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    自然観 1/4 西洋、東洋における自然観は、決定的に違っています。   

    Category : いのち/ふしぎなるもの
    那須高原2

    先週行った那須高原、青木邸の庭。 樹木の下に人。





    小鳥の声 をどうぞ!





    今日は、西洋と、東洋の日本、

    その自然観の違いを記事にしていこうと思います。




    刺身、天ぷら、ダシ、 


    日本料理ですが、

    もう、目に浮かぶよう ............. (笑い)


    目にも鮮やか、盛り付けに細かい配慮のある日本料理,

    料理法の違いは気候・風土に根ざしているといわれます。








    西洋のヨーロッパは乾燥地帯です。


    乾燥地帯、 この言葉のニュアンスからは、

    とても食材が豊かとは思えない、言えない土地柄です。



    植物も乏しく、海に面してない地域では海産物だって届かない?

    届くとしても限られたものだけと言う処もあったはずです。

    だから、土地柄としては、とてもグ~!とは言えない場所ですね。 


    歴史的には、まず、狩猟で食料を確保するしかなかったでしょう。

    おなかがへったら、すぐに思いつく事は、目の前にある木の実を採り、

    身近な生物を殺して食料にしたはずです。

    その後、酪農や牧畜を通じて食料を何とか確保してきた歴史があります。 


    つまり、それは、おいしい食べ物を食べたいと云う苦渋の歴史、

    食べられない物や、たとえおいしくない物でも、

    なんとか調理して食べられるように工夫を重ねて来た歴史なのでしょう。

    そういう背景があってこそ、

    香辛料や各種ソースを使って徹底的に”味をつける”

    という料理が成立した。






    これは中華料理も同じです。

    試行錯誤で徹底的に“味をつける”ことがベースです。

    味は引き出すのではなく、”つける” ここに主眼が置かれていたのです。









    それに比べて、一方の日本は温暖湿潤です。

    日本は国土が狭いという事もあり、

    一所で山や海の食材に恵まれた場所が多いのです。

    そういうお国柄で、そもそも素材が新鮮です。

    だから、おいしい! そういうものが溢れていました。



    そのうまみをさらに引き出すことに調理の重点が置かれてきたのです。


    だから素材そのもの”旨さを引き出す”ことを追及した料理といわれます。




    西洋料理の「味をつける」 と

    日本料理の 「味を引き出す」との違いは、


    そこには、民族の歴史、人類の歴史が大きく関わっているようです。


    人類の歴史は、まずは「狩猟採集」から命を養うことから始まりました。

    その後「牧畜」に移って、最後に「農耕」にたどり着くのが一般的です。





    でも、その頃に日本に住んでいた人たちは、

    「狩猟採集」からいきなり「農耕」へと向ったそうです。 

    「牧畜」を経験しなかったことは人類史上、稀有な事例だということです。


    「牧畜」が行われなかったことには理由があります。


    わが国の国土の7割は、山岳地帯ですから、

    地形的に牧畜には向かなかった。

    そして同時に、

    「牧畜」をしなくても胃袋を養うだけの安定した食糧事情があったのです。



    食べられる植物が豊富に存在し、安定して栽培することが可能だった。

    「牧畜」を省略した原因は、豊かな食糧事情にあった事がポイントです。


    実際、石器時代において、

    日本の人口密度は、世界一高かったことが分かっています。






    そういう生きていく条件が重なって、

    特に生き死にに拘わる、命を養う食料獲得のための行動は、

    人間にとっては最高のストレスですから脳の働きにも影響を与えますね。






    そして、

    生延びる為の命の糧を得る行動、

    特にその為の自然に対する対応の仕方、

    人間と自然との位置関係などに強く影響を与え、

    その後の自然観、宇宙観などを育んだはずです。


    そのように西洋、東洋における自然観は、決定的に違っています。



    そう、

    まるで、料理法の”味をつける” と”旨さを引き出す” の違いほど、

    そのくらい、違っています。


    西洋は、自然を、人間の力で支配をし、克服をする対象として、


    東洋は、自然を、人間との一体感である調和をもって臨むと云う態度に、


    表れているようです。

      
    (次回へつづく)



























    参考文献

    『食の文化史』 朝日文庫 樋口 清之 著

    -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 
    記事は無断転用なさいませんように、お願いします。

    [一部、版権]がございます。権利は放棄しておりません。

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    自然観 2/4 自然観の誤りから起こる問題を、3つ、提起します。   

    Category : いのち/ふしぎなるもの


    那須高原に行くと必ず立ち寄る石窯で焼くパン(天然酵母、国内産小麦)のお店です。 
    知る人ぞ知る、 《 NAOZO 》 さん!!





    今日は 野鳥の声 を聞きながら~





    遺伝因子」という言葉をご存知でしょうか?


    これは先祖代々、親から子へ、受け継がれていく情報です。

    肉体や精神を長い間かかって、変化させながら繋がれていくものです。

    遺伝因子は3000年かかってようやくひとつの形が作られるそうです。

    例を挙げれば、

    西洋である欧米人と日本人とでは腸の長さが違います。

    耳の下のラインから尾てい骨までの長さの約6倍が欧米人で、

    日本人は約8倍だそうです。 

    私たちの先祖の日本人の腸の長さは、

    お米などの穀類や野菜を多食してきたから長く、

    西洋は腸の短さから、

    動物性のタンパク質に頼っていた歴史が見えてくるのです。


    また、動物では、

    馬は体長の10倍の長さの腸を持っています。

    牛は20倍、

    羊は25倍、

    ライオンやトラなどの肉食動物の腸は体長の5~6倍。

    これで草食動物の腸は長く、

    肉食動物の腸は短い、と言えるのです。

    つまり、何を食べるのかということで腸の長さが決まったのですね。


    このように自然の造形というものは、

    遺伝因子」そのものに意味や、存在価値、理由が、

    付託されているものだと認識していいと思います。


    ここで、現実的な問題提起①ですが、

    牛はもともと草を食む動物なのに、

    今や穀物や牛骨粉といって牛の骨や血液を粉にして

    乳牛に食べさせるようになりました。

    牛の乳の出が良くなるというのです。 


    まったく自然のタブーを犯したと、言ってもいい位! 

    食べさせるべきではないものを人間の都合で与えてきたわけです。

    それで、

    生体内の秩序が狂ってBSEという難病が発生するのでしょう。

    肉骨粉を食べさせられている牛の遺伝因子が、

    どのように変化してくるか、

    将来にわたって、まったく誰も、わかりません。


    狂牛病も根っこにあるものは、

    本来の長い間の自然の食の姿が、ねじ曲ってしまった事に

    あるのです。


    もともとあった自然を犯すとどうなるのか?


    科学者自身だって、わからないまま、

    効率優先で現場が動いている・・・

    経済の効率性が自然を、無理やり捻じ曲げている姿です。


    ここで、現実的な問題提起②ですが、

    酪農を経験していない日本人は、乳糖分解酵素の分泌が少ないのです。

    それで乳製品が苦手な人、アレルギーなどが多いということもあります。


    日本人は、牛乳を飲み続けるのは無理があるようです。

    進んだ病院では、牛乳が癌の治療時には禁止される病院もあります。


    牛乳が乳がんの原因である。

    癌は、肉食が原因である。 と、

    ずっと書かれている野母伊志穂さんのブログを紹介します。


    奈良時代の皇室は、

    「醍醐」とか「蘇」といって牛乳や羊乳を飲んでいたようです。

    量的には今の洋風の食生活ほどもなかったはずです。


    世の中には、さまざまな食養生の考え方があります。

    基本は先祖が食べ繋いできた食文化、

    本来の地力のあるものが基本です。

    おかゆ、梅干等のように何世代にもわたりチェックを受けてきた、

    自然な身体に合う食べ物です。

    食べ繋いで来たものを取り入れておけば間違いないはずなのに、

    それを歴史に学ばず、

    流行や誰かが言ったことを鵜呑みにしてしまえば、

    当然さまざまな弊害が起きてきます。

    まさか、

    病み上がりにインスタントラーメンや、

    コンビニのジャンクフードはないでしょうから。(笑い)

    それらは嗜好品として楽しむくらいで・・・

    いいのではないですか。



    実際に日本人は繊細な「味覚」を持っているといわれているのですから、

    その特質は失いたくはないですね。

    欧米には、

    「甘い」「酸っぱい」「塩辛い」「ピリッと辛い」

    の4つの味しかないと言われ、

    中国はこれに「苦い」が加わって、

    日本はさらにもう一つ、「うまい!」

    という6つのティストが存在しているのですって! 

    それは、日本の伝統、発酵食品のおかげだそうです。



    そしてここでもうひとつ、現実の問題提起③です。

    豊かな食資源の日本における、

    世界に誇る数多くの発酵食品群、味噌・醤油・お酢・酒などですが、

    約40年前から自然が作る発酵ではなく、

    工場で科学が作る発酵、「化学食品」に成り果てています。



    これを発酵と言えるのかしら?





    もともと食が持っていた本来の力を、

    工業化と経済性が奪った結果です。

    自然菌の発酵食品のように食品の工業化と、

    大量生産の効率化のせいで食品の本来の力が失われた結果、

    それを補う機能が必要になりました。

    それが、サプリメントなどの栄養補助食品で、今が全盛です。



    このように心の中で、何を大事に思うのか?

    で、その行動の目的が変わります。

    その行動の目的のために、人間は心まで変えてしまいます。


    心・精神とモノ・肉体とは、相互不可分のものです。

    そう捉えるのが東洋であり、

    また、人間と自然も一体と捉えます。



    そこから、人間を含めた自然界は循環するものであり、

    変化するものであり、たえず、時と共に移ろうものと捉えます。


    それに反して、

    簡単に言えば、西洋思想は、

    心と肉体は別々のもの、自然と人間は対立するもの、と捉えます。

    自然という中に、人間は入っていないじゃない!  ほほっ。



    そこには、

    過酷な自然と常に闘って、

    動物を相手に殺戮をして、

    相手を負かすことで命の糧を手にして来た、、、

    西洋の先祖の長い歴史があるのを無視する事はで来ません。


    そうしなければ生延びれなかった試練のなかで、

    自然と一体だという訳にはいかない。

    そうして強い相手と争う事で自分の征服の意欲を沸きたて、

    自然を人間のために使役して来た歴史があります。


    そういう風に、

    みずからを守るために自然を変えてでも克服してきた処に

    西洋の自然観の「遺伝因子」がある。

    と説明する方が、妥当でしょうね。



    心のなかで、

    大事なもの・何を基軸にするかという事が変われば、

    作るモノまで変わってきてしまいます。

    現実に生きる私達の考え方・思想と、

    生活のモノ・物質は、相互不可分のものです。  


    文明とは一切のものを含みます。


    『文明を、身体だけが取り入れた、心だけが影響を受けた。』 

    と云う言い方は、いかにも西洋文明的です。


    心と体が、それぞれ存在しているかのような言い方です。


    本当は、そう云う事はありえません。

    ばらばらには、存在していないのです。

    東洋的な考え方では、心と体は一体。

    仏教においては、そうなっています。

                        (次ぎへつづきます。)
































    参考文献

    (國學院大學名誉教授・故樋口清之博士の研究を要約)

    『日本料理の真髄』 講談社α新書 阿部 孤柳 著


    -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 
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    自然観 3/4 歴史学者のトインビーは、西洋文明の終焉を見通し、東洋に期待をしていたのです。  

    Category : いのち/ふしぎなるもの
                                        陽
    冬を迎える木立から差し込む朝日




    今日は、湖面のキセキレイの声 を聞きながら!











    【前置き】 難しいのでもっと、分りやすく書いてくれというご要望をいただきました。

    分りやすくと心がけてきたつもりですが、、、 もっとですね !(笑い)

    。....。..。....................................................................。....。..。。







    140年以上も前に、わが国は、西洋文明を取り入れるようになりました。

    それは、例えば、

    西洋料理を楽しむのなら、テイスト・味を楽しむだけでなく。、


    あ! フランス料理っておいしい~。

    食べる楽しみが増えたわ!  あはは!



    それだけで済まない、と、いう事なの。 。。

    その成り立ちの歴史や精神、一切合財を味わうことになるのですよ~


    そういうことを、意識する余裕が、 

    あろうが、 なかろうが、

    私達にとっての都合が、いい事も、悪い事も、

    それらがもたらす、全ての因果応報を全部受け入れて、

    私達の心、五感を通じて体へ命へ取り入れると云う事です。 


    そう認識していたのかしらん? 


    鎖国を開国へという時に、その覚悟があったのか? 、、、まさか!


    西洋は、すばらしい!!、

    利用しなきゃソンなんだ。

    西洋に追いつかないと、列強に負けてしまう~

    日本の意地を見せないと、欧米に馬鹿にされるぞ~~

    開国しないと、日本の国を潰されそうだ~! 助けてくれ~  


    いろいろの欲望と、成り行きで西洋を取り入れ、取り入れ、真似て、

    さぁ、目的のミイラは取れましたか?  あはは。



    じつのところ・・・

    ミイラになって、うろうろ・・・しているのかしらん~☆!?  


    心臓と目を抜かれて、心も体も抜け殻のようになり、

    西洋という包帯で全身をぐるぐる巻きにして、

    ” 日本人はいやだから外人になりたい~  
     
    顔も整形してアメリカに住みたい~ と、

    呟いているのかしらん~☆?      あはは~

     

    文明というものは、一切合財! そういうものなのです。

    法律から、食料から、病気から、菌まで、

    全部染ってしまう物なのですよ。 頭から足先まで。
     
    骨から心まで。全部変えてしまうのです。

    自分が利用するだけだって、思っていたとしてもです。


    そのように、自然の存在である人間のたたずまいと言うものは、

    心だけ、体だけとはいかない、そういうものです。


    心と肉体といっしょで一つの命、

    つまり、東洋では、精神と肉体は、一体不二のもので、

    又、人間と自然も一体と捉えると、前回書きました。




    でも、東洋的といい、西洋的といい、あるいは、他もそうですが、

    真の自然観から見たら、これも仏教的な見方を、お借りしますが、

    それぞれが、部分観=部分智に過ぎないのではないかと、思います。



    それでも、兎に角、西洋と、東洋を比べて見れば、( 悪趣味かな?)

    やはり、西洋の自然観よりも、東洋の方が、優れているのではないか、

    私はそう思っています。

     身びいき?そうかも知れない~~ (笑い)



    大航海時代産業革命、 未だ地球の全てがわからない時代、

    資源が無尽蔵にあるという幻想を抱いていた時代は、

    西洋の二元論的思考で

    ”自然というものは、人間が発見して、開拓して、開発して、征服するものだ ”

    と、主張しても、まだ良かったと思います。  余裕なのです!


    しかし、今、地球のすべてのパイが限られているという事が分ってしまった

    状況下では、人類が地球を征服するという思想、自然観を持っているとどう

    なるのか、 心配と不安がいっぱいです。 このままじゃ危険ですね。  


    きっと、地球を取り巻く成層圏には、そういう不安な意識が雲になって溜まっ

    ているのではないでしょうか? (笑い)


    この事は、数十年前に歴史学者のトインビーは、西洋文明の終焉を見通し、

    彼はその当時、これからは東洋の文明だ、と期待しました。



    人間が自然の中で生き伸びていく中で、人間の心の中で大事と思うモノや

    基準が変化していくのに、生活が変わらない訳は、ありえません。

    そういう意味で、基軸を何にするかというのは非常に大事です。

    これが、哲学というものになるかと思います。

    そうみれば、哲学って、生活に身近なものなのです。



    初めは、自然における差異に応じて、東洋、西洋における人間の営み、

    生きる為の教訓、自然に対する知恵、思想、おおもとの教え=宗教など

    の特長が、その地域の必要に応じて生れたのですね。



    ここで、思い浮かぶのが アラブ諸国等の姿です。



    どんなに西欧が、 。..*☆゜キラキラ~*☆。.. して見せても、(笑い)

    こっちの水は、甘~いよ~と言われても、

    自国の宗教と風俗を失っていない、堂々としている誇りある姿です。

    彼の国の男性たちが取り組む宗教行事のあの礼拝の姿は、

    日本の若者には、かっこ悪い、ウザイ、に映るのかしらん~?

    と~んでもない!

    彼らは先祖から受け継いだ彼らの信念を守らないと、他民族に浸け込まれ

    る、滅ぼされるということを分っているのですよ。

    彼らのいのちの継承の川上へ感謝と尊敬の念を失っていないということの

    証しでしょう。 砂漠の民としての先祖の歴史から、それを守らないと、

    規律を失ってしまうと、内部から崩壊して、我が民族が、寄る辺なき民に

    なると云う事が、骨の髄まで沁みこんでいるからでしょう。

    自らの知恵を失ったら、どうなるか、分っているのですね。



     もちろん、石油の力もあるわ。(笑い)

    しかし、それだけなら利用されてしまうだけで終るかも知れない。

    国の有り様はいろいろあって、比べられるものではありませんが、

    宗教の差異はあったとしても、、、、、、自国の伝統を守り、堂々と、

    彼の国々は、本当に心から尊敬に値する国々だと思っています。



    そう考えれば、自分のはっきりした意識で選んだわけではないけれど、

    長い歴史や伝統のある日本の国土に生まれて、住んでいると云う事実、

    現実は大事にしなければいけないですね。


    原因が意識で見つけられない、無意識で成り立った現実、

    それを運命的と呼んでもいいと思います。

    その運命的に生まれ来た日本で、(笑い)

    約3000年前から、

    日本という国土に、生きた人々、

    私達の先祖と呼べる人々が、幾度も失敗を乗り越えながら蓄えた知恵、

    守ってきた方法、身に付けた節度、それらを知らず無いものとして無視し、

    自分が好きなように、勝手に何を選んで生きようといいんだ! 

    それが自由でしょう!

    となるのかしらん?


    それでは、あまりにも未熟なまま、退行した選択に陥ってしまう、

    精神的な原始に戻る事にはなりませんか?

    人間にとって、何も選択しないという状態はない、

    それは、ピュァーでも、真っ白という白紙状態でもない、

    ただ、それは、無秩序な場当たり的な、無目的な今という時を見つめただけの

    ものにならざるを得ない。

    つまり、目先の損得的な経済観や、欲望に支配されるエゴのスパイラルから

    逃れられないルツボの中を周回するだけにならないかしら?

    現代は、それが、そのままこの地球の存続にまでダイレクトに結びついてし

    まう不思議なポイントに、私達は立たされているのですね。


    誤りの自然観が、

    その自然そのものを全破壊するかもしれないポイントです。


    (次へつづきます )
































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    自然観 4/4 1000年後に、この日本列島に日本人は、住み続けていますか?   

    Category : いのち/ふしぎなるもの
    野辺の路

                                高原の中の野辺の小路をさまよって・・・















    小鳥のさえずり  (4分53)をどうぞ!





    今日は、自然観の最後です。長いです。

    覚悟してお読みくださいね。(笑い)


    まず冒頭に、

    狭い誤った自然観からくる科学の応用の暴走について、列挙します。

    そして皆さんとともに問題を、共有したいと思います。


    『孫の孫~まで伝わる汚染』についての実態です。

    世の中は健康を害するものにあふれているといっても過言ではありません。


    実は胎児の「へその緒」から、

    かつての農薬、PCBDDTが検出される確率は、

    PCB類で100%、ダイオキシンで100%、DDTで85% です。




    さまざまな先天性異常が報告されているにもかかわらず、

    先進国では使われなくなったDDTが,

    発展途上国でマラリアの予防に使われていたりします。


    河川や湖岸の湖底からもほとんど100%検出されるそうです。 

    販売中止になってから30年以上たつPCB類やDDTが、

    「へその緒」に残っているということは、

    現在、私たちがなにげなく

    土や水や海や私たち自身の体を化学物質で汚す行為が、

    後々、孫の孫まで祟るという事です。



    他にも、かつて農薬として使われ、船底の塗料にも使われた

    トリブチルスズで100%、

    イタイイタイ病の原因ともなったカドミウムで50%

    という数字が報告されています。


    この事実は、私たちが生態系のピラミッドの頂上にいて、

    自分たちが撒き散らした化学物質を、

    自然の中から時間をかけて徐々に濃縮しながら、

    自分たちの身体の中に取り込み、蓄積していることを表しています。



    これらの化学物質は非常に微量で生命に作用します。

    ダイオキシンは濃度1兆分の1という微量で人体に作用します。

    その他の環境ホルモンとなる物質も

    10億分の1という微量で人体に作用するといわれます。


    この時間をかけた自然からの生態濃縮の胎児への影響が、懸念されます。


    胎児、とくに受精後8週ぐらいまでは、

    全身の臓器ができる人生でもっとも細胞分裂の激しい

    ホルモンの作用も活発な時期です。


    胎児と母親は胎盤と臍帯でつながれていて、

    本来は、へその緒と胎盤が、母体から有害な物質や病原菌が

    入り込まないようにする関門となっているのですが、

    さまざまな化学物質がこの関門をくぐり、胎児を汚染しているという事です。



    さらに、DES(ジエチルスチルベストロール)という擬似女性ホルモ

    ン剤は、妊娠中に服用すると胎児が成人後、膣がんや不妊など、

    成長後に発症するというものです。


    男性のY染色体も減少しつつあり、将来消滅するという報告もあります。




    かつて「沈黙の春」の著者、レイチェルカーソン

    「地表を毒薬攻めにすれば、

    生きとし生けるものすべてにとっての環境が破壊されてしまうこと

    くらい誰でも分かることではないか。」
      と、叫びました。



    母体の水銀汚染。

    へその緒の血である臍帯血が、水銀に汚染されてるという報告では、

    アメリカでは6人に1人、63万人の臍帯血から水銀が検出されています。


    石炭火力発電所など、さまざまなルートを通して

    無機水銀は有機水銀となりマグロなどに生態濃縮して、母体に蓄積されます。


    予防接種のワクチンに含まれることのある有機水銀の添加物、

    チメロサールによる水銀の体内への取り込みによって、

    新生児の白血球異常や重度の免疫不全、脳の発達障害もあります。

    日本よりはるかに予防接種の盛んだった米国では、

    2008年中でも1000件に昇る自閉症と

    チメロサールの裁判が繰り広げられているといいます。


    チメロサールとの因果関係はともかく、

    1970年代まで自閉症などはまったくなかったのに、

    各国で自閉症が100万人を超す数にまで増えています。

    化学物質による汚染は人間だけではなく

    1998年、イヌイットのハンターが奇形の動物を採集し、

    目の見えないカリブー、毛のないアザラシ、雌雄両方の性器を持つ

    シロクマたちが報告されました。


    私たちは、科学の進歩によって

    85000種もの化学物質を作り出しました。

    そしてその化学物質の大半が毒性の検査をされていないままの状態です。




    「女が、わが子を母乳で育てるのに二の足を踏むようなら、

    間違いなくそれは人類への警鐘である。」



    (シーラ・ワット・クルティエ イヌイット周極会議議長)



    今は、まさに、そういった時代です。 


    なぜ、こうなったのですか?


    どういう思想が、

    科学に、経済に、この状況まで、許し続けてきたのですか?


    未だに止められないという事は、有害な思想としか思えない・・・・・



    まさに、西洋文明の自然観がもたらした科学の進歩。 

    その進歩が、私達にもたらした

    物質文明のおかげで成り立っている私たちの生活。  

    その日々の生活が、脅かされています。 
     

    生命ある自然が生死の境を彷徨っています。


    今時、遺伝因子は3000年、

    なんてことは時代遅れかも知れません。

    遺伝子組み換え作物だって、

    日本に限って人間が食べているのですから、、、、、


    他国が、家畜にしか食べさせないそれを、

    日本は日常の食品の原料にし、味噌や豆腐や醤油、ほとんどの菓子類に

    入れて国民は知らされずに食べている現状・・・・



    さるA国から輸入をしている日本は、

    何故、断れないのでしょう?


    他国は、毅然と自国の基軸で持って輸入禁止にしているのですよ・・・

    何故、日本人だけがこういう目に会わなければならないのでしょうか?

    日本人が自らを守る最低の基軸を放棄してしまったからですか?


    遺伝子組み換え食品を食べ続けた

    その結果、

    日本人がどのような結果に導かれるのかは誰も分らない・・・・・・・

    分からない壮大な実験です。

    科学者だって!分らないのよ!

    細胞の染色体のどの位置に組み替えた遺伝子が滑り込んだの? 

    それさえ分らないまま、

    組み入れ先の細胞のDNAに任している。


    つまり自然のシステムに成り行きで組み込んで、

    その先も、

    成り行きにまかしているだけだからです。  



    なぜそれ以上、科学者が分らない?


    それは、根本的に科学が自然をリードしているのではなくて、

    科学をリードしているのは、自然の方なのですから・・・・・。

    科学は、自然のすべてを網羅していないのですから・・・・・



    人間の知りたいという未知に対する欲望のままに、

    手探りで科学は、自然のなかへ侵入していっているだけなのです。


    勝手に、自然が黙認していると誤解して・・・


    その因果応報が、自然からどんな形で返ってくるか?  


    さぁ~だれも分らないのです。 

    見えない世界への、これが、冒険と言えますか? 


    新・大・陸・発・見 と同じ次元でやったらダメです!!!

    自然を軽視した傲慢そのもの!

    これが科学のもたらした進歩なのかしらん?



    それより、せめて命を繋ぐ食料ぐらい、

    自給率100%にしてほしいですね!

    日本人として、この国土、気候、海、空がはぐくんだ食べ物を食べたい~


    此処で生きてきた祖先たちが何を食べてきたのか、この風土に合ったどんな

    思想を培い、国土や民を守ろうとしてきたのか、

    どう苦労したのか、それをきちんと知らなければいけません。 


    その知恵を知らずして、、、。

    此の上に、

    これから、どこにも誇れる自分たちの文化が築けますか?


    少し、静かになって、考えてみたらどうかしらん?


    経済、財政の健全化、無駄の排除、

    それらもとっても大事な事です。


    しかし、それも命あってです。 

    命の根幹が侵食されている現状を、放置している国柄で、

    その上になにをしようというの? 



    分らないわ~~ 本末転倒です! 

    経済はあくまでも道具です。

    道具をどうするかという議論だけに終始して、

    いのちを守ろうとする理念がない・・・・・・



    たしかに、ないはずです。
     
    それを、 基軸を、 日本は捨てたのですから。



    目的・魂を捨てて、手段・手足だけを大事にする愚かさ、気づいてほしいな~



    私利私欲のオンパレードで、”今だけ”を競い合う政治。

    所詮、主客転倒のオンステージで、

    枝葉をいくら大事にしようと、辿るルートが、

    滅びの下り坂であることは、変えられませんよ!


    自分の姿を鏡で見て、反省をして、捨てた基軸を探し出して、

    魂を取り戻す事しか、このパラダイム変更はできないでしょうね・・・




    個人に於いて、

    自分の生活と関係ない処で、国が滅ぶのではないのです。

    同時に個々の人間の中から徳性を重んじる心が抜け落ち、蒸発する。



    女が女らしくなくなり、

    男が男らしくなくなり、両性の資質のよさが消えます。



    夫婦の形が滅び、

    親子の立場が転倒し、

    家庭や家族が空洞化します。



    子が生まれず、娘ばかり、

    現在、20~30代の人は、結婚しても

    半数が子供はいらないと考えています。

    家族が滅ぶ、家系が滅ぶ、が同時に表出する。


    社会的には、離婚、母子・父子家庭が増え、単身者が増え、

    生活保護者が増えていく、

    心身両面の人らしい生活が自立しなくなるということです。



    それは、国の担ぎ手が減り、

    国にとって納税者が減っていくということです。


    デフレどころか、いのちの負の循環です。

    国の創造性の衰退です。


    経済は、陽の現象に過ぎず、

    その本体、陰の消去こそ国や民族の衰退の源です。

    これが、源を捨てた民の辿る崩壊のスパイラル、姿かと感じます。





    1000年、いや、100年後に、

    この日本列島に  日本人は在るのでしょうか?


    自然が豊かに恵まれた生活が、営まれているのでしょうか?

    人に尽くす、やさしい心根を持った日本人は、住み続けていますか?



    それには、自らの持っている遺伝因子を発揮するために、

    命の力・陰徳を、いのちの継承の川上から流れてくるものを十分に受け取り、

    感謝と尊敬とともに自らの命の中へ取り戻す事ではないの?


    と、つぶやきながら・・・

    この記事を終りたいと思います。

    ながく、お読みいただいて、お付き合いくださって、

    どうもありがとう。 
                               完

























                  


    参考文献 

    東洋経済新聞社「アメリカの毒を食らう人たち」
                 
                    著者ロレッタ・シュワルツ=ノーベル


    技術評論社『へその緒が語る体内汚染』 著者 森千里 戸高恵美子

    中公新書『胎児の複合汚染』 著者 森千里

    小学館『胎児からの警告』 著者 長山淳哉


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    テーマ : 文明・文化&思想
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    いのち(自然と健康)を脅かすもの 1  ○ 遺伝子組み換え 

    Category : いのち/ふしぎなるもの
    那須岳を望む



    遠くにみえる那須高原・那須岳








    今日は、コメントのお返事を続ける予定でしたが、



    次のシリーズのテーマ

     ”いのち(自然と健康)を脅かすもの ” の 1 として、

    ○ 遺伝子組み換え を、陰陽学で考えてみようと思います。



    と、云うのは、





    今、まさに、政府において遺伝子組み換えの綿、ナタネ、トウモロコシの

    国内栽培と、食料への使用が承認されようとしているからです !




    そのパブリックコメント(国民に広く意見を聞く為)を、

    農林水産省が募集中!6月21日までに実施しようとしています! 


    そこで、その期日が迫っておりますので、急遽この記事を挟みました。



    ぜひとも、この記事をお読みになってパブリックコメントのご参加を!



    では、まず、




    現状は、アメリカで栽培した遺伝子組み換えの綿、ナタネ、トウモロコシの

    輸入を承認しているわけですが、


    今度は、日本国内で栽培をするのを認める。と言うわけです。

    ( 遺伝子組み換え=GM、農作物=O とします。)


    アメリカなどの広大な農地ならともかく、

    日本のような狭い国土の中で、どうすると言うのでしょう ! ?





    いくら隔離した圃場(ほば)であっても、

    GMO栽培をしたら隣の農地の非GMOの畑に、

    花粉が飛び散って自然の生物の生態系・多様性を破壊してしまう! ! !




    それに関して、

    農林水産省が、GMOの隔離した圃場で栽培する事や、

    そこで実ったGMOを、

    日本人が食用したり、家畜の飼料に使う為の承認申請

    (セイヨウナタネ1件、トウモロコシ2件及びワタ1件)を受けて、

    生物多様性影響評価を行いました。


    その結果、

    ● 学識経験者からは、

    生物多様性への影響がある可能性はないとの意見を得ました。



    この結果に基づいて、農林水産省では、

    生物多様性への影響が生ずるおそれはないと判断しました。


    つまり、これは、


    “日本が遺伝子組み換え農作物の栽培を承認する”と言う事なのです。



    それに関する農林水産省のコメントは、こちらからです! 




    ● 生物多様性の影響もなく、危険性もない。と言うが、


    ほんとうなの?

    もし、そうだとしても遺伝子組み換え表示の完全実施をすべきです。


    どうなのでしょうか?



    農水省は、これらGMOを承認するに先立って、

    国民からの意見を聞く為のパブリックコメントを実施しています。


    その実施機関は、

    平成23年5月23日(月曜日)から平成23年6月21日(火曜日)までです。


    あと、10日しかありません。




    今まさに日本が、

    未曾有の大震災からの復興や放射性物質の脅威と戦っている時に、

    コメント受付期間が、5/23~6/21という、

    国民が、十分に内容を理解する時間も与えられずに、

    日本の未来にどのような影響をもたらすのかも検討する間もなく、

    このような恐ろしい法案を簡単に通してしまう国に対して、

    できるだけ意見を述べて行かなければと、思います。




    本当に、いいかげんにしてほしい!


    国のする事は分かっています。

    パブリックコメントに、大した反対もなかったと承認するに決まっています。







    地震にも、津波にも、暴動をおこさないおとなしい日本人は、

    世界中のマスコミから賞賛されました。

    原子力発電所の危険に直面しながらも、必死に生きています。


    日本人は、おとなしく律儀に、お行儀よくしていればいいのでしょうか?




    ● しかし、メディアは何をしているのでしょうか?

    テレビも新聞も何も言いません。よー。

    遺伝子組み換えは、大手企業の利得ですから、

    スポンサー企業については、何も言えないのですね。



    GMOは、それらを食べる消費者にとってのリスクだけでなく、

    栽培をする農家にとっても、大変なリスクがあります。


    遺伝子組み換えのタネは高価です。

    その種は、世界的多国籍企業の特許ですから、

    そこから買うしかないのです。


    この企業は、遺伝子組み換え植物の種の世界シェアを90%持つ

    モンサント社です。数々の疑惑を持つ世界企業です。


    くわしくは、こちらへ

    または、green peaceによるモンサント社 七つの大罪 をどうぞ。



    さらにその種は、自家採種ができないので、

    実った作物から取る事ができないのです。

    農家は毎年、モンサント社から購入しなくてはなりません。

    (そう言う仕組みにしているのですね)


    その借金苦が農村を襲っているのです。

    その悲惨な状態(インドの遺伝子組み換え綿花の農家)があります。


    ここフェアトレードのブログへどうぞ!









    原子力発電所も、安全である。と国を挙げて教えられ、

    それを信じて来た私たち。


    しかし、今回の事故が起こって、

    放射能の数値に関しても、ありのままの数値を知らされていない現実。

    国民に知らせるとパニックになるからと、

    国はありのままを知らさなかった。


    どこまで、この国は、国民をあなどれば気が済むのか?



    結局は、私たちは、自分たちが無知であることを知った訳です。

    もっとよく知ろうとしていなかった事に気がついたはずです。


    また、このGMOの承認の件も、従順な態度で、

    おざなりに、国の言う事を、黙って見ていていいのかしら?

    どれだけ、日本と言う国が、おざなりか!





    遺伝子組換え食品の表示は、国によって違っています。

    EUでは、全食品(スーパー、レストランのメニューまで)に表示義務あります。

    表示方法は、遺伝子組換え作物が使用されていれば「有り」、

    無ければと「無し」。

    無表示は遺伝子組換え作物が一切使用されていない事を意味します。


    EUでは遺伝子組換え作物はほとんど流通していないので、

    ほとんどの商品は無表示です。

    豚や牛などの家畜類の餌にしか使用されていないのです。






    その家畜用の餌にしか使っていないGMOを、

    日本では、日本人の主に食べる食品に使っています!



    大豆・トウモロコシ・ナタネ・ジャガイモ・綿実の5品種と、

    これらの作物を主な原材料とする30種加工食品

    (豆腐・納豆・みそ・きな粉・コーンスナック菓子・ポップコーンなど)に

    表示義務があります。


    ただし、醤油・ダイズ油・コーン油・コーンフレーク・マッシュポテト等は、

    検出技術や製造過程によるタンパク分解を理由に表示義務はありません。


    その上、表示方法が、紛らわしいのです。


    「豆腐」は表示義務がありますから、

    無表示の場合は「遺伝子組換えでない」と同じ意味になります。



    ところが、「コーン油」は表示義務がありませんから、

    無表示の実態は「遺伝子組換え」か「遺伝子組換え不分別」の意味です。 



    消費者にとって無表示の意味は全く逆になってしまうのです。


    また、「遺伝子組換えでない」の表示でも、

    重量で5%未満の遺伝子組換え作物の混入は許されている!


    実際、米国から輸入される非GMO大豆にも、

    約1%GMO大豆の混入があるのが現実です。



    命の次元から見ると、いのち殺戮村の住民である私たち !

    ほんとうに、気違いの沙汰です。

    どうして、わが国はここまでいのちに対していい加減になって来たのでしょうか?




    このブログを呼んでくださっている貴方や貴女は、

    まだ、子供の頃、育ち盛りの頃、

    GMOと云う毒を毎日食べていなかったと思います。

    しかし、

    今の子供たちは、生まれた時からGMOを口にしています。

    おやつのスナックや、甘いお菓子の中に、外食のなかに。


    このように子供や孫や子孫が、経済の為の犠牲にさせられて、

    私たちは、仕方がないとうなずいて、、、いいのでしょうか?



    あなたの意見を、どうぞ! 国へ伝えてみませんか。

    少なくとも、反対と云う意思表示、もしくは、

    表示の義務を完全に履行するように伝えるべきだと思っています。





    パブリックコメント 記入フォームはこちらです! 






    先ほどのアメリカの多国籍企業が、

    経済戦略として世界の国々を侵略していった事例が、あります。

    ブラジルの遺伝子組み換え開国状況はこちらです! 


    ぜひ、お時間のある時にでもお越しくださって、

    お読みになってくださいね。







    問題は、GMOだけでありません。

    日本と言うのは、いろんな意味で大国です。


    これは、皮肉ですよ!   あはは。


    昨年度、日本が食品に入れる添加物を輸入する額が、一兆円を超えました。


    海外では、使用を禁止されている化学物質・添加物が、

    添加物の使用基準がゆるやかな日本へ輸出されているからです。



    一兆円も食品添加物を食べている国、 本当にどうかしている。


    なぜ、ここまで日本は、いのちに無防備なのでしょう?




    世界の国々が家畜に食べさせているGMOを、人間が食べている。

    どこの国が、こんなアホな事をやっていますか?


    日本だけですよ!



    原子力発電所の安全性においても、

    地震や津波の想定に対する地質学者の忠告を、真剣に聞いていなかった。


    日本が、ここまでお馬鹿になったのは、

    近代化によって、一番の核を失った。種を失ったからです。 





    『陰』を失ったのです。

    『いのち』創造性の本体です。





    そんなつもりはない?  そんな事をした覚えはない?


    たしかに、意識ではないでしょう。

    しかし、無意識に、やってのけたのです。




    だから、その因果応報が、『時』を経て現れて来ている。



    徐々に、静かに、無意識に、、、、、

    たしかな事象は、いつも、このようにいつの間にか実現をします。



    日本の思潮が、いのちに対する悪をチェックする安全弁を失っているからです。


    女が『陽』の現象を追いかけ、女の本分を忘れる。


    忘れさせる思潮です。

    それを、国を挙げて、マスコミが、渦を作って巻き込みます。





    そう言う流れに対するアンチテーゼが、

    日本の国に流布する思想には見当たらなくなっているのです。


    そもそも、日本に、思想と云うものが、あるのかどうか?





    我が家の問題として、


    命を守る役割の人が、我が家に居なくなってはいませんか?

    計算できる効率や、わが身の見栄を求めて外に出かけて行ってしまっては、

    守るものも守れないはずです。







    いのちと言うものは、

    計算や理屈や効率や見栄では守れないのです。








    経済性からは、膨大な無駄と思える時間とエネルギーが要ります。

    経済効率の下では、いのちは死に絶えます。



    無意識に、いのちが死に絶える方を選んでいたら?




    意識では、そうしているつもりはない。

    しかし、意識がいのちの事を考えるのを、めんどうだと、

    いつのまにか無意識の世界の中に隠した積み重ねが、積もり積もって、

    その答えを出してくるのですよ。









    そう、


    いのちが生まれなくなって行きます。

    家が絶えて行くのです。





    その先は、国が滅びるのですよ。






    脅かすわけではありません。

    だって、その兆候は、もうすでに現れているでしょう?



    それは、なぜそうなって行くのか?


    それを気付かせてくれたのが、M町だったのです。


    日本が、近代化によって失ったものが、そのままありました。




    大家族で、おじいちゃん、おばあちゃん、ひいおばあちゃん、ひいおじいちゃん、

    まご、ひいまご、こどもが庭先で鬼ごっこをしているゆったりとした生活が、

    広い敷地の中に、母屋、離れ、隠居と、棟が違う建物に

    分かれて暮らしている訳ですが、

    ブランドや、海外旅行や、車が、何の自慢にもならない暮らしがありました。


    毎日、朝早く、当たり前のようにお墓参りにいくおばあちゃん。

    何が一番大事か、母親が教えなくても分かる暮らしです。

    だれが一番偉くて、自分はだれを見習ったらいいのか、

    おのずと分かってくる暮らしです。

    2000年も変わらない大家族の暮らしでした。







    次回は、また、コメントへのお返事になります。


    不妊治療で科学は、運命を変える事ができるのでしょうか?



    おたのしみに!  


    よき一週間をおすごしくださいませ。




































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    いのち(自然と健康)を脅かすもの 2  ○食品添加物  コメントへのお返事

    Category : いのち/ふしぎなるもの
    那須・もみじ


    那須の秋・( もみじ )







    6月11日の記事以来の、

    いのち(自然と健康)を脅かすもの シリーズの記事になります。


    今日は、 

    いのち(自然と健康)を脅かすもの 2 ○食品添加物の記事です。




    1 の ○遺伝子組み換え  から早いもので、もう、5ヶ月ぶり。




    ○遺伝子組み換えの記事に、

    次のメールコメントをいただいておりました。




    『 以前、その動画は拝見させていただいています。

                       (結構長いものですね) 

    今回のパブリックコメントは、多くの反対意見が書き込まれるものと

    私は感じていますが、

    おそらく、このモンサント社に関する動画をもとに描かれるのではないかと

    想像しています。

    科学的根拠はない反対意見は多数あったと

    書かれるのではないかと思いますね。

    肥料や除草剤に関しても関連企業から買わなくてはならないなど

    農業という命の基までをも、米国に譲り渡すことを潔しとはしませんが、

    この科学的根拠をどこに見出すのかといった点になると

    専門家は一歩引いてしまうのではないかと感じられて仕方ありません。


    遺伝子組み換えは今後食物だけではなく、

    家畜にも及ぶことが予想されますから、注意喚起は必要と思われます。

    遺伝子組み換えによる弊害は、

    ミツバチに及んでいるという話もありますが、

    学会自体が原子力同様、これらの寄付によって牛耳られているとなれば

    いかにして防ぐのかといえば、私は不買運動しかないと思っています。

    そのためにも表示義務の明確化だけは、

    要求すべきだと思っています。』




    5ヶ月ぶり!  お返事が、遅くなりまして!





    この科学的根拠をどこに見出すのかといった点になると

    専門家は一歩引いてしまうのではないかと感じられて仕方ありません。

    学会自体が原子力同様、これらの寄付によって牛耳られているとなれば

    いかにして防ぐのかといえば、私は不買運動しかないと思っています。


    表示義務の明確化だけは、要求すべきだと思っています。




    本当にそのとおりです。


    私事ですが、遺伝子組み換え作物の入っている食品は、

    ほぼ完全に不買を実行しておりますが、

    誰にでもおすすめするには、少し躊躇(ためら)う気持ちがあります。

    やはり、GMOを排除した食品は価格が高いのと、

    買う場所が限られます。

    手に入れるのに完全にGMOを排除した生協は、限られ、

    また、その加入手続き等があり、注文という手数が掛かります。

    通販においては、あまり信用ができませんしね。


    余程の眼力? みきわめる目と商品を見る経験が必要だと思います。


    安さで競争をしている大手スーパーでは、

    遺伝子組み換え食品は、どこ吹く風です。

    組み換え菜種で作ったキャノーラ油が、目玉商品で山積み

    されて特売になったりしている現状です。

    関心の低い主婦は、特売のそれを買うのが普通でしょう。


    お豆腐もそうです。

    カナダ、アメリカのGM大豆を使った豆腐と比べると、

    国産の非GM大豆が原料のお豆腐は、価格が2~3倍高いですね。


    ここにも、命の基である食品においてさえ、

    経済格差、関心の低さと、各家庭の経済事情に従うしかなく、

    未来の子供の体にまで親の関心や経済力に拠るのかと、

    非常に苦い思いで一杯になります。

    しかし、意識喚起と、国の行政の監視は、

    消費者として続けていかなければならないと思っています。




    わが国には、国民を守る省庁がどこにもない。。 。

    国民省を、設けなければならない?  


    あはは。 

    国民省を作ったところで、

    またまた、そこのお役人のいいようにされるだけでしょうが、、、

    国民を盾や踏み台にして、絞るだけ絞って、利用しようとする。


    国民の側も、被害者意識だけではなく、

    もっと、勉強をしないと、現状を知ることですね。

    この場合は、情報も大事です。



    しかし、知っただけではしょうがありませんわ!    ほほっ。




    肝心要は、国民の一人一人が、その道徳性を上げる事です。

    自分がよしとする基準を上げる事です。


    それが、低いままに止まっているから、

    伝染病のウイルスと同じで、免疫力の弱まっている処に、

    付け入って来るのですから.....





    わが国における”国民のいのち”の相場は、


    外交よりも国益よりも低い。


    国民のいのちを蔑(ないがし)ろにして、国益も何もないはずなのに!


    ”国民のいのち”が、


    企業利益より、原子力村や、あらゆる利権団体よりも低く扱われている。



    『陽』が、『陰』を押しつぶしているのです。




    ”国民のいのち”が、軽く扱われると云う事は、

    自然が、軽く扱われている。

    と云うことです。



    自然とは、私たちの大きな客観世界、

    大いなる無意識の世界です。


    意識では、捉えられる事のできない対象でした。

    だから、意識の応用編である近代科学は、

    意識が無能であるがゆえに、

    私たちの命を生み出した大きな客観世界を無視し、、

    膨大な無意識の世界を捨てたのです。


    自然を欺瞞する科学が、現代思想が、

    この景色の地平から命を眺める限り、

    その出発する時点において、どんな目論見を持とうと、

    仮に、人類の為と云う目的を持とうが、

    結果は、人類の命を奪う者、=餓鬼、悪鬼の仕業になるでしょう。


    餓鬼、悪鬼とは、

    仏教用語で、生命を奪い、むしばむ働きをする存在。

    餓鬼界( 梵語=サンスクリット語でプレータ)

    欲望に支配された貪・むさぼりの心の状態の人が多く住む世界の住人を

    鬼と云う。 常に飢渇感にさいなまれる苦の状態にある人です。


    夜叉(やしゃ)、羅刹(らせつ)、餓鬼とも言います。

    人の善根・陰徳・功徳に喰らいつき、強奪し、踏み潰します。

    人の生命力を吸い、人を病気にし、命を奪い害する働きをする存在。


    こう云ったら、人の姿で角が出た鬼を想像するでしょうが、 


    あはは。


    それは、善人を襲う働きの恐ろしさを擬人化した表現であって、

    実際には、人の正しい思考の乱れを引き起こす間違った思想の力です。

    そこから生まれるゆがんだ認識、

    偏見などの悪影響を起こす邪義を指します。

    節分のお面のような鬼が、そう云う存在がいる、と云う訳では

    ないのですよ。

    わかりやすく説明した話が、ああ云う形で残ったのでしょう。




    同じく、

    国家社会を混乱させ堕落させる力がある思想を、鬼神と言います。 

    社会が混乱し堕落するのを、鬼神が乱れる、と云う言い方をします。





    今日は、二つの本からの引用を記事にしましょう。



    一つは、

    ★ニコルズ・フォックスの『食品汚染がヒトを襲う』 草思社

    からの引用です。



    アメリカケンタッキー州の農民であり著述家である

    ウェンデルベリーは言います。


    ★ 農業は大自然の中以外では行えない。

    それゆえ、もし大自然が繁栄しなければ、農業も繁栄できない。


    ~中略~


    農業の指標となるのは世界の健康と我々の健康である。

    しかも、この二つは必然的に同じ一つの指標である。






    ウェンデルベリーのような、

    現代の科学文明の中で、自然を相手に仕事をしている人は、

    現代文明の網目から捨てられた人々です。

    科学からは、光が充てられていません。


    本来は、

    一番やりがいを感じて働いてもらわなければいけない人々なのに、

    彼らの行っている大地の上の農業よりも、

    科学が生み出した技術は、

    自然もない都会のビルの中で、土もない水耕栽培などです。

    これらの技術が、命にとって悪鬼にならぬよう祈るばかりです。



    今日は、この科学文明の生んだ申し子、

    食品添加物を“ 悪鬼 ”として取り上げたいと思っています。






    なぜ、“ 悪鬼 ”と云うのか?


    あははっ。 お読みくだされば納得なさるでしょう。



    二つ目は、

    ★★ 安部 司氏の「食品の裏側-みんな大好きな食品添加物」

         東洋経済新報社からの引用です。



    安部 司 氏は、

    元は、バリバリの食品添加物の開発者兼トップセールスマンでした。


    現職は、ご自分が携わった現場の経験から、

    われわれが知らず知らずのうちに安心して口にしている

    市場に出回っている加工食品の実態、

    その裏事情の情報を発信をしておられます。

    それは、食の現場をすべて知り尽くしている人だからです。



    なぜそうするのか?

    それを紹介してみたいと思います。




    その安部氏が、食品添加物の神様とまで、食品業界で評価されながら、

    キッパリその仕事をやめる決断をするには、

    それなりの事情があったようです。

    安部氏は、大学で化学を専攻されたそうです。

    それで化学物質についての専門的な知識にも精通している人です。


    安部氏は、食品添加物を売るトップセールスマンとして、

    訪問をした会社の机の上で、

    いつも用意をした鞄の中から、

    数十種類もの添加物を取り出して、サッサッと手際よく混ぜて、

    あっと云う間に、とんこつのスープを作り出す!!!

    ビンに入ったもの、その白い粉を混ぜて

    豚の骨を煮詰めて、スープにしたとしか思えない味を

    その場で、どこででも! 作って見せます。

    とんこつ=豚骨などは、一切使わないのに、です。

    それが、インスタント食品などでは、当たり前、

    まさに平気で使われている。

    そんな事を、一般には誰も知らないはずです。

    阿部氏は、現在、1500種類以上の食品添加物が使われている。

    と言っておられます。




    そう!


    日本の食品メーカーが、一日に使用している食品添加物の量は、

    私たち一人ひとりに平均すると、どれ位になると思われますか?

    気を付けて食べないようにしている人、

    気にしないと平気でカップラーメン等を毎食食べている人、

    その個人差は、いろいろですが、


    1日に、約10グラム。

    1年では、その365日掛けて、約、4キログラムです。


    分かりやすい目分量は、2リットルのペットボトル、2本分。



    英国BBCの発表では、先進国の平均は、

    1年間、7キロという説もあります。

    無防備でいれば、おそらくそれ以上の化学物質を食品添加物として

    体の中に入れている。。  。


    そう云う状態であろうと思います。

    ご感想は、いかがですか?    ほほっ。


    化学も味覚も知り尽くした技術で、

    魔法の粉を、混ぜ合わせて作り出す食品添加物。


    まさに魔法!

    鮮度を失った古びたタラコを、一晩、魔法の添加物の液に漬けると、

    翌日には、赤みを帯びたプリプリタラコに変身してしまう。

    豚の骨=とんこつなしの「とんこつスープ」。


    食品を長持ちさせる、 色つやをさもおいしそうにする、

    それらは、まぎれもなく・・・・・≪ 品質の向上 ≫であり、

    消費者の為に・・・・・≪ 味をよくする ≫ことであり、

    なによりもまず・・・・・≪ 企業の生産コストを下げる ≫ことである、

    と云うロジックが、遠慮会釈なくまかり通っていますわ!  

    会社の為、社会の為? と云う欺瞞に満ちたニセ正義感で、

    偽善を善だといつわるしたたかさ。。 。



    生産者にも、消費者にも、非常にいい事づくめ!?    あはは。

    便利でよさそう~~、 なにより恰好がついて、安い!! ?

    大安売りの目玉商品に、丁度じゃないか!!!   


    などの、物質文明の経済性第一の時代の要求に合っている!!!


    それが、利点! だなんて言えば、

    島国根性の我々は、日本村の中で、

    村八分にならない為に、

    だれが、異を唱えられるのでしょうか?

    相手を疑わない、和を重んじる日本民族の特質を見抜いた、

    見事なばかりの演出で喜ぶ役割を演じてしまう、、、あは!




    時代の先端に乗った気分にさせてくれる安楽さで、


    指を2本立てて、 “ピース!” ”ピース!” 

    もう、笑うしかありませんでしょう。    



    あはっはーー!


    いつまで、命を金銭の道具とみる物質文明に、

    我々は、ひきつった作り笑いで、おつきあいをするつもりなの?




    その光と見えるバックシートの裏には、

    絶対の尊厳である命を粗末に扱う思想の下、

    人体に対しての害悪を与えて平気な理念のなさ、

    人体に害は与えない量である、と云う合法な言い回しを掲げ、

    天下り先の確保の為だけにうごめく監督官庁のお役人、

    企業の研究費で縛られた御用学者、

    日本経済の主翼を担う経済優先の大企業優先の御旗の下、

    添加物の真の毒性、

    離乳食から食べ続ける蓄積される化学物質の害が、隠蔽されている。


    これを、鬼と云わずして何と言おうか?

    金銭欲の餓鬼道の苦の為に、

    他者を踏みつけられる飢餓感にあふれた企業。


    自己の保身の利益の為に、国民を殺傷する役人よ。

    鬼神と云わずして何と言おうか?





    さらには、安易な添加物食品の簡単便利な食品が、

    調理と云う食の原点を崩壊させ、

    家族で囲む食卓を崩壊させてしまっている、

    という闇の部分に、真剣に取組む姿勢は、国にもない。



    そこが、国を為す国民の生活の心身の基盤、原点であるだろうに、

    どうするつもりなのだろう?


    食品添加物の神様と云われた安部氏が、

    キッパリと、その業界、仕事から足を洗ってしまった理由が、

    そこにあるのです。



    実際のきっかけは、彼が添加物で開発した絶対の自信作ともいえる

    ミートボールにありました。

    事の始まりは、

    ある食品メーカーが、大量に仕入れた「端肉」でした。

    端肉とは、牛の骨から削り取った、肉とはいえないドロドロの部分です。

    牛を解体し、部位を取り去った後に残る本来なら廃棄する部分です。

    水っぽく、味もなく、ミンチにもならない、

    せめてペットフードに利用されている物、

    捨て値で大量に手にする事が出来る為に、

    その端肉を使って、何か売り物が作れないか、と依頼が来て、

    そのメーカーの為に安部氏が開発したものです。



    安部氏が開発したミートボールは、

    このどうしようもない端肉に、

    卵を産まなくなったくたびれた廃棄する鶏をミンチにした肉を加え、

    さらにデンプンや粉で増量をして、

    組織状大豆たんぱく=植物性たんぱくを加え、

    ビーフエキスや化学調味料を大量に使用して味をつけ、

    ラード、加工でんぷん、結着剤、乳化剤、着色料で肉らしく仕上げ、

    保存料、ph調整剤、酸化防止剤で腐らないミートボールを作ったのです。

    添加物を使ったコストを抑える為に、味付けには、

    普通のソースやケチャップは使わずに、

    氷酢酸を薄めてカラメルで黒く色をつけて、化学調味料を加えて

    ソースもどきを作りました。 

    ケチャップも着色料、酸味料、増粘多糖類を調合して、

    ケチャップもどきを作りました。





    要は、産業廃棄物となるべきクズ・ボロ肉を、

    彼が「魔法の粉」=添加物を大量に投入して、舌においしい、

    しかし、命をだました「いのちの糧=食品」に仕立てたのです。


    このミートボールは、スーパーで安売り目玉商品として、

    売値が1パック98円から110円の商品として、ばか売れをしました。

    メーカーにとったら、笑いが止まらない大ヒット商品となり、

    その食品メーカーは、この商品でビルを建てたそうです。


    30種類もの添加物を加えて作った「添加物のかたまり」が、

    利益を生み、ビルが建つ混濁の時代なのですね!

    その当時、

    開発者の安部氏は、誇りにしていたそうです。



    ところが、です。


    ある日、3歳になる娘さんの誕生日だと云うので、

    早々に帰宅して、めずらしく家族で食卓を囲み、

    お祝いの食事を、、、と、

    目の前のテーブルには、ご馳走が並び、その中に、

    あの、ミートボールが、お皿も盛られてあった、

    箸でつまんで口に入れた途端、

    彼の口は凍りつき、血の気が引いてしまいます。

    なんと! そのミートボールの味は、

    彼が添加物を大量に使ったミートボールそのものだったのです!




    安部氏は添加物のプロですから、

    食品に混ざってしまっても、100種類の添加物を、

    瞬時に舌で識別できたのです。

    安部氏は、真っ青になって、


    「これは食べちゃいかん!」


    ミートボールの皿を両手で覆ってしまったそうです。

    そのミートボールを、3歳のわが娘、が大よろこびで食べる光景。



    奥さんに訊けば、有名な大メーカーのものだからと、

    安全だと思って毎回、安心して買い、

    子どもたちが、取り合いになる位の好物だとのこと。


    「ポリリン酸ナトリウム」

    「グリセリン脂肪酸エステル」

    「リン酸カルシウム」「赤色2号」「赤色3号」「赤色102号」

    「ソルビン酸」「カラメル色素」などのあふれるような添加物、

    それを、自分の子どもたちが好物でよく食べていたという事実。



    その時から、

    安部氏は、いままで「生産者」と「販売者」の立場でしか

    ものを見ていなかった自分に気づき、

    利益だけを貪る自らのあさはかさを知り、

    自分の家族=「消費者」であった現実に愕然とするのです。

    自分が開発したこのミートボールは、

    親として絶対に、

    自分の子どもたちには食べてほしくないものである。


    自分が、軍事産業と同じで、

    人を殺傷して懐をこやす死の商人と同じように思えてきて、

    へたをするとこのままでは畳で死ねないと思いつめ、

    安部氏は、夜も眠れぬほど悩み、苦しみ、

    自問自答した挙句、

    添加物の会社をやめる事を決心します。




    それ以来、安部氏は、

    食品業界の裏の事実を伝える講演を全国でやっていますし、

    本も出しています。

    こう云う食品が、社会に広がっている現状は、

    当然作り手側の問題は大きいのですが、

    そのような食品を消費者が受け入れている所に問題があります。

    家族で食卓を囲み、手作りの料理を食べる事が少なくなっている

    家庭の側にも大きな原因があるのです。

    我々消費者、特に母親は、

    働かなければならない現状の中で、外食産業や簡単便利を

    楽なやり方として受け入れてしまう。

    単に、企業を批判をして、

    自分たちが被害者であると云う意識ばかりを持ったとしても

    この問題の解決にはならないからです。



    コンビニで売っているおにぎりは、何日置いておいても腐りません。

    ファーストフードの大手ハンバーガーショップで売られている

    フライドポテトは、

    ビーカーに密封しておけば、1ヶ月経っても、カビも生えず、

    腐敗もしません。

    また、このフライポテトは、腐らないだけではなく、匂い、食感、

    あらゆる面で、現代科学の技術の集合した作品だそうです。



    安部氏によれば、

    消費者が、大量、安価に生産されている食品の現実を、

    真実を知らされていない現状は、アンフェアーだと云う事で、

    何よりもあまりに知られていない真実を、まず知る、

    ことが大切であると言います。

    消費者が、この事実に真正面から向き合って、考え、

    自分の行動を選択できるように知らせていくのが

    安部氏の姿勢だと云う事です。


    いわゆる会社人間のほとんどは、

    「食っていく為には仕方がない。」と云うロジックです。

    それは、まさに『陽』そのものの本質です。

    それが、多くのサラリーマンの世界です。

    これを、完全否定をする事も、できません。

    それで、現経済が廻り、雇用が保たれている限りは、、、、、




    しかし、この点で、

    将来は会社役員へと出世したに違いない安部氏の、

    自分を誤魔化さない決意と勇気ある実行力は、

    大したもの、立派な『少陰』の賜物だと尊敬いたします。

    自分の保身のために、嘘をつかなっかった人物です。






    いままで、何度も書いてきましたが、


    あくまでも、あくまでも、法律は『陽』です。





    「法律の基準は守り、添加物の表示もしている。」

    そう云うもっともらしい食品業界のロジックなんかに安心していては、

    とても市販の食品の裏側の真実は見えてきません。

    生命の安全性は、担保されていませんよ。

    あなたの一生に亘る健康を願うなら、

    自分の身近なところから、分不相応な利益をむさぼる餓鬼を追い払う事、

    よこしまな鬼神の付け入る思想=ロジックを見抜く事。




    今日は、仏教語の餓鬼、鬼、鬼神の本質的な意味を紹介してみました。

    正しく生きようとする命を、

    知らずに騙して脅かすもの、

    生命力を奪うもの、殺傷するものです。

    赤鬼、青鬼、の絵などは、その影響力を擬人化したものです。




    子どもたちの舌の味覚が、

    コンビニやファストフードの味覚を作っている添加物で

    かなりおかしくなってきてしまっている事実から、


    安部氏に呼応するような行動が、

    『陰』である女性の立場から、

    『少陰』の守る『陽』である男性の立場から、


    各家庭から、

    起こさなければいけないと願っています。


    家の中へ、鬼を入れてはいけないのですよ。   あはは。



    その時に、


    物質文明を根付かした西洋文明に


    負けず劣らず、対応できるのは、


    東洋の精神文明しかないと


    思っています。





    どうか、よき一週間をお過ごしになってください。



































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    「笑い」について      ・・・ 免疫力を高める笑い ・・・

    Category : いのち/ふしぎなるもの
    あけましておめでとうございます。
    本年もよろしくお願いします。



    お正月飾り


    お正月飾り






    笑う門には福来る
    (わらうかどにはふくきたる)

     

    京都系いろはがるた の一つです。

    子供の時の、かるた取りで御記憶にありますね!

    笑って暮らす家、一族、一門には、自然に幸運がめぐってくる。

    と云う意味です。

    「幸運は楽しい門を潜ってくる」「和気財を生ず」と通じます。




    ここで注目をして欲しいのは、

    笑う人ではないでしょう?  人ではないのです。 門です。

    しあわせは、人単位で来るのではないのね。

    深い言葉です。

    しあわせは、守り合う人と人の間に来るのですね。


    そう、だから、和気(仲良くする事)財を生ず。

    助け合えば、お金が入って来る事になるのですね。



    今日は、まだお正月ですから、


    笑い、福来たる、和気、財生ず、 縁起の良い記事にします。  あはは。


    「笑い」・・・ あらたな扉を開けた時の驚きと受容 ・・・です。






    私も、このブログの中で、よく笑います。   ほほっ。

    実際に、記事をキーボードで打ちながら、笑っている!

    きもちわるい~?   時々そう思ったりしながら、、、


    これは、喜んで現実の何でもを見ていこう、受け入れようとする気持ち、

    大変な事も笑い飛ばそうと云う気持ち?なのです。

    眺め直そうと云う切り替えの時に出て来る笑いだったり、

    今までの観点をずらして驚く意味の笑いだったり、 

    笑ってごまかす?  あっははー。

    そうかもしれません!  

    よく笑う、  子供の時からよく言われました。。

    玉が転がるように笑うのねー。  とか、   ほほ。





    「笑い」は、本能的な行動だという説があります。

    なぜなら、脳幹と云う原始的な脳が司っているからです。

    脳幹とは、

    大脳、右脳左脳の真ん中を通って脊髄につながる延髄までを言います。





    志水彰・大阪外大教授の 「ヒトはなぜ笑うのか」によりますと、

    「笑い」と云う行動?表情?が確認されるのは人間と猿だけだそうです。


    「笑い」と云うのは、

    実は、人間が大昔、進化する過程において、猿と同じレベルの時、

    自然界で木の実や生き物を採取して生きている時に、

    有毒な物を口に入れてしまった!  

    それを吐き出そうとする動作から起こったのだそうです! 
     

    えっ!? と驚いて、 しまった! いけない! 


    口を横に広げて口角を後ろに引き、歯を出し、舌を突き出して、

    頬の筋肉を釣り上げて大口を開けて!

    喉を広げて食べたものを出そうと息を吐く、、、


    はっー! はっ、はっ、はーー!


    と、その時、哺乳動物は、高い叫び声をあげます。


    ① 毒性の物を、吸い込まないようにする行為だと云う事です。

    このように本来は、命を脅かす物から身を守る為の防御反応だった。


    この動作が、霊長類における他の身体的進化と共にもっと進化して、

    ② 自分の群れへの危険の伝達行動や、


    さらには、


    ③ 群れに対して攻撃してくる外部者を懐柔する(油断させる?)

    親しみや安心を表現する為の行動へ変化、発展をして来たらしいのです。




    ①から③への流れをよく考えてみますと、

    笑いの本質が分かるような気がします。


    部外者に対する拒否と不安を、受容の喜びへ変えたのですね!


    なんと云う創造性でしょうか!

    ここで、人間は一段と高く成長をしたのですね。

    たしかに、霊長類は、脳が他の生物とは違うようです。


    その霊長類の中でも、そのように発展して来た人間の脳は、

    「笑い」を、

    生命の維持の為に

    外界の異物の刺激を受け入れコントロールする「免疫力」へ、

    発展させたのです。


    つまり、「笑い」は、「免疫力」を正常にする力です。


    その事が、最近分かって来ています。


    具体的には、

    ストレス物質である「コルチゾール」と云うホルモンがあります。

    ストレスを受けると血液中に増える物質です。

    免疫を抑制する(抑える)ホルモンなので、

    ストレスを感じて増えると体を守る免疫力が弱ってしまうのです。




    また、「笑い」に、左右されるホルモンに、

    免疫系のナチュラルキラー細胞と云うのがあります。

    大笑いをした人の85%の人が、

    ナチュラルキラー細胞の活性化を5.5%増加させたそうです。

    笑えば免疫力が高まると云う証拠です。



    リュウマチ患者が、たくさん分泌するホルモンに、

    炎症を促進する作用のインターロイキン-6があります。

    そのインターロイキン-6の数値が、

    笑った後では、下がるという報告もあります。

    笑えば、炎症が鎮静化するのです。




    他にも、

    ● 食後に、爆笑漫才を見ると血糖値が下がる。


    ● アトピーの皮膚の腫れ(炎症)が減る。


    ● 酸素を吸い込む量が通常の3~4倍に増え、深呼吸の約2倍になる。


    ● 脳内の血流量が増加して、前頭葉が活性化する。


    ● ストレスによって唾液中に放出されるクロモグラニンAが減少する。


    また、

    「笑い」の効果を積極的に活用する例もあります。

    *クリニクラウン・臨床道化師 」が、

    赤い丸い鼻を付け、吊りズボンの道化師のかっこうで、

    白血病などで入院中の子どもたちに笑いを届け、子供たちを笑わせて、

    免疫力を強め、病気の改善に役立てようと云うものです。


    *クリニクラウンとは、

    英語の「クリニック・病院」と「クラウン・道化師」の造語。





    私たちが、思わず爆笑してしまう時、

    それは、どう云う現象が起きているのか?

     
    このことをわかりやすく言いますと、


    自分の固い思い込みが、思わず弾け飛んだ時、

    つまり、頑固なロジックが、案外簡単に打ち砕かれた時、


    その意外性と共に、古い認識から自分の意識が自由になる面白さを、

    受け入れた時なのでしょうね。       ほほっ。



     
    笑いの醍醐味は、

    古い思い込みがはじけた時、腹の底から笑えます。


    今までのおなじ世界を、まったく新たな視点で眺めなおした時、

    古い思い込みの世界観の滑稽さに気づいて、笑い飛ばしてしまう。


    ありのままの世界の面白さや奥深さに気づいた時に、

    それが、あまりにも単純な事だったりして心から喜んで笑う。


    心の底からの驚きと笑いが、突然!こみあげて来て、

    子どものように笑ってしまう。
     

    ほんとうの素敵な爆笑は、

    あたりまえと思っていた固定観念から、

    自らを解き放った時に、体中から出て来る元気なのですね!






    でも、「笑い」と云っても、

    テレビのバラエティ番組などのような

    人をこき下ろしたり、侮辱したり、叩いたりする笑いは、

    よくありませんね。


    と、云うのは、あれは、勝他の念(他人に勝ちたい心理)が、

    心の底にある笑いですから、  


    仏教的な観方から云いますと、

    まだまだ環境に左右されている迷いの自己でしかない、


    新たな自分を発見した喜びの笑いではないのです。


    相手よりも自分の方が勝ちたいと云う意識が発する笑いです。


    (他人に勝ちたいなどと云うのは、まだまだ、

    その他人に振り回されている自己でしかないのね。 あは。)


    自信のない薄っぺらな自分が、そうまでして満足したい、、、

    掘り下げれば、

    他人を素直に評価しないで、

    侮蔑した上に、

    その侮蔑した相手に、この自分を認めろ! と云う

    考えたら、ひがみと嫉妬と傲慢のネジレ構造ですから、

    この上なく情けない自分を隠した似非笑いです。


    意識の上では、

    笑顔と嬌声と手振り身振りで騒いでいますが、


    無意識の奥底に、

    本当の現実を受け入れたくない自分を隠す笑いです。


    ほんとうに心の底から喜んでいない笑いです。


    今はニヒルな時代ですから、

    そう云う表現が大手を振って出て来ます。

    仕方がないかな? とは思いますが、、、


    でも、そうは、言っていられません!

    そう云う笑いがテレビで広く受け入れられると、

    社会の底流は心からの笑いを忘れてしまいます。


    その影響は、

    10歳までの子供に、10代の若者に強くあります。

    こわいです!

    こう云うねじ曲がった感受性を受け入れていたら、

    ストレス解消どころか、

    アレルギーや、アトピー、喘息が増えていくでしょうね。



    その先は、

    ガン体質へ、白血病など、膠原病もそうです。

    こう云う病気が増えて行く事でしょう。


    すべて免疫力低下、免疫力アンバランス、免疫力失調から起こる、

    細胞や細胞膜の炎症から起こる病気です。




    病気が増えると、医療費の増大の問題が起こって来ます。

    保険制度の赤字、財政的な問題が起こって来ます。

    経済的な問題として、増税で解決をするなんて言っていますが、

    どうして、

    根本的な解決策を採ろうとしないのかしら?


    病気にならない為に、

    国民の幸福度、精神文化の向上の問題として、

    解決しようとか思わないのでしょうか?




    生きる叡智の為には、

    共感の笑いや、落語のような人情に触れる笑いがいいのです。

    心の底から家族で、ワッハッハと笑うように心がけましょう。  





    私が、東洋学に興味を持って、続けて来られたのは、


    正しい価値の新発見がもたらす歓びと笑いが、あったからです。


    東洋学は、狭い窮屈な学問ではないのですよ。


    ただ、役に立つからと、お勉強をすると云うのでは続きません。

    次々と、扉を開けるたびにゾクゾクする愉快感が湧いて、

    しあわせな気分になれる事が大事ですね。

    今もそれは続いています。




    たのしい~   あはは。

    今年も、たくさん、あはっはー を。





    ほほほ。



    私たちは、誰もが真剣に生きています。

    その真剣さのあまり、

    どっぷり浸かっている西洋文明の滑稽さに気づきません。


    でも、その真剣に、滑稽なロジックに浸かっている様を、

    もしか、東洋的な叡智から、俯瞰するように眺められたら、

    どんなに大笑いができるでしょうか?!   あはは。


    私達の姿は、滑稽かもしれないのです!



    西洋文明に汚されて、

    固くカサブタのようになった私達の心を蔽う

    クダラナイ偏った概念の垢や、

    要らなくなったロジックが絆創膏を剥がすように、

    ポロリと剥がれ落ちる事を願っています。




    西洋文明は、

    人間の意識の結晶と言えるでしょう。

    しかし、

    意識では、真実は掴み得ないのです。

    そもそも、人間のいのちは意識で作った物ではありません。




    意識の奴隷に化した我々の生命の無意識のみずみずしさを、

    取り戻さなければいけません。



    東洋の、アジアの、日本の存在感は、

    そこにあると思っています。


    今年は、

    例年の水平的変化だけではなくて、

    垂直的変化が起こる年です。

    みなさま、変化に対応できるように備えましょう。



    寒さは、これから、

    お風邪など引かぬように、




    よき一週間をお過ごしください。
































    参考文献 

    『笑いと治癒力』 ノーマン・カズンズ   岩波現代文庫

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    いのち(自然と健康)を脅かすもの 3  経口吸収より恐ろしい経皮吸収 1

    Category : いのち/ふしぎなるもの
    4月21日金時山


    昨日、登った神奈川県箱根町の金時山(1213m)の途中、

    金時山の頂上は、静岡県。






    ここ、2,3週間の週末は、山登りに精を出しています。

    仙石原をまわって今日、帰って来ました。

    心地よい筋肉痛を感じながら..... あはは。




    相変わらず、登山道は混んでいました!

    山には、山の精霊たちがいて、木々には木々の精霊たちがいるようで、

    静かでやさしい気がまだ体にまとわり付いているようです。

    めずらしく雨にはあわずに下山できました。







    今日の記事は、

    いのち(自然と健康)を脅かすもの 3 経口吸収より恐ろしい経皮吸収 1 


    今回は、しっかりと、西洋二元論を憎んでほしい、と願って、

    次回と2回に分けて記事にしようと思っています。




    実は、こう云う記事も、書かなければと思う理由は、

    2つあります。


    ひとつは、


    あらゆるもののパラダイムの転換が、起こっているのですね。



    何かが起これば問題点が見えるのが当たり前でした。 

    それが、だんだんと、変化が、起源が、見えない処へ、深い処へ、

    まるで姿の見えない鬼神の仕業のように、移って行って、

    隠れて行われるようになっているのです。


    放射能の存在もそれそのものです。

    見えない力です。

    地震の震源地のように、火山のマグマのように、

    誰もが気が付かない間に、

    地下何千メートルもの地下で全てが準備されて進行しています、

    無意識からのヒントかも知れません。




    2つ目は、


    思想と云うものの怖さを知ってもらう為です。


    我々の社会が陥っている現状のありのままの原因が、

    じつは、目の前の政治や経済ではなく、

    今、日本に広まって当たり前になっている思想にあるのだと、

    具体的な社会現象を掘り下げて、まず、認識してほしいのです。




    政治や経済を動かす奥の院、

    そこに据えられている思想がそうさせているのだと知る事です。



    国が、世界が、基軸にしている思想が、

    人間をどう規定し、自然をどう規定し、しあわせをどう規定しているのか?

    そこに、すべての基があるからです。

    それを知らないまま、あるから黙って信じて従う?

    なんて、もう、止めましょう。

    もっと、ひどい目に遭いますよ。




    どれだけ思想が重要なものかと云うと、



    基軸に据えた思想の容(かたち)に従って法律や制度が作られ、

    知識や学問が築かれる訳ですから、

    その思想の容が、目がなく、手が長すぎて、足が不自由とするなら、

    根本的な命の扱い方、生活万般、個人の衣食住、自己認識に至るまで、

    すべてが形を伴った影響として現れて来ます。



    これを概念の肉化とか、西洋では云うようですが、、、

    受肉などの言葉もありますが、こう云う言葉自体が、

    一度バラバラにしたものを無理やりくっつける?   あは。

    なんだか、気持ち悪くて、認識自体の曖昧さの証明だと感じます。



    東洋的には、簡潔明瞭! 色(しき)と心は一体である。とします。

    *色は、仏教の語で肉体を云います。


    もともと、存在として一体であるものをバラバラに分けて扱う。

    そこが、目で見える世界の奥、無意識の世界の認識の仕方を知らない

    西洋思想の幼稚さの表れ、とてもキモチ悪いのです。


    つまりは、

    思想が世の中に広まると云う事は、

    世の中全体が、その思想の具現物になる。そう云う事です。





    心と体をバラバラに意識する二元論的思考で云えば、

    心への影響だけでなく、その体へも影響があるのだと云う事を

    十分に認識する事です。

    そもそも、心だけへの影響、体だけへの影響と分けるそのものが、

    西洋二元論の思想から来ている大いなる誤りなのですから、ね。。


    この誤りを見つけられるのは、

    命は、心と体が合わさったもの、ひとつのもの。

    だから相互に影響があり、一体的に表われると観る

    東洋的な視点からでないと見つけられないわ。



    だから、

    東洋が強くならないと西洋は間違いに気が付き、認めないのです。

    東洋、東アジアの日本人、しっかりしましょう!!!   あはは。


    そして、女は、とかく、こう考えますね。

    社会は、そう?  国も、そうかも知れないけど、

    わたしには、関係ないわ――。   あはは。


    そうはいかないのですよ。

    個人のささやかなちいさな幸せを守るには、

    社会を取り巻く大きな巨大な悪を見抜き、それに染まらないように、

    それに勝たなければ無理なのです。



    社会の巨悪に勝って、初めて、自分のちいさなしあわせが守れる。

    その事に、女性であっても気が付いてほしい。

    そう云う意味で、社会へ目を向けてほしい。

    今を取り巻く社会のうねりを俯瞰する智恵を身に付けてほしい。

    社会の事も、思想の事も、分からないでは済まないのですよ。


    西洋二元論は、人間を男と女に分け、

    命を、精神と肉体に分け、

    この宇宙を、人間と自然とに分け、

    自然を、命の無い「物」と認識をする。



    そして対立させる。


    原発の事故、災害も、

    この西洋二元論の思想の下で、起こった災害です。



    そして、今日のテーマ、「経口吸収より恐ろしい経皮吸収」は、

    環境と人間は別々のものだからと、

    化学物質や毒を平気で自然界へ捨てた図太い神経。

    自然は、人間が征服する物だからと好きなように扱う神経。

    今や環境ホルモンとなって生態系を脅かす化学物質を、

    最終処理の方法も考えずに大量に製造して来た図太い神経。

    それらを可能にし、許して来た思想背景は、西洋二元論です。


    それと、もうひとつ、

    意識の中と云う狭い範囲の中での合理 = 理屈 (ロジック)を

    真理探究の唯一の方法とする近代合理主義です。





    この二つの近代的思想が人間のいのちを脅かす現実を招いています。







    では、本記事へ


    経皮吸収は、(皮)膚を(経・へ)て吸収する事です。

    経口吸収は、(口)を(経)て吸収する事です。


    皮膚(ひふ)からの吸収と、口からの吸収の違いですね!  



    『天』・自然は、長い歴史の中で、

    『人』の命を守る為に口から食物をとる=経口吸収においては、 

    人間の体に、さまざまな防御システムを作ってきました。


    その防御システムとは、

    自然界にある毒のある植物とか、命に危険な物が口から入る際に

    人間が生きる上で必要なレセプターを感覚器官に作って来たのです。



    万が一、

    飲み込んでしまっても嘔吐したり下痢したりして排泄するようにです。


    この領域は、人間が自分の意識で操作できる能力ではなくて、

    『陰』の働きに当たる無意識の領域、生命力の発動性である智恵が、

    生命保全の為に働く能力、★防御システムです。







    ★ これについては、2011年 4月30日の記事に詳しく書きました。


    まず、命を保つ為の食料を口の中に入れる前に、

    味覚よりも毒を見分ける方を優先して、

    無意識から上がってくる直感智を獲得しながら、

    レセプターと云うものを人類は体内に作りながら生きながらえて来た。


    その歴史の流れの中で、

    毒を見分ける今の我々の体の能力があるのです。


    しかし、

    恐ろしい事に、そのレセプターで見分けられない人間の作った毒物が、

    自然界の中に増えています。



    問題は、自然界がおかしくなった、悪くなったと云うのではなく、

    自然界へ、人間が、生物の生命活動へ悪影響を与える化学物質を、

    当たり構わず捨てるようになったからです。


    そうですね、もともと自然界に有るはずのない物を、

    人間が造って平気で捨てたりするようになったのです。




    いや、もっと言い換えると、人類の為と云いながら、あるいは、

    経済のもうけの為に、もともと自然界にない有害な物質を、

    効率の為に、経済の為に、

    人類の為にと云う大義名分を作って、悪行の言い訳をしながら、

    化学合成物質を作って来たのです。 進歩だって?


     
    作って、商品にして、売って、その先、その処理すら分らない物を、

    自然界にまき散らしてはいけない物を、

    大量生産し、大量消費の為に、経済の為と云いながら作って来たのです。



    それを、何も知らない子供がするのならまだしも、

    学問を学び、知識者と言われる科学者たちが、

    化学や経済の権威者が、その化学物質は安全であると云うお墨付きを、

    政治の立法や行政へ、企業に与えて来たのです。




    その処理は、工場排水として、すべて川へ流して捨てて来ました。

    最後、海と云う大自然界 =『陰』の創造性へ処理を任せて来たのです。


    ほら、やっぱり最後は、『陰』を頼らざるを得ない。



    まったく、現在の原発と同じ状態です。

    つまり、原発で使わなくなったウラン燃料を最後、どうするのか?

    放射能の最終処理が解決できていないのに、捨て場のないまま、

    原発を全国に作ったのと同じです。





    メチル水銀化合物の工場排水を海へ捨てた。

    メチル水銀化合物で汚れた海の魚を食べる時に、

    人体にこの化学物質が入る。

    そこまでの注意を誰もしていなかった。

    学者の誰も、警告をしなかったのです!


    それによって引き起こされたのが、

    1956年に、熊本県水俣市で発生が確認された水俣病であり、

    環境汚染による食物連鎖により引き起こされた

    人類史上最初の病気なのです。

    それは、大量生産の化学工業製品が、自然界を還流して、巡って、

    再び、人体へ入って来る、命を汚す経路です。

    科学者が、誰も危ないとは言わなかった!



    そして、国が救うと云うのは、何年待てばいいのですか?


    それから56年、半世紀も経つのに、

    未だに、国は被害者救済を終える事すらできていません。



    『陽』では、絶対に人間は、救われないのですよ!

    経済や科学を信じて頼っていたらダメだと云う事です。

    どんな思想を基軸にしている政治や経済なのか?

    何に奉仕する学問なのか? 

    その思想背景を持っているのか? と云う事が根幹です。

    なにが、真実かを見極める必要があるのです。



    ――――――メチル水銀化合物の蓄積された魚を食べても、

    人のレセプターは、働きませんでした――――――   




    なぜ?


    自然界にない化学物質が、海や空気中に増えたのが急激だった為に、

    旧来の人体が持っている防御反応

    = 視覚や嗅覚や食感や味覚の感覚器官に


    毒を見分けるレセプターができていない状態―――――

    ――――――間に合わなかったのです。




    そして、その上に、

    レセプターをだまし続けられる量、すこしづつ、すこしづつ、、、、、、


    多量に口へ入れれば、嘔吐したり下痢したりして排泄をするか、

    毒物の反応で、急性の死に至るのでしょうが、

    すこしづつ、すこしづつ、、、、、、


    レセプターが、仮に体の中で反応していても、

    その刺激が、我々の意識が掴むことができない位のレベルの量=

    すこしづつ、、、の蓄積の害を、学者が認識していなかった。。。


    食品添加物でも、体の中で蓄積されたらどうなるのか?

    と云う危険性を、まったく学者達が、警告をしていませんね!!


    その位の量なら、人体に安全である。

    と学者が推奨する少ない量の化学物質を食品添加物と言う。




    不安は、今も、何も解決をされていません。

    あぁ、放射能と、まったく同じではないですか!


    この行政の姿勢を踏襲すると、放射能は推して知るべし。

    原発の放射能よりも、それを扱う人間の方の問題です。


    どう云う思想を背景に持っている人間なのか?

    どう云う思想を基軸にして営まれている社会なのか? 






    それでも、なんとか、カントか、生きていられるのは、

    われわれの体が、頑張っているからです。

    いわゆる意識する働きではなくて、無意識の生体の能力です。


    食物と共に、人体に侵入した食品添加物や農薬などは、

    肝臓に運ばれ分解され、90%以上が解毒されているからです。

    とにかくその大部分は、尿や便によって排泄されます。

    これが、経口吸収の実態です。




    ところが


    経皮吸収の場合は、こうはいきません。


    と、申し訳ないのですが、

    長くなりすぎたようです。

    今日は、ここで終らせていただきます!


    次回へ、    あはは。



    皮膚を通る。

    それこそ目に見えない通り道です。


    私達の手におえない。いや、目におえない現場です。


    見えないだけに恐怖を感じてしまう。

    今の危険は、ウイルスとか、放射能とか、

    次元がずっと見えないエリアに移っています。


    つい先日も、精子を作るのに成功したとか、、、

    まったく目で追えない世界です。

    専門家以外には、空想、想像の世界に近いですね。 あはは。


    運命が作られる無意識の領域へ近づいたような?

    ほほっ。



    では、また、


    次回、経皮吸収の恐さを、記事にしますね!


    よき一週間をお過ごしください。



























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    いのち(自然と健康)を脅かすもの 4   経口吸収より恐ろしい経皮吸収 2

    Category : いのち/ふしぎなるもの
    今日の記事は、オスのメス化 ・ 男性の女性化に関してです。

    未婚の男性、息子、男児のお孫さん の為にお読みになってください。



    ☆ 苺 ☆


      いちご 






    苺がおいしい季節ですね。 

    今年は、たっぷり食べましたよ!   







    今日は、前回のつづき、


    いのち(自然と健康)を脅かすもの 4 経口吸収より恐ろしい経皮吸収 2 



    前回に予告をしました通り

    経皮吸収の恐さです! 


    「経皮毒』とも言います。

    特に男性の生殖能力に影響があります。


    エストロゲン作用を持つ環境ホルモンは、

    動物のオスのメス化を引き起こす事が解かっています。






    今日の記事は、おそらく、大変に長くなります。

    何度かに分けて、お読みになってください !!


    経皮吸収の恐ろしさを通して、

    これらを許して来た西洋文明の恐ろしさを垣間見てください。

    そこは、まるで悪魔の宮殿を覗いているような、、、?  ほほっ。

    おぞましい『陽』が『太陰』を脅かし殺戮している現場です。



    これなら、大自然界が津波や地震を返して来るのは当たり前!

    放射能の恐怖で、原発問題が起こるのは当たり前!

    もっとひどい目に遭うのじゃないのだろうか?

    人間の生殖能力が衰微するのではないか?


    そう云う不安と恐れを感じながら、記事を書いています。








    前回の記事で、こう書きました。


    恐ろしい事に、そのレセプターで見分けられない人間の作った毒物が、

    自然界『陰』の中に増えています。
       




    これを、東洋学、運命学で説明をしますと、、、


    人間の作った化学合成品は、人間の造作物です。

    当然、陰陽で分ければ、人の作った物 = 『陽』になります。  



    西洋二元論の考え方では、

    物と心はべつべつ、人間と環境はべつべつ、ですから、

    どんなに有害な化学合成物でも、人が口に入れない限りにおいては、

    人間にとっては安心、便利なもの。 どんどん捨てればいいのよ !

    と、なります。

    事実、そう信じて化学製品を作り使っている現実があります。

    便利だけれど要らなくなったら、安価だから簡単に捨てる。 

    どこに?

    ゴミとして、廃棄場へ、  ちょっと待って!

    そこは自然の中でしょう?


    我々がゴミ捨て場と思っている所は、

    我々の人間の命を支える大生命界そのものなのです。

    大自然界 = 『太陰界』そのものなのですよ!  




    『太陰界』、 命を創る処 = 命の故郷です。
     

    そう ! この大自然 = 『太陰界』は、

    意識が作って、もうイヤだとゴミにしたものをすべて引き受けます。 

    ( 以前、似たような記事に書いたわ!)


    このあたりは、無意識の不思議シリーズをお読みになってください。




    ほら! 意識は、自分に都合の悪いものを無意識へ隠すのでした。

    それを受け入れた無意識は、ずっとそれを底に溜めて置くのでした。

    永遠に消えません。

    消えたと思うのは、我々の感覚で捉えられないからです。

    そして、かならず、


    『時』が経つと、意識のやった事、隠した事を採点して、

    なんとか解決しろよ、と意識へ戻して来るのでした。 



    因果応報と呼ばれる、あれです。

    意識へ悩みとして、困った事として、出して来るのです。


    ★ それが、我々の命へ押し返された運命の出来事なのです。 


    だから、運命の原因は、我にあり。なのです、、、。


    ★ 無意識にとったら、押し返すのは、心も物も同じです!!! 

    心も、物も、と表現するのが、まさに西洋二元論的ですが、 あは。

    東洋的に云うと、人間がやった事を採点して、なんとかしろよ!と、

    問題提起してくるのですね。    あはは。


    ここは、大事です。

    ★ 無意識にとったら、心と物の区別はないのです!!!

    意識が隠したものは、目で捉えられない☆心であれ、☆ゴミ・物であれ、

    かならず、捨てたゴミすら命の上に巡り巡って戻って来ます。

    人間の為した事は、全部戻って来るのですね。   あはは。

    作った有害な化学物質、使った有害な化学物質、全部が、

    人間の体に巡って戻って来ます。

    それが、寸分の狂いのない因果応報です。



    毒を自然の中へ捨てたとしても、それは必ず命へ還流します。

    この事を、大前提にして、運命学でもう少し。



    自然界とは、『陰』そのもので! 


    『陰』とは、命を孕み、産み、育てる、この地球の自然です。

    大地の上、海の中、木の上、草原の中、川の中、、、、、

    地球上のあらゆる『陰』・自然は、生き生きとした命であふれています。

    我々の命も、その中の、一つにしか過ぎません。





    『陽』・(世の中の治世産業)の目的は、

    『陰』(生命活動)の現場の営みを守る生産性の為です。

    それが、どこで、どうはき違えたのか?

    現代の西洋合理主義に基づくエゴイスティックな意識文明と云う『陽』は、

    陰陽の調和を乱して増殖し、肥大して、

    『陰』の徳性を物質文明の為に利用し尽くしているかのようです。


    欲望の原理の肯定と、生体系の破壊をすすめる、思想の邪悪さ。

    目で、意識で捉える範囲では、我々と自然界は別々のものに見えます。

    五感で感じる認識を真実と捉える思想の余りの浅はかさです。


    これが、西洋二元論の世界です。 





    その二元論の思想が、近代化以降、地球上で具現されています。

    何をされても黙っている我慢強い『陰』を排除しながらです。

    無意識の世界を無視しているのですもの.....

    現代は、『陰』の排除が繰り広げられている時代です。

    決して、女性が幸せになれる時代じゃない。

    女性が女性の特質を失う時代なのです。




    しかし、

    一歩その奥へ入れば、

    東洋の叡智は、現前とした摂理を見抜いています。

    うかつな意識中心の半端な思想では捉えられないだけ...


    これが、我と我の環境は、一体であると云う事です。

    自分と自分の環境は、密接不可分、一体である。

    それは、東洋の我即宇宙、の時空観から出ているものです。





    私達の命と環境は、一体である。

    二つのものではありません。

    人間と環境は一体のものだから、環境を汚してはいけないのです。

    お分かりですね? 

    これが、東洋の考え方です。

    我々は、人間と自然を別々に扱う西洋二元論を憎むべきなのです。 


    西洋の時空観と東洋の時空観と、

    そのどちらが勝れているかと云うと、

    西洋二元論の思想の下に、近代化を推し進め、近代学問の考え方で、

    進歩だと思って来た現代が、どのような問題にぶつかっているのか?

    それを見れば、一目瞭然だと思います。


    陰陽の『中庸』を破った『陽』は、害悪にしかならない。

    過ぎたる『陽』は、生物にとって異物、毒物、殺戮になります。

    それを許す思想を、嫌わなければなりません。





    今日の記事で、気が付いていただきたいのは、次の点です。

    我々を刻々と汚しているのは、放射能だけではない。

    汚され続けているのは、国土だけではない。

    原因は、原発の問題だけではない!

    近代合理主義下で許された環境を汚す事が、

    気がついたらこんなにも、

    経皮毒となって我々の命をひどく汚し続けていると云う事です。




    放射能や経皮毒を原因とすれば、導かれる最終結果は同一です。

    それは、命の継承の阻害です。 邪魔です。

    『陰』の抹殺、それが『陽』の本性だからです。



    『太陰』の世界が、泣いています。

    呻(うめ)き声をあげています。

    それは、そのまま、我々が哭(な)き、呻く現場でもあるのです


    あまりにも、ひどい

    今日は、そう云うお話しです。





    では、具体的な経皮吸収へ進みます。





    合成界面活性剤や溶解剤がキーになります。

    これは、自然界に存在しない人類の意識が造った毒です。
     

     



    まず、皮膚について、

    外部からの刺激、有害なウイルスや菌から体を守ってくれる

    体の中で一番大きく、重たい臓器と思ってください。


    厚さは2ミリ以下。

    重さは2.5~4.5kg。

    その表面積は大人の場合約1.8㎡ = 畳1枚分



    皮膚は上から、①表皮・②真皮・③皮下組織の三層で出来ています。  


    ①表皮は、最も外側の層で、

    液体や水で濡れると、皮脂腺から分泌された油分のワックス状の被膜で、                                          
    皮膚の中へ汚水などが浸透しないようにはじきます。

      
    又、常に新しい皮膚細胞が作られて成長しながら

    上へ上へと押し上げられて2週間ほどで外側が、●角質層に変わります。

    この●角質層は、

    ケラチンやセラミド脂質という物質でできた塊(かたまり)で、

    水分のない乾いた細胞が、10~15層ほど重なって形成されています。

    この●角質層が外からの異物の侵入を防ぐ基本的なバリアーですが、

    角質がない皮膚( 鼻、口、性器は粘膜 )はバリアーがありません。 
     


     バリアー:(異物を体に侵入させないように遮蔽しているゾーン)


    ②真皮はコラーゲン線維でできていて

    規則正しく並んだ網目のような構造をしています。

    皮膚が弾力をもっているのはこの真皮の網目構造によるものです。


    ③皮下組織は皮膚と体内の結合を維持する役割をもち、

    脂肪を多く含む疎水性の性質を持っています。

    この皮下組織に含まれた脂肪に、

    皮膚のバリアーを潜り抜けた有害物質が溜まって行くのです。 





    普段は、此らのバリアーが、外界からの異物の侵入を遮断していますが、

    化学物質や精神的ストレスなどがあれば、皮膚はダメージを受けます。

    肌が荒れるとか、ガサガサするとか、言いますよね!

    バリアーが緩んで外界からの刺激や異物の侵入を許してしまうからです。


    そして、傷がある時は、汚れた土や、水に触れないように!

    と言いますね。    あれです。

    ①表皮 ~ ③皮下組織を貫通する傷がつけば、バリアーが破られ、

    そこからは何でもが侵入できるからです。


    それと、私たちの皮膚の細胞膜は、

    おもにリン脂質と呼ばれる脂質で構成されているのですが、

    溶解剤を使えば、細胞膜を溶かした状態にできます。

    この細胞膜が溶ければ、どんな化学物質でも侵入しやすくなる!!!



    この性質が、

    怪我や湿疹などの皮膚病の塗り薬に利用されています。

    擦って塗らなくても、皮膚に乗せるように塗るだけでいい薬です。

    それで十分、皮膚へ浸透するからです。

    このように、医師が処方する外用薬は、緊急処置、一時的、適量の処方

    で、許容範囲内の使用で終ります。


    しかし、


    この医薬品の薬効成分 =

    (体内へ浸入させる為に開発された溶解剤や合成界面活性剤)

    が、身近な日用品に使われているのを御存知ですか? 




    たとえば、シャンプー、リンス、コンディショナー、ボディシャンプー、

    入浴剤、歯磨き、化粧品、洗濯洗剤、住居洗剤、その他もろもろにです。




    これらの日用品の中に合成界面活性剤や溶解剤などを使用しますと

    まず、皮膚のバリアーがほとんど機能しなくなります。 そして、

    有害物質が、簡単に皮膚を通り抜けて体内に侵入します。



    シャンプーや歯磨きは、毎日使うものでしょう?

    しかも、ご丁寧に、口の中にまで入れて、、、  

    口の中は、粘膜で、角質がないのですよっ。  ほほっ。


    ボディシャンプーなどは、わざわざ裸になって、   あ。

    全身に擦り付けて泡に浸したりしちゃうでしょう?    あはっは。


    しかも、40℃に室温を上げたお風呂場で !


    お温度が上がれば、皮膚に浸透しやすくなっているのですよ――――!


    体を清潔にするつもりが?

    有害な物質を全身に浸透させてしまっている!   あはは。


    角質層が薄い所、ない所(口内、性器などの粘膜)ほど

    吸収量が多くなります。


    腕の内側の柔らかい部分を吸収率を 1とすると、高い順に、


    ・性器 42倍  ・あご 13倍  ・背中 17倍  ・ひたい 6倍 

    ・わきの下 3.6倍 ・頭 3.5倍 ・手のひら 0.83倍 ・かかと0.14倍   


    性器が、突出していますね!

    お風呂では、髪の毛をシャンプーし、体を洗うにせよ、

    すべての洗い水は、下半身へ、座っている両足の間へ流れていきます。

    特に男の子は、性器は全部が粘膜ですから、不利です。

    赤ちゃんも紙おむつは危険です。


    たくさんの化学物質が使われていますからね。



    口の中も角質層がなく粘膜なので皮膚のバリアーがないのです。

    口内洗浄液、歯磨きの成分も点検された方がいいでしょうね。




    これらのすこしづつ、すこしづつの有害化学物質は、

    「経皮毒」と言って、

    経口吸収とは、解毒と代謝のプロセスが全く違うのです。

    吸収されて、10日目でも、その10%も排出されません。

    経口吸収と違って、肝臓や腎臓が解毒する訳ではなく、

    体外へ排出されるのは、わずかの10%!!! 
                                                       9割は、そのまま皮下組織に滞留する か 

    徐々に、血液やリンパを通じてして全身へ滞留します。



    有害化学物質の性質には、脂溶性(脂に溶けやすい)なのが多く、

    皮下脂肪に蓄積される事は、御存知ですね!

    一番、恐いのは、ダイエットで減った皮下脂肪の中にあった

    行き場を失った有害物質が血液中に吸収されて、静脈に入り、

    血行の良くない静脈の毛細血管から滲み出た化学物質で、

    皮膚の上に局所的な炎症を起こすのです。


    腫れぼったく、熱を持った状態になり、かゆくなります。


    人間の脳は、60%が神経細胞膜などの脂肪からできています。

    血液脳関門という関所があって、

    脳を混乱させるような毒物の侵入を防ぐ役割がありますが、

    脂肪に溶け込んだ化学物質は脳内に侵入します。


    子宮筋腫や子宮内膜症の増加も、シャンプーやリンス、ボディソープなど

    の合成界面活性剤の影響が大きいと考えられています。



    ・リンス(コンディショナー)に配合されている合成界面活性剤は、

    使用感のよさの為に陽イオン系界面活性剤の殺菌剤、帯電防止剤、

    柔軟仕上げ剤が配合されているのですが、


    これは、合成界面活性剤よりも強力で有害な作用のある化学物質です。



    ・シャンプーやリンスには環境ホルモン、エストロゲン作用の可能性があ

    る化学物質を非常に危ない状態で使用しています。


    合成界面活性剤や溶解補助剤などのアレルゲン物質や環境ホルモン、

    発がん性物質がふくまれています。

    ★ エストロゲン作用を持つ環境ホルモンは、

    動物のオスのメス化を引き起こす事が解かっています。★


    女性の生理や妊娠・出産にも影響を与える疑いがあります。



    頭皮は角質層が薄く、経皮吸収されやすい場所です。

    頭皮に界面活性剤やプロプレングリコールが接触すれば皮膚のバリアー

    が壊され、他の有害物質までが簡単に浸透してしまいます。

    それを毎日毎日繰り返し有害物質を蓄積しつづけているのです。


    ・ボディソープや除菌のハンドソープは、

    油や汚れを落とす洗浄力を強くするのに、濃度が濃い合成界面活性剤が

    使われています。


    ・今の石けんは「複合石けん」といって、昔のいわゆる石鹸とは違います。

    合成界面活性剤や保湿剤などの化学物質が含まれていて、

    成分はボディソープとほとんど同じです。


    ・歯磨き粉は、口の中の粘膜には角質層がないのでバリアー機能がほと

    んどなく経皮吸収の約13倍の吸収率です。


    発泡剤として配合されているラウリル硫酸ナトリウムは、合成界面活性剤

    の一種で、細胞膜を破壊して細胞を死滅させます。

    歯を磨いた後の食事の味が変わってしまうのは、歯磨き粉に含まれる合

    成界面活性剤が舌の味を感じる細胞を一時的に壊してしまったからです。

    味覚障害も起こしてしまう恐れがあります。


    ≪歯磨き剤に含まれるラウリル硫酸ナトリウムの実験≫

    歯磨き後に8回うがいをした後、ラウリル硫酸ナトリウムの残留を調べる

    と、8回目のうがい水の中の濃度は、4.1ppm だったそうです。

    水道水の水質基準は陰イオン系界面活性剤で0.2ppm以下です。

    0.45ppmで川魚のアユが半分死んでしまったという調査結果から、

    8回うがいをしても、まだかなりの高濃度で残留しています。



    ・歯磨き粉にはプロピレングリコールという化学物質の運び役をする成分

    もよく配合されていて、有害物質の経皮吸収率を高めてしまいます。

    このプロピレングリコールは、心臓発作の際の舌下剤の吸収率を高める

    役割として使われている物質です。

    この心臓発作の薬は、舌の下に置いてから約13秒で心臓に達するほど

    速攻性があります。



    又、歯磨き粉には、フッ素や研磨剤、香料、着色料などが使われていて、

    子供用の歯磨き粉のイチゴ味などは、さらに香料や人工甘味料が添加さ

    れているので危険性も高まります。




    ・洗濯用洗剤の経皮吸収は、洗濯のすすぎで残された化学物質が、

    体に触れて摩擦や汗によって皮膚に付着し、経皮吸収されます。


    合成界面活性剤や溶解補助剤等のアレルゲン物質や★環境ホルモン、

    発がん性物質がふくまれています。


    ・部屋干しの臭い取り洗剤は、

    洗濯物の生乾きの臭いは、細菌が、衣類に残っているタンパク質などの

    有機物質の汚れを餌にして増殖し、分解したときの産物の臭いが出て来

    るのですが、その臭いを消す洗濯用洗剤には、殺菌作用のある化学物質

    が添加されています。



    ・又、洗った後の衣類を白く見せる為の蛍光増白剤は、

    物に移る性質があるので、肌に傷があったり、赤ちゃんのように角質層が

    未熟な場合には障害が起こる危険性があります。


    通産省ではガーゼ、包帯、乳幼児の肌着、スタイなどの洗濯には蛍光増

    白剤の使用を禁止しています。


    ・カップ麺やお弁当の容器に使われている発泡スチロールは、

    スチレン樹脂(ポリスチレン)という素材からできていますが、

    このスチレン樹脂に含まれるスチレンモノマー(単量体)や

    スチレンダイマー(二量体)は、★環境ホルモンの疑いがあります。





    このスチレンは高温で簡単に溶け出す性質があり、

    カップ麺にお湯を注いだり、

    お弁当を温めるときに溶け出している可能性があります。


    この物質が甲状腺の機能を阻害して糖尿病を引き起こす事が、

    最近解ってきました。


    ・ユニットバスも、

    スチレンからつくられたプラスティックが使われており、

    スチレンは50度前後で溶け出しますので、

    入浴温度でも溶け出ている可能性があります。



    ・また学校給食や社員食堂などで使われる食器の素材

    ポリカーボネートに含まれるビスフェノールAも

    エストロゲン作用を持つ★環境ホルモンです。


    いわゆる、環境ホルモンの男性生殖機能への阻害です。


    ・電子蚊取りには農薬と同じ成分が含まれているそうです。

    電子蚊取りの中にはいっている薬剤は、

    ピレスロイド系の殺菌剤で除虫菊(シロバナクシヨケギク)の花に含まれる

    殺菌剤成分のピレトリン類や化学構造的に類似した合成化学物質によっ

    てできています。

    神経毒の一種で即効的麻痺作用(ノックダウン効果)があるとされ、

    締め切った部屋の中で使っている電子蚊取りから揮発される殺虫剤濃度

    は野外で散布された農薬よりも高濃度になっているのだそうです。


    その結果、眼痛、意識障害、呼吸困難、体温上昇、けいれんなどの障害

    を引き起こす危険性があります。


    ・また家庭用の殺虫剤も注意が必要です。

    ハエ、蚊、ゴキブリなどを退治するスプレー式やくん煙式など種類は、

    いろいろありますが、発がん性物質や神経障害、

    生殖異常、免疫力低下などをひきおこす成分が含まれています。

    とくに乳幼児は、化学物質に対して抵抗力が弱いので殺虫剤が撒かれた

    床や畳などで遊びながら直接触ったりする事がないよう注意ください。


    皮膚のバリアーを壊して侵入する経皮毒は、

    アルツハイマー病や若年性認知症、パーキンソン病、うつ病、

    学習障害、多動症、自閉症、適応障害などの脳の病気にも関係している

    といわれています。

    厚生労働省の2002年の調査では、小学生の20人に1人が学習障害、

    40人に1人が注意欠陥・多動性障害だと発表されました。

    子供たちのこういった行動障害は、脳内のセロトニンやドーパミンなどの

    神経伝達物質が減少し、脳内化学物質が正常に分泌されていない事に

    よるものと考えられています。

    子供たちの行動障害が増加している原因として、

    農薬や大気汚染、日用品のプラスティックなどの★環境ホルモンの

    影響も指摘されています。





    最近の目立つ事例をあげましょう。


    ・悠香と云う化粧品会社の洗顔石鹸累計5000万個を売り上げたと云う

    「茶のしずく」があります。 保湿成分として配合した小麦由来成分が

    原因で小麦アレルギーを起こす被害が全国に広がっています。


    このように、アレルギーの問題も大変ではありますが、

    一番の問題は、有害な化学物質が体内へ入ると、

    それが人の生殖能力を阻害する環境ホルモンの働きをする事です。



    なぜ、生殖機能がやられるのか?




    このような経皮毒が、病気を発症していても

    原因の物質との因果関係がはっきり立証されないので、

    さまざまなものの製品化を止められないのです。



    原因の物質との因果関係がはっきり立証されないとは、

    我々の意識では統御できない働き = 『陰』の領域に当たる働きです。

    たとえば、知らず知らずに、ホルモンバランスを崩したり、

    アレルギー、免疫システム自体に異常が起きるなどです。


    意識の認識できる実験証明だけで積み上げていく現代科学では、

    これらの命の現場を感覚器官で見たり聞いたりできませんから、

    因果関係がはっきり立証できないとするのです。

    そして、明らかな被害や、命に及ぶ大量の事故が起これば、

    それが、証明する事例となって、やっと検証をするのでしょう。





    しかし、もうすでに、

    過去から開発され、登録された化学物質は、およそ2800万種類。

    約10万種類が、使用されています。

    合成界面活性剤などは体内に取り込まれると環境ホルモンとなり、

    深刻な健康被害をもたらし事が分っています。


    特に、


    女性ホルモンであるエストロゲンに似た作用を示すものは、

    オスをメス化してしまい、生態系を壊す事は分かっています。

    河川や海に流れ出た環境ホルモンが、

    魚介類の奇形や、受精率の低下を招いているのが、

    観察されているからです。






    皮膚から、人間の作った物質=『陽』が、体内へ侵入して来る。

    『陽』が、破壊する物は『陰』です。

    『陰』とは、自然そのもの = 生体系のバランス、

    『陰』とは、命を創造する機能 = 生殖機能です。



    自然を犯すものは、最終的には生殖機能を破壊します。

    そんな事、考えた事も、思った事もなかったでしょう? あはは。





    最後に、経皮毒への対策としては、

    便利さを云う広告に乗せられて、まず化学合成品を買わない事です。

    そして、家庭の浴室や洗面所に、化学合成品を置かないように!

    ずらっと、並べて使っているご家庭が多いと思いますが、

    一度見直されてはいかがですか?


    我が家は、浴室にシャンプーもリンスもボディシャンプーもありません。

    昔ながらの石鹸と、リンス代わりに使う”りんご酢”。

    掃除には、”穀物酢”、”重層”、”クエン酸”を使用しています。



    歯磨き剤も、使わないで歯磨きをするか、アメリカ製ですが有害化学物質

    を含まない歯磨き剤を使用するか、これはアマゾンで買えますし、

    研磨剤や有害物質が入っていそうなものは、たまに使う程度です。

    目的に応じて何種類か揃えて、使いまわす事で、一つの歯磨き剤の害を、

    薄めるようにできます。


    テレビCMのようにハブラシ一杯に、歯磨き粉を搾り出すような事は絶対

    にやめるべきです。ほんのちょっとの量で十分磨けるのですから。


    洗濯洗剤も、説明にある量を洗濯機に入れてはだめですよ。

    大人の普通の汚れでしたら、泡が立たなくてもいいのです。

    ある実験で、濯ぎの時の脱水が9分以上でなければ、

    洗剤成分が何時までも残るようです。6分程度では、25回すすいでも、

    洗剤成分は、すすぎ切れなかったそうです。

    そのまま乾かせば、洗剤成分が粉末になって衣類に残ります。

    汗をかけば、皮膚からそれを吸収する頻度も上がるでしょう。


    洗濯機メーカーは、洗剤成分の残留よりも、脱水の時間を長くすれば、

    洋服の生地が痛むクレームの方を恐れています。

    それで、自動コースの脱水時間を短く設定しているようです。

    自分で、脱水時間を設定するなり、防護法を取る必要ありです。

    男児がいるご家庭は、十分ご注意下さい。




    化学物質と云う人間の作った『陽』の大過により、

    最終的には、『陰』が破壊されると云う結末が待っているのです。

    それは、環境ホルモンとして生態系を乱し、生殖機能を阻害します。

    つまり、命の継承を断絶するものとして現れて来ています。


    自然には見えない法があり、それによってあらゆるバランスを取ります。 

    故に、自然は、勝手ではありません。 


    自然は、自然の法に従って動く。

    自然には、自然の法が存在する。

    これが、東洋式です。

    この存在を感じていく、これが、東洋の叡智と云うものです。




    ここまで、

    長い記事を、最後までお読みいただきまして、、、

    感謝申し上げます。


    今後の、皆様の何かの参考になれば幸いでございます!

    よきゴールデンウィークをお過ごしください!




    次回より、3回程度ですが、


    東洋思想の淵源のような事を記事にしてみたいと、

    思っています。 


    おたのしみに、、、

























    -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 
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    [一部、版権]がございます。権利は放棄しておりません。

    どうぞ宜しくお願いします。

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    いのち(自然と健康)を脅かすもの 5    F1種 (モンサント社の種子支配 )

    Category : いのち/ふしぎなるもの
    早朝の明神岳


    午前5時頃、明神池から見上げる、朝モヤの明神岳 


    明神岳

        写真をクリックください。明神岳が左端まで見れます。




     明神池



    明神池



    この明神池の畔から明神岳を見上げたのが、上の写真です。

    写真をクリックください。明神池が左端まで見られます。










    ★ 今日の記事は、このお知らせの下から始まります。★  


    「食」に関する映画上映会のお知らせです。


    「モンサントの不自然な食べもの」


    ☆ 9月1日渋谷アップリンクより全国公開となります。☆


    どのような映画なのか? は、配給元のHPをご覧ください。 

    自然界の遺伝的多様性や食の安全、環境への影響、

    農業に携わる人々の暮らしを意に介さない

    米国の多国籍企業モンサント社のビジネスの実体を撮った映画です。

    農業大国フランスで150万人の人々が観た。

    生物の根幹である「タネ」を支配し、

    利益を追求する現在の「食」の経済構造に強い疑問を投げかける。


    「世界の食料支配、それはどんな爆弾より脅威である・・・」


    日本が、TPPに入れば、モンサント社のGM農産物が

    大量に日本に入って来る恐れがあります。
     


                      (アップリンクHPより参照)


    .......................................................................................................




    ここから、本記事です。



    今日の記事は、映画の上映会のお知らせに合わせて、

    現代の物質文明論、

    陰陽学の『陽』が『陰』を侵(おか)している現象の一つを取り上げます。





    いのち(自然と健康)を脅かすもの シリーズも、5になります。

    このシリーズは、

    本来、『陰』・命を守るべき『陽』の活動性の政治・経済が、

    現代の『陰』を捨てた近代合理主義の思想の下では、

    その役割を果たすどころか、

    結果は、逆に、

    命・自然を脅かし支配し、命の衰亡と云う弊害をもたらそうとしている。。。

    その現実を、食や生活の面から観ようと思って書いています。




    近代合理主義の申し子、政治や経済や学問は、

    理性では、意識の正当性を繕う為に、

    宣伝文句では命、生命は大事と言います。

    政治も、命を救う為に、と~か ? 言うわね 。

    あわれ~悲しいかな ?  あはは。

    そう、意識の範囲内で、常識として、、、

    知っているつもりなのでしょう。



    これは、おおいなる皮肉なのですよ――、  あはは。

    なぜって ?


    だって、その思想の根幹では、

    『陰』・自然を排除し、無意識の世界を認めないのですから、

    本質的には、人の中に、命の尊さを認めた思想ではありません。



    命は大事と云うが、その実体がない。 

    実現する方法を持っていない。

    宣伝文句だけなのです。 

    折込チラシ程度の常套文句です。


    閉店、閉店セール!!!!!


    見破ってくださいね!




    人を物として見なす、近代合理主義はそもそも野蛮な思想です。

    今回のF1種もそう云った思想から生まれたシロモノです。





    モノがあふれているだけでも、じゅうぶん幸せだ! なんて、  あはは。

    そんな事を言っている間に、ほら! 

    物質充足の魔王は、あなたを捕えて、あなたの手足を縛って、

    あなたを、魔王の生贄にするでしょう。

    なぜなら、あなたの命を尊いとは、認めていないからです。


    魔王は、あなたをモノだと言っています。


    魔王の配下になったら、

    自分が、自分の欲望の満足を得る為に、

    他人の命を犠牲にしてまで満足を得ようとするらしいわ。


    まったく、これは、鬼ではないですか?

    鬼は、絵本の中だけに居る架空の存在ではありませんわよ。



    人面鬼心  (人の中に居ます)






    さあ、だれが鬼なのか ?

    最後まで、記事をお読みになってくださいね。



    自分が満足するまでのキリがない経済的利益が、欲しい鬼。

    この利自(自分の利益)を貪(むさぼ)る愚かさが、

    『陽』の世界・此の世を席巻しています。

    『陰』は、無視され捨てられています。


    それは、まるで仏教で云う処の餓鬼界が現出しているようです。


    この状態を冷静に捉えて変えない限り、

    我々の命の価値は、経済・金融よりも下方に置かれ、

    経済と政治に使役されるモノです。

    物質文明の道具のひとつにしか扱われません。



    ほら!

    やっぱり、経済が主役で、

    人の命はそれを支える脇役、

    原発がなければ経済が成り立たないと政治は言っている。




    モノが溢れていて何不自由ないから幸せだ! なんて、

    どれを捨てようかと迷っている位だから、、、  あはは。

    そんな事を言っている間に、ほら! 

    知らずに、鬼の作ったタネで成った農作物が、我々の体の中へ、、、

    私達の体を作る細胞まで入り込んでいます。


    鬼が、繁栄のカギを握っている。


    こんな時代が続くわけがない。

    こんな世の中が、これからも長く続くと思われますか?

    必ず、歴史に残る大罰が、当たるはずです。

    当たる側に、立つのか ?     ほっ。


    無意識界から観た、この状況に気が付いていただきたい。

    鬼の陣地から一人でも逃げてほしい !    

    その願いを込めて、、、

    今日の記事を書きたいと思います。




    いのち(自然と健康)を脅かすもの 5   ○ F1種 です。




    F1種(えふわんしゅ)とは?


    農家が畑にまくタネです。

    ハイブリッド種とも言い、「雑種一代」を意味します。

    雑種一代とは、交配によって作られた新品種の一代目ということです。

    現在、流通している野菜や花のタネのほとんどが、F1種です。

    家庭菜園をしようと買ったタネの袋に「○○交配」と印刷されていたり、

    「F1」と書かれていたりします。


    一番意識してほしいのは、

    私達は、知らず知らずにF1種の野菜を食べているのですよ。

    と、云うより、食べている野菜は、すべてF1種でしょう。





    昔から普通、農家は、「固定種」と云うタネを蒔いていました。

    「固定種」は、農家で収穫時に翌年のタネ用に自家採取されたタネです。 


    ところが、最近は、F1種が、それに代わって

    ほとんどの農家は自家採取をしていません。






    どうしてF1種が生まれたのか ?


    近代合理主義の効率追求一辺倒の思想から、

    真の命の尊厳を無視した科学成果と、利益第一の経済が作り上げました。



    昔から自家採取して来たタネを蒔いて採れた農作物は、

    それぞれの親の代から受け継いだ遺伝子的要素が、多種多様ですから、

    その結果は、丸いの、長いの、短いの、太いの、いろんな形が出ます。

    そう、キュウリと云っても形がバラバラだったのです。

    昔の八百屋さんの店頭には、個性豊かなそれらが並んでいました。



    これが自然であるタネの多種多様性です。



    それを都合が悪いと嫌う近代合理主義の科学や経済や政治が、

    企業の求める効率、利益追求の経済性を追求する価値観が、

    大都市近郊の農地が住宅地や工場に変わって行く中で、

    九州の産地からトラックに載せて、遠くの阪神や京浜の市場に運ぶ時、

    バラバラデコボコの農産物だったら、

    箱詰めから大変で無駄が出ると、

    その上、スーパーのパック詰めに形が揃わないと、

    消費者が嫌がると、、、

    そう云う、新たな市場性での不都合を乗り越える為に、

    まるで規格に合わせた工場製品のように大きさや重さを揃える事ができて、

    段ボールの大きさに縦に3コ、横に2コ、2段に並べるキャベツの大きさ、

    縦に4コ、横に6コ並ぶ画一的なトマトの栽培、

    それを、可能にするように品種改良を望んだ結果が、F1種なのです。


    市場性に都合のいいもの、大きさ、長さ、箱詰めに丁度の

    1.同じ個体が揃うタネ、

    2.工場生産のように一斉に発芽し一斉に収穫できるタネ、

    3.間違いなく成長が早いタネ、

    4.多くの収量があるタネ、

    5.促成栽培の為に施す大量の化学肥料の効果が表れやすいタネ、

    6.病害虫に強いタネ、 

    7.病害虫を駆除するのに使う大量の農薬に強いタネ、


    これらは、生産者の都合ですが、




    8.見た目きれいで、大きさが整っている作物の実るタネ、

    9、甘い、柔らかいといった消費者の嗜好に合致する性質のタネ、


    これらは、売上アップを願う販売者の都合です。





    こんな人間の都合にぴったりのタネは、自然界には存在しません。

    このような人間都合にいいタネを作る事が、品種改良なのです。

    品種改良は、決して、自然の為ではない。



    すべて、人間の欲望をかなえて、人間に都合よくする為です。



    ほら!

    これが、人間の意識を中心にした近代化の姿そのもの!


    その上、

    近代合理主義の自然を排除した現代科学のあらゆる技術を使えば、

    こんなタネを作り出す事は、いとも簡単!!!!!!なのです。


    さすがだわ! さすが近代合理主義の学問ね!!  あはは。




    これら驚くべき事には、

    自然界において、決して交じり合うことのない品種同士を掛け合わせて、

    まったく新しい品種を作りだす事もできます。

    例えば、3.4.の多収穫のタネと、促成作物のタネを作るには、

    多収性の植物と、早く実る植物を人工交配します。


    人工交配方法には、

    昔ながらのピンセットを使う方法から、

    放射線による突然変異をさせる方法、

    細胞同士を無理やりくっ付ける細胞融合の方法、

    ハウスの中で二酸化炭素の濃度を上げて行って、

    植物たちの生理を狂わせる方法、

    バイオテクノロジー、遺伝子組み換えの方法などです。





    ここで、注目しておいてほしいのは、

    自然界には掟があって、決して異なった種の間では、生殖ができない。

    種の壁が厳存している事です。



    その自然のルールを無視して、種の壁を破って、

    自然界ではアリエナイ異種間の新しいタネを作りだす技術こそが、

    バイオテクノロジーなのです。


    このような人為的な生命操作技術の先端が、遺伝子組換え技術であり、

    この遺伝子組換え技術を使えさえすれば、

    植物の遺伝子と動物の遺伝子を合体させる事もできます。



    それが、我々の食品としてスーパーに並ぶ、、、悪夢です。



    しかし、もうすでに我が国においては、

    アメリカ産のクローン豚や牛が既に日本に入って流通しています。

    驚くほど安い価格の米国産の豚、牛肉が売られています。



    ずっと以前の情報ですが、

    アメリカ政府は、クローン豚を業者が輸出をする規制をするつもりはなく、

    業者に任せてあるとか、、、、、

    それなら、後は日本の対応次第なのですが、日本は駄目ですね!

    なにの対応も規制もありません。


    それに引き比べると、EUでは、

    ドイツなど13カ国が、人体への影響や、環境上の問題を理由に、

    アメリカ産の遺伝子組み換えトウモロコシの輸入をしていません。

    豪州も、2003年に狂牛病が発見されて以来、

    アメリカ産の牛肉や牛肉加工食品の輸入を禁じています。






    横道にそれましたが、、、本論に戻ります。


    そのように、

    近代科学の粋を集めて、

    この人間の意識都合の為に、

    自然をねじ曲げてでも品種改良されたのが、F1種なのです。





    自然をねじ曲げる.....

    ねじ曲げた?などとは思ってもいないでしょう。

    人間の都合、

    イヤ、人類の夢を実現をした! そう思っているはずです。





    これらは、みんな、

    『陰』を無視をする。 『陰』を捨てた。。 。

    『天』をも恐れぬ近代科学あってこその業績ですわ。






    この自然界と云うものは、

    人間を見れば分かるように、

    自然は、多種多様性が真実なのです。

    あらゆる多様性の可能性が秘められているのです。



    1950年代、世界的に主食である穀物にF1種が導入されて

    収量を増大させ、農業の近代化を達成した成功例だと云われたりした

    「緑の革命」と呼ばれる農業改革がありました。

    私たちはその恩恵を受けてはいます。

    が、

    その事だけで、これを許す事はできません。

    緑の革命は、結果的には失敗でした。

    F1種を導入した農地では、短期的には穀物の収量が増えたとしても、

    思わぬ落とし穴があったのです。





    それを、これから述べていきます。





    F1種の特徴は?


    人間の望む、都合の良い作物が収穫できます。

    F1種は、多収穫、多肥料、多農薬が前提の農法の為に作られたタネです。

    化学肥料は、多く投入すればする程、作物はよく成長します。

    同時に雑草も育つので、除草剤の量も増えます。


    F1種は、子供を採る事ができません。

    だから、一度、F1種を蒔き始めた農家は、

    毎年、植え付け時期になると、タネを買い続けなければなりません。





    F1種の何が問題なのでしょうか? 


    まず、F1種と、それと同時導入された化学肥料と農薬の問題があります。

    近代農業には、

    ①F1種、②化学肥料、③農薬、この三点セットが必須です。

    この農法を長く続けると、

    長期的には、土壌が化学肥料に汚染され、土壌の劣化が起こります。

    化学肥料のある農地には、それを餌にする害虫や病原菌が集まります。

    ついには、栽培ができない農地になってしまうのです。


    F1種が、畑に蒔かれると、その畑の側のF1種でない野菜も

    種が作れなくなる危険性が、あるといわれてます。


    一番の問題は、F1種からは、次世代のタネが採れません。

    それは一代限りの優秀さで、F1種から採れたタネを蒔いても、

    F2の世代は、それはそれは劣悪な作物に変わってしまう為に

    農家は、永久に F1種を買い続けなければならなくなります。

    膨大な肥料と農薬代もかかります。

    このように近代的農業を取り入れた国や地域では、

    農薬散布での家族の病気、化学薬品の土壌汚染、多額の支払いを抱えるよ

    うになり、思ってもなかった深刻な事態に陥っています。


    と、同時に、

    これが世界的多国籍企業の種子支配をも進ませる結果になりました。


    種子支配とは?


    近代農業で、農家にF1種が普及してしまうと、

    農家は毎年、F1種を種子会社から買わなければなりません。

    その結果、その地域での地場野菜、固有に存在していた伝統的なタネが

    見捨てられ、放棄され、消滅して行っています。


    ウハウハと、儲かるのは、種子会社だけです。

    農家が、タネを種子会社から買う限り、利益がありますから。

    そして、そこには、様々な利権が生れ、

    たとえば、新たな品種を開発して特許をとれば、

    そのF1種には、特許料が発生しますし、

    どんどん開発して特許を持った会社が、世界の農業を支配できる訳です。


    この事は、

    農家と種子会社の利益や経済問題だけに止まらずに、

    農作物の作付けや流通にまで大きな影響を与えています。

    種子会社が特許を握っているF1種の販売や、その流通を支配する事で、

    農家の作付け管理から、

    私達、消費者の口に入る食べ物までを、何を幾らで売ると云う処まで、

    種子会社の支配を受ける事になるのです。


    これが種子による支配、  種子支配です。


    スーパーのレジの横などに、タネの販売ラックがあって、

    いろいろな季節物のタネが並べられていたらご覧になってください。

    野菜のキュウリやシュンキクやダイコンのタネの袋、

    原産国はどこか? 

    大抵の袋の原産国は、アメリカになっているはずです。

    日本でしか食べない種類の野菜であっても、原産国はアメリカです。


    そのF1種の特許を持っているアメリカの多国籍企業のモンサント社は、

    F1種を販売する世界シェアを90%近く持っています。

    そのモンサント社の大株主がビル・ゲイツ。


    モンサント社のF1種は、同社が持つ特許農薬とセット売りされます。

    その農薬こそが、あの悪名高き「ラウンドアップ」で、

    ベトナム戦争で使われた「除草剤」そのものです。


    モンサント社は、自社のF1種と自然に虫などが交雑した作物にも

    モンサント社の知的所有権が及ぶとして、

    その作物の地主である零細農民に対し、巨額費用のかかる訴訟を提起した

    りして、「悪魔の企業」と呼ばれています。



    我が国においても、

    日本の種苗販売会社の90%以上が、

    モンサント社やカーギル社などに経営権が買収されている状態です。

    と云う事は、

    日本の種苗会社は、実質的にビル・ゲイツやロックフェラーの会社なのです。

    F1種 を扱っていると見られる日本企業には、

    タキイ、トキタ、日本農林社、みかど、カネコ、サカタ、武蔵野種苗園


    埼玉県の「野口種苗」だけが、従来種のタネを扱っていますよ。

    「野口種苗」のタネは、ネットからでも買う事ができます。





    このように私達は、タネを通して他国から支配をされています。

    私達が、口にし、血肉を作り、命を守る食糧が、

    他国が特許を取ったF1種を蒔いて作付をされています。

    そのタネには、農薬が塗られています。

    タネが、赤や青や茶色の色で染められています。

    それは、病虫害を防ぐと云う理由で、農薬液に漬けられたタネです。



    今後、いつか、モンサント社が、

    F1種を遺伝子組み換えタネに取って代えれば、

    私たちが、望もうが望むまいが、否応なしに、

    遺伝子組み換え種子の作物しか口にできなくなるでしょう。




    我々の子供たちのその子供たちは、どうなるのでしょう?




    『陰』の世界である自然の掟、種の壁を越えて突き進んでいく科学技術を

    私たちは、尊敬する事はできません。

    どう扱うべきなのでしょうか? 


    『陰』を捨てた近代合理主義の思潮が大手を振ってまかり通る現代社会に

    人類は、いまだ倫理的な原理原則を持ち合わせていません。





    今の我々は、思想を、そんなに大事とは思っていない。

    精神が、どんな思想に染まっても、

    体には、関係ない、命には関係ない。

    変化をしないと思い込んでいますね。



    これこそが、精神と肉体は、べつべつ、

    命を、二つに切り離した西洋二元論の弊害なのです。





    現代の日本においては、

    過去の伝統的な仏教の教え、思想や道徳が、蒸発散失してしまい、

    人々の心に影響力を失っていると云うのが現実です。


    これは、だれにでも当てはまるでしょうが、

    自分が、知らずに浸されている思想が、

    どんな風に、自分の心身に影響を与えているのか

    我々は、あまりにも無頓着すぎます。


    今日の記事で、それが間違っている事、

    思想の見当違いが、体、命までをも蝕(むしば)む。

    思想そのままの現状に、命が臨んでいる事に気づいて下さったかしら?


    ゆえに、心と体は、一体なのですよ。







    3.11のような果報が来るなんて、

    いったい、何を私たちは、やったって言うの?

    いったい、我々の先祖は、何をやったって言うの?  






    今、私達が近代合理主義に流されている事で、

    将来、我々の子孫は、

    いったい、どんな果報が来るの?





    魔王の配下になったら、

    自分が、自分の欲望の満足を得る為に、

    他人の命を犠牲にしてまで満足を得ようとするらしいわ。


    まったく、これは、鬼ではないですか?



    人面鬼心  (人の中に居ます)






    さあ、だれが鬼なのか ?

    最後までお読みになって、分かりましたか?


    あはっは。


    長い記事を最後までお読みくださった事に感謝です。


    暑い毎日、お元気で、

    よき一週間をお過ごしください。


























    参照:

    「 地球が生き残るための条件 」 ヴッパタール研究所編著

    「 いのち運転 ”即実践”マニュアル 」 山田博士著 WAⅤE 出版 


     -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 
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    いのち(自然と健康)を脅かすもの 6     牛乳      (癌とオスのメス化 )

    Category : いのち/ふしぎなるもの
    今日の記事は、オスのメス化 ・ 男性の女性化に関してです。

    未婚の男性、息子、男児のお孫さん の為にお読みになってください。



              春の思い出  (群馬 片品村)  

         

           片品の野辺で












    今日の記事は、

    いのち(自然と健康)を脅かすもの 6  牛乳 (癌とオスのメス化 )



    これを見て、えっ! 牛乳?   いのちを脅かすもの ?

    と驚かれる方もいるでしょうね。  

    牛乳は、タンパク質が、  カルシウムを摂るのには、牛乳でしょう?

    欠かせない栄養食品でしょう?


    違うのです!  まったくそれは戦後の食糧難の時代の価値観です。

    1987年頃から、牛乳の質は変わって来ているのです!

    これらの悪影響を鑑みて、

    ニューヨーク市では、

    2006年から市内の学校の給食の牛乳が全廃されています。





    えっ!  

    どうして?  

    ――― 今日は、これが、テーマです。

    取りあえずは、アメリカをすべて見習う日本ですから、

    こう云う事も直ぐに見習えばいいのに、

    そうはいかない事情が、、、あるようですね。 。。



    日本の島国的性格は、

    変化に対して敏感であり、固定観念にとらわれる事なく、

    時期の変化に素早く対応して変わってゆく。


    と、何かの本にありましたが、 

    ほんとうかしら?   あはは。


    海に囲まれて逃げ場のない狭い島国に住む日本人は、 

    萬世一系の天皇家を仰ぐ国柄、王朝が一度も変わっていない。

    内向きの和を尊ぶ気質から、革命的な変化を成し遂げる事ができない。

    狭い島の中(国の中)でのバランスだけを考えて生きる傾向がある。 


    そう思いますが、いかがでしょうか?   ほほっ――。


    いわゆる本音を出さない、、、、、穏便に建前で生きていくのですね!

    まさに、牛乳の扱いは、そう! 偽善の巣窟(そうくつ)です!

    これが、男性の発毛剤とか、老人の回春剤なら、、、、、

    あはは。

    ウソのコテコテでも諦めていただくしかしょうがありませんが、

    乳幼児、子供たちが飲んでいる牛乳です。

    その害は、ひょっとした時に国防を担うかもしれない男性が、

    タネなしになるかも知れない環境ホルモンです。


    健康被害を公表するタバコよりも恐い! おそろしいと思っています。


    これから何十年後かの国のあり方さえ変わって来ると云うものを、

    みんなが知らないふりをしている。。 。 

    しかも学校の給食で一斉に飲ませて! 

    もう、あきれる国の為体(ていたらく)です。





    ★ 牛乳や乳製品が健康や体にいいと云う時代は、

    とっくの昔に、終っていると思います。







    ★ この牛乳の件は、知識人、学者達、業界人も、分かっているはずです。






    しかし、取り上げない!

    そして、

    スーパーに行けば、牛乳の売り場には山の様に種々の牛乳が!

    それはそうでしょうね。

    資本主義社会の日本においては、

    資本を持たない消費者よりも、

    資本家である企業の論理が、絶対的に保護優先されていますから

    その歴史が140年以上も続けば、

    資本家同士の利益の権利関係 = 利権の存在があります。




    ところで、

    2003~2004年のたった2年間の情報量が、

    人間が歴史上作り出して来た文書の情報量を超えてしまった、、、とか。



    我々の情報化社会は、これだけの情報量を作り出しながら、

    牛乳に関するその時々の新しい正しい情報が、公式に、公的に、

    我々の処まで届いて来ないのは、


    1.経済界を守っている自民党のような業界団体と癒着をした政治家と、

    2.国民よりも企業の方を向いている官僚たちと、

    3.広告のスポンサーである企業の事を悪く書けないマスコミ


    の3者が、国民にありのままを暴露をすればどうなるか? 

    その事態を恐れて、それを避ける為に、

    イヤな現実は見ようとしない意識の特徴のままに、

    国民に真実を隠し、三つ巴で『陽』の『偽』を隠している構図です。



    これは、牛乳だけに限りません。


    まったく、福島の原発事故の時も同じ対応でした!




    物事のありのままの姿が、どうして広まって行かないのか?


    資本主義下の偏向した情報社会
    と云う影響もさることながら、


    近代と云う時代が起こすいのちへの問題です。







    無意識(命)を無視する意識 = 近代化は命を殺傷する思想です。 





    そもそもが、近代化の思想は、物の世界の充足です。

    では、心とは?

    狩猟民族の獲物を手にする満足感の追及です。

    欲望の充足 = 天国


    命は、獲物を獲得するロボット、装置に成り果てます。

    命は、罠(わな)を仕掛けて獲物を捕る手段に成り果てます。

    自分以外の他者の命は、物以下です。




    これが、意識の満足を追求する『陽』の世界の原理です。
     







    この情報の海の中で、弱い一介の個人は、

    情報の選別なんてできない ! 見る時間すらないわ!

    これが現実ではないでしょうか...


    意識が千差万別であれば、そこには千差万別のロジックがあり、

    そこから発信する情報は千差万別であり、千差万別の欲望を産みます。

    千差万別の欲望は、千差万別の満足を求めてバラバラになります。

    意識を基本にして意識がすべてと云う限り、

    一つにまとまる事もなく、ロジックも欲望も減る事はないでしょう。

    千差万別が、万差億別になり、億差兆別になり、増え続けて行きます。

    億差兆別の意識は決して一つにまとまる事はなく、争いを生みます。

    『陽』とは、意識と意識の絶え間ない競争と闘争の世界なのです。

    そして、『陰徳』を消費しきった時、最後はすべてが雲散霧消します。

    意識の世界はただの現象ですから何も残りません。

    だから、現象に振り回されてはいけません!





    とりもなおさず、この現状こそが

    近代化が齎(もたら)した

    分かれ分かれていくバラバラの『陽』の世界です。



    現在の政界が、まさにそう、ザクロの実の様に割れて行っています。





    全てを含蓄し、根本に帰していく『陰』の徳性が失われているからです。






    戦後から、ほんの3年前まで、

    政治側からサポートしてこれを築き上げて来たのが自民党です。

    それは、なんら、今後も変わらない事実です。

    安倍さんがカムバックして、国の為にと言った処で、

    その言葉は、このレールから外れてはいません。


    牛乳を我々に、押し付けて来た体制は、自民党の体制です。


    私には、安倍さんはゴキブリホイホイから這い出して来た?

    後足が千切れたゴキブリにしか思えないのですが、、、

    失礼!  ほほっ。

    みなさま、ご注意なさって!    ほほっ。



    情報の濁流の中から、どういう情報が、自分の処へ届くのか、

    これこそが、自分の『運』そのものなのですよ!










    ★ そう云う観点を見据えながら、、、

    やれやれ、やっと、牛乳についての本記事にたどりつきました。



    ポイントは、3つです。

    1つ目は、牛乳は大人にとっても子供にとっても良くない。


    牛のお乳は、牛の赤ちゃんの為に母牛が分泌するものです。

    他の動物は、早く母親から自立をするようになっていますから、

    牛乳は、すぐに体が大きくなるようなミルクの成分になっています。

    だから、子牛は、すぐに成熟する、、、体が大きくなるのですね。

    だから子供の頃、背が低かったりすると牛乳を飲みなさい!

    そう云って、母親に進められた方も多いでしょうね。

     
    でも、でも、人間はすぐに大きくなってはいけないのです !

    早く成熟をする事は勝ちのようですが、実は、大負けなのです。

    つまり、

    発育が良いと云う事は、早熟早老と云って老化も早いのです。

    早く声変わりなどが起こって、寿命が短くなるのですね。

    初潮が早かった女性は、乳がんに罹る確率が高くなります。

    これらは、自然のバランスを狂わせているからなのですが、

    人間が他の動物よりも勝れているのは大脳が発達している事です。

    人間が成人するまでに20年と云う時間がかかるのは、

    ひとえに大脳を高度に発達させる為なのです。

    人間の脳は、3歳までに出来上がります。

    その間、体よりまず脳に十分栄養が行き渡るようにするのが第一なのに、

    大人は、見える体の発達ばかりに気をもむのですね!    あはは。

    当然の如く、生まれたばかりの赤ちゃんが飲む母乳の中には、

    赤ちゃんにしか利用できない糖分がたくさん含まれています。

    それが「乳糖」です。

    人間の場合は、脳を高度に発達させる為に特に授乳期の乳糖は多い。

    この乳糖を分解する酵素の分泌量は次第に減少して行って、

    離乳する頃には、ほとんど分秘されなくなって行きます。

    乳糖解酵素は、誕生から離乳までの間、これが、哺乳類の原則です。


    それ以降は、乳糖分解酵素に代わって、新たな酵素が活性化します。

    米や麦やイモ、豆類などの穀物を分解し吸収するた為の消化酵素で、

    でんぷんをブドウ糖に変換する「アミラーゼ」などの酵素です。


    この自然の原則通りに沿って、

    人間以外の哺乳類は、離乳期を過ぎたらお乳を飲まないのです。

    成牛したら牛さえ分解できる酵素が出ないから飲まないのです。



    この自然の原則を破って他のほ乳類の乳を飲んでいるは人間だけです。

    どの哺乳動物も、他の動物のミルクなど飲んだりしません。



    しかし、遺伝学でいう「突然変異」による例外はあります。

    それは成人以降も、「乳糖分解酵素」を分泌できる人種です。

    欧米人の祖先はこれにあたります。      ほっ。





    2つ目は、牛乳は血液を汚濁(酸毒)化させ癌の原因となる。


    食事療法の権威であり千島学説(腸管造血説)の第一人者である

    自然医学会会長森下敬一医師は、現代に、癌と云う病気が出現した理由

    について、次のような見解を示されています。

    「今日のように、

    癌疾病が多発する以前は、敗血症という疾病が多く見られましたが、

    癌が多発するようになってからは、その敗血症は見られなくなりました。

    敗血症というのは血液の汚濁(酸毒)化によって全身的酸欠をきたし、

    罹ると待ったなしの短時日の内に死亡に至るのですが、

    近年、この敗血症がほとんど姿を消すに至ったのは、

    人体の持つ生命力が一種の適応能力を具え、延命に成功したからです。

    つまり、敗血症という疾病が、癌という姿(形態)に変身する事で宿主たる

    人体の延命を図ったものである。」


    つまり、この血液の汚濁の原因を消化不能の乳糖、乳脂肪が起こす。

    それが癌の原因である。 そう云う学説です。

    癌になってから牛乳を禁止する病院も出て来ました。 もう、遅いのに !



    乳牛も可哀想です。

    搾乳に不必要な体の機能や器官は全て取り除かれ、

    牛乳を製造する機械のように扱われています。



    1987年に牛乳は、脂肪分3.5%以上と定義した事によって、

    濃厚牛乳を作る為には、輸入飼料と云う濃厚飼料を使って、

    牛の体内で普通の400~500倍の濃い血液状態にする訳です。

    乳は、血が変化して出来るのですね!

    濃い牛乳の為のドロドロの血液ですよ!

    ドロドロの血液から、特濃牛乳はできているのです。

    牛の寿命は20歳以上なのに、たった6,7歳でボロボロになるそうです。

    この濃厚飼料とは、共食い飼料の事です。

    食用にならない死んだ牛の骨と内臓の大部分(脳・神経、胃腸とその内容

    物など)を使って加熱・脱脂したあと乾燥して粉砕する肉骨粉の事です。

    この肉骨粉を草や穀物と混ぜれば、牛は仲間を食う訳です。

    濃厚飼料である肉骨粉は、ミルクの生産に必須のタンパク質・カルシウム

    を豊富に含んでいる濃厚動物性タンパク飼料で、

    この共食い濃厚飼料によって、

    1890年ごろの乳牛1頭からの搾乳量は1日、5リットル程度だったのが、

    現在の遺伝的に改変された乳牛は、

    1日に20~40kgの牛乳を生産すると云うのです!

    この肉骨粉が乳牛の恐ろしい病気、狂牛病の原因になって行きます。





    また、牛は出産しないとミルクは出しません。

    仔牛は13〜16ヶ月成長すると、最初の人工受精をして妊娠させます。

    産んだ子牛は、一週間で引き離され、子牛には人工乳を与えます。

    また、常に牛乳が出る状態にするには、


    出産後、2~3月で、搾乳中にも係らず、再び人工授精で妊娠させます。 

    つまり、人間が飲んでいる牛乳は、妊娠中の牛から搾乳されたものです。



    3つ目は、妊娠中の牛の乳には環境ホルモン、ここが問題なのです。


    妊娠中ですよ! 何か、気が付かれませんか?

    人間の場合は、胎盤から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)や

    プロゲステロン(黄体ホルモン)が母体の血中にあります。

    これらは、女性が、最も女性らしくあるためのホルモンです。

    いわゆる女性ホルモンです。

    牛だって、妊娠中に女性ホルモン(雌牛ホルモン)を出しています。

    それが、搾乳された乳の中に含まれています!

    それを、男の子が、男児が、飲むとどうなると思いますか?


    妊娠中の雌牛の女性ホルモンの影響について、

    シャープ(Sharpe)とスカッケベク(Skakkebaek)は、

    1993年にランセット誌上に発表した外因性内分泌撹乱物質(=環境ホ

    ルモン)に関する有名な論文で、

    環境ホルモンの一つとして牛乳中の女性ホルモンに言及するとともに

    先進国では乳製品の消費量が多過ぎる。  と警告をしています。



    これは、男児、男の子に限った影響ですが、

    メス牛の女性ホルモン様の効果があって、

    オスの特徴が抑えられてメス化する事になります。

    つまり、オスの機能がなくなる。

    不妊症草食系男子の誕生となる訳です。



    娘は、メス化で女らしくなる?  あはは。

    今の牛乳は、アルプスのハイジが飲んでいたような、 あはは。

    さように昔のような自然な牛乳ではありません。


    「牛舎という工場で、牛というロボットに、原材料を用いて、

    牛乳という工業製品を生産させているのが、日本の酪農の実体である」



    「黒い牛乳」 中洞 正著  経営者新書  には、

    乳業メーカーや農協などの利益の為に作られた“濃い牛乳”の正体は、

    牛の怨念で染まった「黒い牛乳」にほかならないと書かれています。


    あ ――あっ、なんと云う事なのでしょう!??



    牛乳! おまえもか?   あはは。


    『陰』を捨てた国と云うのは、

    いのちの芯から、タネから失っていくのですね________。





    近代以降は、物の価値が一番になって、

    人の徳性の居場所がなくなって、

    いのちが最低に扱われている時代でございますね。

    恐い時代でございます。

    ものみなすべて、私どもの大事な子供たちの命まで、

    経済の使い捨ての手段、物の魔王が束ねて二束三文の値打ちしかなく、

    たたき売りで扱われるように軽く見られているのが実情でございます!




    『陰』の徳性のコントロールから外れた『陽』は、

    それは、もう、いのちの殺戮でしかないのですね________。





    ゆめゆめ、このことをおわすれなきように

    まいにちのおかいものをなさってください。



    ★ 牛乳の害については、


    給食で牛乳を強制するのをやめよう


    乳製品の恐い話


    現代牛乳の魔力


    のサイトを、どうぞ参考になさってください。



    いつも長い記事を最後までお読みいただきまして、

    感謝申し上げます。






    よき、一週間をお過ごしになってください。









      























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    コメントへのお返事 7.      (牛乳) その1.    『陽』の誤謬性(うそつき)      

    Category : いのち/ふしぎなるもの
               
               冬の思い出 (皇居東御苑 なでしこ)
                                            
     

      
    皇居東御苑 なでしこ




    今回から、しばらくの間、

    いただいたコメントを中心にした記事になります。

    2012.7.19 のコメントへのお返事 6.以来の記事になります。


    鍵コメントでいただいたものの中には、

    内容が素敵で隠しておくのは勿体ないと思われるのもありますので、

    私の判断で、一部公開をさせていただく場合もあります。

    ご了承くださいね!




    今日は、まず直近の(牛乳)にいただいたコメントからです。

    順次、過去のコメントへと遡って行く予定です。



    今日の記事は、


    コメントへのお返事 7. (牛乳)その1. 『陽』の誤謬性(うそつき) 







    うそつき、なんて大胆な、、、

    では、一つ目のコメントから...


    言われてみれば動物として 

    成人してからもお乳を飲むというのは不思議なことですね。

    ニューヨーク市ではすでに給食の牛乳を全廃ですか。

    他の市はまだなのでしょうか?

    濃厚飼料が共食い飼料だったとは・・・知らないことばかりでびっくりです。

    最近の男子って本当に女子化してますよね。

    大人しくて育てやすいのでしょうが心配です。

    そして・・・

    癌になってから牛乳を禁止する病院も出て来ました・・・

    というのにも驚きです。



    こう云う風に、驚きで受け止めてくださったらありがたいです。

    全米における学校給食の現状は、

    ニューヨーク市が給食の牛乳を全廃したと報道される位ですから、、、

    しかし、社会の良識性が日本よりは随分マシな気がします。

    と、云うのは、

    アメリカにおいて、1946年当時、議会が学校給食法で、

    牛乳を栄養バランスを摂る為に学校給食に指定しています。

    その後、アメリカで多かった、

    ・難病の潰瘍性大腸炎、顆粒性大腸炎などが、

     牛乳のせいだと考えられるようになったり、

    ・骨粗鬆症が多いのは牛乳の摂り過ぎからだと考えられ、

     実際に、骨量測定機器で調べると、牛乳をたくさん飲む人ほど、

     骨量が少ない事が証明されるようになり、同じ原因で、

    ・牛乳の飲み過ぎによりカルシウムが奪われ虫歯になり易くなる。

    ・その後、鉄とカルシウムは植物食で摂るのが良い事や、

    ・牛の体温は42度です。人間の体温は36度ですから、

     人体の中で、乳脂肪はアテローム硬化を引き起し、動脈硬化性、

     心筋梗塞や脳卒中、さらには結腸癌、乳癌、前立腺癌になり易くなる。

    ハーバード大のクレイマー博士が指摘するように、

    ・卵巣癌・不妊傾向と相関が解かって来ました。

    最近のハーバード大公衆衛生学部の報告では、

    1日30g(牛乳3杯分に相当)以上の乳糖(ラクトース)を摂る女性は、


    【生クリームのケーキや、ヨーグルトなどで、楽に食べられる量ですね!】



    ・卵巣癌発症の危険が19%も増加するそうです。

    これはガラクトースという乳糖の糖質が卵巣に毒性をもつ為です。

    これはヨーグルトでも同じで、ガラクトースが吸収されると、

    組織の蛋白のリジン残基と結合し、活性酸素を発生する物質に変性させ、

    組織の酸化(組織の錆びまたは老化)をもたらすからです。

    オレゴン健康科学大学の研究では、

    ・牛乳由来のカルシウム、及び総カルシウム摂取量と

     冠疾患死亡率が明確に相関しました。


    (冠疾患 = 心臓の冠動脈の内壁に沈着したコレステロール(脂肪)などが

    血管の内腔を狭め、閉塞するなどして起こる疾患。狭心症など。)


    フィンランドのカルパーネンも、食餌のカルシウム/マグネシウム比が

    高いと,冠疾患死亡率が高いとしています。

    マンチェスター大学のシーリ博士は、「カルシウムを摂らない国に、

    高血圧症や動脈硬化症(冠疾患)は、ない」と指摘しています。



    こう云った事が、科学的に指摘されるようになって以来、

    全脂肪、低脂肪乳のどちらを給食のメニュにするのがいいかを巡って、

    全米で論戦が繰り広げられるようになっていました。


    (アメリカは良いと分かれば、こう云う直截的な行動を取れる処があります。

    ここが、アメリカを世界のリーダーたる国たらしめているのでしょう。

    とにかく、頭のいい天才がゴマンといる国なのです。

    自分の言葉に自信を持ち、そのまま行動をする頭のいい人です。

    そこは、日本がかなわない処ですね!    あはは。

    日本人は、和を重んじて、皆と同列に並びたがります。 

    器用だから真似るのは上手いけれど、自分の本音じゃないから、

    きょろきょろ、常にわき見をする。  あはは。

    周りを見て日和見する傾向がありますね。  

    皆からコボレルのも嫌だけど、目立つのも嫌なのね!   あはは。

    みんなが、どんぐりの背比べなのです。

    要は、責任を取る人間がいないのです。

    島国日本のDNAです。。 。)



    1974年と1980年代に、アメリカでは、

    PCRM(責任ある医療のための医師委員会)が、

    給食の牛乳を改めるように米国政府へ請願書を提出しています。



    【こう云う社会の良識が働く処は、アメリカの良い処です。】



    しかし、アメリカの国民にとっても、

    (すべての牛乳は完璧な食品である。)と聞いて育って来た訳で、

    PCRMが、どうして子供たちの為に牛乳を給食から外そうとするのか

    理解をできない人も多かったはずです。





    PCRMは、米国政府へ出した請願書の中で、

    牛乳は、骨に役立つよりも、実際にもっと有害な成分がある。

    牛乳の組成である動物性脂肪、動物性タンパク質、乳糖が高い事が、

    科学的に証明されている事が大問題である。

    牛乳を給食に含めなくても、子供たちは、他の非乳製品から必要なカルシウ

    ムを得る事ができる。

    小児における牛乳摂取の促進は、実際には、効果のない偽薬の促進である。

    と主張しています。



    アメリカは、日本以上に業界団体が利権を守る為に

    政治に働きかけるロビー活動が盛んです。

    アメリカ牛を、日本が輸入させられているのも、そのひとつです!

    まさに、アメリカと云う近代合理主義の旗印の国家においては、

    子供や国民のいのちや健康よりも、

    選挙の時の業界からの支持こそが大事!

    選挙資金の寄付こそが大事なはずです!


    【これこそが、意識中心の『陽』の現象世界の論理です。

    一体、だれがいのちと子供を守ってくれるのか? 】



    こうして考えてみれば、

    民主主義と云うもの、民主=国民が主であるなら、

    国民が賢くなければ、要は、国民が自らの『陰』を失くした時には

    政治と云う『陽』に滅ぼされてしまうのですね!

    『陽』に頼るだけじゃ駄目なのです。

    『陰』をしっかり守った上での事です。

    そうでないと、元も子もなく失くしてしまうでしょう。

    どんなに貧しくても、いのちあっての政治、経済のはずです。




    『陽』の権化のようなアメリカで、

    その中で、ニューヨーク市が全廃とは、大ニュースなのですね! 

    こう云う『陰』の発露があるからこそ、アメリカは強いのです。 

    動物からカルシウムを摂ると動脈硬化や骨粗鬆症になると云う事ですから、

    ゴマや小松菜、海藻から摂った方が良いみたいですね!   あはは。










    では、二つ目のコメントを...



    各種情報を目にしてから牛乳飲んでないなー。

    プリン、カスタードとかは時々食べたくなりますが。

    米飯給食の際にも頑なに存在していた牛乳…

    一体何だったのでしょうか。




    あら! 運の強い方ですね。     ほっ。

    プリンがお好きなのですね!    


    頑なに存在していた牛乳… 


    ほんとうに!   あの牛乳は、一体何なのでしょうか?     

    営業?   プロモーション活動?   販促ですね!

    『陽』が作り上げた魔界のシロモノですね! 

    確かに白いわ、 あの牛乳は、   あはは。






    私は、

    20代から15年位、牛乳は完全に止めておりました。

    乳製品もお菓子も、ケーキも。 菓子パンのたぐいも。

    切っ掛けは、

    若気の至り、

    現代の西洋かぶれにうつつを抜かしていた頃です。

    睡眠時間を削って教材を作ったり、まだ進学塾経営に没頭をしていた頃で、

    超多忙な、若いとは云っても激務の為にポツリポツリ吹き出物が、

    顎のあたりに出て来ました折に、皮膚科へ行きました、

    海外留学帰りの有名な先生だったのですが、渡されたのは塗り薬。

    原因は、睡眠不足や食事の不規則な事だと自分ながら分かっておりました

    ので、こんな小指の先位のチューブで根本的に治る訳がない。と、、、

    自分が作った原因はさておき、皮膚科の対症療法に従えませんでした。

    そこで、前々から知っていた自然食品の店主へ相談をしますと、

    千坂式「食物の陰陽」を教えてくれ、玄米菜食をすすめられまして、

    体質改善をしなさい! と、  



     ほっ ? ?? 


    (塗り薬より、このロジックの方が信じられたのですね。 あはは。)




    夜中まで受験生に付き合う仕事のハードさは、そう簡単に

    改められませんから、せめて体に良い事をしよう! と、

    云われるままに素直に取り入れたと云う訳です。

    厳密に、油脂、肉、魚、卵、牛乳、砂糖を一切摂りませんでした。

    今の、ヴィーガン(ベジタリアンの略)ですね。

    家族の中で、一人だけ自分の食事を毎回作りまして、、、

    豆腐、大豆、が主なタンパク源です。


    しかし、これは、西洋かぶれの頃と比べると、ぐるっと360度、

    ええ、まったく違っているのですよ。

    実は、父親が海外貿易に関する仕事をしていましたので、

    物心がついた頃より、西洋の文物に囲まれて育ちました。

    食品は、アメリカからの缶詰類、スープ、ジュース類、

    衣類は、フランス、ギリシヤのスカート、豪州のセーター、毛糸類、

    お茶は香港、紙類はカナダ、ボルネオの飾り物、、,、、あはは。

    食パンやアイスクリームはアメリカから冷凍で届いていました。
      

    チーズも10~60ポンド缶が6本、段ボールで送られて来る為、

    なんと、それを毎日、スプーンでえぐり取っておにぎりのように手に握り、

    おやつ代わりに毎日!食べていたのです。

    ある意味、めずらしい環境でした。

    ”西洋かぶれ”と云う訳です。 


    今は逆に、まったく外国産のものには興味がありません。

    ”かぶれ”を脱いでしまいましたから、、、あはは。


    千坂先生の食の理論を知った事は、

    今になって考えると、

    知らずに、運良くも、陰陽学に出会っていたと云う、、、

    非常に、今への縁が底流に流れていたと感じています。



    それ以来、もっとハードな仕事の時期も乗り越えて、

    吹き出物等で悩む事はなくなりました。


    現在、ヨーグルトは豆乳で作っています。

    ちょこっと経験した玄米菜食の果報は、現在も続いています。

    自分の体の変調が、ささいなレベルから捉えられる敏感性、

    癌、成人病にはならない自信がございます。   ほ。

    登山の翌日も、筋肉や体の疲れはほとんどありませんのよ!


    最近は、もういいかな? と適度に何でも食べております。

    が、牛乳と、生クリームだけは、、、避けています。

    牛乳の蛋白質カゼインは、粒子が小さいので、

    腸の機能が弱っている時には、腸壁を素通りして、血中へそのまま

    入って行くので、異質の蛋白質を摂り入れたアレルギー反応が起きます。

    動タンは消化発酵不良なら、内臓内で腐敗の方へ傾き

    毒性の酸化物を発生させて血液を汚すからです。


    その上、目の前に、牛舎で搾乳されている光景が浮かびます。

    まず、牛の飼料が、どんなものを食べているのか信じられません。

    太陽サンサンの自然の牧草を食べている訳では、決してないし、

    人工飼料。

    経済性をやりくりした合理性の上でのある意味の最低ラインのエサ、

    このエサは、市場の効率性が決めていると云っていいでしょう。

    その時の経済で変動する飼料価格。

    近代化の世の中で、いつも必ず良いエサを期待するのも無理な話です。

    そして、牛舎の衛生的な事もさることながら、

    母牛だって、一番、メスが敏感な時期に、精神状態があるでしょう?

    牧場主が、どんなに牛の背をさすり愛情を語った処で、

    それは牛がお金になるからです。  

    本当に愛情を感じたら売れない。牛を屠殺場へなんか送れない。   

    その上、


    お肉は筋肉で、体のすべてが集まって出来ている訳ではない、

    いわゆる【部分】ですけれど、

    乳と云うものは、あの赤い血液が変わって出来るものです。

    そのまま、体そのものの【全体】です。

    牛乳を飲むと云うのは、牛さん全体の健康を受け取る事になるのですね。





    又、牛の体温は42℃です。人間の体温では乳脂肪は固まります。

    母乳を赤ちゃんに注射しても死にませんが、牛乳だと死んでしまう。

    また、人間の母乳を子牛に注射すると子牛も死んでしまうのです。

    お互いにとって、異種タンパクで、体内では毒になるのですね!


    また、味噌や醤油、豆腐などを常食する日本人には、

    乳糖質のガラクトースが、そのにがり成分で硬化して目の中に溜って、

    白内障を引き起こす最大の原因です。


    いやーぁ、 そこまでのモノを受け入れられる?  

    必要があるかしら?  

    こわいなぁ―― と思います。


    そこまでして危険を冒してまでも牛乳を飲まなくても、、、

    他にいくらでも優れた食物はありますから、

    子供の頃に、思う存分食べた満足感も残っていますし、、、あはは。


    私たちが大量消費するから、牛もひどい目に遭っている訳です。





    後は、美味の快楽を追求する我々の欲望ですね!    ほほっ。

    この欲望を、どう始末しましょうか?    あはは。


    たしかに、一つまみの美味しいチーズ。

    一切れのピッツァ。

    プリンやカスタード。


    美味しいものには、罪がある。

    『陽』の世界では、楽の裏には、かならず苦が張り付いています。

    『陽』の現象界では、快楽の満足は、かならず飽満と悔恨へ反転します。



    「牛乳はカルシウムが多く、健康に良い。」という常識は、

    どうやら捏造された幻想価値にすぎない可能性が大きいようです。

    乳製品は、たまに嗜好品として食べる位に、なさってくださいね。



    なぜ、こんなに害のある牛乳が、

    「身体に良い完全食品」だなんて、

    まるで新興宗教のように無批判に受け入れられたのでしょうか?

    それは、全米2位を占める巨大な牛乳製品業界、「ミルクロビー」の存在です。

    アメリカの上下両院議員の7人に1人がこの業界を支持基盤にしているとか、

    日本も同様、テレビのCMのほぼ3割が、牛乳製品、菓子メーカーです。

    アメリカとマスコミ支配の一端を示すものではないでしょうか。

    近代化以降、欧風化した食生活は、便利に、豊かにはなりました。

    牛乳神話を信じ続けて、どれだけの害を被ったのか、

    アメリカも日本のマスコミも決して語ろうとはしない。

    繰り返しますが、タバコの害どころではありません。



    本当に、牛乳の害について書いていたらキリがない。。 。

    もう、長くなりすぎましたのでこの辺りで、、、

    牛乳だけをやっつけた処で、、、

    意識中心の合理性から生まれる害悪全体からしたら、

    ほんの現象の一つの波しぶきにしか過ぎません。




    この現象世界・『陽』は、性懲りもない処です。

    この事をあなたの【意識】に強く刻んでくださいませ。

    あなたの【意識】は、

    あなたとあなたの家族を強く守ろうとするはずです。

    そして、あなたの周りのいのちも守りたいと願うはずです。

    それは、『陰』への入り口ですから...



    牛乳の害と共に、アメリカが悪者のように書きましたが、

    彼らが悪意を持って【意識】してやっているのではないと理解しています。

    しかし、彼ら狩猟民族にとったら、獲物を捕る時に、

    罠や、仕掛けや、だましの策略を用いるのは当たり前のこと。

    DNAにまで【無意識】にまで組み込まれた彼らのやり口を繰り返し

    繰り出しているだけなのです。



    江戸時代の浦賀へ来たペリーの黒船は、

    アメリカから太平洋へ鯨を捕りに来た、水や油の補給の為です。

    彼らにしたら、鯨よりもいい生き物がいるぞ! って、 あはは。

    日本人を見て、そう思ったでしょうね。

    常に獲物を海外へ探し廻っていたDNAと、


    海に守られた囲みの中で、

    自給自足で天の恵みで暮らして来た農耕民族の我々のDNA

    その相性はどんなものなのでしょうか?

    まさに、猟師と、囲みに逃げる獲物の構図かも?

    それなりの対応をしなければならない、と云う事でしょうね。

    その違いを認め合って付き合うしかない。



    TPPの問題も、今度の衆院選の論点ですが、

    TPPに入れば、食に関しては、日本はもっと苦しむ沼地へ落ちるだろうと、

    『陰』がもっと傷めつけられて悩むのではないかと、不安になっています。

    アメリカは、自国民には食べさせない遺伝子組み換え作物を、

    EUでは、家畜のエサでしかない遺伝子組み換え作物を、

    日本には、大量に売りつけて来るだろうと、しかも、エサのように安く!

    我々の家畜並みの扱いが続くのではないだろうか.....と。


    日本人は、それを、お味噌や醤油や納豆やお豆腐に加工をして、

    安いからって食べざるを得ないのだろうか?

    同じ日本人の中で、子供たちの中で、

    経済力の格差で食物の格差が広がって、ますます固定をするのだろうか?


    これを、なんとかしたいと願うばかりです。

    これこそ、大人による子供へのいのちへのイジメです。



    対人関係でも、相手の癖を見抜いてい付き合いをするのが肝要でしょう?

    果して、わが国は、近代化以降どうだったの?

    平等と云うロジックを、絶対の真理と受け入れて、

    大急ぎで欧米の生活を真似をして、

    真似をしたら、彼ら天才人アメリカと同じになれるとでも思ったのかしら?

    彼らが、仲間として同じように扱ってくれると? 思ったのかしら?

    それはない! 

    どこまで行っても。

    『陽』が『陰』を虐めている構図に、もう気が付かなきゃ!

    『陽』の現象界では、人は、皆、おなじではなく、平等でもない。

    天才人の多いアメリカを見習うだけでは、真似は、まね。

    どんぐりはどんぐり、セカンドはセカンドなのよ。

    日本人としての自信にはつながらないわ。

    西洋にはない日本独自の東洋の叡智を、磨きに磨いて、

    天才を輩出しようとか、思わないのかしら?


    えっ! 経済的に、メリットがない、 効率的じゃない?   


    あはは。

    『陽』の範疇で判断をしている内は、まだまだ。

    天才と云うのは、『陰』・無意識の扉に近い処に居る人だわ。

    真の叡智を味方にした側が、最後は勝つのです。




    (牛乳)にいただいたコメントへのお返事は、

    次回へも続きます。 飽きずにお読みくださいね。    あはは。


    長い記事を最後までお読みくださって、ありがとう。

    感謝申し上げます。


    良き、一週間をお過ごしになってください。




























    参照:   乳製品の恐い話、 共認の輪 るいネット


    -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 
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    どうぞ宜しくお願いします。

    テーマ : いのち(自然と健康)を脅かすもの
    ジャンル : 学問・文化・芸術

            

    コメントへのお返事 8.     (牛乳) その2.     『陽』の痣(あざ)とさ      

    Category : いのち/ふしぎなるもの
    秋の思い出  雨の中、夕暮れの吉野山の紅葉 (奈良県吉野郡吉野町)





    写真をクリックしてください!


    先週末、念願叶いまして、

    奈良へ行った機会を利用して吉野山まで行って来ました。


    それ以降、怒涛のようなコントロールの利かない多忙の渦に巻き込まれて、

    年運と月運と日々の巡り合わせで時々あるのです、、、このような渦が。

    ブログの更新が不定期になって遅れておりました!   




    もう2年も前になりますが、

    2010年10月から、3カ月間続いた

    天武天皇流の天皇の女系化と、系列の断絶化に観る運命学 の記事で、

    持統天皇の事を書きました。

    天武天皇の皇后 ・ 讚良皇女(さららのひめみこ)、

    後の持統天皇は、

    「日本書紀」の巻の第三十の持統天皇紀によると、

    九年間に、3~17日間の吉野への逗留を30回以上もされています。


    なぜ、こんなに度々の吉野御幸をしたのだろうか?

    吉野山とは、どう云う魅力がある場所なのだろう?





    その記事の中で、


    本来の女の人生の完成期における安定とは、

    力を持った夫に支えられ、壮年に達した息子、その幼い孫の成長を

    目を細めて眺めていられる平凡な日常です。




    持統天皇には、

    その日常が無かった。。。。。
      と書きました。





    天皇と云う地位に就いてはいても・・・これは、『陽』の現象です。

    『女徳』に恵まれなかった、いわゆる女系の女としての持統天皇です。


    『陽』の極み、、、女帝、、、『陰徳』の消滅、、、絶家、、、

    『陽』の繁栄のそのすぐ裏側は、『陰』の消滅である、、、

    吉野、、、度重なる行幸、、、

    何を願って吉野だったのかは痛いほど分かります。

    それほどのものが、”吉野”にあるのだろうか?

    なかった、、、それは天武天皇の系図を見れば分かります。

    しかし、何の為に通ったのか、、、

    それを見極めたくて、足を延ばしたと云う訳です。


    奈良県吉野郡吉野町には、

    いわゆる吉野山の天皇家の別荘、吉野宮と云われる宮が、

    応神天皇や雄略天皇の御代からありました。









    11月 17日、

    大阪、天王寺、近鉄電車の阿部野橋駅から吉野へ、

    吉野駅に着くと吉野山駅までの直ぐの急な坂道を登り、

         (ロープウェイでも登れます。)

    そこからは、両側に観光客用のお店が並ぶ里道を歩きます。

    家並みが途切れた里道から見渡せば、遠く、うねうねと続く灰色の山々が、

    視界へ広がって行きます。

    一つ一つが雄大と云う姿ではない幾重にも重なる小ぶりな山々です。

    あの山々を越えれば、大和が、、、ある。

    墨絵のようなやわらかな稜線の波間に、

    谷合からの湧き起って来ただろう白い霧が絶えず漂っている。

    空と山と霧、それしか見えない景色なのです。

      (内心、この景色だな! と思いました。)

    景色を眼下に見下ろしながら山道を上千本へ登って行きます。

    川、滝の音、遠くの山の端から射して来る雲間の光、

    寺らしき甍が見え隠れする林、道端の花、

    たわわに実って垂れ下がる柿の実、鳥の声、

    吉野の山が、まるで自然界の小宇宙そのもの、

    まるで仙郷を思わせる風景が、そこここに溢れておりました。



    ここでは、アルプスのような雄大な自然に対決して圧倒された自分ではなく、

    中庸な自然に溶け込む自分を感じます。





    時に移ろう自然の綾なすうつくしさ、

    雨の中でさえ輝く濡れた木々、

    こう云う空間が、人間を生き延びさせて来たのだ。

    そう云う実感が、、、しました。

    自然に支えられた命の鼓動のようなものが、体から湧いて来ました。

    空と、山々と、森と木々に守られた空間です。

    持統天皇が求めたのはこれだったのかな?


    天武天皇が影響を受けたと云われる道教の

    不老長生を求める神仙思想の場としての吉野山だったのか、、、

    現在も、吉野山には、お寺とはいえ仏教寺院ではなく、

    道教、陰陽道などの要素が入った山岳修験道の寺院が残っています。




    ・・・



    吉野山の自然美と云う現象を幾ら眺めても、30回を越える行幸をされても、

    この現象世界の奥、この自然美を生み出す本体『陰』は掴めなかった。



    持統天皇のお心を思うと、つらい気持ちになりました。



    しかし、今の世の我々は、もっとつらいです!


    自然美の中に『陰』を掴もうとするどころか、

    その自然美すら経済の道具にしてしまう人の意識の成れの果て、、、

    科学技術や、人の五感が作り上げた知識を寄せ集めれば、

    この世は、何んとかなると思っているでしょう?

    観光の誘致、特産品、などなど、、、経済が動けばいいと思っている。


    『陽』が『陽』を縄をなうように糾(あざな)って、

    欲に染まった意識が作る「欲界」での所業、作為、

    『陽』の醜さ、痣とさ ...。



    真・善・美の対極にあるもの、、、を暴露しなければいけないのです。

    意識の「偽」に騙されてはいけません!

    それこそ無意識の智恵を駆使して「偽」を眼前に意識化しなければ!




    偽・悪・醜。



    困った事に、これらは物質文明の現代においては、

    あからさまに、偽・悪・醜の姿をしていないのですよ。。 。
     

    まったく まことしやかに、こざかしく真・善・美の姿をまとって、

    命や食べ物の奥へ入り込んでいるのですね!  



    これが、法華経寿量品にある【毒気深入】の現象なのでしょうか?





    さぁ、本記事でございます。



    今日の記事は、


    コメントへのお返事 8. (牛乳)その2. 『陽』の痣(あざ)とさ 



    痣とさ = やり方があくどい。 小利口、思慮が浅い。 あさはかさ。





    ポイントは、飲めや飲めや! 我々を煽る『陽』の小利口ぶりです。    






    まず、二つの言葉を紹介したいと思います。


    一つ目、 「技術がある」からといって、

    あまりにも自然の営みに反することをしてはならない。



    この言葉は、

    山梨大学医学部名誉教授の佐藤章夫先生の運営するサイトから、

    お借りして来た言葉です。

    佐藤章夫先生の運営するH.Pは、最後で紹介をします。 






    二つ目、 自然とは人の運命をも支配する摂理である。


    この言葉は、

    PMS(ピース・ジャパン・メディカル・サービス=平和医療団日本)総院長

    ペシャワール会現地代表 中村哲医師のH.Pの名前です。





    では、コメントへのお返事、3つ目です。

    本来は鍵コメントでした。 一部を公開、抜粋させていただきます。




    ・・・・・どの話題も胸に響くのですが、

    以前から食品に関する話題はちょっと特別です。

    初めて知る内容でも、何故かまるでずっと前から解っていたことを

    再確認するかのような感覚が沸きます。

    胸の奥から、お腹の底から、

    押さえていた怒りと悲しみの塊が沸き上がって来て、

    どんどん大きくなっていくような感じです。

    ・・・・・ 



    わざわざ、鍵コメントをみなさんへ公開をしたのは他でもない、

    非常に『陰』の特性、徳性に近いものが溢れているからです。



    現代の我々を取り巻くこの世(現象界)は、

    『陰』無意識(いのち・母性)の存在を認めない近代化合理主義によって、

    『陽』が、無意識の領域(自然の道理)を犯す構図です。




    『陽』が、『陰』を無視している! 排除している!


    此の事は、普段、意識には引っかかって来ません。

    が、しかし、我々の無意識は、すべて分かっている事です。

    ただ、目で耳で捉えていないだけです。

    それが、

    ・・・・・初めて知る内容でも、

    何故かまるでずっと前から解っていたことを

    再確認するかのような感覚が沸きます。

    ・・・・・ 



    と云う反応になるだと思います。

    やっぱり、そうだったのか、、、、、やはり、、、

    知識として知った驚きはあるのでしょうが、『陰』は分かっていたのです。

    『陰』は『陽』の裏切りを知って、


    ・・・・・胸の奥から、お腹の底から、

    押さえていた怒りと悲しみの塊が沸き上がって来て、

    どんどん大きくなっていくような感じです。

    ・・・・・ 



    命を尊ぶが故の、命の慟哭です。

    命を尊く扱わない『陽』の愚かさに対する抑えていた怒りと悲しみです。

    塊と云うのが、ぴったりの表現ですね。


    違った言い方をしますと、これが、『孝』を尊ぶ本体なのです。

    『孝』・命の本体を尊ぶ天地の道理、それを踏みにじられた怒り、憤怒、

    お寺の門に配置されている阿修羅の形相を思い出してください。


     あはは。


    命を守る怒りです。

    無意識から来た便りが、怒りであった、悲しみであった、

    命を守る苦です。 

    負けられないわ! と誓ってくださいね。  


    ほほ。


    その力強い貴女の誓いが、無意識と通じます。

    命を守る為に、苦を引き受けるのです。

    この苦しみは、『陰徳』へ変換するものです。


    そう思ってみれば、物質文明の歌う楽や便利が、なんぼのものか?

    楽ばかりを、便利ばかりを歌う現代文明の正体が見えますでしょう?

      ほほっ。


    此の事については、又、取りあげたいと思っています。




    もうひとつ、4つめのコメントです。


    ミルクチャポンって御存知ですか?

    子供が乳搾りをしたり、牛乳による、牛乳だけのバラエティだけど、

    提供は中央酪農会議ですよ。

    牛乳の効用をアニメにしたりして、

    魏、呉、蜀の三国に乳という国をたして

    牛乳四國志?なる題名ですよ。

    朝、4時ごろテレビを付けたら

    たまたま見た事があって、

    敵もさるものですね。




    あ、そうなのですか!

    牛乳を売り込むのには、そこまでするのですね!

    子供の潜在意識へ刷り込む作戦ですね。   あはは。

    あたらしい情報、お知らせくださってありがとうございました。

    調べましたら、TBSで金曜日の午前4時35分からでした。

    たしかにスポンサーは、中央酪農会議でした。




    先へ行きます。



    現代の偽・悪・醜は、牛乳だけではありません。

    命を守ると云うもの、そのすべてが内実はそうではありません。


    牛乳と云う命の深奥まで入り込む食品を、

    痣とくも、『陽』の原理=利益を追求する道具として手段化する。

    その方法論として、現代科学の技術や成果を駆使をする。

    すべてが、功罪を内包しています。



    利欲を満たす為に、

    正であるべきモノとして信頼を寄せられているモノを用いて、命を欺いて、

    『陽』のあらゆる技術を以って、その事を秘匿するのですから。

    人間の五感は騙されても、『陰』を騙す事はできないのです。




    これらは、命の尊さよりも、物に価値を置く物質文明の所産であり、

    無意識を排除して意識を至上とする近代合理主義の罪悪です。



    日本人として情けないと思うのは、

    牛乳が人にとって良くないと云う研究や、書籍は、

    そのほとんどが日本以外の国、主にアメリカから発信されています。

    日本においてはどうなのか? は後で紹介するとして、


    まず、ロバート・M・クレイジャン医学博士の著書

    「牛乳便り~私の患者への伝言~」から、長いですが抜粋しましょう。

    原題は、

    『The Milk Letter : A Message to my Patients』:『NOT MILK』


    (  )内は、私が付けました。


    (牛乳を飲んでいない) 旧石器時代の私たちの祖先は、・・・・・

    疑いようもなくそれら骨の遺物が明らかにしているのは、

    強靭さ、筋力、骨粗しょう症の完璧なる欠如である。・・・・・

    五十年前、牛乳の生産量は年間平均一頭当たり二千ポンドであった。

    今日、生産量の優れた牛はなんと五万ポンド生産する。

    いったいどうやってこんなことが達成できたのか? 

    薬物、抗生物質、ホルモン、促成飼育、特殊化された繁殖。だからである。


    哀れな牛への最新の猛攻撃は、牛成長ホルモンBGHである。

    この遺伝子組み換え薬物は、授乳生産を刺激する作用があるとされる。

    しかし、このホルモンの開発者であるモンサントによれば、

     (やはり、ここでもモンサント社の名前が出て来ます。)

    ホルモンは乳や肉に影響しないという。

    生産者はそのほかにアップジョン社、エリ・リリィ社、アメリカン・サイアナミド

    社の三社である。明らかなことは、このホルモンの牛乳を摂取する人への影

    響に関して長期間にわたる調査研究がないことである。・・・・・

    乳牛の体内に分子が入ることの問題点の一つは、

    分子が普通は乳のなかに放出される事である。

    あなたがどう感じるかは分からない。

    しかし、私は成長ホルモン摂取の人体実験をされたくはない。

    これに関連して、ホルモン投与によって(乳牛の)乳房炎が50~70%と

    いう高率で劇的に増える事も問題である。

    この病気のために、(乳牛への)抗生物質投与が余儀なくされる。

    そしてその残留物質が乳のなかに出て来るのだ。・・・・・

    このような調査結果もあって、

    モンサントの消費者対策担当副部長は成分表示に反対している。

    また、成分を表示する事が、"人為的な差別"につながるとしている。


    どんな哺乳動物の乳のなかにも、毒素が放出される。

    それは、抗生物質、殺虫剤、化学物質、ホルモンなどである。

    また、すべての牛乳に血が混入している。

    検査官はただ単に規定値を下回っているかどうかを見るにすぎない。

    農務省の規制では、1ミリリッター当たり百万から百五十万個の白血球、

    これはたった1/30オンスではあるが、乳に混入していても構わないのだ。

    こう聞けば、恐ろしくなるだろう。

    初耳だという人には申しわけないが、白血球を膿細胞と呼ぶ事もある。

    要するに、乳は純粋なものなのか、

    それとも化学物質と細菌と微生物のカクテル飲料なのか、という事だ。

    結局のところ食品医薬品局は、私たちを守ってくれるのだろうか? 


    合衆国一般会計局によれば、

    農務省と国は消費者を乳の中の残留薬物から守ることに失敗している。

    当局の検査は、乳牛に含まれる82種類の薬物の内、たった4種類しか

    対象としていない。

    乳牛は、軟骨剤や抗生物質の投与を必要とする乳房付近の炎症を常に

    起こしているようである。

    フランスでは、乳牛にペニシリンを投与すると、そのペニシリンが4~7

    搾乳器ごとに乳の中に出るという報告がある。

    ネバタ大学のレノ氏は、

    乳房炎に感染した乳牛の乳房炎乳から検出された細胞について研究した。

    これは、細胞の断片を詳細に分析し、細胞培養液を使い、血球計算による

    解析を行い、多くの高度な技術を駆使して得られたものである。

    結論をお教えしよう。

    乳牛が乳房炎にかかっていれば、その乳のなかには膿がある。

    残念ながらそのような研究結果なのだ。

    が、こうしたことも、

    「マクロファージが多くの球胞と貪食粒子を含んでいて」などという言い回し

    によって、すべて覆い隠されている。


    でも、少なくとも母乳は純粋なんじゃない? 

    残念だが、大量の研究結果が明らかにしているのは、

    14000人以上の女性の乳から農薬が検出されたという事である。

    さらに、この農薬の汚染源は肉と、そう、お察しのとおり乳製品であるらしい。

    どうしてそうなのか? 農薬は脂肪に凝縮される。

    そして、それがこれらの(乳脂肪を含む)食べ物の中に入るのである。

    興味深いのは、菜食の女性の乳は農薬汚染濃度が半分であった。

    最近の報告では、乳がんの女性の乳房組織に農薬が濃縮している事が、

    線維のう胞性疾患の女性を調査した際に発見された。・・・・・


    1992年の終わりに、歴史上最も著名な小児科医と目されるスポック博士は、

    生後2歳までは牛乳を与えるべきでないと表明して国民に衝撃を与えた。

    ウシ白血病ウイルスは合衆国の乳牛の5頭に3頭が存在する。

    これは、乳牛の約8割に相当する。

    不運にも牛乳が溜め置かれる時、

    生乳の検体を無作為に抽出した実験では、ウシ白血病ウイルスは滅菌乳の

    2/3から復活した。(「科学」1981年)。

    ドイツでこの問題について長々とした研究が行われ、

    感染牛の乳の中に存在するウイルスを残りの牛乳から排除する事は不可能

    であることが確認された。・・・・・

    もしもウシ白血病ウイルスが人の白血病を引き起こすとしたら、

    ウシ白血病に感染した乳牛が存在する乳業の盛んな州では、

    人の白血病発症率が高いと考えられる。そうだろうか? 

    残念なことに、どうやらそうなのだ。

    アイオワ、ネブラスカ、サウスダコタ、ミネソタ、ウィスコンシンの各州は統計

    上、全国の平均値よりも白血病の率が高い。

    ロシアとスウェーデンでは、ウシ白血病ウイルスが制御されていない地域と

    人の白血病の増加は関連があるとされる。

    また、獣医は一般の人たちと比べて白血病にかかる率が高いといわれる。

    酪農家の間では、白血病が著しく増えている。


    最近の研究では、哺乳動物の新生仔が飲む乳に混入したリンパ細胞は、

    腸壁を通過して直に人の組織へと通じる経路を獲得する。


    大学の学科がこれを経済の問題として捉え、人の健康問題と捉えていない

    事である。  だから決して農務省や大学が、私たちを助けてくれるなどと

    期待してはいけない。  金が動き、政治的な圧力は大きすぎる。

    頼れるのは、自分自身である。



    ノルウェイで1422人が11年と6ヶ月間追跡調査された。

    1日にコップ2杯以上の牛乳を飲む人は、リンパ組織に発症する癌が3,5倍

    多かった(「英国医学ジャーナル」1990年3月号)。


    卵巣がん、なかんずく重い腫瘍は牛乳の摂取と関わりがある事が、

    ニューヨーク州バッファローのロズウェル公園記念館インスティテュートの研

    究員によって突きとめられた。一日にコップ一杯以上の全牛乳かそれ相当

    の乳製品を摂取する女性は、全牛乳を全く飲まない女性に比べて3,1倍

    その危険が高くなる。・・・・・

    ハーバード医学校による別の重要な研究では、

    主に1970年代から世界27ヶ国のデータを分析した。

    そしてまたもや、卵巣がんと一日当たりの牛乳摂取量との著しく強い関連性

    が明らかになった。研究者らは、牛乳に含まれる乳糖の成分が原因の一部

    分であり、この成分の消化は乳糖の消化力が持続する事によって促進され

    るとの感触をもっている

    肺がんでさえも、牛乳の摂取と関係があるのだろうか?

    これもまたロズウェル公園記念館インスティテュートが、

    「がん国際ジャーナル」(1989年4月15日号)の中で569人の肺がん患者と

    同数の対照群の飲料習慣に関する調査を報告した。

    一日に3回以上牛乳を飲む人は、まったく飲まない人に比べて

    肺がんの危険が2倍高かった。・・・・・


    乳製品の摂取が最も多い国は常に骨粗しょう症が最も多い。

    私たちの分析に役立つと思われる別の観察は、

    牛乳を飲まない食事をしている人たちの間に、食事によってカルシウムが欠

    乏したという記録が見当たらないことである。

    骨粗しょう症の謎を解く鍵は、カルシウムにとらわれないことである。

    蛋白質を見なくてはいけない。・・・・・


    この地球上には牛乳をまったく見たこともない何百億のもの人々がいる事実

    を考えてみよう。この人たちに骨粗しょう症が蔓延しないかって? 

    乳業界の人たちはそのようにほのめかすかもしれないが、

    事実はまったく正反対である。

    彼らの骨粗しょう症率は、乳製品がありふれた国々に見られるよりはるかに

    少ない。

    別の機会に論じたい事ではあるが、骨粗しょう症を決定づける真に重要な

    要因は、過剰な蛋白質の総摂取量と長い骨が支える体重である。


    ・・・・・思うに、牛乳を飲むあるいは利用するただ一つの妥当な理由は、

    ただそれが欲しいから、好きだから、文化の一部だから、その味と舌触りに

    慣れているから、飲んだときの喉越し感が好きだから、

    両親が私たちにとって最善と思い、初期の子育ての中で躾けてくれた

    まさに、その事だから、といった事である。

    両親は私たちに、牛乳を好きになるように教えた。

    でも、たぶん最も納得いく(牛乳が好きな)理由は、アイスクリームだ。

    アイスクリームのためなら"死ねる"という人もいる。


    地球上の大部分の人々は、牛乳がなくてもきわめて健康的に生きている。

    あなたも、それができる。 変えることは難しいかもしれない。

    私たちは子どもの時分から牛乳は"自然が生産する最も完全なる食品"で

    あると教え込まれてきた。

    だが、その信条を変えても安全であるし、健康を改善し、なおかつ費用が

    かからない事を私が請合おう。 それで、何か失うものがあるかな?




    もうひとつ、紹介しましょう。


    『乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか』

    著者:ジェイン・プラント教授  訳者:佐藤章夫  出版社:径書房  



    ジェイン・プラント教授は、地球化学の専門家です。

    その研究功績によって1997年に大英帝国勲章を受け、

    現在,英国インペリアル大学教授、

    2005年より英国王立医学協会終身会員という科学者です。


    プラント博士は,1987年に42歳で最初の乳癌が発見され乳房切除手術を

    受け、その後4度の再発を経験し、放射線や抗がん剤の治療を受けている。

    その再発と治療の経験で、乳癌の原因について研究した成果をまとめたも

    のです。その結果、「乳癌は乳製品の摂取で起こる」という結論に達し、

    1993年以降「乳製品を一切避ける」食生活を実践して、

    抗がん剤治療でも効果のなかった鎖骨上リンパ節に転移した乳癌も完治し、

    以降15年間再発をみていないという。


    本書は,初版が2000年に出版され、2003年,2007年と改訂され、

    世界15カ国で翻訳されているにもかかわらず、

    日本では8年間も翻訳されなかったのです。

    日本は、他の科学分野の訳書が出るのは非常に早い方なので、

    この著書に関しては、おそらく牛乳や乳製品に関わる企業から、

    何らかの圧力があったのではないかと疑わざるを得ないのです。



    訳者の佐藤章夫氏は、先に紹介をしたサイトで、

    活発に情報発信されている方です。



    このように、日本においては、

    なかなか真実は明らかにされない。 業界団体の力が強いのです。

    と云うよりも、官民挙げて国民の為には働いていないようです。


    公益財団法人骨粗鬆症財団のサイトでは、堂々と、


    「牛乳をたくさん飲むとカルシウムの摂取につながり、骨粗鬆症の予防に

    有効である」との研究結果が、世界中の多くの研究者や医師により報告さ

    れています。 国内では、牛乳や乳製品の摂取量を増やすと小児期には

    骨量の増加に役立ち、中高年期の女性の場合は閉経後の骨量減少を抑え

    るという検証結果が発表されて、、、(2002年度厚生労働省科学研究など)


    と書かれています。2002年と云うのも古い情報ですね!  あはは。




    公益社団法人 日本栄養士会のサイトにおいても、こんな感じです!


    わが国のカルシウム摂取量の推移(昭和25年以降)を見ると、

    カルシウム摂取量と牛乳・乳製品の摂取量の増加が一致しています。

    また、カルシウム摂取量が摂取基準を満たしている世帯と満たしていない

    世帯とのカルシウム源を比較すると、満たしている世帯では牛乳・乳製品の

    摂取量が多くなっています。さらに、小学生高学年・中学生を対象とした調査

    では、牛乳の付いている給食のある日のカルシウム摂取量は私たちが摂取

    すべき量を充たしています。充分なカルシウム摂取には牛乳・乳製品を上手

    に食生活に取り入れることが大切です。

    牛乳がCaの摂取源として好ましくない理由:過剰摂取が問題であり、

    牛乳に過剰摂取の心配はない。



    だそうです。 もう、なにをかいわんや、、、ですね!    あはは。

    何が、科学ですか?  まったく!


    何でも知ったかぶった意識が、その本体である無意識を無視する罪。

    何でも計測し、統計し、効率化し、マスで捉える意識が、

    五感の満足の為に、強欲にも、その命さえも効率化の対象にする罪。

    意識は自分のロジックを守る為に、決して真実を言わない。

    ウソを隠して、都合の良いロジックを作り続けるのです。





    福島原発事故から1年後、今年の3月、

    福島県から検査を受けさせられた38000人を超える子供達の、

    実に36%の子供の甲状腺に、異常増殖、嚢胞(のうほう)、

    もしくは結節(シコリ)があることが分かった。


    マスコミは報道をしません。



    ・・・


    我が国はマスコミも官僚も、政治家も、学者も、研究機関も、

    昼寝をして、何の寝言を言っているのでしょうか?

    これじゃ、欧米の近代合理主義にやられてしまうはずです。

    アメリカや、EUは、知性と云われるものが存在していますね!


    最後に、

    レンダリングプラントというのをご存知ですか?


    レンダリング[Rendering] 脂肪を煮済ますと云う意味です。


    家畜を食肉へ加工する為に屠殺した後、使い物にならない部位

    角、ひづめ、腸、骨、血液や、

    病気で死んだ牛、腐りかけの動物の死体、癌など病気に罹った動物、

    安楽死や処分されたペット、動物管理局に捕獲された野良犬や猫、

    これらがレンダリング工場でシュレッダー(肉をつぶす機械)にかけられ、

    ミンチ調理、高温蒸気で処理されます。 


    それらを原材料にしてリサイクルされる製品は、

    食肉、ゼラチン、ブイヨン原料、カルシウム添加物、乳化剤強化剤、香料、

    獣脂、イエローグリース、グりセリン、脂肪酸、コラーゲン、化粧品、石鹸、

    界面活性剤、飼料用サプリメント、鉄分ヘム製品、歯磨き粉成分など。


    ゼラチン、ブイヨン原料、乳化剤強化剤、獣脂などは、

    加工食品や即席ラーメンに入っているアレですか?

    乳化剤は、菓子類他、どんなものにも入っていますよ!


    具体的には、処理途中に上部へ浮いて来る脂肪分は、

    化粧品、潤滑油、せっけん、ワックス原料などに精製され、


    底に沈む重いたんぱく原料等は、乾燥され、

    家畜用の栄養強化されたエサ=肉骨粉に加工されます。

    その肉骨粉は、家畜の飼料やペットフードの増量剤としても使われます。

    これを農家では、「濃縮たんぱく」と呼んで畑の肥料として使います。

    日本国内には141ヶ所のレンダリング工場が稼動しており、

    厄介な動物の死体処理という役割を担っている訳です。

    肉骨粉が原因である狂牛病の背後には、

    廃棄される家畜の処理をどうするかという問題があるのです。

    これらが、乳牛の乳の出を良くする飼料として与えられています。



    例えば、食肉会社のレンダリング工場などの紹介を参考までに、

    日本ハムのレンダリング事業 です。









    この運命学のブログで、自然、食べ物の記事を書いているのは、

    自然と人とが、一体である限り、

    自然にある摂理は、人をも貫くものです。

    人の運命の仕組みを知るには、自然をありのままに知る必要があります。







    佐藤章夫先生の言葉 「技術がある」からといって、

    あまりにも自然の営みに反することをしてはならない。
    は、

    技術があったとしても驕り高ぶってはいけない。

    『陽』のタカが現象が、『陰』の本体を無視した振る舞いをしてはならない。

    『陰』を無視した『陽』の所業は、偽善以外の何物でもないのです。





    中村哲医師の言葉 自然とは人の運命をも支配する摂理である。は、

    小手先の人間の技術や知識では、運命には到達できない。

    最後は、自然の圧倒的な力で人間は翻弄されてしまうのだ。

    人間は、自然と調和点を見出していかなければいけないのです。




    両者の観点から現代科学を見れば、

    意識の欲界で漂流をしてもらっては困るのです。

    科学的な目も、やはり偏見のひとつなのでしょう。

    自然をありのままに見ようとすれば、人の意識のフィルターが、

    人の意識を突き動かす欲望が、大いに邪魔になりますね。


    とにかく、

    意識を頼っていては、我が身が滅びます。

    科学がいかに発達をしても、科学で絶家を防ぐ事はできません。


    古びた情報を公共的なサイトへ平気で張り付けているレベルで、

    真に国民の為になっていると思ったら、大間違いです。


        あはは。


    笑うしかないこれらの現状は、これも我が国の統治機構の姿です。

    業界と手を携えた、古い朱子学的哲学を守っている守旧派の官僚機構、

    それを守り育てたのは自民党ではないですか?


    具体的には、この行政機構の打破をするしかありません。


    ロバート・M・クレイジャン医学博士の書かれている通り、

    大学の学科がこれを経済の問題として捉え、人の健康問題と捉えていない

    事である。  だから決して農務省や大学が、私たちを助けてくれるなどと

    期待してはいけない。  金が動き、政治的な圧力は大きすぎる。

    頼れるのは、自分自身である。



    その通りですわ!    ほほ。


    これらを知ったら、自分の意識が自分を守る方法が変わるはずです。

    一人一人の意識が、無意識と結んだ糸を切らないように!

    それしか、生き残る方法はないのですよ、、、




    今日は、おおいに長い記事になりました!

    最後までお読みいただいた事へ感謝申し上げます。



    ご紹介した下記のH.Pを是非閲覧ください。

    これらをリンクしてお持ち帰りになって!

    何日かかってでも、是非お読みになる事をおすすめします。




    山梨大学医学部名誉教授の佐藤章夫先生の運営するサイト 

    生活習慣病を予防する食生活 です。


    PMS(ピース・ジャパン・メディカル・サービス=平和医療団日本)総院長

    ペシャワール会現地代表 中村哲医師のH.P 







    では、よき一週間をお過ごしくださいね。

    次の一週間が、忙しさの渦に巻き込まれないように祈りながら、、、


































    -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 
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    テーマ : いのち(自然と健康)を脅かすもの
    ジャンル : 学問・文化・芸術

            

    コメントへのお返事 9.    (牛乳)から脱原発まで    毛沢東の「矛盾論」 

    Category : いのち/ふしぎなるもの
            吉野山 豆富処 林とうふ店  

            奈良県吉野郡吉野町吉野山2353 HP    


          
       


    奥千本から吉野山駅への帰り道、左手に見つけたお豆腐屋さんです。

    豆乳が美味しかった事! 

    まるでやわらかいゼリーのような濃さ!

    ブログへ載せたいから、と女将さんへ声を掛けると

    ポーズをしてくれました。

    大将は、屋台の後ろで豆腐ドーナッツを揚げていたのですが、

    ほら! うつむかれて隠れてしまわれました。  あはは。

    右手の工場で、息子さん夫婦が製造を取り仕切っているようでした。


    交通至便な都会と違って、大手スーパー、個人スーパーなどがないので

    こう云う個性的な個人商店さんが元気なのですね。

    山に囲まれた山上と云う流通に不便な条件は、

    本来は商売には不利でしかないのですが、地の利の悪さが反って、

    近代化の大量生産、遠方からの流通と云う波に呑まれない状況を作っています。

    遠くから運んで来たり、遠くへ運び出す事が大変だった、、、

    昔から、地域内での自給自足をしなければならなかったのですね。

    町内で生産されて、消費されるのであれば、結果、保存料は不要です。

    この時代、本来の自然が、そのまま残っているのですね。 


    これが、『陰』の精気の溢れた姿です。




    しかし、反対に、

    いわゆる便利と云う都市、地域は、便利なだけに不幸ですね。

    便利だから、あらゆる商売に利用されやすい訳です。

    良いモノも入って来るだろうが、反対も入って来やすいのです。

    悪貨は、良貨を駆逐する。

    質が悪い安いモノは、質が良い高いものを排除してしまうのです。

    ついには自然な食べ物が入って来なくなるのですね。

    ニセモノばかりが、本物の顔をして集まって来るのです。

    質の悪いモノが、良い顔をして高く売られています。

    『陽』の持つ『偽』の現象化です。

    こうしてニセモノばかりになった処は、『陰』の精気が消えます。

    そうして、人の命も都市も滅びて行きます。


    これが、都市や家系や人類が滅びて行く原理です。 




    運命学的にもっと詳しく言いましょう。

    『陰』の創造力で渦が起これば、中心ができて、そこが中央となります。

    かっての栄えた都や四大文明の都市などです。

    生れてばかりの中心や中央には、そこへ良いモノが集まります。

    これぞ本物、創造性の溢れる力が集まっているからです。

    が、その内、それに憧れる多くの人々が集まって来る事によって、

    その人たちへ多くのモノを売って儲けようとする商人が集まります。


    中心は人ばかり、『陰』の創造性をめがけて人の欲望が集まります。

    モノは、遠く地方から調達しなければ中央にはありません。

    次第に、交通網や流通が栄えて、もっと人びとが集まって来ます。

    その次に、商人は、本物らしく作ったニセモノでも売れると分かれば、

    せっせと本物らしい偽物、混ぜ物を入れた品物を売るようになります。

    いわゆる真似と模倣、擬(もど)き商品が流行る訳です。

    最近のスーパーは、擬き商品ばかりです。

    人々が、そう云う見せかけだけを追いかけているレベルに停滞すれば、

    『陰』の創造性は無意識の領域へ押し込められたままですから、

    人々の心から精気が消え、命の誕生も、再生も、失われて行きます。

    最後は、火山の爆発や天候、気温の変化による自然災害です。


    人の心と体は一体、人と自然とは一体であると申し上げましたね!


    人がウソばかりで生きるようになると、徳が消えます。

    五行の陰徳のない処には、命は生きる事ができません。。


    過去の文明や都市が滅んだ原因は、それです。

    モノの世界(意識・現象界)が亡び始める前に、

    もうすでに、その時点で、心の世界が亡び去っているのです。

    内実の崩れが現象化するには物理的に時間がかかります。

    子供だって、10月10日かかるでしょう?   あはは。

    急に『陰』が亡くなったわけではありません。

    徐々にです。徐々に意識が捉えられない間に時が経っているのですね。



    始まりは、人々が『陰』を尊ぶ心を失い、忘れた処からです。


    その逆を、輝きを、林とうふ店さんに感じました。  伸びるな!

    ひさびさにうれしい精気に出会った喜びがありましたよ。


    前置きは、ここまで!    あはは。












    今日も、いただいたコメントへのお返事の記事です。


    以前の記事へいただいたコメントへ遡っていく予定を変更します。

    前回の記事の反響が大きかったようです。


    コメントへのお返事 8. (牛乳)その2. 『陽』の痣(あざ)とさ      

    へのコメントの中から4編を紹介させていただきます。

    中には、鍵コメントの一部を公開したものも含まれます。

    ご了解ください。





    ◯ まず、一つ目のコメントからです。




    本日の記事で レンダリングプラントという言葉を初めて聞きました。

    読んでいくうちに何も知らないで日常的に使ってるものに使用されてるな

    んて驚きです。

    ・・・病気で死んだ牛、腐りかけの動物の死体、癌など病気に罹った動物、

    安楽死や処分されたペット、動物管理局に捕獲された野良犬や猫、・・・

    考えただけでもぞっとするようなものが

    我々の口から入って来てるなんて!!



    率直な感想、ありがとうございます!

    そもそもの五行の循環、自然の循環ではなく、それどころか!

    人の技術が作り上げた人工のモノの循環です。


    こう云うシステムこそが、近代は自然を失っていると云う実態なのですね。

    我々は、自らの意識が作り上げた技術成果の囲みの中に居ます。

    だれもが、この支配を受けています。

    これこそが、近代化の工業化した技術世界、大量生産、、、

    学問の恩恵だと云うのでしょうね。 困ったものね!

    なるべくこう云うものは、次世代の人へ食べさせたくないモノです。






    ◯ 二つ目です。


    ぼくたちは、

    自然界ではない人工的な世界の中に生きているのでしょうか?

    自然を失った喪失感が襲って来ました。



    その通り! 

    私たちは自分の意識が捉える人工的な世界を、

    いつのまにかこれが自然界だと思って来ているのです!

    こわい倒錯ですね!

    無意識を排除した、意識が作り上げた幻想世界です。

    この影響は、幼児、赤ちゃんに強く出るでしょうね。

    彼らは、自然を心から知らないまま育つでしょう。


    それは、道徳の放棄まで行くかもしれません。

    学問が決めた事が、道徳の代わりだと受け止めるかも知れません。

    それは、

    私たちの五感が意識できない自然の広大な世界を無視して、

    五感で感じられる世界の中だけを、

    感じられる = 存在する = 合理 だとする文明の中にいるからです。

    そのロジックを積み上げたものが学問です。

    そのロジックを覚えて試験を受けなければならない教育が、

    生れた子供たちに課せられています。

    それをどれだけ知っているか、それが、この世の学問の権威者です。

    自然界ではない人工的な世界の仕組みを作る事が、研究です。

    それらの成果をすべて否定したくはありませんが、

    それは、=(イコール)本当の自然を失う事です。

    現代人は、

    そのことをわきまえて自分の立ち位置を客観視しているだろうか?


    ショックですか? 

    この場合、喪失感を感じる方が正常なのよ!  ほほっ。

    ショックを受ける事が大事です。

    本当の自分を失わないでくださいね!    あはは。




    ◯ 三つ目です。


    現実の医療現場で働いていると、

    未だに、牛乳は入院患者さんへ欠かさない飲み物なのです。

    癌患者さんに対しても牛乳を出している処は多いですね。


    これらをどうするかと考えると、どうすればいいのかわかりません。

    日本は変化をするのがとっても難しい国です。

    正しい事を少数の人が言い出しても、権威者が認めるまではほとんど

    ないようです。

    これも、外からの外敵と戦って常に権力者が交代してきた外国と違って、

    いつも変わらぬおなじ内部の人間たちだけで納得する世界を保ち続けて

    来た日本独特の歴史では無理もないかなと思います。

    日本は、世論調査などに右往左往して国民に迎合する政治家ばかりなの

    もそうですね。

    アメリカのように自由と独立の建国精神がある国民性と比べると、

    こういう時のものごとの進め方に差が出て来るのでしょうか。

    職業柄一番いい事を患者さんへしているつもりだったのですが、

    一番いい事というのは、

    結局は、その社会の枠組みの中での良いことになってしまうのですね。

    今の情報化された世の中では、逆に操作された情報の中にいるというこ

    とになってしまうのですね。


    だれかにとって都合の良い情報がシャワーのように降り注いでくる社会で

    すね。  こわいことですね。

    やはり、日本は外国へ出て行って、外から日本を変えないといけないのか

    な? と思ったのですが... 



    あぁ、 苦しんでいますね!   ほっ。

    この苦が、実は、現実なのです。

    我々が立っている足場なのです。

    ここより楽な所を求める事は、それは幻想になってしまうのよ。

    だから、ココから逃げないようにしてくださいね。

    今となっては、そうする事が生きる事になるのでしょうね。

    現代の文明は、この苦を無視した処へ立脚しています。

    そう、感じる事さえできないのです。。 。




    だれかにとって都合の良い情報がシャワーのように降り注いでくる社会



    だれかって? だれ?     ほっ。

    自分以外の人を捜すより、自分の中に在る内因を捜して!

    シャワーにすっかり囲まれないように、

    巻き込まれる運命にならないようにしましょう!

    こう言えば、なにか、オカルト的に聞こえますが、、、 あはは。





    ◯ 最後、四つ目、鍵コメントから抜粋です。



    『陰』に支えられていない『陽』が社会に蔓延しています。

    『陽』における苦は、自分勝手な苦。

    もちろん言葉では、

    「子どものため、人のため、国のため、地球のため」

    或いは「未来のため」と言えます。

    でも表面的なものや現象しか意識しないのだから、

    どこかで必ずひっくり返ってしまう。断ち切れてしまいます。

    『陰』における苦は、命を守る苦、命をつないでいくための苦、

    だと思って来ました。

    未来に繋がると思えば、どんなに苦しいことでもその先に光を感じます。

    誇りを持って引き受けられます。


    「出来るけどしない。

    可能かもしれないけど手を出さない。」

    今一番強く感じていることです。





    現在、来たる衆議院選挙の各党の主張がたけなわです。

    言葉だけが踊っていますね。 踊らにゃ損とばかりに、、、

    聞いていると、ウソ! ウソって直ぐに分かる事を言ってますね。

    そんな事を言って、国民は見破れないとでも?

    もしそうなら、本当に私たち国民は、見くびられているものです。





    『陰』に支えられていない『陽』が社会に蔓延しています。



    その通りです!  

    言葉だけは(命の為)と言いながら、『陽』そのものなのですね!


    政治に限らず、社会全般が政治と経済で成り立っているような状況です。

    原発は恐いと云う国民の弱みに付け込んで、

    これさえ言えば、票が増えるとでも思っているのか?

    猫をカツオ節でだますような?   あはは。

    私たちは、お腹の空いた猫でしょうか?  ほほっ。

    カツオ節をぶら下げられて、、、

    選挙テクニックとしての脱原発、卒原発が叫ばれています。


    そもそも、各党党首は学識も経験もお有りの方たちばかりのはずなのに、

    池の金魚ばかりを捕まえようとして、池の奥が見えていないようです。

    と、云うのは、

    原発は、近代のもたらした最高学問、工業技術の粋、成果そのものです。

    原発とは、近代化と云う人間の意識だけを確かな物差しとする思想から

    生れた学問が産んだ申し子、

    出来の良い愛息子なのです。



    近代合理主義がなければ、自然を支配すると云うロジックは生れず、

    その下での学問の体系化がなければ、技術も生れず、

    研究もされなかっただろうし、資本主義の下で、

    物質文明でなければ原発は生まれなかったのです。



    はっきり言うと、我々のモノを強請(ねだ)る欲望から

    生れさせたモノが、原発なのです。


    脱原発を主張すると云う事は、近代を否定し追放すると云う事ですよ。

    我々の欲望が間違っていた。

    脱原発は、それを反省する事から始まるのです。

    そう云う事ですよ。

    分かっているのかしら?



    しかも、しかも、調子いい事に、

    そもそもの日本における近代化の矛盾をそのまま放置して、

    見たくないモノは見ないように避けて通りながら、

    身勝手にも、近代の経済の繁栄と云うメリットだけは、

    そのままにしてほしいって、ちゃっかりと受け取ろうとしている。



    まるで、おセンチな女心、悲劇の主人公にでもなったように、

    感傷に浸っているレベルです。

    あれがイヤなの、、、これが欲し~いの、、、   

    イヤ、イヤ、イヤなの~、   あはは。

    無知です。


    各党の党首レベルがこの程度の日本です。

    本来、本質的な論戦が沸き起こるレベルではないのです。

    分かっているのかしら?

    、、、ぜんぜん分かってはいないのですよ。 あはは。



    このブログの読者の方が、分かっていらっしゃいますね!






    原発を廃炉にするだけで、カタが付くものではないでしょう?

    廃炉費用は?

    放射性廃棄物は? だれが、どこが、引き受けるのですか?

    なにの始末もつけないで、またもまたも、おねだりですか?

    気位だけは、箱入り娘と御曹子だけはあるのですね!   あはは。


    原子炉の廃棄の前に、

    母国の近代化そのものの矛盾点から反省を、間違いを総括しましょう。

    そうしなければ、次もまた、

    形は違っても、かならず、また、

    命を殺戮するロジックを平気で採用するからです。

    そして、また、イヤ、イヤ、を繰り返すのですか?




    もちろん、

    矛盾に満ちた日本の近代化を否定し再考するのなら賛成だわ!

    そこからの論争が巻き起こるのなら、本気でしょうが、、、

    政治家の人たちの本気度は、、、恥ずかしい ーーー。

    ただただ、次期もまた、議員でいたいだけでしょうに、、、



    都合の悪い近代の象徴・原発を追放したい、

    卒業したい、脱したいと云う言葉をコートの様に装いながら、

    近代のもたらした繁栄だけは享受しようとする。―----

    それこそが、又、新たな矛盾・複雑な問題点を産む事が分かっていない。

    次世代へ、今よりモツレタ糸のカタマリを渡すつもりなの?



    まったく、無責任な、思想に無知な人たちです。






    毛沢東の「矛盾論」にあったと思うのですが、

    解決がむずかしい厄介な物事・問題点の背景には、

    目の前に見えている矛盾・(従属矛盾)よりも、

    その奥、背景に、更に見えないけれど巨大な矛盾・(主要矛盾)があると。


    この『主要矛盾』への認識がお互いになければ、

    目の前に見えている矛盾・(従属矛盾)を

    正しく理解する事さえできず、解決する事なんて到底できない。

    と云うものです。


    つまり、近代化と云う本質的な矛盾(主要矛盾)を認識する事を避けて、

    その歴史すらも忘れ、触らない仕草で、いい恰好をしているだけじゃ、

    その派生的な事物である原発すら解決する事はできないでしょうね。


    今の、局面で、かなり率直で本気を出しているのは、

    石原氏だけ、そう思っています。

    彼は、”脱原発は、願望だ。” と言っていますね。

    たしかに願望以上の、以下でもありません。

    選挙の公約にするようなものではないでしょう。

    どう、この願望を叶えるのか?

    党派を超えて国民みんなで、議論をし、話し合うべきなのです。

    そうしなければ、

    近代化の矛盾点、自然観、人間観を見直す事なしに、

    人間の欲望を放し飼いにした合理主義の見直しをする事なしに、

    合理主義がすべて人間を幸福にするのか? その見直しなしに、

    私たちは、脱原発以降の世の中の激変に耐えられないでしょう。




    「出来るけどしない。

    可能かもしれないけど手を出さない。」

    今一番強く感じていることです。



    現状の世は、我こそは、と云う我欲を主張する事が正しいみたいな?

    「できる事はやらなければ損だ」という風潮さえあるようです。

    その時に、どのように自分は、対処して行くのか?

    するかしないかによって、自分と子孫の人生に大きな影響を与える事に

    なるのですから、「成らぬ堪忍、するが堪忍」と云う中国の有名な故事を

    紹介しましょう。


    漢の統一の頃、功労を立てた大将軍韓信についての逸話です。

    彼の家は、貧しくて食べるものにも事欠き、

    釣りをして空腹を凌いでいたそうです。

    気の毒に思った老女に飯を恵んで貰った事さえありました。

    ある時、町の無頼の者が「お前の長剣で、おれを斬ってみよ。

    できないならおれの股の下をくぐってみよ」と嘲ったのでした。

    韓信は、しばらく相手を睨んでいましたが、やがて這いつくばって、

    その無頼の者の股の下をくぐったとの事です。

    「韓信の股くぐり」と言います。

     
    公衆の面前での侮辱を受ける事に耐えられたのは、

    公衆の面前での侮辱より、

    もっと深刻な困難に耐えようとする自分があるからです。

    自分の見栄より大切な、目標があるからです。

    その希望から出て来る自分に対する自負であり自信からです。

    こう云う「堪え性」なしに、物事は成し遂げられないですね。


    欲望を堪(こら)える堪え性。

    これを身に付ける事なしに、

    脱原発も、卒原発も、幻想でしかありません。


    牛乳を学校給食からなくす事もできずに、

    そうそう、簡単に原発がなくなるとは思えません。

    現実の暗雲のような困難性の中、

    韓信のような堪え性をもって臨んで行きましょう。





    拙い私のブログの記事をよく読んでいただきまして、

    みなさまのすばらしいコメントに感謝申し上げます。





    寒さ厳しき折、ご自愛のほど、、、


    よき一週間を、お過ごしになってくださいね。



























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    [一部、版権]がございます。権利は放棄しておりません。

    どうぞ宜しくお願いします。

    テーマ : いのち(自然と健康)を脅かすもの
    ジャンル : 学問・文化・芸術

            
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    Author:寂光ーcosmos
    家系・個人の運命鑑定
    東洋運命学教室を主宰

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