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11/17 17:23 |
★ 文明の成住壊空 運命学の【十二運】で説明してみましょう!Category : 東洋的視座・陰陽相対の世界観
天神平からの谷川岳
![]() 時代は大きく揺れ動いています。 文明の転換! 東西両文明にとって華のない時が続いています、、、 前回の記事で、次のようなテーマを書きました。 今までの地球上の我々をリードしてくれていた 西洋文明が力を失いつつあり、 このアジア発祥の東洋文明のサイクルへと変わりつつあります。 覚えていて下さったかしら? でも、この文明の転換って、 来年や再来年の事ではないのですから、 慌てる事はないのですよっ。 何百年単位のことですから。 あはは。 えっ、これから何百年も先の話なの? いいえ! そこまではかからないでしょう? あと、10~30年後の話かな 具体的に謂えば、 明治維新以降、日本が西洋の文物を取り入れて、 昭和20年の敗戦後、今に続く日本が歩んできたテイタラクの道、 これには個々の原因が議論されていますが、 この大きな原因は、西洋文明の勃興期と、 東洋文明が衰退期に入っているというリズムがあるからです。 私たちの意識の範疇で窺い知れる事ではなく、 自然界の無意識が掌るものであり、 私たちの力で何とかなるものではない。 そういう目に見えない世界を無視をしてきた科学に、 分かるものではないのです。 科学はあくまでも人間の意識の範疇の研究でしょう? 理解しようとするのが無理というものです。 もちろん、 このリズムの中で、希望を持って努力はしなければいけませんが、 どう逆らっても無理というものです。 この世界には、人智が及ばない摂理もある、 そう思って謙虚に自然に臨めば、分かってくるものがあります。 古代の人たちは、そう畏敬の念を以って この世界のありのままを受け入れたはずです。 そうすれば、無意識界『陰』からの真性が智恵となって 古代の人々の体内へ流入して行ったはずです。 科学の目というのは、ある意味、偏見かも知れませんね。 ほっ。 歴史で見れば、今から丁度、7, 800年前、 西洋が、中世をルネッサンス、大航海時代へと華々しく抜け出し、 つづいてヨーロッパ列強のアジア植民地化、 英国を発した産業革命、現代に続く工業文明を成し遂げている間に 日本やアジアは、何をしていたかというと、 中国は、西洋列強にアヘン戦争等で浸食され、 他のアジア諸国は、植民地となり、 日本は戦国時代、続いて徳川の封建時代をやっていたわけです。 この頃の地球全体を見た場合、 どっちが地球文明を牽引していたのか、一目瞭然でしょう? ほほっ。 そのリズムが、今も続いている。 ーーーーーーーーーーーーーー 先ほど、 日本を含む東洋が勃興し、西洋が没落するのは、 あと、10~30年後の話かな~と申し上げましたのには、 目下の現況をご覧になって! 東洋の相手方である西洋文明は、 どこを見ても頂点がすでにもう粗方過ぎ去ってる様子です。 これを押して、これ以上、勃興する時が来るとは思えないからです。 西洋文明の今って、盛大なお祭りをやってたはずが、 なんだか疲れちゃって、の雰囲気ですよね。 ですから、今の状況は、 西洋文明の終わりかけ、日没の残照です。 東洋文明が新たな勃興に向かっている。日の出の前の暗闇。 今日のテーマは、 ★ 文明の成住壊空 運命学の【十二運】で説明してみましょう! 文明が成住壊空 (じょう・じゅう・え・くう)する。 はて、なんのことやら? ですね、 あはは。 『成住壊空』 とは、 仏典の長阿含経巻21などに説かれている四種類の劫(こう)の事。 この世界の流転の有様を、四期に建て分けた説。 ある一つの世界が(成)立したら、 人が(住)み流転し、 いつか、その世界は、それ自体の破(壊)を経る事で、 現象としては何も無い(空)の状態になっていくものだ。 そうしている内に、また次の世界が(成)立する事で、 この世の現象界は、成住壊空を尽きることなく繰り返す。 ここまで聞いても、今の西洋文明に慣れた我々の頭は、 劫(こう)って、あ、時の事でしょう? と。 あはは。 それは間違いなのですよ!!! (劫)は、もちろん! 時の概念も含みますが、 一番大事な事は、全て一体である有情たち(人、動植物) そこを包摂する時空間を含みます。 どのような国が、そこにどのような衆生(人々)が、 どのような時を形成をしていくのか? という意味合いです。 東洋における言葉の意味は、広く、且つ深い! 成(じょう) このように世界を形成していく期間、様をいいます。 ↓ 住(じゅう) その世界が安定している期間、さまをいいます。 ↓ 壊(え) 衆生→国の順に壊れていく期間、様をいいます。 ↓ 空(くう) 人が破れ国が破れて空となる期間、様をいいます。 そして、次がまったく東洋的な智恵だと思っているのですが、 この空劫が過ぎれば、また成劫が始まり、 この四劫が循環して繰り返されるというのです。 → 西洋哲学は、 始まり~~~~~終わり The End . そう、映画の終わりと同じです。 人は、死んで天国に行って、終わり! あはは。 → つまり、西洋は変化し流転する現象世界に囚われ、 言ってみれば、目で見えるだけのエリアが世界です。 だから、目で見えない部分は想像をして絵に描く! あはは。 → 西洋は天国で ” 上がり!” のようです。 でも誰もが天国へは行けないのですよ。 最後の審判に受からないと、無理みたいです。 それが、 東洋には、(空)の続きがあって、The End じゃないのです! 全ては、< 尽きることなく > 循環するというものです。 東洋の世界観は、壮大です。 東洋は、現象だけに囚われることなく、 現象世界の奥、現象化を促す壮大な世界の存在を堪能する。 難しい? あはは。 そうそう、仏法の難しいお話は、ここまでで置いて、 これをもっとかみ砕いた卑近な例で説明しましょう。 東洋運命学の鑑定をする際にも使う(十二運)というものです。 これ卑近じゃないかな? あはは。 でも、仏教の説く地球上の壮大な流転する変化ではなくて、 人の一生の変化に例えた運命を観る物差しです。 以下、 全ての存在するモノ事は、 これら十二の範疇の運命を循環しているというものです。 考え方は、東洋独特のものです。 それぞれ(自動)(他動)という意味を思い合せてご覧になって 1.長生、ちょうせい =(自動性)成長をする時期 2.沐浴、もくよく =( 〃 )身を清めて努力 3.冠帯、かんたい =( 〃 )成人して社会へ出ていく 4.建禄 けんろく =( 〃 )財産や地位を築く 5.帝王 ていおう =自動性の頂点 6.衰 すい =自動性から他動性への移行期 7.病 びょう =(他動性)他者へ従い追従する 8.死 し =自動、他動性 を失い ・ 意識活動が失せる。 9.墓 ぼ =意識界(この世)では遺骨としての存在 10.絶 ぜつ =無意識界 11.胎 たい =無意識界から意識界へ出生 12.養 よう =(他動性)親に養育される この(十二運)の循環が、 長生、ちょうせい という(自動性)の発露から始まるというのが、 いかにも東洋らしいポイントですね! → 西洋的学問なら、人の一生なら生まれ出る(胎)から始まり、 成長をする時期をメインにして、(死)を最後にして、 (墓)と(絶)はカテゴリに入れないんじゃないかと思ったり、、、 以上の東洋的な思考の原点である、 東洋文明が発露するところの古典的な言葉 『成住壊空』という仏教の言葉と、 東洋運命学の(十二運)、2点、取り上げましたが、 これらが、今から遡る事、3,4000年も前に、 当時の民衆、人々の間で培われていたという事、 驚くと同時に、現代のレベルはどうなのかと考えてしまいます。 今、現在、これから、私たちは、 これ以上の思想概念を生み出すことができるのか? と ある意味、どうしようもない無力感を感じてしまいます! という事から、 現在の西洋文明の置かれている地点を鑑定するに、 『常住壊空』 の住から壊への兆し、 (十二運)の(衰)から(病)への兆し、 ではないかと。 人間で謂うと、若さが失せ、老い衰え病へ向かった状態です。 つまり、本質があっても、それを実行する自動性が弱まり、 本質以外の他動からの力で、乱れて蛇行をする。 他動からの力って、なによっ? その兆候は、そこかしこに見え隠れしているというよりも、 もう、最近は何の遠慮もなく、世界中を跋扈しているわね。 たとえば、今年の8月、 オリンピックの後、こんな事がーーーーーーーーーーーーーーーーーー オリンピックの直後の、さる経済報道で、 その際の日本社会について 大経済イベントが終わったことで、楽観論が広がりつつあります。 と論評しているのがありました。 あ、あれは、やっぱり、スポーツイベントじゃなくて、 大経済イベントと認識するので良かったのね、って、 どっちつかずのオリンピックの印象が、 了解! と、 妙に腑に落ちて納得した事が、ありました。 あはは。 最近こういうの、多くないですか? 今までは、お体裁で囲って隠していたものが、 剝き出しになってしまってても、平気で! 何を今更、ドギマギする必要はないんだと、 欲が裸のまま、メインストリートを闊歩している、、、 そう、 社会全体が、道義心も羞恥心も何もなくても平気みたい、 顔を赤らめることもなく、 物事の中心に経済、お金儲けがドカッと鎮座ましまして、 他の見えない価値を睥睨している、、、 欲望を叶える経済こそが、えらいのさって、 あはは。 そういう構図が大手を振ってる、当たり前みたいね。 これって、マネー主義っていうのね! 昔、神が住んでいた場所に、悪魔が棲みついてる! そもそも、オリンピックだって、 それが発祥したギリシアでは 単なるスポーツイベントではなく、神事だったのよ。 古代ギリシャでは、シャーマニズム的な要素が多かった しかし、私たちの世代が知っているオリンピックは、 もうすでに、世界平和のイベント、スポーツの祭典でした。 そういうものを知らぬ間に全て切り捨て、 無意識に葬ってきたのですから、 そして、最後に残ったのは、 あらゆる全てのモノを色褪せたものにする まさか、オリンピックは利権、 スポーツと選手は利権の道具。 過っては、 そういうニュアンスを皮相的に話の一節で使う事もあっても、 今の様にこんなに何の臆面もなく、正々堂々と言い放つなんて、 しかも、報道で。 ジャーナリズム、おまえもか、って あはは。 ほら! これが、金融至上主義。 この気づきがあるなしはどうあれ、 我々は、経済、利益追求の座標軸の中で生きているんだなって。 今日から自覚をしなきゃ! 他のどんな目的や、意義があったって、 それらが、たとえ正義、善と謂われるものでも、 経済とその利権の道具として支配され、 そのことを、世知辛いとか、はしたないとか、 そういう感性はもう、とっくの昔に 大きな歯車の軋みで微塵に切り刻まれて、どこにもないのですよっ。 おっと、もう完璧! 我々の社会は侵略されてる。 できあがってしまってる。 もう、ここでは、我々は、主体ではない。 支配者の利権と経済性の、その為のセットとしての存在でしかなく、 いや、もうその存在だってわかんないわ 早く死ね! って、チリのように軽い? 部分ね。 何百年か、を掛けて、 姿を見せない強欲な支配階層は、 すでに全てを仕切っているようですよ。 我々が手にしているものは、 自らが望んだものではなく、 この世の悪魔から宛がわれたものだって、事、 知っていました? 地球温暖化だって、そう 表向きは美辞麗句を並べて、 もう、こういう西洋には、 なにかを自分の意志で成し遂げる力量、 理念や思想の本質を実現する力、 それらは、無くなっているのではないかと鑑定済です。 年と共に、中身のなさは暴露されて これからの時代は、 慈善家の行う国際的な行事は、廃れていくのではないでしょうか。 あらゆるイベントに込める中身をすでに人類は失っています。 これを、東洋の陰陽学では、こう謂います。 『陽』極まれり 『陽』とは現象界の偽性です。 それでも心ある西洋の人々は、 必死に西洋文明の中での崩壊を食い止める混乱の中に在ります。 これが、西洋文明の完了形 あと数十年、日本の出番です。 さあ、みなさん、準備をして、 近代合理主義の垢を落として、準備をしましょう。 最後まで長い記事をお読みいただきまして ありがとうございました。 今年もあと少し、 コロナに負けずに、よき御歳をお迎えください。 最後にシュタイナーの言葉を、 「理解するために努力してください。物事を見抜いてください。」 「物事を見る意志を発達させ、 人間がどのように操作されるかを見て、 人々が操作される衝動がどこにあるのかを見る。 これは、真実の感覚を求めて努力することと同じです」 「真実の感覚を持っているのは、 問題の真実を見つけようと絶え間なく努力している人たち、 真実を追求することを決してやめない人たち、 そして、真実でないことを言っていたとしても、 それに対し自分自身に責任を負う人たちです。」 -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 記事は無断転用なさいませんように、お願いします。 [一部、版権]がございます。権利は放棄しておりません。 どうぞ宜しくお願いします。 |