましたかったのですが、

    これは、いい教材になると!   あはは。  と、私は思っていました。


    こう答えました。


    「ここまで話が固まっていたら、大丈夫ですよ。 

    今後、すこしづつ、

    お相手のご実家の様子を聞いて御覧なさい。いろいろあるでしょうから。」 





    gさんは、

    彼を養子にと云う両親の気持ちを十分に理解はしていたのですが、

    みごと、両親の期待を破ってお嫁に行くと云う決断をしてしまいました。

    自分のしあわせだから、親は干渉しないで、、、!  と。

    とっても自立心の強いお嬢さんで、親の言う事など聞く気はないと、

    Gさんの気持ちを見事に振り切ってしまったのです。




    私は、Gさんは、さぞかし落胆を、、、

    と想像していましたが、 

    イヤイヤ、それどころか!

    真剣なGさんは、あきらめていなかったのです!!  


    運命学のそのままを、結婚する前も、後も、

    娘さんへ言い続けたそうです。




    !!



    無事、結婚式を終えて数ヶ月が経った頃の運命学の日、

    Gさん曰く、

    「娘の夫のお姑さんが、結婚している次男、三男のお嫁さんを

    ご自分のご実家へ連れて行ってくれたのだそうです。

    りっぱな広い農家の家だったらしいのですが、

    姑は、三人姉妹だけで、今はもう皆がお嫁に行ってしまい、

    もう長い間、だれも住んでいない空き家のようで、売りに出す前に、

    お嫁さん2人に、住みたい人にあげるからと見に連れて行ったそうです。

    最後、ご両親も亡くなって、家を守る人がいなくなったからだとか。」 






    私、「 ほらね! 

    お姑さんの実家が、絶家になってたのね。もっと何かあるわ。」 



    Gさんが、えぇ、と、 真剣な表情をしたのを覚えています。


    その後、

    Gさんが、こう言って来ました。

    「向うのご実家では、月に一回は、

    全員が集まるらしくて、gも、次男さんのお嫁さん(義姉)と仲良くなって、

    いろいろお互いの事を話をしたりするようになったらしくて、

    そのお嫁さんも、やっぱり一人娘さんで、次男さんと結婚となった時に、

    建設会社を経営する御両親が家を継いでほしいと彼の方にも頼んだが、

    次男さんからよい返事がもらえなかったそうです。

    だから、それ以降は、

    そこのご両親は親の経済力の実力行使をなさって、

    車はボルボを買い与え、マンションは高層の最上階の7000万もするのを

    買って与えたりと、養子になるのは時間の問題とか、、、。

    やっぱり、男のお孫さんを望んでいるのに女の孫しか生れないとか、

    いろいろ聞いて帰って来ました。

    まさに、運命学の通りなのですね。」 






    これを、お読みになって、

    まぁ、うわさ好き!  と思わないでくださいね!      ほっ。






    Gさんなりに、娘のgさんが聞いて来て、

    Gさんへもたらす情報が、

    せめてもの運命学を確かめる便(よすが)になっていたのです。

    運命学が正しければ、どこまでも筋を通して行く覚悟だったと思います。


    また、gさん自身も、母親から言われて耳に残っている運命学の情報、

    自分が、親の意向を無視している、

    実家を捨てた事を気にしている、

    だから気になり聞いてくる、

    母親に話さずにはいられなかったはずです。






    私が、結婚当初から言って来た事は、

    「娘を助けては駄目なのよ。ますます女系になってしまうから。

    娘さんが男の子を産むように。」






    その甲斐があってか、gさんには、結婚1年後に長男が生まれ、

    ちょうどその時は次男が生まれた頃でした。

    Gさんが、またもや、驚いた口調で言って来たのは、


    「gが、数ヶ月前から夫の実家の毎月の集まりに行った折に、

    夫の弟・四男さんの婚約者の女の子を紹介をされて、

    お嫁さんたちと打ち解けて話をするようになったらしいのです。

    彼女の家庭は、母子家庭だけれども弟もいるらしいので、

    次男や三男の嫁の自分たちのように

    家を継ぐ必要の無い娘だと思っていたら、

    もうすぐ結婚式だと準備に入っている今の段階で、

    今月、行って耳にした話では、

    彼女の亡くなった父親代わりに世話をしてくれた叔父の一人息子が、

    つい最近、交通事故で亡くなってしまい、

    叔父が、その息子の代わりに家を継いでほしいと

    彼女と彼女の母親に頼んで来た、と言うのだそうです。


    前と状況が変わったと。

    父親同然の叔父の頼み事を聞いてあげなければ恩知らずになると悩み、

    婚約者の四男に、養子になってほしいと相談をした処、

    つまり、

    その件で、四男さんのご両親と相談をしている所だったとか。

    それは、兄が3人もいるわけですから、単純にそう思いますよね。

    でも、やはり、ふしぎですね?

    どうしてここまで、女性の側が、家を継ぐ運命ばかりなのでしょうか?

    そう云う女ばかりが、息子さんの相手として出会うのでしょう?

    きっと、なにかあるって、gも気持ち悪いって言うのです。」 





    私、「それは、そうでしょう。ぱっと聞いただけでも、

    お姑さんの姉妹が皆、実家を捨ててお嫁に行ったのだから、

    何かあるわよ。 

    でも、こんなに早い年数で出て来るとは、ね?

    これだけじゃないはずよ。

    これだけの事が、出揃うのは、、、余程、、、ね。」  






    これらは、いろんな運命のセットを見聞きしている私でも、

    すこし背筋のぞーっとする完璧な展開でした。


    私たちの背後に、見えない摂理、 

    『天』の配慮を感じない訳にはいきません。


    学ばせていただこう。  いつも、そう祈る気持ちです。 
      






    それからしばらく経って、

    gさんの長男が年長の最後の春休み、まさに小学入学の直前。

    まだ娘家族が姓を変えて養子になってくれる事に執着し、

    願い続けているGさんから、


    「先生、すごい事になって、、、

    ちょっと聞いてください。


    娘夫婦が、長男が小学校に入学する前に、姓を変えると言い出して!

    どう云う事か話を聞きますと、

    お姑さんの実家の絶家のありさまを見た事から、

    嫁いだ嫁同士の運、四男の婚約者の話まで、

    これは、四男さんがぐずぐずと決断できない内に、

    婚約者の女の子は、さっさと別れを言ってしまい、

    婚約解消になったそうなのです。


    母親が、実家を捨てるとどうなるか、

    せっかく産んだ息子が、他家に取られる運になるのだと、

    直感したと言う訳です。


    もう、これは自分が家を継ぐしかないと、

    息子たちの将来が、駄目だと思った。と言うのです。


    姓を変えるなら、就学の途中では子供がかわいそうと、

    入学手続きに間に合うようにさっさとしたいそうで、

    先週、娘夫婦が揃って、向うのご両親へ話に行って、

    その時に、ご両親から了解の答えは得られなかったけれど、

    翌日、娘の家まで、舅は仕事を休んで両親が訪ねて来てくれて、

    姑が、涙を浮かべながら、

    「gさんの立場を理解してあげられなくて悪かった。」と言って

    手をついて謝って下さったそうで、

    その話を聞いても、その場面が想像できません。

    未だに雲を掴むようで信じられないのですが、

    娘は昨日、区役所へ養子縁組の手続きに行きましたし、

    どうも、ほんとうの事実になったようです。

    夢の中の出来事のようで、

    私どもの出番はないまま、これだけのドンデン返しがありましたの。


    結果はどうあれ、

    gの自分本位な自分かわいさの勝手な思いからの行動、

    やっと決心をしてくれたのでしょうが、ほっと致しました。

    妙にgの気持ちを考えると、あわれ、おかしいやら笑いたいのと、

    やっと念願が叶ったと云う満足感と不思議な思いです。

    ふしぎなことです。  よかったです! 

    ありがとうございました! 」 




    私も、やれやれ~と、込み上げて来る思いに 思わずニヤッと、

    と言いたいのですが、

    正直、すこし恐さも感じながら、

    『天』が味方をしてくれた事に、深く深く感謝申し上げました。


    自分が、Gさん一家が、gさんの家族が、

    光に包まれているような幸運だったと、今でも実感があります。 







    Gさんの後日談です。


    「あきらめずにいたら、こんな展開が待っていたのですね。


    向うの実家の舅は、2人兄弟の弟、次男なのだそうですが、

    舅の実家、つまり本家の長男は子供さんがいないそうです。

    そこも、もう、年齢から云うと10年も経たない間に絶えてしまうのですね。


    最初に、先生が言われた様に、

    本当にそう! 結婚の縁は、同等の家同士なのですね。

    考えてみれば、我が家と同じ、滅びかけている家系だった。


    外からは、なかなか家の中の事は、確認できませんが、

    運命学を信じて来てよかったです。

    わがままな娘の、そのわがままのおかげで、やれやれです。」







    めでたし、めでたし!  


    もう、何も言う必要はありませんわ。

    斯く運命とは、不思議なものです。



    西洋文明の概念で作られた合理主義では理解できない世界が、

    そこにはあって、




    物質文明が、一歩も近づけない世界が、

    そこにはあります。







    こう言う陰徳に満ちた運の展開に出会うことが、

    生きている幸せです。


    『天』に認めてもらった、

    自分が走り回らなくても恵まれた果報を手にする姿を観るのは、

    生きている妙味です。




    さぁ、


    西洋文明の合理と云う言葉のジャングルを抜け出て、


    汚れた塵芥(ちりあくた)を頭から払って、


    東洋の真骨頂を磨いて行きましょう!




    長い記事にお付き合いくださって、感謝申し上げます。




    よき、一週間をおすごしくださいね。


























    -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 
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    どうぞ宜しくお願いします。

     

    テーマ : 家系・家族の癖
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    (継承のハンディ と運命 4 )  陽の成果は陰徳に反比例 / コメントへのお返事

    Category : 絶家の家族関係
    那須のつつじ


    那須のつつじ (これだけの花を支える根は、どれだけ?)






    今日の、(継承のハンディ と運命 4. )の題は、

    ー 陽の成果は陰徳に反比例 ー 。 




    いただいたコメントの紹介からです。


    現実が過去を表しているのだろうと思います。
    落胆しているだけではどうにもならないし、うぬぼれたり奢るのは更に良くない。


    何を信じて、どう生きていけばいいかに気づけたこと。
    私にとって、これが一番の幸運だったように思います。
    命式も気になるけど、

    大事なのは「天」に認めてもらえる生き方をすること、と思ったりします。




    いつも記事を正確に受け止めていただいて感謝しています。



    うぬぼれたり奢るのは更に良くない。


    さすがですね。

    深く読み込んでいただいて、感心しました。

    これにこだわって記事を書いてみたくなりました.....  ほっ。




    旺ずる極みは衰(おうずるきわみはすい)

    これは、今まで何度も引用した運命学の言葉です。

    有頂天まで上り詰めると、後は、衰えるしかない。

    衰えない為には、頂点まで登ってはだめなの? !   



    あはは。





    うぬぼれたり奢るのは更に良くない。


    ええ、その通りなのです。







    『陽』の極み=『 極陽 』は、

    中庸(バランス)が壊れて、『陰』が破壊された時に現れます。 



    まったくの『陽』ばかりの世界。 


    ちょうど今の福島の原発、事故後の原子炉の臨界、溶融の世界ですね。

    他を圧する、周りのコントロールが効かない世界です。

    命を尊敬、愛敬する 仁、義、礼、智、信、のすべての『陰徳』の消去が、

    実現した現象です。 





    東電自体が、まったくの『陽』の体質に陥った企業体なのでしょうね。


    その魔王の宮殿の崩壊時に、全地球が巻き添えになっている。

    あらゆる生物が、殺戮にあっているのです。

    水、空気はもちろん、植物、魚、海草、牛、豚、すべての生き物が

    平等に殺戮に晒(さら)されています。 




    これを、時の循環における真の平等 と言うのです。

    平等とは、命に与えられる価値です。

    平等とは、『天』こそに備わった本質です。

    人間ごときが、おなじ人間を、平等に扱うなどと言う立場ではない。





    それこそが、傲慢、思い上がりもはなはだしい!

    その程度が、戦後の民主主義の欺瞞体質なのです。

    云えるのならば、人の作った法律の重箱の中の都合次第、

    本質がエゴそのものの人の意識が作った概念の遊び程度なのです。




    『天』=『いのち』のバックアップのない言葉は、妄語でしかない。







    電力会社と云う殺戮の魔王に、領主さまの如く占有領地を与え、

    ご丁寧にも、殺戮の魔王の宮殿を全国に10ヶ所作らせた事が、

    日本の戦後の世界第二位の経済力と賞されるしろものだった?

    結果から見ると、そう云って片付けられる痕跡でしかないのが現状です。 





    地球を守る為の『天』のリセット。

    『極陽』をひっくり返す為のスイッチが入ったのが3・11だったのですね。



    『極陽』=命で償うしかない世界。

    『天』を軽んじた=命を軽んじた愚かさが失った世界、

    それを回復する為の命、

    命を顧みない作業員の方たちが、その代表となって償って下さっています。




    ただ目の前に、現実に、感謝しかありません。




    人は、人為の偏りを極めたら、命をあがなって


    『中庸』を求めるしかないのです。





    つまり、枝が繁茂し過ぎて、花実が盛大に成り上がり過ぎた時、

    『陰徳』が消去された樹木は、即『陽』も失う=枯れ始めます。 



    この世からの消去です。自然淘汰です。

    人で云えば、絶家です。

    この事も、何度も記事にして来ました。






    今回は、一歩踏み込んで、


    どうしたら、陰徳を積んで、強い継承運に乗った永遠をつかめるのか?


    今日は、その一端を記事にしたいと思います。






    もうひとつ、いただいたコメントです。


    あとつぎ問題といえば、どこも深刻だと思います。

    みなさん気にしない生き方をしているようで、

    それが時代の大勢と慰めているのですね。

    それとくらべると

    真剣になやみを打ち明け、

    取り組んで来られたGさんには頭の下がる気がします。

    一家に一人、真剣になやんでくれる人がいること、

    それが一家はしあわせというものではないですか?

    今は、皆が働くことが第一になって、

    家の一番だいじなことが、疎かになっている。

    これでいいのかなと思っていましたが、

    運命学を支えにりっぱに役目を果たしている方も居られることに

    拍手を送りたい気持ちです。 






    いつもありがとうございます!





    一家に一人、真剣になやんでくれる人がいること、

    それが一家はしあわせというものではないですか?



    そうですね。

    家族の中で最低、一人は、真剣に自分の役割として、

    真正面から取り組む姿勢を持った人がいなければ無理ですね。


    自分の役割を自覚した人がいるか?いないか?


    それは、元々の陰の本体の働きです。

    それが、女性の役割だと言ったら、荷が重いでしょうか?

    できれば、一家の女性の長老、  え!  


    だれ?

    おばあちゃんの役割かな。

    おばちゃんがいなければ、お嫁さん。 

    それほど重要な役割なのですよ。

    目先の獲物を捕らえる事に集中する男には、無理かもしれない?  あ、


    はっはあ。 





    今は、皆が働くことが第一になって、

    家の一番だいじなことが、疎かになっている。 




    そう、家族の皆が、獲物を取りに狩に出て行ってしまっては、、、

    家の中を治める事を第一にする役割の人が、いなくなっている。

    今の社会のゆがみそのままが、家庭に投影されている姿ですね。




    永遠の時を断ち切って、

    眼前の欲望の実現だけに囚われる私達。  

    最近は、女たちも、解放されたい? 喜びを求めて、

    仕事の次は、遊び、趣味、自分が楽しむ事でしょうか?   あはは。


    海外旅行、温泉にも、 習い事も、、、  ほほっ。


    大事な事を、二の次、三の次、、、、、ついつい、

    自分の心の快を求めて、自分の身の楽だけを求めて、

    『陽』の世界の中だけで生きようとしている時代の流れです。

    何を隠しましょう、私も似たような、  旅は好きです!  あはは。






    話は、ちょっと逸れますが、


    私たちは、現生人類(ホモサピエンス)です。

    現生人類は、約20万年前にアフリカに出現して、

    その頃、もう貝製ビーズなどのアクセサリーをつけたりしていたそうです。

    人類は、根っからの”おしゃれ”なのね。   ははは。


    約5万年前、

    インドから東南アジア、オーストラリア大陸へ南回りのコースで、


    4~3万年前、

    ヨーロッパ、シベリアやモンゴルへの北回りコースで、

    世界中に広がって行きました。


    日本列島へは、

    4~3万5000年前に出現した事が、遺跡で確認できます。 


    しかし、その前のネアンデルタール人~   

    私たちの現生人類の前に、地球上にいた人類です。 






    そのネアンデルタール人は、なぜ滅びたのか?

    現生人類が、いまだに生き延びているのは、なぜ?



    ネアンデルタール人は、

    水、食料、自然が豊富に恵まれた環境に限って居住していた事が

    分かっています。

    楽を求めて、、と云うよりも、さまざまな環境に適応する能力が低かった。

    それで、滅びたとか... 




    現生人類が、なぜ生き延びたのか?


    どんな環境にも適応していこうとする力があったからです。

    だから、山脈を越え、大海を越え、荒野を生き抜いたのです。 



    私たちは、本当に現生人類ですか?    あはは。

    今の生き様は、まるでネアンデルタール人みたい・・・




    国の施策もそうです。


    家の機能を狭めて、弱くして、社会へ持って行こうとする。


    これは、うその施策です。


    命を生み、育む実態は、その親が生活を営む所です。

    社会と云う人間の作った概念の入れ物の中ではありません。

    経済を優先した社会で、命を利用する場所で、命は栄えますか?






    命を文句なく尊敬、愛敬する所とは、家庭、家族の場所です。

    ほら、『陰』の本体の貴女がいる場所なのですよ。







    陰徳のない国民が寄り集まったって、

    国力は衰えて行くでしょう。

    国は栄えない。

    命の生まれない家は廃屋になり、出入りするのはお化けだけです。


    お化けばかりの国土にしたいのですか?



    原子力発電所が稼動しなければ、電気が足りない?

    電気が足りなければ、経済がだめになる?


    それも、うそです。

    国の陰徳を無くした原発は、もっと殺戮を実現していく現場となるでしょう。

    陰徳がないから、陽報(経済の繁栄)がしぼむのです。




    陰徳のない土壌(家)から、りっぱな木(個人)は成りません。


    屋台骨の、命の継承の土台となる家が、崩れかけているのに、

    それでも、経済、お金儲けを優先しますか?

    経済だ! 経済だ! と言っている音声(おんじょう)からは、

    命の響きが聞こえません。





    もう、まるで、命の創造性のない大音声(だいおんじょう)で 

    賎(いや)しい物乞(ものご)いの経済だ! 

    命を掠(かす)め取る盗人(ぬすっと)の経済だ!

    と、聞こえて来ます。 




    現在の繁栄は、石油にしたって、レアメタル、資源にしたって、

    地球に埋蔵された資源を使い放題に消費して成り立っている経済です。

    地球という偉大な『陰』の貯えを利用しているだけではないですか?

    人間が生み出した資源では、ないでしょう? 


    もともと、地球に埋蔵されていた宝を、

    人間は、開発といって、それを欲望のままに使っているだけです。

    考えようによっては、未来の人類の持ち物を盗んでいるのですよ。

    我が子の、我が孫の繁栄を、盗っ人しているのです。


    今のままの使い放題では、

    これから先の未来、子供や孫の代まで、

    その資源は持たない事ははっきりしているのに.....


    その答えを先へ先へ伸ばすだけで、

    今の人間の欲望を我慢する事もできずにいる。



    地球の『陰徳』の使い放題で成り立っている現在の繁栄とは、なに?



    合理主義の下、物質文明に席巻されて、この体たらくです。

    ここまでの残虐非道な繁栄を築きながら、

    その代わりに、なにを子孫に残す事ができるのか? 

    膨大な資産でもできた?       はは。



    あは!   どうしようもない体たらくです。



    もう、私たちがしっかりしなければいけないのですね。

    そう、どこまで行っても、

    この普通の人の集まりがしっかりするしかないのです。

    普通の人である私たちの陰徳の集まりが、国の陰徳です。



    詰まる所、この普通の人が、

    どうすれば、

    陰徳を積み重ねて行く事ができるのか?




    ポイントは、そこですね。




    陰徳は、根です。  根を太くする と云う事から、

    根を太く育てられるトロロアオイに聴いてみましょう。




    ヒントがあるかも、です。


    トロロアオイは、

    一番の特徴は、和紙を漉く時の「練り」の力に利用されています。

    和紙の原料繊維になる楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮などの

    長い繊維を一本一本均一にむらなく、

    水中に分散させておくのに使われます。

    美しい和紙を漉くには、

    原料繊維を水の中に入れて攪拌しただけでは、

    均一に繊維が分散しません。

    「練り」の役目は水中で繊維の分散を助けることです。

    この、和紙を漉くのに必要な大事なトロロアオイの根は、

    植物ですから、紙漉き師の弟子たちが、

    修行の時に栽培をするわけですが、

    花や、葉は、いらないものです。


    根だけを、太く育てたい。


    どう工夫をするのでしょうか?


    答えは、根を太く成長させるには、枝を上へ上へと伸ばし過ぎると、

    それを支えようと根が硬くなりますから、上へ伸びる芽を摘みながら、

    光合成の為には葉を茂らせて、花は摘んで捨てます。

    花を摘むとは、花を咲かせる養分を根に使わせない。

    痩せさせない為です。

    エネルギーを分散させないようにする為です。

    こうして、トロロアオイの根は、

    練馬大根のようにやわらかく大きくなります。


    根を大きくする方法、陰徳を大きく積んで行く方法、同じです。

    どう同じなのか? お考えくださいね。





    ヒントとしましては、

    頂点を極めて有名な地位を得た男性は、子供運を潰すようです。

    有名なアスリート、野球選手のイチローさんなど、

    すばらしいDNAをお持ちなのにと思いますが、実に残念です。



    裕次郎さんもそうでした。


    逆に、石原慎太郎さんは、男っぽい『陽』のイメージですが、

    彼は、『少陰』の強い方ですね。 中庸なのです。

    すばらしい息子さん達に恵まれています。









    最後に、ひさしぶりにM町の事を、少し。


    当時、M町からの生徒が増えて来て、遠くから歩いて来る

    12歳のHちゃん、8歳のhちゃんの姉妹がいました。


    我が塾では、帰り際に生徒がずらっと並んで、

    私に挨拶をしてお話をすると云うのが恒例になっていましたが、

    その会話から、思い出すのは、


    ある日、 おとうさんが、お仕事で外国に行くかもしれない。

    後日、 家族を置いていけないからって、行かなくなったの。 


    後、お母様から聞いた内容は、

    夫に香港支店長としての辞令が出ていた。

    夫は、年をとった母親(おばあちゃん)と、広い屋敷と、

    先祖伝来の田畑をほったらかにしてまで、香港に行けない。と言った。

    それで、会社に辞令をお断りをしたと云う事でした。 


    それにもまして、

    旧家であるH、hちゃんの家では、

    おそらく男の子を待望していたはずです。

    単身赴任をすれば、何年間か、家族と離れて暮らすわけですからね。

    田畑も、家の敷地も荒れます。

    それらを守らずして跡継ぎである息子に恵まれるとは思わなかった。

    おとうさんは、息子を作らずして自分の出世は望まなかった。


    そう云うニュアンスを感じ取った会話を致しました。

    その時は、なんと、信念を持たれた生き方なんだろう。と思った次第です。





    それからすぐ! おかあさんが弟を産んだ。○○くんを産んだの。


    えー、 ある種の爆発です。    あはは。


    見えなかったものが、見えるようになる、爆発が起こった。

    そう、思いました。

    8年ぶりの妊娠に、がんばったお母さんもえらい!

    しかし、支店長の椅子を蹴って、不遇を受け入れたお父さんもすごい。




    ああ、こうしてM町の人たちは、永遠をつないで来たのだなー


    理屈ではありません。

    まったく、合理的ではありません。


    超合理とでも言いましょうか?


    不思議な力を感じた思い出でした。





    今日も、長い記事をお読みいただいて、感謝申し上げます。





    すてきな連休を、

    よき一週間をおすごしください。


























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    ( 命の継承と運命 5.)  まえがき  なぜ、恋愛でなく家系鑑定なのか

    Category : 絶家の家族関係
    花小宿玄関


      挿し花


                                        



    今日は、

    ずいぶん前、2011年7月16日の記事にいただいていました

    メールコメントへのお返事です。



    ( 命の継承と運命 5.) なぜ、恋愛でなく家系鑑定なのか 






    家系継承と運命 の記事としましては、
    (継承のハンディ と運命 4 )以来の記事になります。


    シリーズ名は変わりますが、記事のNO.は、通しNO.とします。




    はてさて、今日のまえがきは、

    おそらく長くなるような気がしています。


    あらっ!  いつもじゃない? って?       ほっ。




    長くなりましたら、次回へつづくと云う事で、ご了承ください。







    では、これから前置きでございます。    あはは。



    いわゆる運命鑑定、俗に〝うらない”と云うものは、、

    恋愛占いが主体だろうに、家系の運命や道徳や近代化って? 

    おかしくない?


    そう思われる方もいらっしゃるでしょう。


    何故に恋愛鑑定ではなく、固くて難しい哲学、思想なの?

    それでもって何故、家系鑑定なのか?

    その事を少し、書いてみようと思います。




    以前の記事で、進学塾を経営していた事は書きました。

    その当時の私には、

    徐々に現代の日本中にあふれている西洋的な事物=

    いかにも日本に元々あったような顔をしているニセモノ達、

    薄っぺらなロジックのニセモノ群への興味を失いつつ、

    西洋かぶれの疑似日本を引っぺがして、捨てられないか?

    東洋へ目を向け始めようとする萌芽が心の中にありました。


    それは、なによりも生徒たち、御父兄との出会いから学んだものです。


    まず、生徒間の個性の違いが、いわゆる生まれの干支で括られる感覚に

    目覚めたと、以前記事に書いたと思います。





    その体験がターニングポイント、出発点になったのですが、

    過去の記事にも書きましたM町との出会いなど、

    他にも過去の一切が肥やしになっているようでした。

    今回、その詳細を書く余裕はございません。

    私が、東洋へ、西洋近代化以前の日本を捜して、

    立ち返ろうとする手がかりが、

    その時すでに、気がつけば周りに整っていたようでした。





    物事が変化し、進むと云う事は、そう云う事なのでしょう。

    自分の力だけでは無理と云うものです。


    東洋へのイニシエーションを許された象徴の兆候が、

    周辺に現れて、自分の内奥と同じ次元の舞台が展開される。


    順風に手を引かれて、後方はお尻を押されて、、、 あはは。

    まがいものの西洋に見切りをつけて、

    東洋へ舵を切った。




    その当時、周りの人には、よくこう言っていました。


    不思議な、空から下ろされたブランコのようなものに乗って、

    後方から抱きかかえられるように、

    前へ行けよ!行けよ!と

    空へ押し上げられているような心がする、と。   





    進学塾での大勢の生徒たちから学んだものは、他にも、、、

    本当の優秀児は、作られるものではなく、発見されるものです。

    子供の成長に環境が大事と云うのなら、

    現在の両親と云う環境、父親の経済力云々だけではなく、

    目を凝らして見るべきは、

    それ以前の先祖群の環境なのです。


    この世に生まれた誰もが平等に持っている、我が先祖群です。

    誰も、逆立ちをしても、お互いに真似のできない環境です。



    そうは云っても、

    自分に、立派な先祖がいない場合はどうするの?   あはは。

    腹を決めて、これから自分がよき先祖になるしかない!?

    でしょう?    

    過去はもう、ようございます。 

    捨ててください。

    今から、これからですね――。




    大事な事は、常に目に見えない。

    俗に云う家風かも知れませんし、気質、体質の受け継ぎであり、

    まさしく受け継がれたDNAでしょう。

    継承された命に存在する無意識からのエネルギー、

    それが、

    この世という現象界へ表出して来る時、意識の癖が付くのです。



    その意識の癖を、おおざっぱに運と呼んでもいいと思います。





    そのエネルギーが、意識の癖を帯びて、

    その子の父となり母となる男と女が出会います。

    Fall in love ?  恋愛 ?    あはーっ。  

     
    いいえ、
    本質は、生物の命を懸けた遺伝子継承の闘いです――!  



    意識界には、もう居ない無数の数えきれない先祖群のエネルギーが、

    この世の現在を生き抜く子孫に注がれて、

    先祖の陰徳が、そのまま現在の子孫の存在そのものです。



    その証拠に、ずば抜けた優秀児は母親の育て方なのか?

    あはっは。 いいえ、  ごめんなさい! 

    皆、明るい人柄の女性でしたが、

    ずば向けて他の母親より優れていると思った事はありません。

    しかし、感心させられたのは父親の優秀さです。

    頭がいいとか、エリートとかではなく、やさしい誠実な男性。

    そして、その父親を育てた真面目で控えめな姑。

    根です!

    太い幹より頑丈な根っこです!   


    『陰』の存在です。


    嫁か娘である母親は、ともかく、、、置いておいて、   ほほ。


    こう云う父親の処には、

    黙って優秀児が、生まれ出て来るようになっているのか?

    そう、感心させられる出会いに多く恵まれましたよ。


    母親?   ええ、教育ママ的な人はいましたが、

    それで優秀な子供になったとは? 思えませんでした。

    共通項は、

    自分の夫を真面目な頼りになる夫だと信頼している。


    要は、母親が一人頑張っているような感じではなく、

    父親の男系の血筋が真っ直ぐ通っているような家系ですね。

    どんな嫁が来ても、家運が揺るがない。    あは。


    揺るがない信念でおだやかに生き続けて来た家族。

    そう云う家庭の継承を積み重ねて来た証しのようでした。



    その当時は、そこまでは分かっていました。   ほほ。






    結婚や家族は、自分の感情の好みや恋愛感情で作れるものではなく、

    手にする結果は、自分の意志の通りではないと云う事でしょう。




    当たり前の事なのに、、、



    現代人の多くは、こう思っています。

    幸せになるのに誰に束縛される必要があるの?

    そう! 好きな人と好きな結婚をするのが、人間の権利、幸せなのよ。

    邪魔しないで―――。       あはは。


    男女平等なんだから、 私は生まれながらに自由なんでしょう?

    どんな形の結婚をしようが、私の自由じゃない!

    私が不幸になったら、誰が責任を取ってくれるの?



    頭が、キーンとなる位、こう云う女性の声が響き渡るーーー



    近代的自我に目覚めた女は、立派に自立して社会進出を果たし、

    近代化以降の女性解放の思想と相まって、 

    近代的自我と云うペルソナが、真実の顔をしてまかり通っています。



    何を隠しましょうか、、、、、

    実は、私も、20代頃まで、こう思っている一人でした。

    しかし、幸いな事に、目の前の現実から学んだ事は、


    進学塾経営の頃は、高学歴のしっかり教育ママや、教師の子供が、

    かならずしもお勉強できる訳ではない事や、


    運命鑑定をするようになって分かった事は、

    好きな人、 結婚、 自由、 束縛されたくない、 が、

    =しあわせを掴む事ができない事でした。


    近代的自我の確立した女性は、

    近代と云う時流には乗っているかもしれないけれど、

    幸せからは、なぜか縁遠い。 その事実でした。



    恋愛鑑定の現実は、


    どうしても結婚したいと云う相手との相性を見ると、

    その相性は、相手の男性と一緒にいれば、此方の女性が病気になる。

    と云う相性だったり、、、


    好きだからって、結婚をしても =幸せじゃない。

    自分の母親の人生をコピーしたかの様な、夫の浮気と生活苦で、

    貧乏孤独地獄へ落ちてしまう相性もあります。

    そう云う運を引き寄せる為の様な一途な恋愛だったり、

    その運命を伝え切る事は、とてもむずかしいものです。


    人生と云うものは、

    猛烈な恋愛の後、しあわせの絶頂で一緒になったご夫婦であっても、

    さまざまな条件で結婚後、数年でどちらかが病気になったり、

    死に別れをするような不運な運命もあり、

    絶対に子供に恵まれない相性だったり、いろいろです。


    今の日本を作って来た戦前から戦中時代の人たちの中には、

    恋愛にそれほどのエネルギーを使わなくても、

    親や仲人が取り決めた相手と顔を見ないまま結婚式を迎えて夫婦となり、

    老いて、お互いが良い相手に恵まれたと感謝ができる境涯になって、

    すばらしい後継ぎと、多くの子孫に恵まれ、長命を得る人もいます。

    つまり、

    近代的自我意識を確立した自分の五感が行う認識が、

    常に正しいとは言えないのです。

    親や仲人が取り決めた結婚に従うとは、

    親や仲人の成熟した偏りのない意識を通して、

    無意識の表出としての経験に依る認識を信じると云う事です。



    時間軸で観れば、決してしあわせな姿にはならないと分かる恋愛を、

    まして、好きでたまらない! と言っている相談者に、

    ダメ! と云うのも、野暮です。    あはは。



    恋愛は、お好きになさってくださいって。。  ほ。







    この世の全てを、

    自分の意志で支配するなどできはしないと分かっているのに、

    片方で、

    自分の感覚が捉えた情報のみで、

    自分の認識した事が、正しく本当であると思う意識の錯覚。


    溢れる情報すら、

    誰かの五感の癖を経て意識化された一つの概念でしかありません。

    現代は、生の自然、実存在から遠ざかったカサカサの知識で

    さも、それが真実であるかようなロジックが、構築されています。




    錯誤の例をあげれば、

    核は、恐いもの。  

    no more ひろしま! ノーモアーながさき! と

    言ってきたにもかかわらず、

    原子力発電所になると、すっかり引っ込めてしまって、

    経済や政治のご都合主義が、原子力は、安全なもの。 

    と説明をして、

    1640億円もの寄付金を立地自治体に渡して、安心感とした。

    これが、物質文明の牙だと云う事を忘れて、

    安全だし、利得でもある、と思ったのでしょう。


    得るとは、失う事。  捨てる事こそが、真の得るなり。 

    そして、云わば恐い核施設を人間の生活圏に作ってきたのです。


    同じ物が、原子爆弾と原子力発電と言い換える事で、

    寄付金が加わる事で、こうも認識が変わるのか?


    意識のする認識とは、この程度のもの。

    時と場合により豹変する、無常の範疇です。



    この時、安全だと認識した住民の意識は正しかったのか?




    原子力発電所は安全、

    やっぱり嘘だった。 、、、ではないですか?

    3.11が起こって、この錯誤に気が付かれましたか?


    これは、

    核、原子力そのものの実体から遊離した知識、言葉を用いた嘘。

    いわば、

    それらは政治的経済的効率の認識による言葉がすり替わった

    政治、経済のバイアスのかかった安全認識だったのです。


    安全とは、命が安全と云う事ですよ!

    政治や科学の利権体制が、安全と云う事ではないでしょう?


    命に対する安全かどうかと云う判断に、政治、経済の認識を持ち込む。

    意識とは、そう云う欺瞞を平気でするやつです。


    意識と云うのは、局面、局面に、都合のいい正義の顔を出す。

    にせ、似非、ウソ、偽、の正義です。


    近代的合理主義の物質文明から生まれた三つ子である

    政治と経済と科学が、理念もヴィジョンもないままに、

    同じく近代的合理主義に染まった人の認識を騙せたと云う事です。 






    死の恐怖から自分が生き延びる為には、手段を択ばない。

    それが、五感を働かせる意識の本質です。

    人間の前頭葉がシナプスを繋ぎながら発達させた意識です。

    騙されてはいけないわ――。


    意識に無意識を背かせてはいけないわ――。

    そうしないと、人類は絶滅します。







    私達の意識がする認識は、誤謬を起こす思想に染まってしまえば、

    その思想から派生する誤謬は見抜けないのです。

    騙されるのです。



    現代の意識に偏重した近代合理主義の

    生物の存亡を左右する原子力を安全だと言い切る傲慢。


    安全だ、安全だ。

    安全点検をしたら原子力は安全だと云う二段構えの嘘を

    見抜かなければいけません。



    反って、恐い核ミサイルの方が、恐れを抱くだけ、

    安全なのかも知れません。。 。 





    これらは、意識の不完全さ、片手落ち、

    人間の意識の欠点、誤謬性の結果です。

    意識の一番の罪は、自らを完全と認識する慢心です。


    理性万能、意識万能、感覚万能のドグマから目覚めてくださいね。     



    何時の時代もそうですが、

    社会が一つの認識に染まると云う事は、危険です。


    約1/3がそうなら、後は1/3が正反対に、残りは中間層であってほしい。

    それもあって、東洋の復権を求めていきます。   ほ。








    家系の重要性。

    それは、意識の支配が及ばない、天の采配で作り上げられるものです。




     

    やっぱり、長くなりましたね。

    今日は、これで、まえがきだけで終わります。


    最後に、冒頭に紹介しましたメールコメントを

    お読みいただいて終わります。






    ”現在実母方が絶家になろうとしています。


    主人の実家の方も、

    家系を見るとあまり先行きが良い方向へ進んで行く様には思えません。 


    主人は4人兄妹ですが、男3人兄弟で、

    お兄さんと弟のお嫁さんは、どちらも姉妹ばかりです。

    長男の子供は娘2人ですが、色々揉め事があり、

    今はお嫁さんも孫も婚家の実家へは出入りしていません。

    そのお嫁さんの妹も、2度3度と離婚を繰り返し、今は1人です。


    次男である我が家は、娘3人です。

    私の実家は弟がいるので一応安心なのですが、、、


    唯一弟の所に息子が2人います。弟夫婦も一時は離婚寸前まで行き、

    今は元の鞘に収まり離婚は免れましたが、

    お嫁さんは婚家の実家へ出入りしていません。
     
    義母は、弟の孫(長男)を手をかけて育てた為に社会人になった今でも、

    とても可愛くて仕方がないようです。
     
    主人の妹は、一度結婚をして、今現在は離婚をして1人です。

    子供はいません。

     
    この先、実家の事も含めて、どうなって行くのか、

    自分はどうしなくてはいけないのかしっかり考えてみようと思います。”

     



    このご返事は、次回へ続きます。


    それまで、皆様のご家系と比べられたり、似たところ、違うところ、

    無意識の力も総動員されて、

    コメントへのお返事、次回まで一緒に考えてみてくださいね。



    では、また、つづきを...



    よき一週間をおすごしください。



































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    ( 命の継承と運命 6.) 功利と近代的自我の残骸 1./ コメントへのお返事

    Category : 絶家の家族関係
    有馬温泉


    有馬の温泉ホテル 「花小宿」 の玄関



    この宿の次のような、コンセプトが気に入って使っています。



    現在私達の生活は西洋化し、

    それとともに西洋的な合理性も温泉地や宿に求められるようになってきました。

    ホテル花小宿は、温泉旅館の情緒とホテルの合理性を合わせ持ちたいと考えています。

    ホテル花小宿の課題は、現代の日本社会と同じような問題を抱えています。

                                         花小宿ホームページより







    前回、申し上げたかったのは、

    恋愛が、人生の純粋理性の自己意志の選択ではない。

    恋愛だって、

    自分を生み出した遠い先祖からのエネルギーの送り出し、

    先祖の蓄積したマニュアル上の現象の一部と云う事でした。





    えっ―――っ! そんな、わからない...

    えっ―――っ! そんな、つまらない...


    あはっは。  恋愛がつまらなくなる?

    だいじょうぶですよ!

    それは、それ。    あはは。



    そうせざるを得ない仕組みが、脳にはあるんだから、、、あはは。

    運命学でも、12年毎に巡る、異性運のツキが誰にでもあるのですよ。

    少なくとも、

    その時に子供を授けてやろうと云う天の配慮?    あはは。

    それは、意識的な生き方をしたら弱くなります。

    動物的な生き方が、自然なのです。    

    もともと、人間は、無意識で生きれば能力が出せる動物・類なのね!

    現代の意識社会は、真の意味の成長と生殖にとったら


    本当に、良くない!     ほほっ。






    命式で観ると、年柄年中、色事を好むフェロモンをまき散らし、

    何かにつけて男女問題を起こしてしまう、そう云う運もあります。

    これは、学歴、理性、知性? 関係ないと思いますよ。 あはは。





    あ、しかし、当然ですが、

    結婚をしたくないとか、できないとか、

    子供ができないとか、子供など作る必要はないのではないかとか、

    さまざまな違った人生をこの世で現象化する種々の運もある訳で、

    それら一人一人違う運を、位相と云う言い方をします。

    何かにつけて、無数の段差(グラデーション)があるのです。




    絶対に、すべて同じ人と云うのは、いません。

    全部違うのです。 





    東洋は、オンリー ユーの世界です。




    それなのに、それなのに、近代と云う悪魔は、

    全てを均質と捉え、横並びにした ”ゲーム” です。

    そう捉えてくださったら、

    もう、この虚無的なゲームに飽きてもいい頃なのです。

    全ての均質の中から、


    ナンバーワン を決めるゲームが、近代化です。

    だから、比べる、計る、効率、数値化、、、

    それが、金銭と云う人間の欲望と結びついて発達したのね。


    功利主義です。

    金権体質、拝金体質、物質文明の体臭ですね、、、くっさいー。


    今は金融が発達し、その金融が、兵器よりも

    先進国家、民主主義、国家体制を脅かしています。





    まだ、物質の世界だけを扱うなら、許せるのですが、

    あ、本当は許すことはできませんよ。   あはは。


    人間も同じように扱ってしまったのです。。。 .。

    意識は、馬鹿だから、、、

    まるで神のごとく、自然界には存在しない有り得ない概念を作った!
     
    権利、義務、自由、平等、、、さまざまな概念を工作しちゃった!

    その弊害が、人間の生命まで及んでいる。

    そう云う事なのです。


    まぁ。つまりは、近代化の思想の母体、キリスト教が、

    人間を説き切っていないから起こった誤りなのです。

    彼の世界は、狩猟世界。

    一番の獲物を捕る力を誇るのが価値です。

    そして、ナンバーワンが、獲物を分けるのです。

    分ける権利、支配、利権、覇権、既得権益etc  です。

    こうなりゃ、一番にならないと生きていけないでしょう。


    西洋は、ナンバーワン を決める世界なのです。










    いのちの継承がおかしくなっている?



    功利と近代的自我の残骸 と名付けたのも、


    今日からの( 命の継承と運命 )シリーズの記事には、

    近代化でもたらされた功利主義と近代的自我の本質、功罪を、

    踏まえておいてほしい内容になっているからです。




    なぜ、今までの記事――近代化の影シリーズ、や、

    昨年末からの近代的自我の記事を、

    書いて来たのか? 

    お分かりいただけますねー?


    これらは、( 命の継承と運命 )シリーズの為でもあったのです。

    我々に一番身近で切ない悩みである、

    後継ぎの問題。

    さして家柄と云うものがなくても、

    子の行く末を、子孫の繁栄を願うのが人の心の性でしょう。



    これらに、近代合理主義の三つ子である

    政治と経済と科学は、答えられないでしょう。


    と、云う事は、庶民の願いのささやかな悩みの解決法すら、

    理性や知識では、提示できないのです。



    これもあれも、全部、人の命の継承の奥義。

    特に近代化後の日本は、

    人らしい生き方の縦軸が失われているからです。

    その元凶こそ、

    雑草の如く日本の地面にはびこった、

    近代化の、功利主義と近代的自我のペルソナなのです。



    これは、ずーっと記事にして来ました。


    それで、今日の記事は、


    ( 命の継承と運命 6.) 功利と近代的自我の残骸 1.です。





    あ、やっと、本文にたどり付きました。    ほほっ。


    では、参りますー。






    前回の最後に紹介しましたコメントを、

    もう一度ご紹介します。

    ①~③、●、○は、編集で付けました。




    ”現在実母方が絶家になろうとしています。


    主人の実家の方も、

    家系を見るとあまり先行きが良い方向へ進んで行く様には思えません。 


    主人は4人兄妹ですが、男3人兄弟で、

    ● お兄さんと弟のお嫁さんは、どちらも姉妹ばかりです。

    ● 長男の子供は娘2人ですが、色々揉め事があり、

    ○ 今はお嫁さんも孫も婚家の実家へは出入りしていません。

      そのお嫁さんの妹も、2度3度と離婚を繰り返し、今は1人です。


    ● 次男である我が家は、娘3人です。

    ① 私の実家は弟がいるので一応安心なのですが、、、


    ② 唯一弟の所に息子が2人います。弟夫婦も一時は離婚寸前まで

      行き、今は元の鞘に収まり離婚は免れましたが、

    ○ お嫁さんは婚家の実家へ出入りしていません。
     
    ③ 義母は、弟の孫(長男)を手をかけて育てた為に社会人になった

      今でも、とても可愛くて仕方がないようです。
     
    ● 主人の妹は、一度結婚をして、今現在は離婚をして1人です。

      子供はいません。

     
    この先、実家の事も含めて、どうなって行くのか、

    自分はどうしなくてはいけないのかしっかり考えてみようと思います。”

     



    ここで、「家族」とは何か?  と云う問いも出て来るのですが、

    これは、あまりにも近代的自我のお得意なペース?   あは。

    何らかのロジックを構築して自己へ満足を持ち込む欲求から出た、

    自己中心性の自己正当化、他者を排除し苦しめる観念、

    あまりにも現実から遊離したスタンスです。


    そんな理屈ではない、もっと現実そのものを見なくては、

    ここでは、運命学の立場から、

    先祖から流れて来て、自分も今その流れの中、真っ只中にいる

    いのちの継承の現場、その流れに集中して行きたいと思います。

    ありのままを、見て、受け入れる、

    そして、重要なのは、その流れからの伝わるメッセージです。


    目の前にある現象は、無意識からの問であり、答なのです。




    いつか、「家族」とは何か?  については、書きたいと思っていますが、

    それは、現在生きている人間中心に傾くロジックになりやすいのです。

    自分に不利なロジックは、意識・理性は作りませんから、ね!   


     あはは。

    そこを、重々踏まえてくださる様に、、、


    より最重要なのは、自然からの現象を、そのまま見つめる事です。


    よろしいですか?


    以前、

    ( 継承のハンディ と運命 1)の記事に、


    次のように書きました。

    覚えていただいていますか?


    じつは、実は、

    その家系のご先祖様の継承のルール違反があったればこそ、

    次世代の跡継ぎの誕生に支障が出て来ると云う事なのです。


    先祖から申し送りされた継承の躓(つまづ)きなのです。





    この躓きは、

    一度、ほんの些細な事情で付いてしまいますと、

    きちんと訂正されるまで、

    くりかえしくりかえし子孫に出てきます。

    その躓いた試験に合格するまで、まるで、追試験のようです。




    先祖が誤った答えを出したから、

    それを訂正するように、と、

    無意識が、先祖の答案を子孫へ返してくるのですね。  ほほ。




    おもしろいですね、、、、、

    ほんとうに、無意識は、大先生です。

    なぜって、我々のいのちの源ですよ!     あはは。





    どう云う躓きがあるのか?

    それが、家系の運命鑑定です。

    実際の家系鑑定は、

    御先祖を含めて、

    生きている祖父母から生まれたての子供までを鑑定します。

    順番は、古い先祖からの順です。   ほほ。



    そうすれば、命の継承のステータスは下がっているのか?

    だんだん向上しているのか、分かります。


    先祖から子孫へ、その運命の川の流れを見定めて、

    『天』・自然から送られてくるメッセージを読み取ります。



    本当は、家系全体を観る事が大事です。


    宮大工の方が、寺院を修復する時に解体をして、

    使われている柱や梁の材木の年代や癖を見極めるのに似ています。

    今回は、

    それが、先祖の資料が、まったくありません。

    コメントの内容の文章の範囲での、回答、お返事になる事を、

    お断りしておきます。 ご了承くださいね。




    書かれた内容をまとめますと、下のような図になりますか。


    ★が男、 ☆が女を表しています。


      
    ★長兄  ≪ ☆嫁(姉妹ばかり、妹3度離婚で独身) 娘☆☆≫
           婚家へ出入りなし


    ★主人  ☆嫁(私・実家は弟あり)          娘 ☆☆☆
     

    ★弟   ≪ ☆嫁(姉妹ばかり)           息子★★≫
           婚家へ出入りなし


    ☆妹   1度離婚で独身                 子供なし



    御心配は、貴女の母上の御実家の事のようですが、

    詳しくお話しが書かれてありません。

    御主人の御実家に関してだけに限定します。


    みなさんも、上の図を見ながら一緒に考えてみてください!

    何か、今後の参考になるお気づきがあるはずです。

    まず、コメントの中の ●○①などですが、


    ●は、女性ばかりが生まれている。

    ○は、家族間の人間関係成り立っていない。

    ☆★は、子孫の男女の傾向です。

    ①~③は、ホッとできる安心材料です。


    二男であるご主人に嫁いだ貴女には、御実家に弟がいますから、

    まず、安心をしてどこへお嫁に行ってもいいのですが、

    御主人の兄=長男と、 弟=三男のお嫁さんは姉妹ばかりですから

    簡単にお嫁に行ってもらっては困る立場です。



    しかし、ここの社会通念的道徳が、今の世の中にはありません。


    かっての日本は、こうではありませんでした。

    小説家の谷崎潤一郎の例を出しますが、

    彼の最初の妻は、深川にあった芸子の置屋、そこに居た娘さんです。

    その頃の小説家志望の若い男性が、普通に遊びに行っていたらしい

    芸者の置屋で、そこのおかみさんが、群馬の田舎から連れて来ていた

    知り合いの家の娘なのですね。

    その群馬の家には、養母(実母ではなくその娘を養女にしていた)が一人

    残ってしまいます。 そこで、谷崎氏は、結婚の挨拶に養母の所に行って

    から、後々、この養母には、別の養女を紹介してやっています。

    自分は大事なあなたの養女を奪ったから、代わりをと云う風にです。

    養母が、その養女に婿を取って老後と家の後を託せるようにですね。

    年金や社会保障がない世の中での、相互扶助の仕組みだったのです。

    ただ、そう云う形式を守る中に、家を絶やさない。先祖供養を守る。

    その精神の本質が自然と守られていたのですね。

    裕福な家だからと云うだけではなく、

    例えば、借家住まいで、身寄りがない老女でも養子を貰うのです。



    これらは、現在、戦後の個人主義と社会保障に取って代わられています。

    形は、どうあれ、中身が崩れ去った現状が多いですね。



    しかし、二極化が起こっています。

    皆が、お嫁に行くのに、今更養子だなんて! かっこ悪くって。


    養子で家を存続させている考え方も残っています。

    今は、個人、その家の考え方で、残っていますね。




    何の根拠もない自由?が付く、自由な恋愛、 

    親に束縛されたくない、 二人だけのしあわせ、

    親と先祖を排した自遊空間? 二人のエゴのしあわせ、

    その拙いロジックを生む余地を与えたのが、近代的自我、

    法の下の自由と平等、と云う、西洋人が作った概念です。



    あまりにも、観念的過ぎて!

    東洋学をしていたら、幼稚にしか感じられないのです。

    自然界には、そんなものどこにも在りませんよ!   あは。


    あるのは、自然に逆らったら自然淘汰される。

    その種は、絶滅をするしかない。 と云う自然の法則です。




    道端の草でさえ、それを知って必死に生きていると云うのに、

    意識を標榜する近代科学の進んだ?人類は分からないのでしょうか?






    回りくどくなりましたが、

    上の表の【婚家へ出入りなし】のお嫁さんたちの原因は、

    そこらへんにあるように思います。


    近代的自我を体現して、自己主張をする娘に、誰が勝てるの?




    ほほっ。

    近代化以降の世俗の習いとばかりに、

    結婚は両性の合意で成立すると、民法に従っているのに、

    何がマチガイなの?    


    法律と云うのは、人の作ったもの。

    人として、最低のルールです。


    道徳とは、人として最高のルールです。



    社会において最低のルールは必要です。


    しかし、

    我々のいのちを、この自然、無意識の世界から送り出し、

    この世へ現象化させた無意識の世界の常識は?

    どのルールのレベルを、我々に要求すると思われますか?



    自己のいのちが大切なのであれば、

    他者のいのちも大切である.....


    自分の家の後継ぎが大事であれば、

    他者の家の後継ぎも大事なのです。

    相手の家が後継ぎで困る事のないように気を配る事が


    真の意味の”両性の合意” ではないのか?


    ここでは、”恩“ と云う人間の特性が抜け落ちているのです。








    御主人の御実家の継承と繁栄は、

    長男の家から三男さんの家に移っているのですね。


    厳しいですが、本質的に長男家は自然から廃嫡されています。


    我が天皇家の問題と同じです。


    三男さんのお二人の息子さんへ行くのが正しいでしょう。

    お姑さんが育てた、それが先祖との縁です。

    都合よく気に入っているのなら、あなたはそれをサポートして

    三男さんの息子、甥になりますね。

    立てて行かれるのが、あなたの陰徳だと思います。


    三男さんの二人の息子さんの継承も、難はあります。

    母親が、自分の御実家の先祖を捨てているからですが、

    夫の役に立たない相手が来るか、それとも独身を通すか、

    女性が出来ても子供が生まれないか? 

    生まれた子供は、女子ばかりか?

    生まれた息子を嫁が連れて実家へ帰るかもしれませんね。

    今までの母親の生き方の追試験がそのまま出て来るでしょう。

    何が出るかわかりません。



    これは、理想を言えば、

    二人の息子のうちの一人が、母親の御実家を継ぐ事ですね。

    これ以上は、命式を観てみないと言えません。

    ご了解くださいね。








    西洋からの近代化と云う、御上からのお達しに従っただけの庶民。

    それだって、言い訳は通用しないのですよ。


    本当に、運命学をしていて思うのは、恩を忘れてはいけないのです。



    いつのまにか、功利と云うハリケーンが、

    儒教や仏教の思想に恭順していた欲望をエゴイズムに変えて、

    近代的自我が、あたかも自然真実の自己主張のように、

    絶対的価値観のような振る舞いをするようになった。


    法の下と云う、具体的には選挙や政治や裁判所だけでなく、

    『陰』の奥院である家庭の奥の奥まで侵入し、吹き荒れて、

    家族道徳をなぎたおし、踏みつぶし、


    『陰』たるべき命を産み育む家庭を『陽』=闘争の場と化した

    そのありさま、残骸の事です。


    我が国にとって、

    近代を受け入れる事は、家庭道徳の破壊であったと云う痕跡。


    その道徳があった場所の隙間に付け入った功利主義と、

    家制度の崩壊に取って代わった近代的自我の個人主義の放縦ぶり。


    この二つが、人の品性を守って来た庶民の道徳性を

    弄(いじ)くり形も亡くしてしまったさま。


    これが、

    空前の物質文明を謳歌している我々の足元の現状です。


    日本の人口は、もっと減っていくでしょう。

    要は、民族力、国力、そのレベルの問題になります。









    近代的学問の言葉を借りれば、その影響は観念の中だけではない。

    抽象論では終わらないと云う事です。


    心と体はいのちと云うひとつのものだからです。

    心の影響は、体に出て、 体の影響も心に出ます。


    永遠を証明する命の存在としての我々の子孫にこそ、

    そのものの影響が出ているのです。


    影響が出る。

    などと云う(まどろっこしい)言い方ではなく、


    端的に、東洋的な表現をつかえば、将に近代科学より科学的、


    あはは、 原因結果の実験証明、 


    これは、『因果応報』そのものなのです。







    長い記事を、最後までお読みいただきまして、

    感謝申し上げます。



    次へ続きます。


    よき、一週間をおすごしくださいね。






























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    テーマ : 家系・家族の癖
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    ( 命の継承と運命 7.) 功利と近代的自我の残骸 2./ 人口減少 ・ 多母

    Category : 絶家の家族関係
    御もち


    火鉢のゴトクの上の焼き餅。

    ゴトクって五徳(仁徳、義徳、礼徳、智徳、信徳)の事です。

    上の五徳は、足が3つしかありませんが、五徳なのね。   あはは。












    前回は、近代化以降、

    我が国の庶民の品性であった【家庭道徳】が、崩壊している。

    と云う記事でした。




    それに気が付かないのも、それなりの因果応報がある。

    それはそうでしょう。

    道路交通法でも、知らなったでは済まされません。

    赤信号の意味を知らない幼児だって、赤信号を渡れば轢かれてしまう。

    法と云うものは、そう云うものです。


    まして、

    自然(無意識)を片隅に追いやって知らなかったでは済まない――。

    これが、福島の原発事故だった。

    意識(政治、経済、学問)の暴走を無意識が止めたかったのです。

    これで分からなかったら、又、来ますよ!






    知らない(意識しない)間に、受け入れざるを得ない結果が出るのも

    これも、運の一つの断面です。







    また、それぞれの家庭において、

    先祖から子へ、親から孫へと、

    生き方の追試験、が送られて来るんだって!!  あはは。 

    これが、むかしから言う、

    親の因果が、子に報い、、、  なんて、恐い言葉でしょう。 ほっ。







    今日の記事は、

    ( 命の継承と運命 7.)  人口減少 ・母の少陽を頼る息子たち



    ドッキリとなさった?!  ほほほ。

    家の柱、国の柱、であるべき男子が、おかしい!?


    いいえ、その前に、母も、おかしい!   あはは。

    人口の減少に、母と息子は何の関係があるのか?

    そう云う記事でございます。   ほほっ。


    読者の男性諸氏におかれましては、文中において、

    大変失礼な表現もあるかと思います。どうか寛大なお心にて...ほっ。





    折しも、1月30日、

    厚生労働省が「将来人口推計」を公表しました


    少子化により人口減少が加速し、

    50年後の2060年に8674万人まで減る。


    同推計によると、少子化の指標となる合計特殊出生率(中位推計)は、

    2024年に1・33まで落ち込んで底を打った後、やや上昇し、

    2060年には1・35となる。

    合計特殊出生率が、0.02だけ回復しても、

    子供を産める年齢に達する女性の数そのものが減少していくため、

    生まれる子供の数は減り続ける。
     


    と、云うものです。

    驚かれましたか?   

    ああ、やっぱりと思われましたか?





    私には、これを予知した記憶がよみがえって来ました。 

    非常に重っ苦しい戦慄と言った方がいいかも知れません。




    進学塾をやって十数年以上経っていた頃です。

    これが、東洋への回帰を決定的にした、

    無意識からの気づきのような、誘いのような、、、

    日々湧き起ってくる切ない鈍痛のような予感でした。



    そして、ついに、


    進学塾などやっている場合じゃないわ。  


    心の底から、そう思いました。   ほ。

    居たたまれなくなった、、、どうしてか? 分からないのですが、

    私が一人どうこうしてもどうにもなる問題ではないのですが、

    そう云う衝動を抱えてしまったのですね。    あは。

    進学塾で、日々大勢の子供達や御父兄達を見ていて、


    日本人が、ノーマルじゃなくなっている。。。


    異様な?  あ、でも、宇宙人とかじゃあないわ、   あはっ。

    ほんとうにどうしたんだろう? と思考停止するような感じ。

    今考えますと、一日に何百人の子供の中にいると云うのは、

    刺激があり過ぎでした。  あはっは。




    人間は、動物ですから、

    ノーマルじゃないって、

    動物としての伸びやかな生命力が衰える事なのですね。

    なんだかなァー? と首をかしげる事が多くなったのです。




    こりゃ、 健全?ではないよ――。 


    結婚できるの?――。 

    あぁ、優秀児の生まれる家系じゃないわ――。 


    無理だわ――!   



    日本はどうなるの?       ほひっ!




    自然の中で生きていく力の衰弱は、即、生殖力の低下だろう?


    つまり、繁殖力が無くなって、出生数が減少する。

    出生内容も劣化して来るのではないか。。。。。。

    直感的にそう、来た―――。 






    当時、毎日の大勢の生徒や父兄と会う仕事の中で感じた

    さざ波。

    ありのままを見せる生徒たちとの間に横たわる無意識を介した

    見えない未来からの便りでした。

    生徒は、0歳児から、高校生までおりましたし、

    講師の20~40代の若者?も、観察できましたし!  







    特に、入塾してくる生徒に付き添った母親の質が変わった。

    落ち着いた、優しい女の顔つきから、

    母親の顔つきが、男顔に、、、あは!  変わったのです。


    (今も、男顔の女優が、テレビなどで増えているでしょう?。。。)

    伏し目がちだった目が、黒目を動かす目つきに、、、、、

    自分の意志で子供を管理しようとする自信を持つ母親の出現でした。 




    時が10年以上も経てば世代が変わり、

    そう云う親も出て来たのかな、と云う感慨?

    だけでは済まされない、母親のバージョンアップ?? あはは。



    PCもそうですが、

    バージョンアップし過ぎても、使いづらいでしょう?   ほほっ。

    戦後、

    ”女と靴下は強くなった。”とよく言われたらしいのですが、

    今は、それどころじゃない。

    ナイロンの靴下どころか、落しても壊れないプラスティックのような女。








    同時に、講師として雇った若い男性や大学院生に、

    世間で云われているマザコンが、現れて来て、、、 ほっ。

    一流大学院生の母親から、こう云う電話が入るようになっていました。

    ”うちの息子は○大の院生です。講師のアルバイトに雇ってほしい。” 





    なんだかナー?  女が、どこへでも母親のお面を付けて現れ、

    社会へこうしろと要求、命令して来る...


    このまま行くと、女が全部を統治するようになるの~?  ほほっ。

    (肩をすくめて両手を広げ、お手上げだわ!と云うジェスチャー 






    24歳の名門私大の男のアルバイト講師。

    就職難のあおりで、留年を続けていました。

    母親に甘えて実家に居るんじゃない! 出て行け!と、親父に言われて

    情けない、食べていけないんですが、どうしようかと悩んでます~

    あ、でもこれは、いい意味の父権の存在感のある家庭だわ。  あは。


    22歳の超一流大のアルバイト講師は、

    時給は、その当時で2500円を払っていました。

    そのバイトのお給料で、母親に高級車を買うように言われたとかで、

    家族が九州の田舎へ帰る時に、彼が運転手をさせられるのだとか、

    21歳の彼が、うちのお給料で毎月の車のローンを払っていましたよ!

    エライなぁ――、

    私の世代とは、エライ子が内容的に違って来ていました。

    奨学金で大学に通いながら、飲んだくれの働かない父親の代わりに

    バイトで稼いで母親へ生活費を仕送りをしている同級の男子はいました。





    なんだかナー? 

    日本の農耕民族の男子は、おとなしく反抗しないのね。  ほ。



    その頃、彼らに、こう問いかけた事があるのです。


    私: 貴男たちは、ジャムのビンね。


    講師の男性陣: えっ? ジャムのビン? どうしてですか?


    私: 果物の立派な絵のラベルも、金蓋もあるけれど、

       中身は潰されてグジャグジャ――甘いだけ――元は見る影もない。

     
    講師の男性陣: 芯が無いってことですか? 


    まっ、このままで、日本は大丈夫? 

    韓国みたいに徴兵制度がいるのかもー?  あーは。


    そんなこと、口には出さなかったけれど、

    世の中に心配の種が増えて来つつあるのは、感じていました。




    同年代の女子学生は、はるかにお姉さんで、大人だし、おしゃれだし、

    お化粧もうまいし、ガサガサとよく働くし、

    まるで狩猟民族の男のような目つきで、、、、、あはは。

    彼女たちは、うまく親を利用するのね!    


    将来、やっぱり日本は、どうなるのだろう?(いつもの肩をすくめて)

    あ、そうか、日本はアマテラスの国だって?!  




    あはっは。 



    しかし、

    女が天下にしゃしゃり出れば、滅びるのは時間の問題なのよ。

    なぜなら、生産力は絶対に落ちるんだから。。。
     

    あ、これは、出産も生産力としてみてね!    あはは。



    今の自分が良ければ、それだけで満足とする自我の浅さ、

    どう云う家が栄えているのか分かってないなぁー。


    そう云う耳学問を吹き込む大人が身近にいなくて、

    学校から学んだ知識と云う技だけで生きようとする!!

    これを、飛んでる、と云うのかと ?   

    たしかに、自然の大地から浮き上がって、浮き浮きしてる! 





    これらのウキウキした現象は、体を軋む鈍痛と感じていました。

    それを消し去る事もできないまま、今も、持ち続けていますよ。

    運命学を始めてから、ますます、その疑いは濃くなってしまった。


    大勢の人を、家庭を、鑑定させていただく度に、

    ホッとできる家系は、少なくなっています。


    政府の発表する、どんな公表よりも、

    もう、分かってる。

    それで、

    政治も、官僚も、マスコミも、自分の事しか考えていないんだから、


    男の子は、母の少陽の指図を受けて、

    女の子は、ダイエットをして自分を売り【物】にし、

    子が産めない体になって行く。。。


    知識教育で前頭葉ばかりに血を巡らせて、

    子宮を犠牲に、痩せ老いた卵子、、、

    子が産めない体になって行く。。。









    これは、国の衰微へつながる――――。



    だから、問題にしているのですよーー。

    今の世界で、私たちの存在は、国を抜きにしてはあり得ない。

    日本と云う国は、強くあってほしいと願うしかありません。




    現在、

    インドは、ピラミッド型の人口構成です。

    25歳以下の人口が、6億人!!!  






    日本の人口の勢いがなくなるまで、どの位の時間だろうか?

    まだ、間に合うかしら?


    進学塾などやっている場合じゃないわ。


    笑いごとじゃなくて、心の中でシャボンが弾けるように、

    そう云う自問を何万回も無意識から受け取っていました。 





    目の前の生徒とその後ろの父兄、

    知識だけを武器に何とかなると信じ込んでいる受験生、

    アメリカを頼っていたら日本はなんとかなると云う大人たち。

    それらが重なって、、、一つに見えてしまう、、、。


    そうだ! 母親の顔が男顔になって来た頃、

    父権、 失われた父権、 そう云うフレーズも活字になってたわ。



    人生の全て、国の命運、を近代化の似非一流に賭けてしまっている。

    流れに飲まれてしまっている。。  。


    我が国の か弱き女達が、近代的自我を体得して、

    それに沿うように我が子を育て上げた時、

    近代化の第二世代で、

    男と女の Misplacement(置き違い)が起こっているの?




    日本中が、なんだかナー? 





    このまま行くと、

    勝手な自己実現を目指す妻と、我慢をして生活を担う夫。

    これを、見て、子供が自立や結婚に希望を持つ訳がないわ。


    近代合理主義が製造した(権利)と(義務)。

    (権利)の主張が出来る内はいいわ、(義務)だけが重くなったら?


    近代合理主義の似非ラベルなんか、すぐに剥がれて、

    扶養を担い合う家族を持つのはイヤだ、、、

    縛り合う結婚はイヤだ、と言い出すのかも、、、





    事実婚(=内縁)と云うロジックにすがる若者の生き方と、

    夫婦別姓を謳う政党の党首の地位にある”瑞穂ちゃん”が、

    重なって、いっしょに見えるのは何故―――?



    非婚が増え、、、






    動物として最後に残る性欲は、

    子供を作らない性は欲しい。  そうなるだろうと、、、


    簡単に、自立していない男女が結びついて、

    女性の側が妊娠をしても、

    責任が付きまとう結婚と云う形を嫌っていくだろう。




    それから生まれる母子家庭の貧困を

    社会通念や家庭道徳の崩壊をそのまま放置して、、、


    経済(税金)だけで救おうとする社会とは?



    わたしたちは、モノなのですか?




    そう、

    まだその頃、

    30代の私は、そう云う予感と戦慄を感じていました。

    体中が痛くなるくらいに、、、


    市井のタダの人の私が、当時、

    そう云う予感をした位ですから、

    将来人口推計]を公表した厚生労働省の優秀な官僚たちも、

    予期できたのではないのか?





    うーん? 


    あまりにも優秀な前頭葉のせいで、

    今の自分の仕事に不利な事は全て、意識が無意識へ隠して

    気が付かないふりをしていたのか?




    あ、そうか!

    彼らは、優秀な受験生の上りなんだから、

    ぱっと、試験問題を見回して、ムズカシイ問題は後回しで、

    まず、点数の稼げる問題から手を付けて行くべし!

    その受験マニュアルの常套手段をやっているだけなんだ。 


    自分の合格点数だけ稼げれば、

    最後まで、ムズカシイ問題に手を付ける気はないのね。





    ゆえに、理念のない国家の官僚殿におかれましては、

    ムズカシイ問題は後回しになさるのが当たり前、

    政治家の無策を後押しする事が当たり前なのでございますね。









    意識による言葉の羅列は、いくら続けても答えは出ません。








    従って、、、最後に、

    運命学における深い示唆、母なるもの、の意味をお教えしましょう。


    これは、進学塾をしている時に直感的に分かって心の中にあったものを、

    東洋学、運命学を学んだ時に、その通りが古い文献に書かれているのに

    驚くと同時に、深い感銘を受けたものです。



    母なるもの、それは、男性にとっても、女性にとっても、

    ⑩ その命式中でバランスが取れた母は、自己を守る最高の吉兆です。


    しかし、アンバランスで過剰な母が意味する処は、


    男性の場合は、

    ⑨ 社会での活動性の弱さ、仕事欲の薄弱さ、その割に恵まれますが、

    何よりも子供ができないなど、継承運がありません。

    過剰な母は、男性本人の子供運を衰微させる働きとして出て来ます。


    女性の場合は、

    ⑨ 人間関係での自己中心性、夫、子供、家族縁の薄弱性を帯びます。

    どんなに守られて社会で自己実現をしようと、自己の家族運はない。

    女性本人の夫運を衰微させる働きとして現れて来ます。

    いわゆる夫が格下の格差婚をします。自分だけが栄えます。

    不妊症、その前に非婚率も高いでしょう。いわゆるオールドミス。



    男女とも、有名人に思い当たる人物を捜すのは簡単です。






    いわゆる、母性愛に守られ過ぎは、子供が虚弱になる。

    社会性の破壊です。


    動物である人間は、母からの自立が、自分の群れを作る前提なのね!


    運命学の命式中においては、多大なる母は、害があって一利なし。 

    子供の運を吸い尽くすのです。






    (恐いです―――!)


    これは、ユング心理学のグレートマザーの意味する処と、

    合い通じる意味合いを持つものです。

    ふしぎですね。

    発見の古さは合理的ではない東洋の方です。 紀元前です。

     
    合理的な西洋はずっと後、20世紀になってからです。

    ここにも、東洋の直感智、観察智の優位性が出ています。



    西洋の意識では、堂々巡りに終わるものが、


    無意識世界を前提とする東洋では、智恵として開花しています。




    そして、私たちは、どうなるのか。。 。


    よく、お考えになってくださいね。



    次へつづきます。

    次は、芥川賞の「共喰い」の田中さんも、取り上げます。


    ほほ。




    よき、一週間をおすごしくださいませ。


































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    ( 命の継承と運命 8.) 功利と近代的自我の残骸 3. /  肥大した少陽

    Category : 絶家の家族関係
    汐見坂を下りて


    皇居 汐見坂を下りて(昨秋の)東御苑の紅葉 向こうは丸の内。

    汐見坂と云う通り、江戸時代は、この辺りまで江戸の海があった。






    前回の記事で、


    日本中が、なんだかナー? 

    このまま行くと、

    勝手な自己実現を目指す妻と、我慢をして生活を担う夫。

    これを、見て、子供が自立や結婚に希望を持つ訳がないわ。



    こう書きました。



    今日は、それに当てはまるであろう、ある例を紹介致します。




    ( 命の継承と運命 8.) 功利と近代的自我の残骸 3.


    肥大した少陽
      





    いままでも、東洋の易学、『陰陽学』の観点からの記事に、


    より幅広く西洋のユング心理学を混ぜて解釈して来ました。



    東洋の『陰・陽』を説明しやすいと云う理由で


    便宜上、       『陰』 = 無意識

               『陽』 = 意識    としました。


    また今回、      『陰』 = 母性

               『陽』 = 父性   としますが、


    厳密に言えば、西洋 = 東洋と云う訳にはいきません。 

    西洋と東洋では、根本の思想が、自然観、生命観、人間観が違います。

    従って、西洋的概念と、東洋的概念は一緒にはなりません。


    が、  導入部においては、

    分かりやすいのではないかと思いますので、便宜上そうします。




    東洋で陰陽学が発達した同時期の西洋には、

    そう云った概念はありませんでした。

    20世紀に、カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)が、

    アニマ Anima (女性の中の男らしさ)と、

    アニムス Animus (男性の中の女らしさ) を唱えています。

    が、少陰、少陽、アニマ、アニムスまでをそれぞれ = にしますと、

    一番根本的な部分に齟齬、矛盾が出て来る可能性がありますので、

    この部分は、関係ないものとして扱います。


    西洋のアニマ、アニムスは認識論です。


    それに引き替え、

    東洋の『少陽』、『少陰』は、時間軸において動的に変化します。

    宇宙のダイナミズムを捉えるのは、東洋が一枚上手でしょうね。  ほほ。


     
    自然の、ある真実の姿を捉える、西洋と東洋は、これだけ違います。






    東洋学においては、

    女性にも、成熟した『老陰』と、未熟な『少陽』が具わります。

    男性にも、成熟した『老陽』と、未熟な『少陰』が具わります。


    ここでは、『少陽』とは、女性のなかにある『未熟な父性』とし、

    『少陰』は、男性のなかにある『未熟な母性』と理解をしてください。





    今回は、

    この女性のなかの『少陽』・未熟な父性が肥大をしたらどうなるか?

    そう云う記事になると思います。



    あっ、 アテンションプリーズ!!

    ちゃんとした『陽』ではなく、『未熟な陽』の肥大化ですよ。

    これは ! 困った事になってしまいそう!!!   ふっ――。






    ご相談者、Aさん・50代の女性、ご実家のお悩みでした。 


    Aさん自身は、もともと、夫と長女、長男の4人家族でした。

    夫は、会社を経営し、現在はいろいろあって別居中です。


    娘さんは、だれの云う事もきかない ① 自我意識の強い性格です。

    命式は、家庭運はありません。異性関係はあるけれど、結婚はない。

    それを証明するように、”お母さんのように結婚なんかしないわ! 

    男は何人も作って遊ぶものよ。”と高校時代から言っていたそうで、

    大学卒業後、音楽家を目指すと云って、現在アメリカに居ます。

    しぶる父親にムリムリ、アメリカへの仕送りをさせています。

    父親にお金を出させるのが得意!

    お母さんのも、貰ってあげようか? とのたまう姫です。



    やさしい長男は、既婚、娘のいる銀行員です。

    お嫁さんの実家から筋向いの場所に新居を構え、

    お嫁さんの母親が毎日、孫娘の世話に通っている状態です。

    お嫁さんのご実家も会社経営、父親は日本一の大学出身です。 



    行動的な野心的な娘さんと、家庭的な長男との性格が、

    まるで正反対なら良かった。と言われていました。

    家庭的な娘なら、一緒に暮らせただろうと云う気持ちでしょう。


    Aさん宅は、現在、4人の家族がバラバラに暮らしています。





    Aさんの御実家は、両親と兄2人、Aさんの5人家族でした。

    Aさんのお悩みとは、この二人の兄の事です。 


    ご両親は、共に学校の先生をされていた。

    現在、長生きをして実家で一人で暮らす母親は80代ですが、

    元気そのもの、ヨガを教えているとか。

    先に亡くなったおとなしい父親に比べると、自分の言いたい事を言い、

    自己主張は通してしまう、常にプライドの高い方だそうです。

    常に、母親の口から出る父親の悪口を、Aさんは聴いて育った為に、

    そのまま信じて疑わず、つい最近まで、もう亡くなった父親の事を、

    本当にだめな人間だったと思っていたと言うのです。 



    そして、自分と夫との関係を悩み始めてみて、

    初めて無口な父のやさしい性格が理解できたそうです。

    今更ですが、父の様な男性と結婚をすればよかったと。。 。
      


    今後、実家に、母に、何かがあった時に、二人の兄を頼れない。

    そう云うご相談でした。


    Aさんの長兄は、さすが、教師であった両親の息子なのですね。

    自力で日本一の大学を卒業されて、現在、私立大学の教授をしています。

    60代で、ずっと独身、父親の法事に一度も帰って来ない。

    両親のお墓の事、母の老後の事を相談をしても、

    「自分は墓の世話をする気はない。自分のも作る気はない。

    そっちで勝手にしてほしい。」と云う返事しか返ってこない。 

    本も出され、大学で哲学を教えておられる方です。




    次兄はと云うと、実家の近くの地方都市に住んでいるが、

    もともと金銭的にダメな人で、借金を母親に返してもらったり、

    フィリピン女性との間に長男がいるのだが、

    女性とその長男は家を出て行ってしまい、一人で暮らしている。

    実家の事をとても相談など出来る兄達ではないと云う事でした。 




    要は、お嫁に行った自分しか実家の事を気にする身内がいない。

    自分の置かれているどっちを見ても、

    ヒタヒタと押し寄せてくる人生の孤独感を持っているのでした。








    皆さまは、どうお考えになられるか?

    ある意味、Aさんのお身内は、すばらしいご一家なのですよ。

    一般的に人がしあわせになろうとして憧れる学校、職業と云うもの。


    日本一の大学、教師、会社社長、大学教授、海外留学、銀行員、

    これらの学校や職業が、キラキラしています。

    決してこれらを貶(おとし)める訳ではありませんが、


    これらの憧れを意識上に現象として夢を実現をしたところで、

    本当に欲しいものは、手には入らないのですね。



    余りにも意識の作り上げた現象(無常)の価値観を追いかけて、

    『陽』の世界こそが真実と、エネルギーを注ぎ込んで来た結果です。

    それは、ある意味、今の様な物質文明では勝者かも知れません。

    しかし、最後の瞬き、消える前の炎の揺らめきでしょうか?





    Aさんのご実家は、だれも『陰徳』を積む人がいなかったのです!

    ここでの、キーパーソンは教師であった実母です。

    家族みんなが、いそいそと『陽』のお金儲けへ出て、  ほほっ。

    『陽』の欲望達成に先祖の『陰徳』を消費しただけ.....



    人の意識が作り上げる此の世=現象世界の競争に勝って、

    ウマく成功したと社会的価値を得たからと云って、

    近代化以降の【家族道徳】の崩壊を食い止める事もできず、

    意識ではどうしようもない ”いのちの継承”が行き詰まった姿です。





    何度か、いままでの記事に書いて来ました言葉、

    刀は、切っ先から毀(こぼ)れる。

    (鋭く研いだ剣は、研ぎ済ました刀の先から欠けていくものだ。)


    研ぎ澄ましたら、終わりなのです。


    近代化の先進性の競争に勝った、その時点から刃は毀れていくのです。


    偽の世界 『陽』は、かならず滅びます。


    それを、再確認するような感慨を、いつも感じています。







    ご相談の内容を、次のように色で分けてみました。


    この色の部分は、兄や夫がいるのに=男が頼りにならない。

             女系の家系の生まれの女であるAさんの運命です。


    この色の部分は、女系の家系における男と女の機能の逆転です。

    この色の部分は、女系の家系における不甲斐無い男性の姿です。 





    「女系の家系」を、言い換えれば、

    男性がいても「父権」の実態がない家と言えるでしょう。



    父性が、社会や家庭において発揮する特性とは、

    自らの欲望をコンロールしつつ、全員の将来を考えるリーダーシップ、

    家族や社会の全員の取りまとめ、ルールを教える役割。

    そのルールの堅持と遂行、それに伴う責任感、

    ある時は、それに命を懸ける。

    社会、家庭の中で、その集団のルールや文化を伝承して行くには、

    この父性が絶対に必要であると云う事です。





    基本的には、

    父性を発揮するのに適しているのが男性・父親です。

    大げさではなく、男は、その為に命をかける事だってある。

    そこが、成熟した『老陽』の意味する処なのです。

    父性の欠如は、その集団の気力が衰え、散漫になります。


    エ――? 

    なんだか、ここまで書いて来まして、、、、、

    わが国のこと?  って、  あはは。


    国全体の父性と云える機能が、マヒしている状態ではありませんか?

    必要な決める事が決められない!!!

    国会議員も官僚も自らの欲望をコントロールでき得ていない。

    全体の将来を考えるリーダーシップがない。

    ルール(道徳)を教える機能が社会にない。

    国として集団の文化を伝承する事が、でき得ていない。

    伝承していく全(まった)き国史がない。

    国の歴史が必須教科になっていない。



    『陽』の真骨頂、命を懸けて、国を守る。

    それが希薄ですね――――

    命を懸けて、命を守るのは母性です。

    その命の拠り所=国と云う入れ物を、命を懸けて守るのが父性です。

    まったく、わが国は父性が体現されていませんね。

    全き国軍と呼べる軍隊がない。 

    あ、戦争をしない為の軍隊ですよ。
     

    我が国は、言い訳、ウソで固めた変な国です。


    いつからか?

    先の戦争から、日本は、このままでは女系の国だわ。

    ま、それは、又の記事にしましょう。   ほほ。




    Aさんの母上の事は、詳しく聞いておりませんが、

    ご相談の内容と、母上の命式から解る事は、


    姉妹ばかりの家=女系の家の生まれと育ちであるか、

    男女の機能が逆転した、弱い兄弟のいる生まれであろうと想像できます。

    夫につらく当たった態度から見ますと、

    元々の身についた躾が、男性的権威に従う事がむずかしいのです。

    育った家庭の中に、父権・男性的徳性が備わっていなかった。

    時代の風をすばやく取り込める精神的に強い母親が、

    家を取り仕切っている姿を、おそらく見て育ったと思います。

    だからこそ、その年代で、

    教師になる=進学を認めてもらえる家庭であったはずです。


    深く言いますと、(皮肉ではありませんよ。)   あっはあ。

    家族道徳の崩壊した家庭の、お育ち。 と思います。






    今日、ご紹介したAさんの一番欲しいもの、

    それは、だれもが欲しいものでしょう。

    これらの恵みは、意識ではコントロールできません。

    これらは、自然から無意識の恵みとしてもたらされるものです。 



    自然の人間としては当たり前なしあわせ。

    それが実現していない。

    自然ではない、自然の在りように反逆している人間の生き方、

    意識へ偏り過ぎたいのちの歪みの姿です。 





    天は、人間の意識が作ったロジックの通りに、動いていません。

    自然は、絶対に人間の意識に合わせて動きはしない。  






    近代化の寄せ来た功利と近代的自我のペルソナの残骸の中で、

    意識では、この世界を、もうこれ以上、どうすることもできない。

    と、もう、気が付いても良い頃ですね。






    芥川賞の田中さんについて書くつもりでしたが、

    記事が長くなりすぎました!

    次回へ廻した方がよさそうです。   ほっ。


    次回、冒頭に取り上げたいと思います。

    ご了承くださいね。







    よき、一週間をお過ごしくださいね。

































    参考文献: 父性の復権   林 道義  中公新書

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    ( 命の継承と運命 9.)   胎内世界   /  芥川賞 『共喰い』 田中慎弥

    Category : 絶家の家族関係
    雪がはげしく降っているのが分かりますか?

    2月閏29日、正午頃の 新宿御苑 〈 イギリス庭園 〉冬の雪景色です。

    まるで夕刻のような日差しの中、雪踏みをして来ました!   あっは。


    冬の野山を訪れると、自然の、≪本当の姿≫を見る事になります。





    新宿御苑 冬



    実は、真冬の新宿御苑で ”霜柱を踏もう会”の計画を立てておりました。

    前日から出された大雪注意報、

    私に取りましたら、今年は山中湖に次ぐ大雪。 

    どうやら、、、とうとう雪女になったようです。   あはは。



    朝、目覚めると真っ白な銀世界!

    だから、止めよう! なんて、誰も言わない酔狂者ばかりが、

    大雪を頭からかぶりながら、 ”大雪を踏もう会”を敢行しました。 ほほ。
     



    新宿御苑 イギリス庭園  春

    これが、同じ場所の夏の風景



    真冬の新宿御苑に行くのは目的があります。

    落葉樹、木々たちの、≪本当の姿≫が、見られるのです。



    人間もそうですが、

    世間での上辺の虚飾、地位や名誉、称号、肩書、装飾、一切を

    取り去った後、初めて人のなり人間としての価値、真価が分かるのです。

    その姿には、誤魔化しのない固有の運を見る事ができます。 


     


    いつも見ているフランス庭園のプラタナス。

    本当は、紅葉葉鈴懸の木(モミジバスズカケノキ)と言います。

    新宿御苑 フランス庭園  プラタナス(スズカケノキ)夏



    そして、これが、すべてを落したプラタナスの本当の姿でした。


    新宿御苑プラタナス 冬



    新宿御苑は、江戸時代の高遠藩内藤氏の江戸屋敷跡です。

    それで、この辺りの地名は、内藤町と言います。

    今も、内藤家の御当主が此の辺りにお住まいのようです。

    今の皇居(江戸城)に近いこの土地に、

    内藤氏が、ここまでの広大な屋敷を幕府から賜ったのは、

    関ヶ原で家康に見込まれて信用をされた結果です。


    絶対に裏切らない者を、江戸城の周りの広大な敷地に住まわせて

    敵が攻めて来た時の守りに備えたからです。




    新宿御苑で、一番高くそびえる樹木が、下の百合の木です。

     新宿御苑  百合の樹 夏


    明治6年に植えられて、樹齢約140年、約30mの高さまで伸びています。

    葉や花、種を落した百合の木の本当の姿は、これです。



    新宿御苑  百合の木




    足元を見て歩いていると、

    時折、ドッサッ! と云う音と共に木の枝から雪が、傘に落ちて来ます。

    しんしんと身体が冷え込んで来ましたが、

    だれも早く帰ろうと言わなかったわ――。




    真摯に自然に向き合う木々の迫力、威容さに惹きつけられて、

    全員が心を打たれたのかも知れません。     




    雪景色の御苑に出会えるのは、貴重な機会なのね、きっと、

    多くのカメラマンが、三脚を立てて撮影をしていました!  















    では、今日の本記事です。



    今回で、( 命の継承と運命 )

    功利と近代的自我の残骸 シリーズの記事を、ひとまず終えます。 

    また、いつか。


    今日の記事は、前より予告していました

    ( 命の継承と運命 )   胎内世界 / 芥川賞 『共喰い』 田中慎弥。 





    さぁ、参りましょう!


    運命学的に切り分けて参ります。


    文学的に申し上げる部分は、我らが現代の父性の代表! ふふっ。

    石原慎太郎氏に依って参ります。



    他は、私の嗜好に依ります事を、ご了承くださいね。  あっは。




    芥川賞は、ふだんは黙止(黙って無視)して読みません。

    理由?    正直、いいと思わないからです。


    そもそも、

    芥川賞は売れるかどうか分からない小説で、

    文芸雑誌に発表された作品で、まだ単行本になっていない、

    今、売れていない作家が貰うものです。


    未熟さ、若さ、時代の先端ぶって?    ほっ。  

    余りにも、ストーリも奇をテラっていて、うす汚い感じがする、、、あっ、、、

    お決まりの ≪閉塞感、倦怠感≫ ただよわす主人公と、

    これ又、うんざりさせられるセックスと暴力がつきもの。

    それがないと人間の本来の生ではないみたいな安っぽさが、イヤですね。 


    でも、この位、過激でないと目立たないのかも知れない ? あは。

    文学の登龍門?  

    ほんとうに龍なの? 天に昇る龍なの?  あはは。



    反対に、直木賞ベストセラー作家が対象ですが、興味がない、、、   

    運命学をやっておりますと、

    小説の虚構は、見え透いた作り物で、つまらないですね。

    鑑定する現実の方が小説より奇なり、です。   ほ―。




    石原慎太郎氏は、選考委員の時、「共喰い」について、


    ”読み物としては一番読みやすかったが、  (中略)

    「お化け屋敷」のショーのように次から次へ、

    安手でえげつない出し物が続く作品〝   と。








    今回、私にとっては異例なのですが、確認の為に文芸春秋で読みました。


    確認?  なにの、、、


    彼の住む胎内世界が描かれているだろう!
     と云う点でした。








    えー、胎内世界が!
        その通りでした。    ほっ。

    テレビで、田中氏のお姿、お顔を見た時、そう思いました。

    もう、鑑定の慣れで、お顔を見たら、

    特徴のある命式は、すぐに分かります。  

    今の小説家にはこう云う命式が多いのです。 



    あ―――、こう云う人達が、小説界へ入って行く時代なんだ―――。

    ひとつの感慨でもあります。


    ちょっとクイズです。

    田中慎弥氏を、五行に例えると、木火土金水のうち、何でしょう?

    テレビ、マスコミで伝わった映像から受ける印象で、

    お答えになってみてください。


    あなたの直観力のテストです。

    答は、記事の最後にあります。





    運命学的に、ピーンと来たのは、

    田中慎弥氏は、

    典型的な女系の男子でいらっしゃいますね!     ほほっ。


    (それで、取り上げようと思った訳です。)



    前々回の記事で書きました多大なる母を命式に持っている方だなぁと。



    マスコミの話題の中で、

    田中氏は、石原氏に対して、「もらってやる」発言をしていましたね。

    あれは、当代随一の父性を感じさせる相手(石原氏)に対して、

    田中氏がどう云う位置にいるかを自ら証明する象徴的な言動でした。



    父性の対極 : 母性側、

    父性 : 子 



    このとは、

    児童や幼児ではない、胎児であろうと、ピーンと来ました。

    非常に、この事から田中氏の命式に興味を持ちました。  




    そしてまず、田中氏の顔相に社会性で鍛えた痕跡がない。

    (あーごめんなさいね~。)


    自己追求型、自分の内面の中を始終見ているからでしょう。

    幼くして父親を失っています。(父性縁が弱い。)

    事実、高卒以降、働きたくなかったので、一度も働いてない、と。

    母親の働いた生活費で今まで生きてきた、とか。

    自己の主観世界の外=社会へ出る必要がなかったのです。


    なぜなら、

    母に守られ、未だに母親の子宮の中に、胎内に居るのです。 


    現実、物理的に、そこに居ると云う事じゃないのですよ。  ほほ。

    その本質をもっている命式だと。。  。


    体のしなりや表情、目つき、全身から、

    ⑨ 生まれたままの幼さ、青さ、自己へのこだわりが伝わって来ます。

    そのこだわりは、ダダっ子、無心に赤ん坊が泣く程の強さがあります。

    ⑨ やさしそうなのですが、自己中心で頑固で、わがままです。


    多大な母って、ちなみに何人の母なのだろう ?  あはは。

    命式の中に、最低7人。 

    7人の実母と継母が彼を守っています。

    この人数は、それだけ母性の守りが厚い運命である象徴です。

    具体数の場合もあります。

    正母(実母)、継母の大群が命式を占めているので、

    その代わりに、父親、妻、子供、兄弟の居場所がありません!

    正母(実母)、継母の大群が、運命を動かして行く命式です。



    ⑨ この母達は、

    命式の本人を守る代わりに、同時に息子の精気を吸い取ります。

    こう云う命式の人は、実際に身体が大きくなれません。

    田中氏は、細身、痩せているでしょう?



    一人っ子は、男子と云えども、やはり女系です。

    父親がいません。父性の恩恵が受けられないのです。

    その代わり、自分を守る象(かたち)が強い命式です。


    唯我独尊ですから、強い自己主張が活かせる仕事が合っていますね。

    絶家の最後の途絶する孤独に強い運命を活かすには、

    孤独なんかヘイチャラで記録を伸ばす、競争に勝ってピークに立つ、

    その道のエキスパートになるのが向いています。



    小説家は正解です。


    血統や身内に恵まれない代わりに、

    『陽』の産物=競争や選別に勝ち、誉賞なり褒称に恵まれます。




    出来得ることなら、

    人類の為に、世の為に、

    家系の最後を飾って生きるのが最高の人生でしょう。


    人物的には、この位が、表現できる限界かと思います。





    次は、作品の中へ、


    色濃く、彼の本質が表われている内容です。

    先ほどの胎内世界を内側から見られるかどうか、確認です。





    題名「共喰い」とは、ひとりの女性を、父と息子で犯す意です。

    ともぐい? ものすごい表現ですね。

    エサですか?  女は?    ほほっ―――。


    17歳の高校生が主人公で、ひとつ年上の女子高生がその女性です。 

    自分の相手の女性を、実父が騙して犯します。

    (これだけでも、もう、うんざりだわ―――  ほ。)


    その巡り合わせの運命の処理を、父親との葛藤も含めて、

    過去にいろいろあって別居している実母が、事を察知して、

    息子に黙って実父を殺し、すべての罪を被ります。

    息子は、大雨の中、実母が実父を殺める現場を見てしまいます。


    実母の犠牲あっての自分と彼女と云う結末を迎えるのです。 

    母親が献身的に罪をかぶり、息子を庇って救う。

    スジ書きは、古典的です。


    母性の美談?     まっ!





    ひとつ年上の彼女は、都合のいいだけのバカ娘として書かれています。

    いわゆる意志や顔を持ったキャラが描かれていません。


    父親も暴力的、偏執的に書かれていて、

    毅然としているのは母親だけ、母親だけが存在感のある人物ですね!


    あ、もう一人、

    実父が同居していた女性、この人の性格もリアルに描かれています。

    主人公の食事等の世話をした女性です。 命式中の継母です。


    実母、その代わりになる継母、

    こう云う対象だけが、存在感を持って書かれていますね!

    田中氏は、母、母性だけに興味を強く持っているようです。

    しかし、

    継母は実父を捨てて蒸発をし、実母は刑務所の中です。

    これは、暗示的です。



    その母の為に慟哭する訳でもなく、感謝する訳でもなく、

    母の類に依存をして生きている自分の生に気が付かないまま、

    主人公は、年上の彼女と居ます。



    それはそうです。

       
    胎児にすれば、100%が受け身で、保護される事はあっても責任はない。


     ほっ――。





    ここら辺が、意識中心の現代文明の限界なのかも知れません。


    今回で、芥川賞選考委員を降りられた石原都知事は、


    「新文学の刺激がほしかったが、なにかちいちゃいんだね。

    自我が非常に薄っぺらになったね。

    ただ、今はもっと本質的な人間の崩壊が始まっていると思う。」 と。


      

    運命学的には、

    巨大化した母性が、ゆがんだ父性を殺める作品でした。




    以上、運命学の仕訳で、むずかしかったかも知れません。 ほほ。





    記事中の田中慎弥氏のクイズのお答えですが、

    彼の命式の中にある五行で、一番強いのは、『水』です。

    なにか、どこか怜悧な感じが?

    ヒヤっとする感触をお持ちです。 




    このシリーズは、一旦終わりになりますが、

    また、いつか.....

    その時まで、おたのしみに!    ほほ。


    あ、今日は、ももの節句!

    桃の花が、似合う日でしたね。





    桃の木


    桃の木





    よき一週間をお過ごしくださいね。

































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    コメントへのお返事 10.   (母性を喪失した家族の癖)   トクヴィルの政治学

    Category : 絶家の家族関係
       冬の薔薇(フリージア)


                       黄色ばら


    蕾をもってから早一か月、もうダメかも? と思っていたら

    この寒さの中で咲いた薔薇です。






    今日も過去の記事へいただいたコメントへのお返事の記事です。 
      

    今日は、

    運命鑑定日記 5.(母性を喪失した家族の癖) 西洋父権社会の本質


    の記事へいただいた中から次のコメントを紹介します。 




    カエル君の可愛い顔を見ると、あの暑かった夏が

    なつかしい気がしますね!=

    青ガエル君の目が、じっとこちらを見ているのが不思議です。

    逃げないのですね、、、=


    >ブームと云うのは、

    >個人に光を当てているように見せかけてはいるけれど、

    >社会としてどう利益が出るか?

    >国として経済戦力の為には国民をどう道具として使うか? です。


    その国の上に、

    もっと恐ろしい力が加わっているような気がします。=

    私達は自分で生きているようで、

    実はもっと狭い道を歩かされているのではないでしょうか?=

    目先の安楽を求める私たちが愚かなんだろうな! と

    どっか上の方から眺めている私がいます。=






    ほんとうに、あの暑かった夏が、なつかしいですね。

    ココの処、冴えていますね!     


    国の上に、

    もっと恐ろしい力が加わっているような気がします。=

    私達は自分で生きているようで、

    実はもっと狭い道を歩かされているのではないでしょうか?=




    最近は、みなさんのコメントで、学ばせていただいておりますよ。

    近代合理主義の幻想を見破るような表面的ではないモノの見方に

    目覚められたようで感心しております、、、


    今日は、なにやらこれから先、

    ちょっと! 政治談義になるやもしれません?!   ほっ。

    決してこのブログは政治的なブログではありません。が、

    しかし、今、丁度、衆議院選挙の真っただ中でもありますし、

    みなさんの関心がそこへ集まっている時期ですから、、、

    すてきな方をご紹介しましょう。  

    彼の名はトクヴィルです。


    衆議院選挙の候補者などではありませんわ!   あはは。




    アレクシ=シャルル=アンリ・クレレル・ド・トクヴィル

    Alexis-Charles-Henri Clérel de Tocqueville、

    (1805年7月29日 - 1859年4月16日)

    フランス人の政治思想家。 実家は古い貴族です。





    初め、裁判官、後に国会議員、次に内閣外務大臣まで務め、

    3つの国権(司法・行政・立法)全てに携わった政治家です。



    『陽』の現場を、つぶさに知ろうとすれば、

    ある一面で、『陽』・意識が作り上げた力組織(権力組織)=

    政治の正体を知る事が、一番手っ取り早いでしょう。 



    知ると云う事は、無意識から自分の意識上に置く事です。

    意識と云う机の上に置いて、『陽』の偽性をジロジロ眺めて見てください。

    その為に、トクヴィルを紹介しましょう。




    フランス革命の当時、25歳であった彼は、

    祖父が革命派によって処刑されると云う経験をしています。

    自身が巻き込まれるのを避けてアメリカへ9ヶ月間の旅行をします。

    その時、アメリカの経済・政治体制、社会のあらゆる面を観察します。


    日本が、黒船も知らず、まだ近代化を始める33年も前に、

    今から、177年前に、もうすでに、

    民主主義が将来どうなるのか、その著書で未来を予測しています。




    近代合理主義の思潮の中で、

    『陰』の存在を打ち捨てている『陽』の本質を机上に置いて見る事は、   

    非常に、大事な事だと思います。

    ----------------それは、

    この地球上にある近代以降のあらゆる人間の意識『陽』が作ったモノ=

    今ある政治形態だって、都市機能だって、学問そのものも、

    すべて良い事なんだと、鵜呑みにしてはいけないからです。


    それらが、どんな欠点を持っているのか?

    これから先、どうなって行くのか?

    それらと同じ近代合理主義で眺めていたら分からないのですが、

    近代化以前の人間の目や、東洋的な智恵を借りて眺める事は大事です。

    マスコミに振り回されないで自分の考えが持てるように、

    自らの周りの諸問題を自立して眺めていけるようになる為に、

    トクヴィルを知る事は、楽しい事です。  ほほっ。




    今あるモノになんの疑いも持たなかったら、

    我々は、『陽』の偽性をほんものと見間違い、

    理想がそこにある!などと騙され続けているばかりでしょう?  




    明治維新からさかのぼる事33年前、トクヴィルは、30歳の時、

    1835年に『アメリカの民主政治』を著しています。


    なんと! 日本は、刀を差してちょん髷を結っていた頃です。  ほー。


    この著書は、

    政治学・社会学を専攻する学部生に対して課題図書に指定される程の

    政治学・社会学・歴史学の入門書となっている古典的著書です。

    彼は、その中で多くの予測をしていますが、

    たとえば、奴隷制廃止で南北戦争が起こることを予測し、

    ロシアがアメリカのライバルの超大国として台頭する事を予測し、


    後年、その通りになっている事が高く評価されています。



    彼は、アメリカの民主制の将来について推測し、

    民主制自体が、人間にとって危険なものとなる可能性について論じ、

    民主制自体が、

    「ソフトな専制政治 (soft despotism) 」へと悪化する傾向がある。

    多数派の専制政治を生み出す危険性もある。と言っています。



    他には、


    当時のアメリカは近代社会の最先端を突き進んでいると見て、

      近代社会における先駆的役割を担う事になるだろうと予言をし、 

    その先、経済と世論の腐敗した混乱の時代が待ち受けていると予言、

    民主政治とは「多数派の世論による専制政治」だと断じ、

    その多数派世論を構築するのが新聞、マスコミだと予言をしています。 

     


    このように、

    現代のメディアの台頭と民主主義政治との密接な関わり合いを

     いち早く予想していたのです。 

    彼は大衆世論の腐敗・混乱に伴う社会の混乱を解決するには、

     宗教者や学識者、長老政治家などいわゆる「知識人」の存在が、

     重要であると考えており、 

    民主政治は大衆の教養水準や生活水準に大きく左右される事を

     改めて述べています。 
             (参照:ウィキペディア)





    下線部は、まさにその通りですね。




    新聞、マスコミが、政治の側に付いて世論操作をして、

    経済と世論の腐敗した混乱の時代になって行くのが

    民主政治だと言っているのです。



    現在の世情を見越していた感がありますね。




    更に、政党や選挙について次のように言っています。

    民主政治における政党とは我欲が絡んだ必要悪だ。

    自由な政治に付き物の一つの悪弊である。





    トクヴィルのロジックは、こうです。

    民主主義の政治形態では、人民が主役です。

    しかし、全員が集まって議会を開くのは無理です。

    そこで代理人を選ぶのに選挙を行う事になるのですが、

    多くの候補者がバラバラの意見を云うと選びにくいので、

    パーティ(党)ごとに、まとまってもらった方が解りやすい。

    しかし、誰だって無欲で人民の代理をしたい訳でもできる訳でもない。

    誰が、わざわざ大変な選挙をしたいと思うか! 

    苦労の引き替えに我欲に合う利益を見極めて代理を行うのである。

    その為に、政治家は、まず初めに自らの利益を見極め。

    それをはっきりさせると同時に、

    自分の利益と見合う周囲の利益がどんなものであるか見極めて、

    我欲をどう取り繕い、周囲の利益に隠せば票に結び付くか?

    その為には、詐称、詐術さえ駆使し、マスコミを利用する。
     

    と、予測をしていました。





    また、トクヴィルは政党についても、次のように言っています。


    大きい政党は、天下国家について新しい理想を掲げたがる。

    掲げた理想も話が大きいだけに国家の存亡までのリスクがある。

    政治家の我欲は、大きい政党の云う政策(マニフェスト)の公益の看板の

    下に巧妙に隠されている。
     



    まさに、このとおりです、、、




    小さい政党は個別的な政策を全面に出し、

    その政策は、あからさまに出ている我欲が色取り取りに見え、

    言論は激しいが、臆病でとりとめがない様子だ。   


    と、言うのです。


    なにやら、12も政党ができた日本の状況が分かっていたような?

    私たちは、とりとめもない選挙を、やっているのですね!  ほほっ。



    しかし、その原因は、

    民主政治は、大衆の教養水準や生活水準に大きく左右される故に、

    「民主主義国家は、自分達にふさわしい政府を持つ」と。



    耳が痛い話です。  あはっは。

    今の12の政党がある取り留めもない選挙の原因は、

    我々一般大衆、日本人の教養、生活水準のせいだと言うのですね!



    どうしましょう?   あはは。



    これは、どこか、仏教的な知見にそっくりですね。

    仏教では、人は自分に合った丁度の処に生れている。と言います。

    自分が生れた環境は、自分に一番似つかわしい場所だ。と説きます。




    運命学でも、そうです。

    凹の親の処には、凸の子供が生まれて来ます。

    凹の子供は、凸な環境の処に生れて来ます。

    要は、ぴったしの相合う運命の出会いなのですね。    あはは。


    実際は、凸と凹の2種類などではなく、

    運命は、無量大数くらいの差別があります。

    しかし、不思議な事に、家系は川のような物で、

    川上からは、同じ運命が繰り返し、繰り返し、流れて来ます。



    ここでも、東洋的叡智は、宇宙即我を貫いています。

    環境即我なのです。



    トクヴィルの名言に、どこか東洋的な知恵を感じます。  


    「道徳の支配なくして自由の支配を打ち立てることは出来ない。

    信仰なくして道徳に根を張らすことは出来ない」


    「平等と専制が結合することになれば、

    心情と知性の一般的水準は低下の一途をたどるだろう」


    「生きて活動し生産するものは全て、どんなに新しく見えても、

    新しさの背後には古い起源を有しているものである」





    アメリカは、建国が1776年ですから新しい国です。

    王室とか皇室、守るべき古い権威とか伝統がありません。


    そう云う古い価値観を引きづった権威社会と無縁な-----------

    ----そう云う意味で自由な精神にあふれたアメリカだからこそ、

    自分が正しいと思った事は、ひるむ事なく主張をし、できる社会。

    正しくて、創造力があれば古い権威から足を引っ張られる事もない。

    それが、前回のテーマだった(牛乳)の害悪についても、

    自由活発に研究や著書が発表される土壌があるのでしょう。



    トクヴィルも、


    アメリカ人の重大な特徴は、欠点を自ら矯正する能力を持っている。 


    と述べています。



    民主政治の将来に、

    社会的紐帯や共同体の分断を懸念し多数派の専制 
    を予感しています。


    これは、

    民衆が主体であると云う形態をとる民主制であるにもかかわらず、

    平等思想が、あらゆる人間が皆平等と云う相対化の結果が、

    人と人の結びつき、社会共同体などを切って分断をするだろう。

    そして、個人個人がバラバラになった上での、

    マスコミや利権にもとづく企業や官僚が、多数派を形成したら

    それらの思うつぼの制度となって、それらが専制政治を行うだろう。

    そして、民主主義でも、人の命や尊厳が苛まれる社会になるだろうと云う

    トクヴィルの予感です。


    この予感も、現実に当たっていると思います。

    みなさん、どうでしょうか?




    要は、人の欲望に根ざした力で作ったモノ『陽』の現象は、

    それより大きな欲望の力でかき消され利用されるのが常です。 

    絶対性はありません。

    つまりガラスの花瓶と同じ、落ちれば壊れるものなのです。


    落ちて壊れるモノに、

    継承すべき命を生み育てる役割の女性が頼ったらどうなりますか?

    命の継承に難が出て来ると云う事です。


    男性は、別です。

    男性には、男性の徳分があります。




    今日のテーマ・(母性を喪失する)とは、どう云う事なのか?


    世の中が、母性を喪失して、どこへ行くのか?

    身ぐるみ、『陽』の呪縛の中へ沈んでいくのですね。

    その『陽』の呪縛とは?

    いずれはかき消されるムードに一生を縛られると云う事です。

    呪縛されるなんてこれっぽっちも思いもしないで、

    きっと、それは、 もっとがんばろう! と健気にも思ってしまう、、、

    大いに自尊心をくすぐり、力を発揮できる、、、

    そんな単純志向へ舞い上がれる仕掛けなのでしょう。

    そんな装置、本当にこの世にあったんだっけ?? ?   


    あると云うのは、時代に乗ったマスコミが作る幻想でしかないでしょう。

    もう、これは、くるくる変わる『陽』の仕業なのね。



    男だって、家庭を犠牲にし、命さえ、ある意味捨ててやっている事を、

    女だけが、夢の中ばかりに居られるはずもない、、、

    夫よりも私の方が能力は高いと思うのよ、、、って、

    それはそうでしょう、女系ならでは、そう云う夫婦のパターンだもの。

    女が社会的に恵まれ、その夫や息子は何らかの障害があって、

    力を発揮する事ができないのです。

    それが、家系( 決して個人ではありません、)における

    男女の正常な関係性や陰徳の積み重ねがなかった標(しるし)、

    夫婦の陰陽のバランスが狂っている先祖がいた標、

    無意識界からシグナルとして表れ出た標が、

    生きている貴女に教えてくれている現象だって、分からないのね。

    そこまでの深い読みができないペラペラの思想にダマされて、

    バラバラの個人主義で、家族と関係ないって見ようともしないで、

    夫より能力がある事を、しあわせなんだって片づけて、、、

    あ--- その上、男女平等のニセのベールを張り巡らされて、

    皆平等の相対化の中で、上下、尊卑の別もなく、錯覚したまま、

    人生の表面(おもてづら)だけで、仕切って行く。

    徳分よりも得分を重んじる社会に、

    いつの間にかすっかり染まって、

    物質欲や欲界の魔王の手下になるのです。

    女を狂わせる近代化と云うものは、何んと罪が深いのだろう、、、

    意識中心の近代合理は、命の断種をする思想なのです。



    それはそうです。『陰』を無視する思想ですから。





    こう云う人間の生き方を根本から迷わせて狂わせてしまう世相を、

    仏教では『濁り』と言います。

    『陽』が、本来の『陰』の徳性を実現する力として発現しなくなり、

    『陽』の偽性が、強く命を苛(さいな)むものとして現れて来るのですね。

    そして、罪深いのは、『陰』の女が、命を苛む手助けをするのです!



    そして、命を継承する役割を犠牲にし、捨て去って、

    自分の『陽』における能力の評価だけを求めて、

    『陰』の場であるべき家庭をないがしろにする事は、

    たとえ、いっ時、『陽』の世界で成功をした姿を現じたとしても、

    根の腐った山の木々が、最後の種を残そうと花を乱れ咲かせる姿に、

    そっくりなのです。


    運命学のリズムは、帝旺の次は、衰。

    旺ずる極みは衰えます。

    欲望の力を出し過ぎたら、衰えるしかないのです。

    やり過ぎは、ダメ。

    これが、東洋運命学の智恵です。



    自由と平等と云う安っぽい似非真理を信じて、

    民衆が主体と云う観念をロジックにした民主主義と云う政治形態、


    すべてが、人の意識の作ったロジックではありませんか。

    そこには、命の尊厳と云う言葉はあるけれど、

    どこにも、それは、平等と言いながら、

    平等に、その中味は実現されていません。   あはは。





    現象でしかない『陽』には、それは無理なのです。

    『陰』の徳性を以ってしか、実現はできません。




    それが、意識で理解しようとする人には、分からないのですね。


    近代化とは、人間が考えついた、方便の理屈です。

    それをロジックと言うのだと、受け止めてくださって、

    せめて、女が『陽』の現象に命を懸けるのは、やめましょう。


    ほほっ。

    後は、みなさまが、よしなに、、、受け止めてくださいね。



    寒波が襲っているようです。

    日本中が、『天』から叱られているようです。    ほほ。




    では、よき一週間をお過ごしください。
































    ---------------------------------------------*・・+"*☆★☆." 
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    テーマ : 家系・家族の癖
    ジャンル : 学問・文化・芸術

            

    ( 命の継承と運命 10.)    陰陽の波打ち際      (女ばかりの孫)

    Category : 絶家の家族関係
     忍野八海・銚子池 ( 山梨県南都留郡忍野村忍草 )

         
          冬枯れの景色の中で、湧水の清らかさがひときわでした。 


    忍野八海


    写真をクリックしてください! 全体が見られます。 


     

    ひさしぶりに、音楽をどうぞ、、、

    音楽はいらない! と思う方は、どうぞパスを!


     
    新緑の朝〜リラクゼーション〜 癒しの音楽



    過去に、もう何度も紹介をしている音楽です、、、 ほっ。


    現在の時節、

    野山を歩いておりますと、

    目には冬景色なのですが、春の新緑の息吹きが感じられて、

    野山が、春の歓びの準備をしているのが分かります。








    昨年の3月 3日以来、約一年ぶりに( 命の継承と運命 )の記事です。

    今日の記事は、


    ( 命の継承と運命 10.)  陰陽の波打ち際   (女ばかりの孫)  







    もう、今回で10になるのですね。


    このシリーズをみなさまへ読んでいただく事が、一番大事です。

    他の記事は、すべてこのシリーズを理解していただく為に

    書いていると言っても過言ではありません。

    ***************

    このシリーズは、このブログのサブテーマのひとつである、

    近代化による無意識・『陰』の喪失が、

    命の継承の喪失へ、つながって行く。



    運命鑑定の事例から警告のつもりで書いている記事です。

    みなさまは、一つの仮定としてお取りくださって結構です。

    ご自分の周りの事例を観察をなさって理解を深めてください。

    何よりも、そう云った関心を持つ事が、自分と云う自然、

    自分の中の『陰』に気づく事だと思います。

    まずは、ご自分の自然回復を! そこからですね。  あはは。 



    今日は、『陰陽の波打ち際』もしくは『陰陽の結界』についてから始めます。



    突然ですが、


    ....


    上の写真の光景は、無意識界と意識界の波打ち際、結界の姿です。 
     



    えっ、忍野八海の銚子池の写真でしょう?

    あはは。 それはそうなのですが、ムズカシイかな!?  あはは。


    これでピーンとお分かりになる方は、

    意識界だけに囚われていない。  

    『陰』と『陽』との中庸のバランスを掴みかけていますね。




    すこし、解説しましょう。




    この景色の中で、どこまでが人間の力が入っている範囲なのか?

    そのラインを、しっかり引いてみてください。

    ヒントは、地下水をくみ上げるのは人間の技であっても、

    地下水脈を人間が引く訳にはいかないでしょう?





    自然・『天』から富士山に降った雨雪が富士の伏流水になって、

    人間の意識とは関係がない地下水脈の湧く力・・・・・・『陰』が、

    起した池の波紋と云う現象・・・・・・・・・・・『陽』です。




    つまりは、図式のように書きますと、





    池の囲み石、それを眺めている我々がいる世界が、意識界『陽』です。


    ーーー池の水ーーーーーーーーーー『陰陽』の波打ち際、結界ーーーーーーーーーー


    『天』自然 ~ 富士山 ~ 地下水脈 ~ 池の波紋までが、無意識界『陰』です。




    繰り返します。


    五行の「水」を押し出してくる湧水力 = 無意識界の力です。

    我々の目に見える水面の波紋 = 湧水力でできる = 意識界の現象です。

    これで、次の事が確認できます!


    意識界の現象は、無意識界の力によって顕われる。




    では、次です。






    ◯ 地下水脈と池の波紋の関係が、よ~く分ったら、、、   

    次は、我々人間の意識と無意識の関係に例えてみますよ。 


    大丈夫かしら?



    例えれば、目で見える景色において、

    この池は心。 意識『陽』です。

    水面に浮かぶ景色、これが五感で捉えた意識・心です。

    この景色が、どう映るかは水の質、量、意識の癖で一人ひとり違います。

    この景色(心)は、環境と共に、『時』と共に、クルクル変わります。

    そう、我々の心・意識は、環境と『時』に支配され、

    『天』の道、『地』の理、自然の道理に束縛をされ従うものです。 


    池の水は、我が心。

    池を囲む周りの石積、それは我々の体です。

    石積あっての池、池があっての石積の用役です。

    石積が無くなれば、池の水は地に吸い込まれて形を失います。

    水が湧くのを止めれば干上がり、石積は土と埃で埋まるはずです。

    これが、心と肉体は一体と云う東洋的な哲学です。


    波紋でしか想像できない、目で見る事ができない

    この湧水力を吹き出す水脈をたどって行けば、

    富士山から『天』までが無意識『陰』です。

    それは、雨雪を降らす自然の地形、天候による変化すべてです。

    宇宙の摂理に入るすべて、自然の為したものです。

    ---- 無意識界は、ただ自らの道理に従って変化をして行くだけです。


    無意識界は、ある意味『時』そのものですから、

    道理に従う五行のエネルギー転換そのものですから自在です。





    西洋哲学では、無意識である『陰』の世界を対象としていません。

    そして、次の下線部分を捉えていないのですね!  あはは。

    『天』の道、『地』の理は、自然の道理です。 



    西洋は、人間が自然の一部分とは思っていない。

    傲慢にも、その自然と戦うのが人間だと云う認識です。


    全ての西洋的ロジックは、そこから生れています。

    最近は、環境保護、共存する、とか言っていますね。

    人間が、自然を保護? ウソでしょう?

    人間が、この宇宙で地球と云う自然に保護されているのですよ!!

    共存だなんて!??  どこまで思い上がるのでしょうか?

    人間は、自然の中で生かされているのです。







    池と波紋の例えに戻りましょう。



    ◯ 『陰陽の波打ち際』、結界についてです。



    結界の水を湛える池の存在は、

    無意識界からの恵み・湧水がなければ無理です。


    その恵みを受けている標(しるし)が、波紋の存在なのです。

    この波打ち際で何が起こっているのかと云うと、


    『陰』の力が、無心に『陽』を動かし、

    『陽』を通して『陰』の徳性の現象化を働きかける場、

    陰陽の出会う波打ち際、結界なのです。

    この『結界の陰』の力の上に『陽』の現象化があります。
     




    自然と人間とが抱き合って生きている場所はみなそうです。

    海もそうです。

    砂浜と海のはざ間、そのラインが、結界、波打ち際です。

    この海岸線を人為的に変える事は無理でしょう。

    海を埋め立てて変えた処で、いずれ津波や隆起でどうなることか?

    海岸線も、本質的には『陰』の支配下です !   あはは。





    ◯ もうひとつ、『陰』には、" 含蓄 " と云う意義があります。

    地球が含蓄している ------ 『結界の陰』


    地下から噴き出る温泉、各種金属の鉱山、金やダイヤモンド鉱山、

    ウラン鉱山、石油や石炭、天然ガス、今話題のシェールガスなど、

    地球が埋蔵するエネルギー資源そのものです。

    風力、海洋、太陽エネルギーそのものも!


    我々人間の生命活動に絶対必要なエネルギー資源、

    『陽』の生産活動に欠かせないエネルギー資源、

    それが、地球埋蔵の『結界の陰』なのです。

    これらは、埋蔵量と云う限界を持った『波打ち際の陰』です。

    昨日、ロシアへ落ちて来た隕石と同じ、宇宙からの贈り物です。 ふっ。


    遺跡の貝塚などでも、

    人は、海や川の傍で暮らしていたのだと云う事になっていますが、

    もっと、厳密に云えば、

    人間の意識『陽』は、自然『陰』の力を利用できる「結界」の傍で

    生き延びる事ができた、、、命が存在できたのですね。


    命は、自然との瀬戸際で生き延びて来たのです。    

    だから、近代化以前は、

    人間が住んでいるすぐ横で、こう云う光景は、いくらでも見る事ができました。

    近代化以降、人間は便利と効率を求めて『陰』自然から遠ざかりました。

    今の子供たちは可哀想です。

    どこから命が力を得ているのか大人だって分っていない。 

    この自然を奪ったのが、近代合理主義です。



    この事を、強く感じたのが、

    今から紹介をするWKさんの鑑定でした。



    60代で工務店を経営するWKさんのご家族とは、

    10年以上の長いお付き合いでした。

    工務店の御商売は、運気隆盛、バブル崩壊後も順調発展をしていました。

    このように仕事面で順調な方は、家族や家庭面で不調が多いのです。

    長男Lさんも長女Mさんも、父親の会社を手伝ったり、継ぐ気はなく、

    Mさんが24才で相手が19歳でできちゃった婚で入籍をした後は、

    19歳の彼をWKさんの会社で雇い、彼の仕事ぶりには不釣り合いな35万円

    の給料を娘夫婦の生活費として与えると云う事もやっていました。

    まあ、御商売が順調な内はどうって事はない金額なのです。

    Mさんの第一子の女児は、命名の際の誕生時の鑑定で告げた通り、

    1歳未満で水頭症で入院をし、第2子も女児。

    この2人は、目鼻立ちは、例える女優が見当たらないほど美人で、

    古い例えですが、フランス人形のような愛くるしい女の子ばかりでした。

    そうこうしている内に、晩婚だったLさんの第一子が、女児でした。

    しかし、3人の女児が全員、実家に居つかず結婚縁がない!

    これは、どうした事なのか? と案じていましたら、

    その頃、WK氏から、話を聞きたいと云う申し出があって伺いました。

    さすがに言葉は少なかったのですが、お孫さんが3人も女児が続いて、

    ショックを受けているご様子。



    私: WK氏か、その父親が、お墓を捨ててはいないか?


    WK氏: 女房が一人娘だったものだから、私が養子なんです。

    当時、母親は相当反対をしたんだが、父親が亡くなっていなかったし、

    私が自分で決めた事です。



    WKさんは、長男だったのですね。今、お墓はどうなっているのですか?


    私が、家を出たから、今は弟が、、、


    お二人で結納の前に、自分の御先祖のお墓に御挨拶に行きましたか?

    家系の大事な後継ぎをいただくと云う事でお詫びに行かれましたか?

    できれば、奥様のご両親も行かれた方が良かったのですよ。


    奥様: いいえ、何も分からなかったものですから、

    これからどうすればいいのでしょうか? 



    他家の長男を御養子にいただくと云う事は、それもご先祖に無断で!

    そのご家系のお墓守りを盗む、どろぼうの行為です。


    神頼みではダメです。宗教がらみでお祓いとか、お塩を撒くとか、

    私の鑑定では、そう云う商売がらみの事は一切関係なしですから、

    どうか心から、家族全員で御主人の御実家のお墓へお詫びに行く事です。

    亡くなった人は無ではないのですから無視をしてはいけないのです。


    私よりも年上で、世の中の成功者に向って言い難い事を言って、

    随分緊張をしました。    ほほっ。


    恋愛は確かに切っ掛けではありますが、人間の結婚とは、

    犬や猫の子を貰うような事ではないのですよ。  あはは。


    『陰』の存在の無視が、家系にどんな波乱を起こすのか、

    本当に恐いような現代社会です。


    この後、お嫁に行った娘さんには、無事長男が生れました。

    これは、娘さんの婚家の家系の運ですから、順当です。

    仕事を継いでほしい息子さんの処は、二人目も女児でした。

    これは、もう一度、将来、養子を貰うかどうかで、

    やり直せ、と云う『天』の采配でしょうね。 あはは。


    ちょっときつい事を申し上げますと、

    滅びる寸前の家系の娘は、

    何よりもお金儲けを第一に考える男性に縁があるとも言えますね。





    池だけをどんなに大穴を掘っても、湧水がなければ、、、 あはは。

    湧水があっての池の造作でしょう。


    日本の国は、政治は、我々は、今、こう云う事ばかりやっています。

    『陰』を失った時、『陽』の現象は必ず亡びる、偽性です。

    これが、自然淘汰の姿そのまま、自然の摂理です。


    そうとは、露知らずに、

    湧水の根源の力・『陰』の池底の湧出口をふさぎ、

    命を守る事は、池の水を石積で守る事だと勘違いをして来た日本。



    明治維新以来、西欧列強に負けまいと、

    必死で、一目散に、合理主義による近代国家の建設を目指して、

    科学技術、大量生産の工業化で、アジアの近代化成功一等賞!

    弛まぬ努力で立派な営みを作り上げたはずの我が国の姿。

    その姿を、

    いつの間にかWK氏の中に観ているーーー。



    今の世の中で、人々が、どのような流れに身を浸しているのか?

    個人の生活においての個々の事案については、

    大きな事件や出来事にならない限り社会へは表われない事柄ばかりです。

    国は、経済の指標ばかりを追いかけるに必死です。

    経済の為の少子化対策であり、女性の雇用です。

    その最大公約数が、保育所の増設ですか...?   あはは。





    ゆくゆくは、東洋の『陰』の存在が、

    読者のみなさまの意識の奥底にある無意識の世界へ沈んで行って、

    響き合って、その塊(かたまり)が、大きくなる事、


    そして、塊を自覚した人間同志の無意識の出会いが、

    地球を取り巻き、いつか地球を蔽いつくし、

    地球の『陰』を守るハーモニーになりますように、、、

    そう祈っております。



    読者の方々には、それぞれの周囲の現実からの観察によって、

    記事の再確認なり、ご批判なりをなさってください。



    全ては、忌憚のない現実からの学びしかありません。

    また、重要なお気づきは、ご遠慮なくお知らせくださいね!



    寒さ厳しき折、どうぞ、ご自愛を。

    次の更新まで、ごきげんよう!































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    ( 命の継承と運命 11.)   意識の満足の果て...    不妊//非婚

    Category : 絶家の家族関係

    山中湖への散歩の途中、富士山  2月18日



    山中湖フラワーパークから富士


    写真をクリックして下さい! 全体が見られます!


    本当によく富士山の見える処へ行くものだなあ、

    そう思って、数えてみたら、今月は、もう3回、富士に逢っています。 

    休暇や山登りに、毎週、静岡や山梨へ来ているので、、、 

    その中でも山中湖は、富士五湖の中で一番標高が高いせいもあって、

    一番、近かくに見えて好きな富士です。



    富士の写真ばかりが、増えて行きます。  ほっ。


    ・・・・・・・・・・・・・・・









    今日の記事は、


    ( 命の継承と運命 11 )  意識の満足の果て...不妊//非婚




    実は本当の処、

    ≪ 大ばか者の意識が人類を滅亡させようとしている!!!≫

    とか、、、書きたいのですが、

    それじゃあまりにも、何なので、、、  あはは。



    今日は、

    最後に読者のみなさまへ質問をさせていただこうと思います。

    その節は、どうか良しなに...    ほほっ。




    では、本題へ入る前に前回の記事にいただいたコメントを、

    4つ、ご紹介を致します。

    それぞれ、鍵が掛かっているコメントなのですが、、、  ほほっ。

    公開をさせていただきますので、どうかご了承くださいね。





    まず、一つ目、メールでいただいたコメントです。


    ごく最近、運命と言う言葉に引っかかり、ネットを検索していたら

    こちらに出会いました。

    以来手当たり次第に読み漁っては目から鱗どころではなく、

    何か体の芯から湧き上がるような震えを時として感じながら拝見しています。

    恥ずかしながら、40代後半にして未だ独身という自分でして

    ブログを拝見するようになってから、

    ご先祖様に申し訳ないな!と忸怩たる思いを強くしています。

    まだ間に合うなら時代に繋ぐ子供(男の子?)を授かりたい、との思いを

    強くしています。

    まだまだ寒い日が続きます。ご自愛くださりますよう。



    拙ブログを読み始めてくださったようで、、、

    率直な感想をありがとうございます !

    このブログは、文章、表現で分かりにくい処があるはずです。

    無意識は、本来、文字などで表せないのです。

    それを意識が作為した言葉で綴っている為に、(ムリムリにです!)

    なにやら分らなくなる処があるはずです。

    目で読んだ時に読者の方々の五感・意識では、

    何を書いているのか、" 解らない!" と思われるはずです。

    でも、私とみなさまの無意識は★深層の無意識でつながっておりますので、

    私が、読者のみなさまの無意識層へ届く様に記事を書いていますから、

    みなさまの無意識は、意識するしないに関係なく分っているはずです。


    ★深層の無意識については、***** 無意識の不思議 7  天台の『九識』に、

    詳しく書いていますので、どうぞそちらをご覧ください。




    そう、、、、、そして、、、不思議な事が起こります。

    ご自身の意識で理解できる前に、

    無意識の方が早い! ―――――――― 体に出て来ます。

    無意識系統の統合である体が変化を出して来るのですね!      


    いろんな気づきをされるようになる。成長されるようです。

    また、これもいつかご紹介をしますが、

    男性でヒゲが濃くなったり、

    女性は、生理がきちんと28日おきに来るようになったり、  あはは。

    異性に関心を持てるようになったり、、、ご自身の変化を感じられるようです。



    何か体の芯から湧き上がるような震えを時として感じながら


    = これがご自身の『陽』・意識に抑圧されていた『陰』・自然の発露です。




    無意識の気づきと云うのは、   

    意識の裂け目から、    ポッ!  と弾けるように

    意識・五感などを無視をして、我々に気付かせます! 

    (理解、理で解するとは違います。)


    我々は、理によって生れ出た合理的存在ではありません。

    ロジカルな存在ではない。

    ロジック(理)でわれわれを掴もうと思う勿れ! です。

    あらゆる主義は、自然を動かす事も表わす事もできないのです。

    合理主義者が、意識の言葉を並べて本を著した処で、

    そこには真実はありません。

    真実は、あなたの心身、命がどよめいて感じなければ嘘です。



    我々は、この無意識からの気づきに疎くなっています。

    それは、目の前を生きる為に、他に為すすべもなく現代社会を生きる為に、

    その底流に流れる現代の雑多な思潮を呼吸します。


    近代国家の価値観、資本主義に迎合するマスコミから流される情報、

    あたかもそれらが真実であるかのように錯覚をして馴れてしまう、

    無意識を排除した近代合理主義が我々の無意識を覆い隠してしまうのです。

    まるで中国の汚染物質PM2.5の様に我々の命の深奥まで入り込んで、

    いつのまにか近代合理主義に汚染をされてしまう、、、

    この合理主義・『陽』が、固く閉じ込めていた我々の中の自然ーーー

    『陰』が、命の底でどよめいて! その存在を知らせているのでしょう。




    我々は、自然の一部、自然そのものの存在です。

    自分の中の『陰』・自然に目覚めてくださいね !









    一週間後、同じ方から、次のコメントをいただきました。



    池の例えで陰と陽を説明されていて何となく理解できたような

    出来ないような(笑)

    理屈で何とかしようという時点でまだまだなんでしょうね。

    話はそれますが、

    このブログを拝見するようになってからやけに夢を見るような?

    気のせいだとは思うのですが、これまで稀にしか夢を見なかったはずなのに。

    目が覚めたらほとんど内容は覚えていませんけどね。 




    この夢を見ると云うのは、そうですね。

    ご自身の無意識が、こちら(意識)と交信がしやすくなったのでしょう。

    『陰』を覆い隠していた『陽』の蓋が割れて隙間が開いたのです。

    それで、たびたび訪れるようになった!   あはは。

    無意識がいろんな事をあなたに伝えに来るようになったのです。  



    夢を憶えている必要はありません。

    無意識よ! どうぞ~  と招き入れてください。 あはは。

    もっと楽しい夢をみせてくれよ~

    役に立つ話を見させてくれ~ と信頼感を抱いてください。

    これから素敵な結婚相手を連れて来てくれ~    あはは。

    後継ぎがほしいいんだ~   と、

    (実は、59歳で後継ぎをもうけた男性がいます。又記事にしますね。)


    無意識は、あなたを自然な状態へ回復したいのです。

    あなたが自分の無意識すら気にもしなかった間、

    なんとかして意識中心の生き方からあなたを引きはがそうと

    ハラハラしながら今まで見守って来たはずです。

    あなたには、『陰』からの守りがあったはずです。

    母上か、だれか、ずっと心配をしてくださっている人がいませんか?


    今後は、ご自身の中を『陽』の天下にしないように、

    もともとあった『陰』の命を守る力がチューンアップするように。 ほほっ。

    そうすれば、本来の生命力が沸き起こって来るようになりますよ。

    これは、精神力を含めた体力にも表われて来ます。


    ちなみに、私は今冬は暖房をほとんど使わずに過ごせました。

    体の中から、熱が沸き起こっているかのようです。

    登山のせいもあって、脳がサバイバル的に活性化しているようです。

    これも、無意識がフルに脳へ指令を出しているのでしょうね。 

    私は、私を守ると云う事において意識よりも無意識を信頼しています。



    あなたは男性、子孫の繁栄、命の継承を守る生産力が使命です。

    現代文明は、これを阻害します。

    この事を考えると、

    近代化の先進国である日本において、

    小学校から繰り返し繰り返し刷り込まれる近代合理主義的価値観を、

    知らず知らずの内に、これが真理だ!当たり前だ!と受け入れさせる事は、

    いかに我々の生命・『陰』を阻害し、生命力を減退させている事か?

    本当におそろしい教育が行われていると云う事です。

    確かに、これは現代社会を生きて行く為には目先の処世術かも知れないが、

    幼児の段階から、真理よりも処世術で染められていく教育を受ける

    先進国の子供たちは、次の世代を産む生命力を保持できるのか?

    生きる手段でしかない『陽』である近代合理主義と云う思想を、

    ーーーーー 何の批判力もなく、客観視する事もなく、

    人間が生きていくのに正しい思想であると思い込む事は、

    まったく間違いであり、止めなければいけない事なのです。




    命の継承は、経済力やロジックの上に顕現するのではなく、

    『陰』と『陽』の中庸、調和の上にだけ顕現します。
     


    この事は、次回でまた書いてみようと思っています。



    では、3つ目の鍵コメントです。


    銚子池の写真と陰陽についての説明が、分かりやすくて面白かったです。

    今までの人生で、先祖の意識を感じた出来事がありました。

    家族が集中治療室に入って命の危機にあった時と、

    恋愛で苦しい思いをした時です。

    その時に、言葉で表現できないのですが、先祖の思いというか、

    先祖の意識のようなものを感じました。

    自分はひとりで生きているわけではないのだ…と強く思いました。

    それまでは、「先祖の因縁」は、霊能者がお金儲けのために、

    人に恐怖心を与えるための言葉だと思っていましたが、

    本当に、先祖の因縁と言われているものはあるのだと、

    実感した出来事でした。

    cosmosさんのブログを読んでいると、先祖の意識を強く感じるので、

    どうしてだろう?と思っていましたが、

    なるほど、それが陰だったのだ!と、理解が深まりました。





    大事な事がお分かりになっていますね。

    ひとつは、自分はひとりで生きているわけではないのだ・・・ です。


    詳しくは、長くなるので書きませんが、

    家系と云うタテの流れに中に流れている癖です。

    家系の癖、とも言えるものですが、これは無視できません。

    その中で、我々一人ひとりの運命が在る訳ですね。

    ある意味、自分が生きている癖の中に先祖が生きているのです。

    我々の血肉は、両親、その両方の先祖からの遺伝子情報を受け、

    自分の生きる癖は、先祖の中の人物に呼応するようになっています。

    又、別の機会で詳しく記事にしようと思います。


    もう一つは、

    なるほど、それが陰だったのだ!と、理解が深まりました。 です。


    死者は、この世の現象世界の存在ではなく、無意識界の存在です。

    そして、お墓はその無意識界への結界です。

    お墓を建てるのは人間の意識ですが、意義は無意識界として扱いますね。

    肉親を亡くして、初めてあの世を実感する、信じるようになる訳です。

    いわゆる『波打ち際の陰』の奥へ『陰』への方向性を見るのです。

    ですから、お墓参りと云うのは、

    意識界で生きる我々が、束の間、無意識界を信じる行為です。

    現代文明に染まり切った人たち = 合理主義の恩恵で権威を持った人たち

    = 日本人の科学者や西洋の哲学を研究する方たちには、

    往々にして死後は無に帰すからお墓を作ろうとはしない人達がいますね。

    彼らは、無意識を排除する近代合理主義に染まり切っているからです。

    また、詳しくは別の機会に、、、、、





    最後に、拍手ページへいただいたコメントを紹介します。


    最近は80代の年寄りでも、自然を感じていない人が多い事に驚いています。



    そうですか、、、

    戦後68年ですから、80代と云えば、丁度終戦時に10代だった人達です。

    10代まで受けて来た戦前教育を敗戦によって軍国主義教育として否定され、

    目の前で母国が戦争に負けるとはどう云う事か、を味わった人たちです。

    10代まで、正しいと教えらえた母国日本の伝統的な思想が、

    戦勝国連合軍の占領政策によって悪と切り捨てられ、

    日本の民主化の下に、怒涛のような洗脳を受けた世代です。


    昭和30年代の不景気な時期に結婚、家庭を持ち、子育てをして

    昭和40年代からの経済の高度成長時代と云われる時に、

    現在のアベノミクスよりも強烈な高度経済成長政策があったのです。

    その結果で、


    1.所得倍増政策ーーお給料が2倍になって良い思いをされた世代、

    いわゆる日本が近代国家になる為に貢献をした世代ですね。


    この世代が、

    良かれ悪しかれ自然を排除した合理主義を、それとは知らずに受け入れて、

    戦後の近代化の恩恵を受けて来た事を考えると、


    2.キリスト教母体の物質文明の合理主義を肯定した世代ですから、

    3.今では当たり前の学歴社会のまだ初期の頃、

    親として、初めて我が子を学歴社会の入口へ立たせた世代ですから、

    1.2.3.の状況から、いくら年寄りとは云っても、

    戦前派、大正、明治の生まれの人達と違うでしょう。

    この世代からですよ。

    山を崩して、田畑を埋めてマイホームを建てて来たのは、、、

    その建て替えの年数も考えずに後先も考えずに、

    一挙に大型公共事業で大きなダム、橋、高速道路を造り、

    今、そのメンテナンスに膨大な予算が、、、いるそうです。


    自分の欲望の満足の方が優先順位だった。

    欲望肯定の後ろ姿を見せて来た親世代と言えると思います。



    ――― 自然を感じていないのが当たり前なのかもしれません。





    合理主義のなんたるかも知らずに、闇雲に何でも、前へ前へ、

    どちらが前?  そりゃ所得倍増!!!    あはは。


    都会の工業化の波へ乗っかって、前へ!

    田舎を捨て、故郷を捨て、都会へ、学歴だ、進学だ、就職だ、

    結婚したらマイホームだ、次は我が子の塾だ、、、

    なんでも競争だ、、、『陽』の競争の世界が現出しただけです。


    ほっ ――― 。


    今の世の人が口にする " ポジティブ " もそうですね。

    ポジティブ と云う英語がなにやら新しい感じで、、、 あはは。

    何も計る物差しのない、あふれる物質文明の中で、

    欲望を叶える事が、 " ポジティブ " なの? 



    ―――――― と云う社会を作り上げて来た世代です。   あはは。 



    その後塵を拝して戦後教育をまるまる受けて来た世代が、団塊の世代。

    彼らも60代を迎え、 その子の世代が社会の中核になっています。


    この3世代で受け継がれて来た事は、

    新しいものが良くて、古いものは無駄で、

    ヨーロッパやアメリカ好きが日本では優れて進歩的?であり、

    日本語より英語の方が優れているという価値観です。

    一流企業では物足らない親は、

    長男がドイツ留学のままドイツ銀行へ職が決まってずっとドイツ暮らしになっ

    てドイツ人の嫁がいる事を自慢する、そう云う人心、世情ですね。


    自国の文化の恩恵を自覚しないまま、

    自己を人間として成り立たせる根っこを無視し、

    自国の伝統を、西洋に比べると恥ずかしいと遮蔽する根性です。


    なりふり構わぬこう云う生き方を3代続けるとどうなるのだろう、、、





    今日の鑑定事例をご紹介しましょう。


    自然が分らなくなった初代である80代の方々の子供の世代、

    SWさんは60歳過ぎの御婦人です。

    一昨年の震災津波の被災地の港町に生まれ育ち、

    今から42年前、長兄が家業を継ぎ、地元に残る替わりに、

    女ながらも、家族の期待を一身に背負って地元の高校を出て

    東京の大学へ進み、就職も国家公務員として、そして結婚、マイホーム、

    親の望む通りに、都会へ出てあらゆる競争を勝って来た方です。

    ただ、夫とは離婚しています。

    これは、年代から行って彼女が現代で云う自立した女性のはしりであったと

    云う事になろうかと思います。


    SWさんご自身は、退職後も旅行やハイキング、

    退職金で買った小別荘で菜園作りに気を紛らわしている様子で、

    そのバイタリティ溢れる容姿からは想像がつかない思いを抱いていました。

    御相談は、4人の子供さんたちの事でした。


    男2人、女2人、それぞれが立派に社会人になったにもかかわらず、

    長男は結婚をする気はなく、二男は中国人と結婚をしてシカゴに住み、

    そこに辛うじて女児の孫が一人生まれたけれど、

    姉娘は、地方の大きな商家の嫁になっているが未だに子供が生まれない。

    不妊治療も効果がないようで諦めている様子だと云う事でした。

    妹娘は、役所でキャリアを積んでいるが異性にも興味がないとか。

    4人も子供がいて孫が一人とは、やはりどこかおかしい。

    結婚をしない子供が一人ならまだしも、二人もしないとは、おかしい。

    SWさん自身は、今まで思い通りにならない事は少なかった人生で、

    うっかり子供の将来は、勉強をさせて大学へ入れればいいと思って来たが、

    自分の子育てが、何か欠けていたのかと気が重い。と、、、

    それぞれの子供の運命を知りたいと思った。との事でした。

    しかし、いろいろお話を伺っていると、

    この4人の御兄弟はとっても母思いで仲が良いのです。

    離婚後の母親が仕事をしながら育てた姿を見て来たからでしょう。

    数年前にSWさんが富士登山をしたいと言った時は、

    シカゴにいる二男さんを除く3人が東京の自宅へ帰り、有給などを取って、

    2泊の登山旅行に4人で一緒に行かれたそうです。




    頭のいい高学歴のSWさんが意識の満足を得た果てに手にしたものは、

    我が子の非婚率50%。不妊率50%でした。いや100%かな?


    日本政府が、少子化だ、保育所の問題だ、と言いますが、

    保育所だけで解決が付くのは、ある一部だけであろうと思います。

    一番解決をしなければいけないのは、SWさんの家のようなケース、

    非婚軍団の増加、不妊であろうと思います。


    さて、ここまでお読みいただいた読者の方にお願いなのですが、

    このSWさんの家系の運命や如何に?    ほほっ。

    どのような原因でこうなったのか?

    どう云う判断をされますか?


    よろしければ、無能な政府に成り代わって考えていただきたいのです。

    あはは。


    コメントと一緒に、御意見をお寄せください。

    今日は、これで、、、

    御意見を楽しみに待っております。

    最後までお読みいただきまして感謝でございます。





    次の更新まで、よい毎日をお過ごしください!





























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    ( 命の継承と運命 12.)   無意識下の変身 ・・・ 働く女性の脳内の男性化     

    Category : 絶家の家族関係
      侘助 (わびすけ)  


    侘助


    侘助2
















    今日のテーマは、

    ( 命の継承と運命 12.)  無意識下の ――― 働く女性の脳内の男性化 













    前の記事の中で、


    命の継承は、経済力やロジックの上に顕現するのではなく、

    『陰』と『陽』の中庸、調和の上にだけ顕現します。
     


    この事は、次回でまた書いてみようと思っています。




    と書きました。

    『陰』と『陽』の中庸、調和の上にだけ ですよ! 


    この調和の上にだけ と云うのは、、『陰』と『陽』のどちらが強い?

    というような邪念は全くないポジションの事です。



    今日は、それに沿っての記事になります。




    又、前回の記事の中の質問にお返事をいただきました!

    みなさまありがとうございます! お礼申し上げます。




    これらのコメントの中の御意見を取り入れながらの記事になる予定です。

    全部をご紹介する訳にはいきませんが、

    その中の一部を、ご紹介させていただきます。






    まず、一つ目、  



    おはようございます~~♪
    雪の中にうっすら富士山。
    冬の厳しい寒さの中なのに とっても優しげなお写真ですね。

    確かに人間も生物学的には命を次に繋ぐということが第一ですよね。
    それがままならなくなってしまった今の時代をどうしたらいいか!?
    幼少時代からの教育こそが一番大切と考えている私には
    こんな風に問題が起こってから考えるのって難しいです。
    cosmosさんがこのご家族への
    陰と陽の調和をどのように導きだすのか楽しみです。



    お答いただいてありがとうございます!


    >幼少時代からの教育こそが一番大切と考えている


    そう、そこなのです。

    こう言い切れると云うのは、陰徳に恵まれている方ですね。

    子供と両親の双方の命式が良くて、相性が良ければ、

    さほどの問題は生じません。

    両方の命式、その相性に恵まれるのは、本人と先祖からの陰徳です。

    若い両親を生み育んだそのご両家の両祖父母、そのまたご両親が、

    つまりは、どんなご先祖様がいて、何を一番大切だと生きて来たか、

    連綿と続いて来たその受け継がれた陰徳の為せる業、結果なのです。

    これは、進学塾をしていた時の経験から書いた2009年 10月 1日の記事、

    家庭 2/4 川上から流れてくるものが陰徳と云われるものかもしれません。

    にも書きました。よろしけばお読みになってくださいね。

     


    運命学では、時に委ねて、最低三代の家系を観ます。


    運命学では、三代と云うのが一つの区切りなのです。

    参考までに、

    仏教では、上7代の先祖からの善悪の業が我が身に、

    我が身の善悪の業は、下7代の子孫へ伝わると言います。

    ――― ありがたいと云うのか、考えると恐ろしい事です。

    そうしますと、今現在の我々の在りようは、

    命の継承での系列で三代前の応報の結果であり、

    先祖の七代からの影響を受けているという事になりますか。






    ふたつ目です、


    時は巡れど海の潮は満ちず
    年は取れど人は成熟せず
    子を産めど孫を授からず
    子育てど嫁を要らぬと言う。
    画して国弱り滅びんとす。


    私の部下にも40越えて独身なのがいっぱいおります。


    なにの理屈よりも成熟をしていないのでしょうな。
    脳がおかしいのです。 





    どうも、いつもありがとうございます!


    >脳がおかしいのです。 


    なにやら憂国めいたの言葉の最後、笑いました!   あはは。    


    図星です!  おかしいのが脳生理学的に分っています。

    後ほど、脳内ホルモンについて説明しますが、

    少子化は、陰陽学の陰陽の役割のはき違え、『陰』の無視です。

    合理主義の学問の脳生理学・我々の意識の先端がようやく到達した

    我々の体の中で、無意識に生命保持の為に働いている自律神経群、

    脳が分泌する脳内ホルモン = 我々の中の『陰』・命の営みの問題です。






    次は、3つ目です。



    こんばんは、答えにはなってませんが。
    離婚した夫と、4人の子供たちとの関係は今どうなってるんでしょう?
    父親の存在感がまったく感じられないのがちょっと引っかかってます。



    このお返事をいただきまして、う~~ん、、、唸りました。

    >父親の存在感がまったく感じられない、、、


    凄い処にひっかかりましたわね。   あはは。

    文章には書いていない処に気が付かれるとは、感心をしました。

    父親の存在感の喪失 ―――――― その代わりに何が肥大して来たのか?

    それについて詳しくは、4つ目のお返事と合わせてします。

    おそらく、次回の記事へなるやも知れません。

    覚えておいてくださいね!   ほほっ。





    では、最後、4つ目です。



    先祖についての記事は、とても腑に落ちました。
    先祖が積み重ねて培ってきた大切なものは次世代へ伝えて、
    悪い癖は断ち切っていくような、生き方をしたいです。
    とは言っても、まだ全然そのようにできていませんが…
    もっと無意識と仲良くしよう、と思いました。

    SWさんは、女性なのに、
    家族の期待を一身に背負って、親の望む通りに、田舎から都会へ出て

    あらゆる競争を勝って来た方… というところが、気になります。


    近代的な生き方が正しくて良い事で、これからは女性もそうすべきだ、

    という価値観ですね。


    私達が、正しくて良いことだと教えられてきた価値観・近代合理主義は、
    一時の表面的な成功者になるためには役立つかもしれないけれど、
    人間として本当の幸せを実現できない、生命を阻害する、自然に反するものなのですね。

    特に、女性が、世間的な成功を第一にして競争社会を生きることは、

    自然ではないのでしょう。

    私の母をみても、思い当たることがありますし…


    SWさんは、子供逹と仲が良いとのことですが、
    もしかして、SWさんは、多大なる母なのでは?
    親子で仲が良いのは癒着なのではないか?と思いました。





    よく、ブログの記事を読み込んでくださっていますね!

    近代合理主義の欠点を弁えていますね。

    驚くやら、うれしい気持ちになりました。

    特に、次の2つの部分は、秀逸です。


    >SWさんは、女性なのに、
    家族の期待を一身に背負って、親の望む通りに、田舎から都会へ出て

    あらゆる競争を勝って来た方… というところが、気になります。 



    >SWさんは、子供逹と仲が良いとのことですが、
    もしかして、SWさんは、多大なる母なのでは?
    親子で仲が良いのは癒着なのではないか?と思いました。



    その通りです! 

    SWさんの多大なる母を見抜きましたね。

    これは、私が、ワザと伏せて文章にしなかった部分です。   ほほっ。

    3つ目のコメントの父親の存在感の喪失と、多大なる母の影響については、

    次回になりますが、詳しく書こうと思っています。

    その時までお待ちくださいね。






    では、今日のテーマへ、

    無意識下の ――― 働く女性の脳内の男性化


    働く女性たちが、おじさんのようになる。と言う話題です。  ほほっ。






    ◎ 昨年の7,8月頃ですが、カミソリや髭剃りメーカーの貝印が、

    全国の男女1,282名にうぶ毛処理に関するアンケートを実施しました。



    特徴的なのは、その中で女性は、

    「顔のうぶ毛」を処理していると答えた人が最も多く70.6%に上りました。


    さらに、「顔のどの部分のうぶ毛を処理しているか」と質問したところ、

    「鼻の下」(49.5%)、「口まわり」(35.3%)、「あご」(11.9%)等の

    いわゆる“ヒゲ”という回答でした。      あは。


    濃いヒゲに悩む“髭女・ヒゲジョ”は意外に多いと云う事が判明しました。

    その中で、ヒゲの処理をしている女性は、

    専業主婦や無職の女性よりも働いている女性に多い事が分ったのです。


    当時、この結果が各紙、ネットニュース等へ配信されるや、

    " メスのオス化? 毎日髭を剃る女性 " と云うキャッチコピーで

    当時、多くのブログが、この話題を取り上げていましたね。

    詳しくは、貝印株式会社(Kai Corporation )のH.Pへどうぞ!





    ◎ もうひとつ、2009年末にNECが行った調査があります。


    それは、ズバリ

    " あなたは、自分が「オス化している」と感じた事がありますか?"

    によると、25~35歳の未婚女性の6割が、感じると答えました。

    3人に1人は「奥さんや秘書が欲しい」と思った事がある、と。

                           - 日経ウーマンオンライン -





    このように、働く女性たちがオヤジ化する原因は、

    脳の無意識系が統御する女性のホルモンバランスの崩れからです。



    髭だけではなく体毛が濃くなる、その代わり頭髪が薄くなるのです、、、

    オヤジさんのように頭が禿げて、体臭がきつくなる、、、  ほほっ。


    この脳内のメカニズムを、もうひとつ挙げましょう。

    満員電車の通勤、仕事のノルマ、目標達成の為の集中力、

    営業成績や競争でのイライラ、仕事での気分の高揚や緊張感 ――――――――

    まるで原始時代の荒野で獲物を狙っている時の感情にも似た働きは、

    脳の大脳辺縁系を刺激します。

    その時、男性ホルモンの「テストステロン」が、分泌されます。

    生き残りを賭けた激しい生存競争の為の脳内ホルモンです。


    普段、この大脳辺縁系がつかさどる原始的な感情の働きは、

    大脳皮質の前頭連合野によって抑圧されているのですが、

    働く女性が仕事の後、男性と同じように晩酌をしたり、

    仲間の飲み会や女子会でお酒をたくさん飲むと、

    前頭連合野が大脳辺縁系を抑えている働きが、麻痺してしまい、

    闘う「テストステロン」が、又、分泌するようになります。

    その結果が、やさしい女性が、肉食系の女子へと変化をします。

    付け加えて、

    忙しく働くデキル女性にありがちな残業や睡眠不足も 

    ホルモンを調整する脳の視床下部の機能を低下させ、

    女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌を低下させてしまう。


    男性社会へ適応したメスは、限りなくオス・『陽』へ傾く。

    女性の内臓である子宮や卵巣へのホルモン補給が不足すれば、

    卵巣からの排卵が無いままの無排卵性月経になります。

    これが第一歩、こうして不妊症へ落ちて行くのだと思います。

    女性の妊娠出産の体の機能は、意識・心と一体なのです。

    たとえば、生理自体を、

    ”女に生まれてめんどうだな、、、いやだな、、、”と思えば、

    卵巣は排卵を止め、子宮の28日毎の生理は無くなっていきます。

    生理不順、20代で更年期のような子宮卵巣になる訳です。

    妊娠好適期に激しいスポーツをするのも、そちらへ栄養を取られて、

    女性特有の内臓器が、しぼんで痩せて行きます。

    みかけは女でも、機能が落ちて役に立たなくなるのですね。

    妊娠好適期を過ぎれば、卵巣の中の卵子も古くなる!

    具体的には、

    クルム伊達公子さんは不妊治療をあきらめてカムバックしましたし、

    高橋尚子さんや荒川静香さんも、、、、、もう諦めてるのかな?

    浅田真央ちゃんは、そうなるまでに引退をしてほしいですね、、、

    これは、母心ですよ。   ほほっ。





    また女性の愛情や母性をつかさどるホルモンの「オキシトシン」は、

    肌同士が優しく触れ合うスキンシップを行うと増えます。


    仕事、仕事で殺伐とした競争社会で毎日を過ごすデキル女性には、

    その余裕もなくなるでしょう。


    ご夫婦、親子、家族間の自然なスキンシップがあったればこそ

    女性の脳内は、「オキシトシン」の分泌が活発になり、

    本能的な愛情や母性愛で『陰』の役割を果すのが可能になるのです。





    つまり、女性が、男性と同じ行動をすると云う事は、

    単に、形態が男女平等的? になるだけではなく、

    その置かれる環境と行動で触発される脳内の内分泌も変わる-----

    行動と同時に、女性の脳内分泌そのものが、男性の脳内分泌に変化し、

    即、全身的な影響を伴う結果として現象化します。


    しかも、今の社会は『陰』を踏み潰している合理主義の大嵐、

    『陰』そのものを大切にする環境ではありません。




    かくして、

    このブログでは、4000年の歴史をもつ運命学の立場から、

    女性は、『陰』である。 

    女性が、男性と同じように社会へ出て働くと云う事は、

    『陰』の喪失による家系の女系化を進める兆候そのもので、

    家庭内で夫や子供を阻害するだけでなく、婚家の家系を絶家に導き、

    ひいては社会、国の未来を危うくするものになるだろうと、

    叫び続けているのですよ。


    声が嗄(か)れるほどにです。。 。   あはは。




    これを我々の家庭で見てみれば、

    夫が家に帰れば、完全に社会化された立派な妻がいて、

    正体はオスである妻が待っている訳ですから、、、 あはは。

    意識と意識の殺戮が、、、、、家庭が常在戦場です。  あはは。

    家庭が戦場では、気が休まらないはずですね。


    かくして、離婚は勝手でしょう!!!

    意識が専横する合理主義では、

    妻は、子供を連れて家を出ていくマニュアルしかなくて、、、。

    子供の『陰』は、完全に無視されています。

    語弊があるかもしれませんが、

    女は学問ができなくてもいいのよ。偏差値が高くなくても

    女性の特質を生かし、『陰』そのものの存在であればそれでよろしい。

    偏差値が高くて学問が出来れば、まして留学などすれば、

    政権党の党三役の高市、野田女史を挙げるまでもなく、

    マスコミに頻繁に登場する女史たちは、

    『陽』の現象である権力や地位や名誉は持っているけれど、

    婚家の後継ぎの目途がまったく立っていない。



    結論から言いますとね、

    女は、プリミティブ(primitive・原始的)な方がいいのよ。

    近代化された女たちがもてはやされていますが、

    これは、時代がおかしいだけではなく、

    と云うよりも女系の家系生れの女性が増えているのです。



    本来の女は、より原始的、より自然な方が幸せになれます。

    女性の体は自然そのもの、無意識の統御を深く受けていますから、、、


    従って、女性は、極力、働かない方がいいに決まっている。

    極力、そっちの方向へ持って行こうと努力をする。

    その為に結婚をする。 ―――――――― それで正しいのですよ。




    こうしてみると、

    3,4000年も昔に、『陰』と『陽』の本質的な違いや役割について、

    正確に捉えていた東洋の叡智の卓越さに驚くばかりです。

    そして、21世紀の近代学問の脳科学と云う人間の意識によって、

    東洋の陰陽学の正しさが、その深さが、

    ようやく証明されつつあるようです。



    ここでも、分るのは、

    二元論と云うキリスト教哲学に立脚している近代合理主義の科学が

    心、体、と言い分ける事すらがウソウソしい、古い感じがします。

    どれだけ我々人間を含む自然の実相とずれている事か!



    東洋哲学の方が、人間を、自然を、

    より自然に沿って受け容れようとしている、、、、、



    ただ、ただ、

    国家が何を言おうと、企業が何を企てようと、

    人間が少なくなっては、どうしようもないではないですか?


    すべては、家庭の中の『陰』と『陽』の中庸、調和の上だけにしか

    命の継承の現象化は、できない。


    国家も企業も、経済だって何もかもすべてが、その土台の上の事です。





    次のコメントの部分、


    >離婚した夫と、4人の子供たちとの関係は今どうなってるんでしょう?
    父親の存在感がまったく感じられないのがちょっと引っかかってます。



    >SWさんは、子供逹と仲が良いとのことですが、
    もしかして、SWさんは、多大なる母なのでは?
    親子で仲が良いのは癒着なのではないか?と思いました。




    非常に重要な部分なので、次回、かならず詳しく書きます。





    最後に、しつこい?ようですが、もう一度言います。




    命の継承は、経済力やロジックの上に顕現するのではなく、

    『陰』と『陽』の中庸、調和の上にだけ顕現します。
     


    『陽』の現象界のこの世において、

    自分に能があると自覚をしている女性が成功をしつつあるのは、

    決してめずらしくはありません。


    が、


    女性がどんなに自分のしあわせの為に働いたとしても、

    命の継承の現象化はむずかしい。

    本来、運命学ではその家系の三代に亘って観ていくものですが、

    マスコミで分る情報の範囲内で、検証、観察をなさってみてください。

    すぐに、お分かりになるはずです。








    最後までお読みいただきまして感謝です!


    次回更新まで、よい毎日をお過ごしくださいね。




























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    ( 命の継承と運命 13.)     長男の本当の居場所は、どこ?

    Category : 絶家の家族関係
          森に囲まれたせせらぎ一面に、水芭蕉  (群馬県片品村


                    水芭蕉のせせらぎ

                                

           水芭蕉の群生



       片品から















    つくづく、今年は五黄土星の年運だなあ、と思います。



    幸いにまだ日本で大災害は、起こっていませんし、

    日本が巻き込まれる暴動や戦争は、勃発していません。 が、


    シリア内戦から2年、

    死者7万人、難民は100万人を越えました。

    3月15日のEU首脳会議で仏英両国首脳は、アサド政権と戦闘を続ける

    反体制派への軍事支援強化に武器供与の措置を決めました。

    トルコ難民キャンプは満杯で、国際支援の影は薄い。

    「国際社会は私たちを見捨てた。」と異口同音に云う難民ら。


    アフリカのマリにおいては、

    (シリアで反体制派を軍事支援する)フランス政府は、今度は反対に

    マリの反体制派がフランス軍の標的になっています。

    テロとの戦いでマリ政府を支援する為と云う口実をデッチ挙げて、

    国連安保理の了承を得ずに、国際条約に反して、

    一方的な自国の権益(マリの地下資源 = ウラン)の為に、

    マリに対し軍事介入を行っています。

    フランスの欲は、マリの豊富な地下資源から利益を得る事です。


    このマリの反体制派グループこそが、

    日揮の社員を人質に捕ったアルジェリアの天然ガス施設でのテロの、

    武装勢力の最も重要な要求は、フランス軍によるマリへの軍事介入の

    停止でした。

    原発の世界的企業を国を挙げて支援する経済先進国フランスの繁栄は、

    サルコジ前大統領の辞任間際のフランス軍のリビアへの軍事介入、

    軍国主義を踏襲しているオランド大統領のマリへの軍事介入と云う

    ◎ かっての植民地アフリカを収奪する中で築かれているのですね。


    自国の意識の満足を最高善とする近代合理主義に基盤を置く

    近代化の先進国である経済大国は、

    国益を守ると云う独善のロジックで、

    後進国から収奪、略奪、搾取の為の戦争を、片時も手放しはしません。


    なぜなら、近代国家の奉ずる

    意識は、自分の楽だけを求めるからです。




    而(しこう)して、

    強きものの意識が、弱きものの意識をなぎ倒し、屈服させ、殺傷する、

    究極、この世に殺戮の世界を現象化させるのです。

    『陰』を無視した『陽』は何でもできる、します!

    意識を我々の頭上に掲げる限り、戦争は止まないでしょう。



    そのいい例が、日本の武士道、

    国家の品格? なのかどうか? はなはだ疑問を持っていますが、

    そもそも、あらゆる武士道は、敵を殺す為にこそあったのです。

    決して、今のようなスポーツではありませんでした。

    その淵源から柔道界の体罰問題も臭って来ているのでしょうが、

    人を殺す、それが敵であれば正しい行為とイデオロギー的に正当化した

    のは、儒教の最高徳目『孝』を引きずりおろした朱子学派のせいです。


    このように、

    自分に都合のいいロジックを作るのなんか朝飯前!

    これぞ、『陽』の真骨頂そのものです。






    ーーー『陰』を捨てた人間を乗せて、地球は黙って周っているーーー




    日本においても、

    春一番が吹き荒れ、砂嵐で視界がなくなる程でした。


    中国包囲を狙うアメリカのTPPに、戦略的価値をおいて交渉参加を表明、

    今後、一部の生協、自然食品などを除くと、

    日本で売られる「砂糖」は、すべて外国産になる予定です。

    沖縄、那覇から空路360km、人口1434人の南大東島は、

    無人島になるかもしれません。

    なぜなら、同島の基幹産業はサトウキビ栽培で、

    未来の無いサトウキビ農家の後を継ぐ人間がいなくなるからです。


    尖閣諸島沖で中国との緊張した国境警備が続いています。


    北朝鮮は、朝鮮戦争の休戦協定を破棄すると宣言をしました。

    南北朝鮮で軍事衝突が起これば、在韓米軍は出撃します。

    なら、日本の米軍基地を含む日本全土は、補給基地になります。



    今同時に地球上に起こっているこれらの事を考えると、

    さかな君ではありませんが、

    ”ぎょ、ぎょ”と云う感じです。

    今年は、大変きつい年運になろうと思いますが、

    とにかく何があっても無事にサバイバル致しましょう。   



    前置きが、長くなりました。  ほほっ。








    今日の記事は、

    ( 命の継承と運命 13.)  長男の本当の居場所は、どこ? 


    今日は、前回の2つのコメントの続きからでした。

    本論に入る前に、

    まず、前々回のSWさんの鑑定事例と似ている

    新たにKTさんの鑑定事例を紹介したいと思います。

    共通点や違う点など比較をしながら参考にしてください。

    とにかく、長男がおかしい事例が、ものすごく! 多い。

    とにかく多いのです。


    ・・・・・ 





    では、KTさんの事例です。

    KTさんは50代後半で3人姉妹の三女です。

    ( いわゆる女系の末っ子です。)

    東京で働いていた時に知り合った男性と結婚をし、一男一女をもうけて

    数年後、子供がまだ小さい時に離婚をしています。

    東京で母子3人で暮らしていたのですが、数年後、

    実父が亡くなって一人暮らしになった実母と同居する為に、

    実家へ戻っています。

    現在、長男は同居、30代後半で会社員、独身。彼女歴なしだそうです。

    長女は、KTさんの家から車で2時間の処に1歳の娘と夫と住んでいます。

    KTさんは、明るく飾らない人柄、自宅近くの職場で働いています。

    悩みは、長男の結婚。

    そして、長女の性格とぎごちない母娘関係です。

    長女からは、電話やメールに返事がない。

    まったく一方的な性格で、当てにできそうもない。

    母娘で打ち解けて話す事がないのだそうです。

    それでも、初孫のたった一人の1歳の孫には会いたいので、

    手みやげや手料理を持って車で会いに行くそうです。

    長女の育児のありさまや生活態度を見ると、手抜きに驚くそうです。

    幼稚な自分の気に入った楽な事、やりたい事だけで生活を済ませている

    ようで、このままでは、離婚へまっしぐら? 

    ではないかと心配をしている。

    今の若い人は、本当に狭い自分の中だけで生きているのですね。

    外の価値観を取り入れようともしないのに呆れます。

    孫も可哀想で、、、とおっしゃる。



    私: 娘さんは食事は作っているの?  

    KT:ええ、彼に対して作ってやってる! と云う態度で作ってますね。

       夕食のあと片づけ、食器洗いは彼にさせているって威張っています。
       そうでないと離婚するって脅かしているんだって、、、

       我慢の無い娘を見ていると息子に結婚をしろと言えません! 



    こう云う場合、母親の躾、責任論が出て来るのですが、

    そうとばかりも言えないのです。

    もちろんKTさんもご自分で反省をしています。

    それでも彼女が腑に落ちないのは、命式でみれば理解ができます。

    長女の抜きんでた自我レベルが手に負えない、強過ぎるのです。

    ほとんどの人が太刀打ちできません。

      

    このKTさんと、前々回のSWさんのケースの似た処は、

    自由な結婚の果ての、これまた自由選択の離婚をして、

    自立した女性としての社会生活。子育てが終わったと同時に、

    自分が老いていく自覚と共に、

    自分が死んだ後の事を任せられる子供の家族がいない。。。

    長男は、結婚ができるのだろうか?

    自分の人生の最後に、未来への芽生え、萌芽が感じられない。


    欠乏感 ーーーーーーーー 後継ぎ運のなさ、です。



    長男の縁遠い運命です。





    それは、どこから来たのか?

    今後、多大なる母については、いくらでも書く機会はありますので、

    今日は、この点に絞っていきましょう。



    もう一度、前回の記事の、ふたつのコメントをご紹介します。


    >離婚した夫と、4人の子供たちとの関係は今どうなってるんでしょう?
    父親の存在感がまったく感じられないのがちょっと引っかかってます。



    これについて、

    父親の存在感の喪失 ――― その代わりに何が肥大して来たのか?

    沈む父権に、台頭する多大なる肥大した母権、、、

    これは、裏を返せば、多大なる母権が父権を駆逐する構図です。

    これは、KTさん、SWさんに共通です。


    >SWさんは、子供逹と仲が良いとのことですが、
    もしかして、SWさんは、多大なる母なのでは?
    親子で仲が良いのは癒着なのではないか?と思いました。



    これについては、今回のKTさんの娘さんは、

    独立心旺盛な命式なので、母の害に飲み込まれる事はないのですが、

    逆に、自分が多大なる母になるかも知れない。

    家庭の中で完全に夫を支配していますから。    あはは。   



    問題は、KTさんと同居の長男ですね。





    ◎ 次は、SWさんの女系化の発端は?

    田舎の高校から、東京へ娘を出す時の家族の期待の根底には、

    おそらく、ヒタヒタと寄せて来る物質文明への憧れがあったでしょう。

    近代化の嵐が、、、近代的自我の潮流が、、、

    過去の道徳規範を守る事を即、古いと退け、それを推進したのです。

    そう云う新しい事を機敏にキャッチするセンスに恵まれると云う事も

    イイ事ばかりではないのです。 

    しかも、

    デキノイイ娘を持つ = それそのものが女系化への序曲でした、、、


    またSWさんについては、


    決して離婚前の話をしないだけでなく、

    結婚の経験と離婚の経験すらも記憶の中から消し去っているようでした。

    母子家庭でよく頑張った、と眺められるのも嫌っているようでした。

    そう、そんな苦労はみじんも感じさせない宝塚歌劇団の女優のような

    華やかさと独特のバイタリティを感じさせる女性です。

    本人の命式は、自分大好き、自分を過剰に守る命式です。

    時代の空気を自分に取り入れて昇華する力を見事にそなえていました。

    経済的に、4人の子供を大学卒にするには、離婚をした夫から

    かなりの養育費を貰わないとできない事です。

    実際、父親は子供への愛情としてそうした訳です、、、が、

    近代的自我を全きに履修したSWさんにとっては、

    それは子供に保証された権利であり当たり前、

    養育費を払うのは、父親の義務である。

    子供たちの父親に、報恩感謝する何物も、

    仁も、義も、礼も、智も、信も、感じていないようでした。



    まったく、『陰』の存在であるはずの女性の中で、

    『陰』の徳性がここまで抜け落ちてしまい、

    時代の価値観である『陽』の論理に身を委ねていれば、

    そこからは無味乾燥的な情緒も何もない人格が出来上がって、

    奉仕も感謝も犠牲も仕えると云う事もなくなるのです。


    これぞ、『陽』化された女性の完成品!  あっは。

    子孫を断種する母親の出来上がり!

    なぜ、女性が時代の濁流に飲まれることが恐いか?

    運命学において、

    女性が社会の価値観に染まる事を進めないか?

    お分りになりますか?


    女性は頭は良くなくても構わない。

    お勉強ができなくてもいい。

    けれど、賢くあらねばならないのです。


    SWさんのように、成績優秀、頭が良い事を評価されて、

    男性と同じように、いや男性より活躍を期待をされたりすると、

    反って苦労が多くなり不幸の現象化が進みます。 

    それも又、真実なのですよ。  ほほっ。

    でも、しっかりしたアタマのいい母親としての行動、判断が、

    幼い頃の子供たちの頼り、基準だったはずです。

    いまだに成人した子供たちに<ママが基準>を通用させている

    その自信が、彼女の若さを保つ秘密かなとも取れました。

    しかし、その自負心が、ぐらつき始めたのが、

    我が子の非婚率50%、 不妊率100%の現実でした。

    さすがのデキル頭を持ったSWさんでも、

    『陰』の本領には手が出せなかったのです。


    ここからは、KTさんとも共通する事ですが、

    彼女たちは、自分の上に立つ男性性を排除して、

    その地位に自分が成り代わり、その支えを子供たちに求めたのです。

    子供たちが、それに応えてくれた安心感、、、



    ――― その安心感が、

    父権を排除した母子家庭の親子には必要だったのだろうと思います。

    こう云うご家庭では、娘と母親の一体感だけでなく、

    母親は、夫とは築けなかった一体感を息子との間に築いてしまうのです。

    仲が良いのは、イイ事ですが、程度の問題ね!  あはは。

    どの程度が良いのか?  やはりそれは中庸です。





    >親子で仲が良いのは癒着なのではないか?と思いました。



    仲が良い、、、母子の癒着、

    現代においては、核家族がほとんどでしょう。

    そこでは、かってよりも母と子の距離が密着しているのです。

    それが、父親が仕事などで忙しければ尚更です。

    まして、父親がいない家庭となれば、その隙間を埋めるのは、、、

    この時、長男は、多大なる母の第一の犠牲者になります。

    二男は、兄貴を盾に守られていますから適度な母親と距離を保ち、

    母親をそこまで取り込んでいませんから割と素直に結婚できます。

    女性を受け入れるのに自然で、素直で、前向きです。

    ですから、SWさんの家でも長男は非婚ですが、二男は既婚でした。




    ◎ この時、長男の中で、何が起こっているのか?

    についての詳細は長くなりますので省きます。

    またいつか、、、別の機会に。



    客観的にみれば、

    未熟な母と息子、人間的にはまだ成長途上の母と幼い息子、

    このありふれたこの風景を、

    健全なる自立へとけん引するのが、真の父権の役割なのですが、  

    家庭に父権が存在しなければ、

    独裁的な母権の中で息子は沈むしかない場合もあるのです。

    特に、多大なる母は、自分の夫を排除する力が強い。

    みずから、息子を沈める地獄を作っているようなものなのです。


    これは、離婚をした母親の下で育てられる息子が、

    大なり小なり受ける洗礼です。

    しかし、

    同じ母子家庭でも、父親と死別とか戦死をした場合は、全く違います。

    この場合は、残された母親と死別をした父親との間に強い信頼関係や、

    尊敬が受け継がれており、男児の男としての核は傷つきません。

    自慢する父親像を胸にしっかり抱く事ができるからです。


    多くは普通の家庭、母子関係です。

    子供と共に成長し続けられる母は健全な親子関係です。




    でも、ここが、娘と母親の関係では違います。

    特に自我意識の高すぎる独立心の旺盛な娘とは違います。

    娘の場合は多大なる母親の上を行くようになろうとします。 

    同性ですから、、、ライバルなのね。  あはは。

    ライバルの云う事など聞く訳がないじゃありませんか?  ほほっ。

    娘は、思いっきり同性の母親をやっつけますよ!   あはは。

    物理的に心理的に傷付けてズタズタにして、家を出て行くでしょうね。

    なんとか母に勝ちたいのです。

    そうしないと、娘は自立できないのです。 

    家を出て自立をすると云う事は、

    娘の力が器を満たしたと云う事ですから、それは大変おめでたい事です。

    多大なる母は、自己中心の甘えを断ち切って耐えるしかない。

    多大なる母を追い込めるのは、娘やもしれませんね?  あはは。

    毒には毒で制する。か、、、、、、   あはは。


    多大なる強い自己中心的な母親に支配された痕跡を持つ息子は、

    すんなり結婚をしようと思わないのです。

    オスとしての何かが潰されている。と言っておきましょう。

    こう云う場合、多いのは母親のような年上の女性と同棲したりします。

    今、年の差婚が多いのは、こう云った内実の表われかも知れませんね。


    注意していただきたいのは、

    これは、すべての母子家庭で起こると決まっていません。

    それぞれの親子が帯びた陰徳、位相は違いますから、

    しかし、逆に母子家庭でなく両親が揃っていたとしても、

    夫婦としての信頼関係がなければ起こり得ます。



     

    多大なる母は、夫や子供を飲み込む。精気を吸い取ると云うのが、

    運命学の命式鑑定です。

    お嫁さんにしたくない女性No.1ですね。   あはは。



    もうひとつ、重要な事柄があります。

    いよいよ、今日のテーマです!







    長男の本当の居場所は、どこ? 






    現在は、離婚をすれば、子供は母親側に引き取られて養育されるのが、

    現在の法律の中では多いケースだろうと思います。

    子供を引き取った母親側は、姓を母親側に変えます。

    戸籍法に則って、それが正しいやり方だと思うのですね。

    法的には間違ってはいないのですが、運命学的には間違いです。

    そう、どこかで母親側は、知らず知らず、

    その子供たちを別れた夫側の人間ではないと思ってしまいます。

    そして、離婚をした男の家には近づかない!   あはは。

    無視をする事が、これ当然のような、、、

    これは、『陰』において、とんだ間違いなのですよ。


    養子縁組で結婚をした場合は、れっきとした女性側の後継ぎです。

    離婚をして、母親側の人間と思っても大丈夫です。

    しかし、男性側の籍に入って子を為した場合は、訳が違う。

    一般的に、婚家の子孫・一族として生まれて来たと云う意識です。

    そして、結婚生活の中では、それを認め納得した事実だったはずです。

    離婚する時点になって、

    夫婦と云う関係性をーー法的ーーに解消したとしても、

    無意識に置ける「縁」による「因」とその「果」、

    子供を為したと云う事実を消す事はできません。

    いわゆる、業(ごう)としては永遠に消す事はできないのです。

    子供たちにとってもそうです。

    父親との血縁は紛れもない事実です。

    女性側の感情で、それらをすべて無視をするのは大いなる罪です。



    特に、長男は婚家の先祖が待ちに待ったお墓守りの役目だった。

    無意識の世界を在るとすれば、そう云うスジが見えて来ます。

    現在は、世の中自体が、そんなものは無い。と

    無視している合理主義が大手を振って流行っておりますから、

    そんなものどうだっていいじゃない! で済ましていますね。

    そうすればどうなるか?


    ーーーーーーー これは、婚家のお墓守りを盗んで来た行為になります。



    離婚をすれば、女性にとっては婚家は他人の家になります。

    しかし、子供にとれば直系の血縁者のいる家です。

    婚家の土地から生えたものを、自分のものだと勘違いをして

    手にして持って来てしまえば、それで、窃盗罪は成立します。



    合理主義下では、ただ、紙切れ一枚の届けさえ出せば、

    無意識下の何千万人もいるかもしれないご先祖はどう思っているか

    考えた事もないでしょうね。     あはは。


    社会を挙げて無意識界を無視して生きる事は、気楽な事です!




    長男が結婚をしない、おかしい? 

    娘が嫁いでも不妊症で子が産めない、おかしい? と?

    かっての婚家の舅と姑の気持ちが、

    必ず、同じように味わえるようになったのです。


    おかしい? のは、

    無意識を排除し、子供の父親を排除し、

    自分の意識の満足だけを貪(むさぼ)っても、

    個人の自由と云えば何も言わないお咎めの無い

    この近代合理主義の思想を疑いもせずに生きている事が

    おかしいのです。


    すべて、近代合理主義の思想の未熟さ、無能さ、欠陥です。

    思想の正体も知らずに、

    生半可な頭の良さで、身ぶり手ぶりでサル真似のように

    自分の欲望達成の為に、いち早く時代を無自覚に受け入れ、

    生きる基盤にまで据えてしまった過ちなのです。


    思想を信じる事は、さほどに恐ろしいのです。


    子供の戸籍を決めるには、

    離婚をする婚家の家族との話し合いが必要です。

    それらすべてに対する貴女の行動がどうだったのか?

    人間性の問題ですが、その身口意の三業が、

    貴女の子供の家系の運命を決するのです。

    『陰」の本体である女が、母が、

    エゴで動けば、その子孫の運が閉じられます。

    The end です。 そう自覚をするべきでしょう。

    賢明であるべきは女です。

    男は、賢明でなくても稼ぐ事が出来れは家は安泰です。  あはは。



    もっと恐い事は、

    離婚をして、母親が子供を連れて婚家を出る。

    その時点で、その母子家庭は女系の家系へ転落します。

    なぜなら、女性が生活を背負って働くと云う現象です。

    娘は、女系の家の女としての運命が始まり、

    息子は、女系の家の男としての運命になります。


    自分の人生は、自分だけのモノではありません。

    子供も、あなただけの持ち物ではありません。



    一つの時代のブームと云う現象に乗って踊らされて生きたなら、

    目先の現象だけを追いかけて生きる事になります。

    それは、一面、その時代の成功と言われる現象を手に入れられる事かも

    知れませんが、長い航海の時軸の上に、

    取り返しのつかない嵐を呼び寄せ、永久に難破するやも知れません。




    近代国家と云う人間の意識が作った枠組みの中の法律の中には、

    真に人間を救う力は具わってはいないのです。

    法律に従うだけでは幸せにはなれませんし、

    人間の作った法律は、漏れがあり真実の的を得ていないどころか、

    旧態以前のままで、自然に合致していないモノも多くあります。

    それは、国会議員の思想性が低く、余りにも怠慢だからです。   

    そう云う人を法律を作る場へ送り込んだ我々が、馬鹿なのです。


      あはは。



    法律家が、善人とは限らないのと同じですね。   あはは。





    父親の存在感の喪失と、多大なる母の影響について、

    この二つの気づきは、表現は違いますが本質は同じですね。

    『陰陽』の不調和、アンバランスな家庭を生む家系です。

    男系の権威を失った家系の末期に出て来る女系の現象です。


    絶家の前兆

    家族や家庭の生産力、権威が女性へ移ったと云う標(しるし)です。

    もしや、我が家も?

    と思われたら、ご自分を見つめ直す機会になさってください。




    おことわりをしておきますが、

    長男の縁遠い運命について、

    今日は、父親の存在感の喪失と、多大なる母の影響から

    取り上げましたが、

    これだけがすべての原因ではありません。

    これ以外の原因の鑑定例など、又いつか、、、、、






    最後までお読みくださった事に感謝申し上げます。


    次の更新まで、どうか、お元気でお過ごしくださいね。































    -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 
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    テーマ : 家系・家族の癖
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    ( 命の継承と運命 14.)     近代的自我の満喫・・・・・長女の結婚の目的

    Category : 絶家の家族関係
      今年はギリギリまで寒い冬でした。
    たった4日間で冬から春を感じた日々を振り返って...



     2月 19日 午後4時  東名高速足柄サービスエリア ( 静岡県 駿東郡 )



           


    この4日後 ...春へ




    2月23日午後2時  里の春の気配 ( 埼玉県 入間郡 )


    里の春









    自然が四季折々に変化をする事は、間違いがありません。


    人間の意識・学問が捉える知識は、間違いがあります。

    常に新たに訂正、上書きされます。


    故に、真理ではありません。


    ーーーーー


    これまで宇宙の年齢は、

    米国が打ち上げた衛星の観測などから、約137億年前

    と言われて来ましたが、

    3月21日、欧州宇宙機関(ESA)は、「プランク衛星」が観測した

    誕生間もない時期の宇宙の精密な温度分布から、

    これまでよりもわずかに古い約138億年前と云う研究成果を発表しました。

    また、宇宙を膨張させる暗黒エネルギーが宇宙全体に占める割合は、

    これまでの観測結果よりも4%程少ない68%との計算結果も発表しました。













    今日の記事は、

    ( 命の継承と運命 14.) 近代的自我の満喫・・・・・長女の結婚の目的



    このシリーズは、今日で一旦、終ります。

    いつかまた、続きを...


    今回のシリーズ最後と云う事で、

    近代合理主義がどれだけ我々の運命を歪め、深く影響をしているか、

    そして、又、近代合理主義のその虚構を叩いてみようと思います。

    すこし、いつもよりもむずかしいかも?   ほほ。





    私たちの存在は、良くも悪くも時代の申し子です。

    現時点において、近代合理主義に染められていないと、

    自信を持って言える人は皆無でしょう。

    いいえ! 染められているなんて! そんな事を思いもつかないまま

    自分の意識が捉えているこの今の世界観が、

    あるロジックのフィルターを通しているなんて思いもしないでしょう。

    生れてこの方、こうだったのだから、、、、、、と。


    また、自分が近代合理主義に染められている事を

    客観的に眺められる人など、そうそういません。


    近代合理主義の圏外に、我が身を置かなければ、無理です。






    現代人は誰もが、何にも染められずに自分の意志で生きていると...

    自分は自分らしく生きていると...

    意識(心)で思っています。




    あはは。  ( 笑うなんて不謹慎ですね、、、ほほっ。  )


    自分? 自分らしく? そもそも自分さえ、何なのかが分らないまま、

    現代人は、

    もう、欲しいものはない。と思う位、この物質文明に恵まれて、

    ”自分は自由である。”と意識(内心)で思っていますね。    ほほっ。


    (あ、また笑っちゃった!!! )  あはは。



    なぜ笑ってしまうのか???    あはは。


    何にも染められずに、自分の意志で生きているとか、

    自分は自由である。と内心で思っている、、、とか、



    この思い込みは、まったくの虚構であると云う事が、

    東洋的見地に立って近代化のフィルターの存在に気が付けば、

    その偏頗な思想性が、偏ったロジックの正体が、透けて見えます。





    ◎ 近代化のフィルターは、どう云うものかと言いますと、

    近代化とは、

    それまでの歴史的な伝統的なあらゆる風習を捨て、

    社会を(意識できる範囲内を対象にする)科学的・合理的に改変しました。


    宗教や世俗的慣習からの社会制度などを分離独立させ、  

    資本主義化による産業化、大量生産によるスケールメリットの追及です。

    近代国家の特徴は、

    (人間の定めた)法の支配による【法治】【自由民主主義】【中央集権】

    (人間の定めた)法の下での【自由】【平等】【基本的人権】

    人権主義、個人主義化です。


    ◎ これをちょっと考えてみてください!

    この世で、過去に【自由】【平等】】【基本的人権】は、

    人間が実現した事も無い、経験した事の無いものです。

    それを仮そめにも、

    近代合理主義の枠組みの上に成立をした近代国家は、

    (人間の定めた)法の下(もと)ではそうしようと

    本来、人間が手にした事も無いものを、

    近代国家の憲法の統治の中だけで保障すると定めた訳です。

    保障するって?

    無いものをどうして保障するのか?   あはは。

    担保があって、

    保障すると言った訳ではないでしょう?

    ポケットに在るからあげよう!と言ったのではない。

    ポケットには、入って無いんだけど、、、    あはは。

    憲法の中にロジックとして作為するから、、、

    それがあるって事にして、さぁ! 役立てて行こう、

    そう云う事ですよ。   ほほっ。

    これが、憲法に拠って治めると云う事 ---------- 法治国家です。


    意識が、前頭葉の中のシナプスで作った壮大なロジック・偽性・虚構です。

    ----- 人間の頭の中、に在るものです。

    ----- 人間の頭の中、にしか無いものです。

    本来、これは、観念の中に在るモノって言うのよ。

    実際は存在しないモノ。

    人間の意識の中にあって、意識が作ったモノ。

    東洋的な言葉で云えば、『陽』の範疇のものです。

    ---------- 『陽』の偽性(うそ)そのものなのね!


    それを、現象化して具現させようって言うのね。

    建物の設計図を、その通りに建てようって言うのと同じです。

    建物は、物だから、設計図通りに材料を測って切って、

    合わせて組み立てて建てる事は可能だけれど、

    【自由】【平等】】【基本的人権】は、抽象概念でしょう?

    それらを、物と同じ様に、現象化できるのかなあ?

    つい、そう云う疑問を持ってしまいます、、、


    そして、それを実現させた処で、

    いつまで持つの???

    つまり、

    これら憲法の保障は、『陽』の無常の範疇ですから、

    必ず、滅びる訳ですよ。------- いつかは、、、

    おそらく、きっと


    日本国が亡びれば、我々は難民となり、

    この我々に対する憲法の保障は消滅し無くなります。



    人間の観念の中に構築したロジックにしか過ぎません。   ほっ。

    人権主義、個人主義化などは、虚構から生まれたそのまたドロジック!

    (ドロジックは、ひどいロジックと云う意味の私の造語です。) ほほっ。




    ★ 東洋の『天地』の道理、自然の摂理等のように、

    ----- 人間の頭の外、自然や宇宙へ探し求めたモノとは違います。★







    無いものを、さも在るかのように意識を騙す言葉のマジック。

    この言葉のマジックこそ、意識の得意技なのよ!

    意識が意識を騙す知識、情報、この果てしない狂騒!!!











    以前一度、記事に書いた事があるのですが、


    工場に、なぜ「安全第一」と云うスローガンを掲げるのか御存知ですか? 

    と、大手メーカーの工場長をしている方から質問をされて、

    教えてもらったのは、次のような内容でした。

    まさに、工場には「安全」と云うものが無いからだと、、、

    工場に「安全第一」を掲げて守ろうとするのは、

    工場は、常に「安全」が脅かされている場である証拠なのであると、

    「安全」が本然的に存在する場であれば、

    「安全第一」と掲げる必要はないのです。と云う内容でした。



    同じく、聖徳太子の十七条憲法

    「和(やわらぎ)を以て貴しとなす、忤(さか)ふること無きを宗とせよ。」とは、

    現実的には、忤ふることばかりが多く、和が無かったと読むのですね。




    これら近代国家が謳う自由、平等、人権、個人重視、と云う言葉も、

    正確には、近代合理主義の科学的・合理的に改変した世界には

    その内実はありません。 

    『陰』を捨て去った近代合理主義の世界には内実はありません。無い。

    我々の『陰』・徳性がなければ憲法や制度では実現できないのです。


    もう一度、確認しますね。

    現在の近代国家の憲法が謳う個人の人権と自由と平等は、

    ≪法律で国民を扱う場合だけの≫自由と平等論です。

    これは、人間の意識が作り上げた産物ですから『陽』です。








    近代国家の国民である我々が、大いなる誤解をするのは此処です。

    法律上『陽』の概念を、元々存在するもの『陰』として捉える事です。 


    それは、どうしてかと云うと、

    憲法に書かれてある事を真実として受け容れた方が得じゃない?

    自分は自由で平等でありたい!  願ったりと思い込むのですね。

    まぁ、これも意識の都合よさ、勝手ではあります。   ああは。

    意識とは、かようにいい加減、ご都合主義なのですよ。   あはは。

    今さら、違うって否定したくない!!!


    ◎ 以上が、我々の中にある自らを騙す近代化のフィルターです。



    この事を、どうか分別してください。

    この『陽』の現象世界で、我々が自由である訳はないのです。

    一人一人が平等である訳はないのです。


    この事実を認識した上での、法の下だけの保障です。

    これを分別しなければ、とんでもない錯誤へ陥ってしまいます。



    みんなと同じでなければ不幸を感じる。

    皆と同じ様になれない事は、不平等だ。

    こう云う怨念で、

    社会全体が、一つの均質化する方向へ行こうとする訳です。

    だれだって現象世界でコボレルのはいやですもの、、、カッコわりー!

    これも、卑屈な意識の妄想ですが、、、    あはは。

    男女平等と同じです。

    これでは、誰もが自分の役割と云うものを理解しない幼稚な社会です。


    それは、正しくありません。




    『陽』・ 人間の意識が作り上げた自然のありのままを排除した空間、

    巨大なカプセルのような近代合理主義と云う偽装世界が、

    あらゆる大前提にあって、

    我々がそれに都合がいいと騙されている限りは、

    この偽装世界を補完し補強するロジックを生み出して行く事が「正」になり、

    ゆがんだ「正」を正当化する社会、

    そのゆがみを正当化するロジックを作り出す頭・前頭葉が、

    必要とされ評価を受けるようになります。


    その結果は、悪人が栄え、善人が滅びる社会です。

    これは、どうしても避けなければいけません。


    事実、資本主義社会を生きて行く上では、

    人間そのものが組織や機械の一部分のようになっていかざるをえず、

    自由、平等と言いながら個々人の人間の尊厳は失われ奪われて行きます。




    だけれども、しつこく押し寄せる

    ~~我々は自由だ~平等なんだ~~と云う安楽な波、

    そう思わせようとする近代合理主義的思考の使役力は強くて、

    なぎ倒されている方が楽な位です。

    波に乗っちゃえ!!   

    思わず謙虚さと礼儀を忘れそうになるわ ーーー  ほほっ。

    それだけ

    人間のマス‐プロダクション【mass production】大量生産化、均質化が、

    進んでいると云う事でしょうね。


    近代化が達成したのは、工場での均一化された製品の大量生産化でした。

    均質な製品が大量に生産できるーーーその成功は物だけではなく、

    人間にも及んでいるのですね!

    我々をも、工場製品のように均質化してしまうのです。





    そうそう、1936年、今から76年も前に、

    その様を、チャップリンが笑いにしたのが「モダンタイムス」でした。

    まるでブタの群れのようだと映す通勤する男たちの群れ、

    大量生産の工場で、ベルトコンベアーで流れる器具のネジを締める滑稽さ、

    その癖で、女性のお尻までネジを締めるようにネジって、 あはは。



    よろしければ、YOU TUBEでどうぞ!

      Charlie Chaplin: Modern Times Part 1/9 .



    現代が、------------ 個性を重視しているなんて、ウソっ!

    (これも、個性を無視しているからこそ、こう言いたくなるのね!)

    いつのまにか、マス・コミュニケーション【mass communication】

    大量伝達によって我々一般大衆は、工場の均一な製品のように、

    皆が同じような意識の満足を貪(むさぼ)っています。

    りっぱな全員が餓鬼界の住人!のできあがりです!
     

    ここまで我々国民を均一化したら、御上が我々を扱うのは楽です。 


    餓鬼界 = 仏法で説く十界の下から2番目の境涯。

    欲望に支配された貪(むさぼ)りの意識に支配された人の状態。




    意識に、自由だ~平等なんだ~~と吹き込まれて、

    その結果、真に自由になったのは、我々一人一人の欲望です。

    みんなが自分の欲望をむき出しにする事が日常茶飯事、

    その事にみんなが平等に馴れてしまったのです。

    我々は、自分の欲望を冠のように頭(かぶり)、身分は欲望の家来です。

    欲望と意識とどちらが強いかって言ったら?    

    それは、欲望でしょう。

    意識の仕事は、どんな欲望でも正当化できるロジックを作る事です。

    意識を信奉すれば、欲望の下僕のそのまた部下になると云う事です。





    意識を信奉すればするほど、自由になれますか?      



    目に見えない徳の力を無視し、権利と義務に置き換えた、

    おバカな近代合理主義よ -------





    『時』について少し、、、


    そもそも、純粋な今、現在と言う『時』はなく、

    太陽光でさえ、地球に届いた時には、8分前の光りと云う事でした。

    それが訂正をされていて、もっと衝撃的な事に、

    なんと! 100万年 + 8分前だったのです!

    と云うのは、

    太陽中心部で発生した光が、太陽内部を抜け出すのに100万年かかる!

    と云う事らしいのです。



    これは太陽内部が大変高密度であることが原因です。    ほっ。


    だから、私たちが今、浴びている太陽光は、ほぼ100万年昔の光です。


    私たちは太陽の大過去に守られて命を存(ながら)えておりますの。。。 

    私たちを、太陽の大過去と少しの過去の光が照らし、

    我々を永遠の未来へと導いているのです。

    それが、今、と云う『時』の、我々の立ち位置、即我々の運命です。

    運のとっても卑近な例えを出しましょう。

    昨日出された宿題を、きちんとやって学校へ行くか、やらずに行くかの違い、

    今日、学校へ行ってどんな待遇が待っているか? 

    全ての過去が今と云う『時』に凝縮している、、、運命です。




    -------- 結婚についての運命。


    人が徳性を失って来れば、結婚の目的すら変わって来ます。



    男女の天秤棒が、狂い始めているどころか、

    欲望を自分の能力で叶えられると自信を持つ時代の先端に行けば、

    狂気の倒錯の完全世界が出来上がっている。ーーーーー




    女性が、近代的自我を満喫したらどうなるのか?

    本来の一般的な結婚の目的が、ここまで薄められてしまう、、、

    こう云う結婚の目的までが堂々と出て来たのか? と云う、、、

    今日は、そう云うDKさんの鑑定事例を紹介します。



    DKさんは、60代後半の御婦人です。

    高校の家庭科教師を辞めてからは、

    若い頃から教えていたお琴の教室の指導に専念しています。

    御主人は、同じく高校の物理の教師でした。娘が二人います。

    こう云うご家庭は、間違いなく子供の教育に熱心です。

    DKさんも、名門校を受験できる学区へ引っ越しをし、家を建てて、

    知識教育、学校受験、エリートへエリートへと云う親からの強い誘いで子供

    たちを育てられて来たそうです。

    教育に手厚い環境がこれだけあっても、お勉強が好きではなかった次女は、

    年頃に嫁して男女一人づつの子供に恵まれ実家の近隣に住んでいます。

    御相談は、この環境を生かすべく能力があった長女の方についてです。

    優秀な頭脳を持った長女は東京の大学を出ると、

    さる外国の国営放送局へ就職を希望しました。

    (能力があると、人は思いもかけない望みを持つのですね!

    私なら、日本のNHKでいいじゃないかと思うのですが、、、あはは。)

    しかし、まずそう簡単にその国の放送局が日本人を採る事はなく、

    語学力そのものよりも、それが公用語になっている国に住んでいる事が

    採用のテストを受ける条件だと云う事の為に、

    22歳で一人でアメリカへ渡り一人暮らしを始めます。

    生活は、在米の日本企業でアルバイトをしたり努力をなさったようです。

    そこらまでは、ご両親も長女のやる気に応援をしようと思っていたらしいので

    すが、何度かチャレンジする内に、某国の国営放送局の外国人の採用枠に、

    外国人なら既婚者ではないとダメらしいと云う情報が入って来たとか、

    それならアメリカで某国人を見つけて結婚をすると云う長女に、

    両親は、反対をし説得をしますが聞く訳はありません。

    その間に、さっさと某国人と結婚をした報告をして来た長女に、呆れて、

    娘の人生は娘の人生だと割り切ろうとするけれど、釈然としない、

    DKさんの夫は、今、寝たきりになって長女の住むアメリカへ行く事もできず

    親として娘に、せめてまともに子を産む結婚をさせたいと願っているが、

    それも無理の様子、夢を追っかけるのもいい加減にさせたいのだが、、、

    ここまでして長女の夢は叶うのですか? 子供は生まれないでしょうね。

    長女は我が家の教育の成果だと喜んでいたのが、、、

    とおっしゃるのです。




    本当に、日本は資源の無駄使い、

    人間の、男女と云う資源の使い方を誤っているわね!  


    男女は平等と教え、

    近代的自我を行使する事が新しい生き方と煽って、競争をさせて、

    欲望を、夢や理想と言い換えて、

    それを実現する為に努力をする事が、

    人間として正しい生き方だと思い込むように教育の均質化を進め、

    そう云う人間の複製を、マス‐プロダクション大量生産化して来た挙句が、

    -------- 少子高齢化ではないですか?


    2040年推計  高齢化大都市圏で加速  全都道府県30%超


    人口減、20年から


    これらは、最近、目につく新聞の大見出しです。

    日本は、資源の少ない国土ですが、人間と云う資源も少なくなるのですね。

    この事が、年金、医療費、生活保護、あらゆる国の施策に

    今後、影響をして行くのですよ。


    それを訂正するには、

    いのちの継承と云う自然の領域における命のありのままを排除し、

    代わりにその上に積んだ西洋的意識の作った偽のロジックを、

    まず、掃き出す事から、その始末をする事からが、先です。




    人間の意識の奥深く、五感で掴まえられない『陰』の奥深く、

    命の息吹を生み出す『陰』そのもの、

    命のタネである『陰』を失った事により、

    我々の一番身近な問題、

    それが家族の喪失(不妊、離婚、シングルマザー、非婚)の現象を生み、

    家族、家庭の否定から、その崩壊を招いていると云うのが、

    運命学からの提言であります。

    警告です。


    『陰』は、本来、地中深くある根に例えられるもので、

    意識界での生産性の表出を致しません。

    が、意識界での『陽』の生産性の根源が『陰』なのです。

    『陰』の創造性が存在する限り、『陽』は栄えます。

    『陰』の徳性が欠乏すれば『陽』は萎(しぼ)みます。


    この事から、女性は本来の役割に戻ってもらいたいのです。

    が、女系の家に生まれた女性は、男以上の力を持って生まれて来ます。

    今の世は、目先それを断然! 評価してしまいますから、

    本人も、家族も、それがしあわせだなんて勘違いをしてしまうのですね。

    どうしても社会へ出て活躍するようになります。

    それを、今般、現代の潮流の中で、他人が止める事はできません。




    『陰』が後退して、磨滅した人の住む家は、

    やがては、命の継承がなくなり、絶家と云う現象が生まれる。

    つまり、あまりにも『陽』のみに傾いた家は、滅びるのです。

    それは、住む人間の心が『陰』を尊ばずに、

    『陽』の現象界のみの価値観に染まった時、

    その子孫は、生まれる事ができなくなるのではないか?

    これを、只今、仮説として提示しておきます。




    その絶家と云う結果を積み重ねれば、

    国の存亡に係る現実に警告を発して行こうとする記事でした。




    後は、真贋は読者の皆さまが無意識との対話を通じて、

    感得してください。


    長い記事を最後までお読みいただいて、感謝でございます。



    次の更新まで、

    よき日々をお過ごしになってくださいね。































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    テーマ : 家系・家族の癖
    ジャンル : 学問・文化・芸術

            
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    Author:寂光ーcosmos
    家系・個人の運命鑑定
    東洋運命学教室を主宰

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