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    《近代化の影 4.》     ー 超近代の先 ー    ( コメントへのお返事 ) 

    Category : 運命学と近代化
    9月30日尾瀬牛首にて


    9月30日 尾瀬ヶ原 牛首にて、草紅葉の色づきから始まる秋。





    尾瀬ヶ原



    尾瀬ヶ原は日本最大級の高層湿原で、原始林に囲まれ、

    至仏山、燧ヶ岳の山の雄姿を前方と背後に眺めながら歩けます。

    高山植物を見つけた時には、幻想的な美しさにハッと息をのみます。







    よろしければ、音楽をどうぞ!


    「自律神経にやさしい音楽ー森の中で」

    お耳障りな方は、そのままどうぞー!







    今日は、3か月ぶりの《近代化の影 4.》 の記事です。


    ちょっと難しい記事かも知れませんが、

    社会にうごめく鬼神を見抜く目を養う一助になるはずです。




    前回は、

    8月14日の《 近代化の影 3.》 西欧のお茶目と西洋功利主義でした。







    もう、2か月も前になります9月10日に、

    ポストモダンと題して、

    次のメールコメントをいただいておりました。


    ① 近代という時代が終焉したの認識は、

    多くの方が認識されていると思いますが、

    その次の時代がポストモダンではなく、超近代というものに変貌している

    のが現状のように思えます。

    となれば次に来る時代というのが、

    超超近代ではないかと想像してしまいます。まさに空想域の話ですね。


    ② ですから今後は、さらに地に足のつかない思想が、

    欧米を中心に巻き起こってくるような気がしますね。


    ③ 我が国はポストモダンとして早急に江戸文明の再評価をすべきでしょう。

    そこには西洋人が愛すべき国、残すべき国とした姿がありますからね。




    ①②③ は、編集で付けました。




    今、冒険的にでも、こう云う江戸文明の再評価をすべきだと言われるのは、

    勇気があって、余程のそれらに対する自信がおありなのだなー と

    感じております。    あは!


    ① の部分については、

    ポストモダンではなく、超近代というものに変貌していると云う事ですが、

    この点については、

    ★と、★★の2点を確認を通して、、、お返事にしようと思います。




    ★ は、

    近代合理主義は、

    近代自然科学の合理的な自然認識に基づいて、こそ、

    近代社会の形成も可能になりました。




    具体的には、古代・中世の形而上学的思考から人間を解放した、

    その解放された近代自然科学的認識を基にして、

    社会を分析、適用することによって、成り立っています。

    ある意味、社会科学としての経済学などが形成されたようにです。



    それが、今となっては、批判されるものになってしまったと思います。

    その事は、間違いありません。

    近代化の誤謬は、未だに拡大され多方面に続いています。

    人間の前頭葉は、これでよしと云えば終わり、  ほっ。

    不断の歩みを進まなければならないのですね。



    前回のテーマの半分、西欧が、勝手にお茶目をする分は、

    どうぞ~お好きにすればいいと思うのですが、  


    日本は、すぐに乗せられるお調子者の愚図ですから、

    功利主義だけでは、困ります。    はぁー。


    現に、今の日本は、西洋功利主義に飲み込まれて、

    その巨大な胃袋の中をウロウロし、

    クチャクチャ咀嚼され、ドロドロにされて、

    元の日本の原型をとどめない位までに消化分解が進んでいる?


    あはは。


    元の日本を構成していたアミノ酸も、バラバラに切られて、

    未だかって見た事もない変種のタンパク質へと合成が進んでいる?

    あとは、消化カスとして排泄される?   ははは。

    そんな状態かと思います。



    眼前には、

    人間の感覚器官に絶対的な信頼を置く物質文明、

    理性の尊大な思い上がりの景色が広がっています。




    しかし、近代化には、  

    ひとまずは、ひとつの自然認識形態の変貌があった。

    人の五感における認識の形を整える事には、功績がありました。


    功績と云っていいのか?  あはは。


    大きなパラダイムの転換とまでは言えないけれど、

    それだけの西洋の精神史における変化であったのです。

    それは、認めましょう。




    ★★ へ進みます。


    しかし、


    五感を含む六根による感覚器官の認識方法は、

    近代化の起こった千数百年も前に、

    東洋の仏教の智慧は、きびしく批判をしていました。

    五感で、正しく物事を見る事はできないと。

    それは、現象に囚われた迷いの内であると。


    感覚の認識=六窓のサル程度の認識では、

    =環境に支配され、自分の感覚に振り回される認識でしかなく、

    感覚に頼る限り、無常である。

    故に、不動の幸せは実現できない。




    そう、書かれていると  無意識の不思議 2 で申し上げました。

    感覚器官で実相が、分かったつもりになる事が、

    大きな誤謬であり、不幸と禍(わざわい)の根源である。

    浅はかな迷いのレベルを出ていないと、断じています。



    くりかえします。


    東洋では2000年も前に、

    理性の認識=六窓のサルの認識程度は、

    仏教の経典で「その程度のあさはかな認識に振り回されるな」と、

    感覚器官の認識を真実だと受け入れる事は、邪義であり、

    増上慢に過ぎないと警告されています。




    つまり、意識では無意識の世界の実相を掴む事はできない。


    東洋で2000年近くも前に否定をしたレベルに、

    やっと西洋が近代化でたどり着いた。



    それが、

    明治維新が、近代、近代化と大騒ぎした骨格です。


    当時の日本を代表する思想家たちは、それを見抜けなかった。

    事実、自前の東洋のすごさを知らないかった? 

    としか、思えない!!!

    と云う事は、自前の東洋の叡智を、

    真に体得していなかった!

    と云う事になるじゃないですか!!    えっ?





    あはは。

    そんなことより、

    西洋の大砲の音と、蒸気船に驚いたのでしょうね。   ほほ。




    人は、目で見える物を見せつけられると弱いのですね~~。  



    あはっー、 現象に幻惑されたってことーーー?




    裏を返せば、ここが、西洋の強さ、

    西洋と云うのは、たいした中身じゃないのに、世の中を席巻するのです。

    中身よりも宣伝が上手と云うのか、、、、、




    彼らは、【物=えもの】を見せびらかすのです。

    さすが、物質文明の申し子! 神の子たちです。

    日本は、いつもこれでやられています!

    武器を持つ狩猟民族に農耕民族は負けるのです。

    だって、農耕の鋤(すき)や鍬(くわ)だけ、

    それしか持っていないのですから、、、






    西洋文明と云うのは、

    元々が物質文明だから、獲物の分け前をちらつかせながら!  ほっ。

    その狩猟の正当性に、皆を従わせる為に、

    理性的・reasonな言葉を並べてロジックを作るのが得意です。



    まさに、日本の現代文明そのものでしょう?

    さも理性的・reasonな言葉を並べてロジックを作るのが得意な人が、

    人材です。

    それらは、読み書きそろばん、学歴で身に付くものです。


    霞が関文学、その文学者の官僚たち、 神の子?  ああ。


    さも理性に訴えるようにして、

    欲望の原理で、人間の欲望を掻き立たせて、

    情動・emotion・エモーションを極まらせる。

    うまいのですね!


    歌や踊りで、リズムを繰り出して、

    そう! ミュージカルの原型です。

    どうでもいい事なのに、大騒ぎをする! させる!   あはは。

    そう!  いい気分にさせて殺戮は正義だと認めさせるのです。


    これは、宗教行事のイベント、儀式の盛り上げ方などに

    影響をされているのでしょう。

    結婚式のハデハデしさなど、そのままです。



    あぁ、そっくり!

    選挙活動が、そっくりです!





    西洋の拡販、宣伝力の実力は、

    キリスト教の宣教活動の歴史と伝統に培われ、

    負っているところが多いのではないかと思います。



    キリスト教の宣教活動=新約聖書では

    『マタイによる福音書』28:20で

    イエスが弟子たちに対して世界中で教えを伝えるよう派遣する場面がある。

    そもそも宣教活動自体が、キリスト教を伝える為に、

    単にキリストの教えを伝えるだけでなく、

    派遣されたそれぞれの国や地域の文化や思想に適合した形で

    地域の経済的発展や教育水準、衛生水準の向上に取り組む事を

    常として来たのです。

    伝統的なキリスト教の教義ではこういった行為は、

    新しい信徒の獲得という見返りを求めることなく、

    愛と奉仕の精神で、

    純粋な利他的行為として行われなければならないとしている。



    キリスト教の、こう云う二元論的理性と感性を用いた

    情動的・emotionalな面に働きかける方法の方が、

    動きがあって感覚的にも効果的で、

    我々の五感、前頭葉のシナプスに引っかかりやすい!

    捉えられやすいのでしょうね。



    東洋の精神と肉体は一つであると云う真理は、

    おごそかで、 静的であり、 しかも無意識界にあります。

    現象界に、目で見えるように存在する訳ではありませんから、

    感覚では捉え難い為に、

    意識からは、当然の如くに無視をされるのです。 






    現物を見て触る、

    臭いを嗅いで味覚に訴える、

    五感への訴求効果がある西洋的な宣伝活動は、

    近代化の大波として諸外国や、日本を飲み込みました。


    それは、続いています。

    意識中心は続いています。

    超意識ではない。

    超近代なんかではないはずです。

    近代自然科学的認識を基にしている事には変わりがない。






    ② の部分について



    今後は、さらに地に足のつかない思想が、

    欧米を中心に巻き起こってくるような気がしますね。 




    ほんとうにそうですね!

    西洋かぶれがいいと思っている知識先駆者?は、

    直ぐに大騒ぎをして宣伝したがるでしょうね~。




    古代・中世の形而上学的思考から人間を解放した、

    西洋に起こった近代自然科学的認識を基にした

    近代化ほどの何か、が出て来たのだろうか?


    あたらしい何か?

    もっと人間をしあわせにする何か、

    それらが、私たちをもっと開放したのだろうか?


    何か転換が起こったの?


    いいえ、何も、起こってはいない。

    意識を主流にする思潮が幅を利かすばかりで、

    世の中が、いよいよ混濁として来たのが、はっきりしただけです。


    批判をして超を付けるのであれば、こんな気楽な事はない。

    西洋のお茶目が、キリスト教の基盤の上で、

    好きに理性のジグソーを弄んでいるだけではないの?


    近代合理主義に懐疑的な主張を主にして来た人々=評論家なども含めて、

    強引に批判をするだけでいいと感じていた人々は、

    では、それに代わる何があるのかと云う点になると、

    なにも、なかったはずです。 


    おなじ近代合理主義を以って批判するだけで、

    まったくの役立たずです。




    しかも、批判をする側も、される側も、

    商売としたら何かがないとメシの種にはならないからですね。

    そんな程度のロジックにイチイチ関わっていられません。

    案の定、

    世界が今の処、ガタガタしながらも続いているのは、

    だれかが、得をしている。 利益を得ているからです。

    えぇ、

    その人たちが、現体制を守っているのです。

    人間の感覚を、思い通りに操れる、

    そして、それで得をする人たちです。


    その人たちのせいか?

    その策略なのか?



    これが、経済活動の狙いですか?

    飼っている家畜のように、

    人が、目を皿にして餌場を求める。

    餓鬼界の貪欲で物に手でしがみつき、

    餓鬼のように争う事が当たり前だと言う。

    そして、決して膨らまないお腹を膨らまそうと、

    感覚を通して、我々を操縦しようって魂胆ですか?

    それが、経済?  経済学?  

     学? ですか?




    笑うしかない。


    これから先、余談を許さない状況が生まれつつあります。


    その証拠に、

    日本だけではなく、

    この状況においてもやっぱり先進国?     あは!

    すばらしい先進国・EUにおいて、

    現代における西洋文明の築いた富は、

    他者の飢餓の上に作った富であったと云う事を証明をしています。

    そして、日本民族の、自らの魂を失った民族の、

    我々の衰亡の姿が刻々と浮かび上がるような気がしています。


    具体的には、

    先進国において、未来のある有能な学歴がある若者でさえ、

    先の見えない閉塞感が溢れ、もはや格差の広がりが現実化し、

    それをうらやましいと妬みながらも気力をなえさせている若者、

    自分はダメでも子供の為に苦労をする大人たち、

    目に見える世界=『陽』の現象世界の姿の評価だけに

    翻弄される人びとの群が溢れています。



    誰もが、

    この現状を心の底からこれでいい、正しい、善いと思っていません。

    しかし、体がすでにそっちへ傾いてしまって、

    じっとしておれない、心が落ち着かない人々が増えています。

    皆が、餓鬼道へと、

    赤鬼、青鬼になれって訳ですか?





    これで、なにが超なのだろう?

    ほんとうに、次から次へと、まるで伊達男の帽子のように、

    西洋は概念を作ってかぶって遊ぶのが好きですね。








    本当の〝超”とは、なにだろうか?



    意識の西洋が、無意識の東洋を認める事です。



    これを、いずれ認めさせなければ....。








    ③ の部分の〝江戸文明の再評価”について、


    江戸時代に日本を訪れた外国人の記録を見ると、

    その当時の日本人の優れた礼儀、清潔さ、心の豊かさ等が、

    賛美されています。

    それが、過去から培った日本の精神性の高さ、美点ですね。

    それらの価値を再評価する事は、絶対に必要です。

    もっと、国を挙げて行うべきですね。

    でも、それが、そのままこれからの日本の神髄になるかと云うと、


    Come back to the Edo era !! (江戸時代よ、カムバック!!)


    とは、行かないですね。 

    まさか、復古主義でもないし、むずかしいですね。   ほっ。


    それよりもなによりも、

    西洋の近代化の到達した認識方法は、仏教の認識方法の足元にすら

    達していなかったのに、

    それが、江戸時代の日本を席巻したのは、どうしてか?

    の疑問が残ります。





    これは、ある意味、中身が無くても、人間の五感は騙せる。

    と云う証明でしょうね。



    自己の感覚や感情に溺れる人は、騙されるのです。

    =六窓のサルの批判が正しかった。


    単純に言えば、そのノウハウを持っていた西洋の勝ちなのです。







    しかし、思い返せばくやしい~   あはは!


    西洋の持つ思想よりも深い叡智の仏教を持っていながら、

    近代化の「西洋製の張りぼての虎」に騙された事に対して、

    取り返しがつかない現時点で、

    痛切に反省をしなければいけないのは、

    仏教有縁の、日本において、

    武士階級は、朱子学、禅宗の教えを学んだはずであるのに、

    仏教の高みから、その哲学から、

    西洋の近代化の実態を見抜く事すらできずに、

    みずから六窓のサルの批判を当てはめる事すらできなかった。

    反省すらできなかった事実です。


    仏典が教え警戒する、六窓のサルに陥ってしまった事です。



    あはっはっ!!


    この事は、何を意味するのか?

    江戸時代の、仏教が、もうすでに形骸化し、

    仏像のみ、経典のみ、高僧のみ残って、

    仏の魂が、抜けてしまっていたのか?

    そう思わざるを得ないのです。



    本当は、ここまで言いたくはないのですが、  ほほ。

    でも、朱子学も犯人でしょう?

    儒教から派生した朱子学派の事は、いつか、かならず、

    はっきりさせなければなりません。

    これは、また、記事に致します。

    今日は、省きます...


    日本の江戸時代の仏教・朱子学を含む思想界が、

    あまりにもダラシナイ。

    だらしなかったのではないの?


    あ、そうじゃなくって、

    朱子学らしい滅びの結果、当然の結果ですよ。


    中国の清も、朱子学でした。

    朱子学は、徳川と愛新覺羅(あいしんぎょろ)を滅ぼしたのです。

    孔子や釈迦の智恵を汲み取ってはいなかったって

    事じゃないですか?


    あぁーです!

    もう、任せられないなーー


    だから、清と日本は思想戦で西洋に負けたのです。

    思想戦に負けた、その精神次元が物理的に具現したのが66年前です。


    物事は、無意識界が意識界に物理的現象として表出する。

    その順です。

    すべては、無意識界で決するのですよ。

    現象として五感に触れるようになるのは最後です。

    もうすでに完了した。それが現象です。

    眼で見えるようになってからでは、すべて遅いの。

    病名がつくと、もう遅いの。





    当時の思想界は、何をしていたんだ?

    真の戦争を起こした罪は、そこにあるのだと思う。




    現在の日本のあらゆる先端は、

    その先に何があるのか? 指導者も分からないまま?

    まるで、崖に向かって走り出したって ? と、

    思うしかない鬼気迫る展開、修羅場、その連続ばかりです。


    野田さんが、その当番をしているようです。

    彼は、目の前で起こっている事だけに反応しているでしょう。

    現象世界に振り回されているだけじゃないですか?



    だって、地球上の資源に限界があり、

    原子力発電がなくては経済も止まると云うロジックで、

    抜き打ち検査はしない、できない現状で、

    決定的なのは、原発の管理ができる人材がそもそもいるのか?

    もっと、恐いのは、地震がいつやってくるのか?



    我々は、安売りスーパーで、安い安い!と喜んでいるけれど、

    世界中から買い集めてくる食糧の買いたたきは、

    もう、日本離れが進んで、いいお客さんなんてランクじゃないし、

    それは、例えば、一番安く買うくせに、一番注文うるさく云うのだとか、

    たとえばですが、

    3cm~6cmのサイズでエビが10尾で1ドルと云う場合、

    日本は、6cmのエビを10尾にしてくれと云うのだそう、

    現地では、3cmや4cmのエビでも、

    いちいち注文を付けない中国やブラジルの方へ売りたいとか、

    世界のあちこちで日本は嫌われているらしいのです。


    日本の商社は、あくど(悪道)過ぎなくはないですか??

    こんな事をしていたら、

    食糧難になった時に、一番先に切られるかもよ?


    こう云う風に、先が見えないまま、無理やり進むというのは、

    普通、おやめなさい! と云う事ですよ。

    それを押してするのは、好き勝手か、駆け落ち!  ほほっ。

    暴挙、愚行そのものです。

    飢餓への迷いと不安を原動力にして、

    何が正しいか? 何が真実か? が見えていないのに、進むと云う。


    本当に進んでいるんだかどうだか?

    穴を掘っているのかも知れないって考えないのか?



    近代化には、正義も、真実も、なかった。    ほ。

    ただあったのは、飢餓感。

    餓鬼道に落ちて、鬼になるには、道徳も邪魔だった。 



    ちょん髷を切り落として、

    キリスト教の花飾りを、頭に載せて、

    先進国相手に商売ができるように、

    恰好だけから仲間入りをさせてもらっただけでしょう?


    我々のDNAに組み込まれた魂である

    1000年以上続いた東洋思想の文化の土壌の上に、

    キリスト教文明の上澄みの灰汁を、毎日、掛けつづけ、、、


    本来の西洋文明の魂である

    キリスト教の根を移植するように受け入れた訳でもなく、

    耳や鼻や肌に心地よい、

    手で掴み取れる枝や葉や花の部分を刈り取っただけの装飾を付けて、

    屍に飾る〝死に装束”のように、

    狂人の〝祭り装束”のように、わが身を窶(やつ)して来たのです。




    いったい知性というものはどこに?

    智慧というものはどこにいったのか?

    信じれるものも、ないままに?



    十代の世代が、インスタントセックスに堕ちているのも、

    近代化を無節操に受け入れた結果として、

    体を物と扱う世代が生まれ育ったのです。

    ある思想を受け入れて、

    その思想の無意識界での絶対評価、その功罪が、その正邪が、

    それが現象化するには、30の倍数年かかるのですよ。

    60、90、120、150年のように、、、


    これを、どう取り返すのだろう?







    それでも、



    この混濁の世紀の向こうに、



    贅沢な事を夢見ています。


    近代化を超克する次の超・超・超近代化は、

    もう、西洋からは、何も来てほしくありません!


    東洋が、自前で、自らの精神性の伝統から生み出した

    真の意味で人間の生命(心と肉体)を解放する思想を発信したい。

    そして、西洋と東洋の思想の融合を実現できたらと願っています。



    あっー!


    なんと大きな初夢でしょう?


       ほ。




    では、

    よき一週間を、お過ごしくださいね。

































    -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 
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    どうぞ宜しくお願いします。


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    テーマ : 文明・文化&思想
    ジャンル : 学問・文化・芸術

            

    Comment

    No title

    江戸末期の仏教、朱子学者をものの見事に斬るとはなかなかの剣さばきとお見受けします。
    この流れの弟子たちが未だに権威を持っている現状では、
    その中からの自己批判は出て来ないのが当然でしょう。

    だれしもわが身が可愛い。
    その内堀を埋める事ができない世相は古今東西同じです。

    今後の健闘を祈ります。

    No title

    いつもそうだけれど、
    今日はいい発見をした。
    徳川と愛新覺羅が滅びたのは朱子学派の為とか、
    庶民の家の方が、
    たいそうな思想のバックボーンがないだけ
    歴史に弄ばれないだけ長くもつんだね。
    欲がつっぱるといいことはない。

    cosmosさん、
    自然がいい、
    草のように風に吹かれていこう。

    管理人のみ閲覧できます

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

    No title

    目を見はるような文章に爽快感すら覚えました。


    >近代化には、正義も、真実も、なかった。    ほ。

    >ただあったのは、飢餓感。


    自分でもえらそうなことは言えなくて恥ずかしいのですが、

    このくらいの反省がなされないといけないのかも知れませんね。



    >自己の感覚や感情に溺れる人は、騙されるのです。


    そうですね。 戦後の日本は自分がどう感じているのか、どうしたいのか、という個人を尊重する

    風潮はたしかにありました。ここで大事なのは、どういう自分なのかということが、

    おざなりになっているのですね。


    もう、目覚めてもいい時期なのでしょう。  日本人よ、目覚めよ!  

    このままでは自惚れた日本人ばかりになってしまいそうです。

    今回のブータン国王の来日で、こう云う近代化もあるのかと驚いています。

    真に自分を見失わない国の尊厳性をみた感じがしています。

    No title

    お天気はいかがでしょうか、奈良は朝方晴れておりましたが、
    今は小雨が降っております。
    尾瀬の写真は草もみじというものですね。
    一度も行ったことはありません。
    どこにでもご当地ならではの秋の風情がありますね。

    今日の記事は何度も書かれた今までのまとめのような気が致します。
    日本はいまのままではいけないという注意と取りました。
    昔のよさを大事にしないといけません。伝統です。
    今回の日本を訪問していただいたブータンの王様は、来ているお着物といい、しぐさといい、
    他と比べられないしっかりと伝統が感じられて信頼感を残されましたね。
    cosmosさんは、どう思われたでしょうか?

    No title

    「どういう状況の中にあっても幸せに生きる」
    その為の智慧とパワーを、私は両親から受け継ぎました。
    時代が、社会が、周囲が、どう変わっても、受け継いだものが私から離れることはありません。
    魂に溶け込んでいるからです。


    1つ前の記事に送りましたコメントのお返事、

     >★そうですね。 世の中は、そろばん勘定を第一の功利主義にならざるを得ない流れでしょう。
     >どこまでその『陽』を、純化できるか? それこそが女性の役割です。家庭の役割ですよ。
     >母として、やりがいがありますね! がんばってください。

    ここを読んで、
    女性の神髄はここにあると感じました。

    女性に生まれたからできること。母になれたからできること。
    この時代に生まれた意味。私だからできること...
    今まさに、受け継いだものを送っている最中です。
    やりがいがあります。ますますがんばります☆★

    No title

    >東洋が、自前で、自らの精神性の伝統から生み出した

    >真の意味で人間の生命(心と肉体)を解放する思想を発信したい。

    >そして、西洋と東洋の思想の融合を実現できたらと願っています。


    こういう思いでブログを立ち上げられたのですね。=
    ますますこのブログが魅力的に思えます。=
    自分の生き方として、色褪せた日本人の伝統を、とりもどせたらと願っています。=

    そして、女性の生き方をもっと考えてみなければいけないと思っています。=
    娘たちの育て方を、いつかまた記事にしてくださいな。=
    次回の記事もたのしみにしています。=

    Re: No title

    > 江戸末期の仏教、朱子学者をものの見事に斬るとはなかなかの剣さばきとお見受けします。
    > この流れの弟子たちが未だに権威を持っている現状では、
    > その中からの自己批判は出て来ないのが当然でしょう。
    >
    > だれしもわが身が可愛い。
    > その内堀を埋める事ができない世相は古今東西同じです。
    >
    > 今後の健闘を祈ります。



    ★ほんに、その通りでございます。
    ご訪問、初コメント、ありがとうございました。
    どこかに蟻の一穴を開けなければどうにもなりません。   あはは。
    今後とも、よろしくお願いします。  感謝☆cosmos

    Re: No title

    > いつもそうだけれど、
    > 今日はいい発見をした。
    > 徳川と愛新覺羅が滅びたのは朱子学派の為とか、
    > 庶民の家の方が、
    > たいそうな思想のバックボーンがないだけ
    > 歴史に弄ばれないだけ長くもつんだね。
    > 欲がつっぱるといいことはない。
    >
    > cosmosさん、
    > 自然がいい、
    > 草のように風に吹かれていこう。


    ★いつもながらの温かいご配慮、痛み入ります~。
    庶民が一番、大切なのですよ。
    なぜなら、すべてを持っているのですからね。   ほ。
    自然がいいです!  北風に吹かれても負けないように、
    ご自愛くださいね。    感謝☆cosmos

    Re: No title

           鍵コメントさんへ
             コメントありがとうございます!

    Re: No title

    > 目を見はるような文章に爽快感すら覚えました。
    >

    ★あら! そう云っていただくとうれしい限りです!ほ。


    > >近代化には、正義も、真実も、なかった。    ほ。
    >
    > >ただあったのは、飢餓感。
    >
    >
    > 自分でもえらそうなことは言えなくて恥ずかしいのですが、
    >
    > このくらいの反省がなされないといけないのかも知れませんね。
    >
    >
    ★日本は、狭い島国で、仲よく暮らすのが先に立って、なかなかお互いの批判をしません。
    しかし、ひとつひとつの反省は、やって行かなければいけないと思うのです。
    すべてがおざなりでは、後につづく人間が、きついですね。
    将来の為には、荷を軽くしておくのが次へバトンタッチする役割だと思います。



    > >自己の感覚や感情に溺れる人は、騙されるのです。
    >
    >
    > そうですね。 戦後の日本は自分がどう感じているのか、どうしたいのか、という個人を尊重する
    >
    > 風潮はたしかにありました。ここで大事なのは、どういう自分なのかということが、
    >
    > おざなりになっているのですね。
    >
    >
    > もう、目覚めてもいい時期なのでしょう。  日本人よ、目覚めよ!  
    >
    > このままでは自惚れた日本人ばかりになってしまいそうです。
    >
    > 今回のブータン国王の来日で、こう云う近代化もあるのかと驚いています。
    >
    > 真に自分を見失わない国の尊厳性をみた感じがしています。


    ★そうそう、反省がない処は、自惚れが繁茂します。
    自惚れは、一番避けたいところです。
    ブータンの事は、明日アップする記事にしたいと思っています。
    コメントをお借りしますね。また、感想を寄せてください。  感謝☆cosmos

    Re: No title

    > お天気はいかがでしょうか、奈良は朝方晴れておりましたが、
    > 今は小雨が降っております。
    > 尾瀬の写真は草もみじというものですね。
    > 一度も行ったことはありません。
    > どこにでもご当地ならではの秋の風情がありますね。
    >

    ★雨ですか、、、、、今回の関西旅行は、奈良には立ち寄れませんでした。
    正倉院展も、見逃しました! また行きたいと思っています。



    > 今日の記事は何度も書かれた今までのまとめのような気が致します。
    > 日本はいまのままではいけないという注意と取りました。
    > 昔のよさを大事にしないといけません。伝統です。
    > 今回の日本を訪問していただいたブータンの王様は、来ているお着物といい、しぐさといい、
    > 他と比べられないしっかりと伝統が感じられて信頼感を残されましたね。
    > cosmosさんは、どう思われたでしょうか?


    ★みなさん、ブータン国王の印象が、心に残られたようですね。
    このことは書き残しておこうと思っています。
    明日アップする記事を、楽しみにしてくださいね。 コメントをお借りします。よろしく!
                             感謝☆cosmos

    Re: No title

    > 「どういう状況の中にあっても幸せに生きる」
    > その為の智慧とパワーを、私は両親から受け継ぎました。
    > 時代が、社会が、周囲が、どう変わっても、受け継いだものが私から離れることはありません。
    > 魂に溶け込んでいるからです。
    >
    >
    ★ご自分の中を、よく見つめられたのですね。


    > 1つ前の記事に送りましたコメントのお返事、
    >
    >  >★そうですね。 世の中は、そろばん勘定を第一の功利主義にならざるを得ない流れでしょう。
    >  >どこまでその『陽』を、純化できるか? それこそが女性の役割です。家庭の役割ですよ。
    >  >母として、やりがいがありますね! がんばってください。
    >
    > ここを読んで、
    > 女性の神髄はここにあると感じました。
    >
    > 女性に生まれたからできること。母になれたからできること。
    > この時代に生まれた意味。私だからできること...
    > 今まさに、受け継いだものを送っている最中です。
    > やりがいがあります。ますますがんばります☆★


    ★それこそが、『根』の役割ですよ。
    先日、高尾山へ云った折に、木根道(きのねみち)の写真を撮ってきました。
    すばらしい根の力強さです。 またアップしますからご覧ください。
    ふかくふかく、自分を掘っていくと、清んだ水の湧き出る泉があります。 智恵の泉です。
    それを汲みあげてくださいね。    感謝☆cosmos

    Re: No title

    > >東洋が、自前で、自らの精神性の伝統から生み出した
    >
    > >真の意味で人間の生命(心と肉体)を解放する思想を発信したい。
    >
    > >そして、西洋と東洋の思想の融合を実現できたらと願っています。
    >
    >
    > こういう思いでブログを立ち上げられたのですね。=
    > ますますこのブログが魅力的に思えます。=
    > 自分の生き方として、色褪せた日本人の伝統を、とりもどせたらと願っています。=
    >
    > そして、女性の生き方をもっと考えてみなければいけないと思っています。=
    > 娘たちの育て方を、いつかまた記事にしてくださいな。=
    > 次回の記事もたのしみにしています。=


    ★あは! 大きな事を書きましたが、その通りです。
    蟻の一穴です。
    大きな穴も、そこからですね。一度にトンネル程の穴は、開けられない。
    また、そんな穴を開けますと目立ってしようがないでしょう?     あはは。
    こう云う事は、目立たなくする、ひっそりとする方が、成功しますよ。
    目立つと潰されますから....。   こわ~い!

    女性が、どう育てられたか、ものすごく大事ですね。
    母親として悩む気持ちは、よくわかります。ご一緒に考えていきましょうね!  感謝☆cosmos
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    寂光ーcosmos

    Author:寂光ーcosmos
    家系・個人の運命鑑定
    東洋運命学教室を主宰

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