fc2ブログ

    ( 命の継承と運命 9.)   胎内世界   /  芥川賞 『共喰い』 田中慎弥

    Category : 絶家の家族関係
    雪がはげしく降っているのが分かりますか?

    2月閏29日、正午頃の 新宿御苑 〈 イギリス庭園 〉冬の雪景色です。

    まるで夕刻のような日差しの中、雪踏みをして来ました!   あっは。


    冬の野山を訪れると、自然の、≪本当の姿≫を見る事になります。





    新宿御苑 冬



    実は、真冬の新宿御苑で ”霜柱を踏もう会”の計画を立てておりました。

    前日から出された大雪注意報、

    私に取りましたら、今年は山中湖に次ぐ大雪。 

    どうやら、、、とうとう雪女になったようです。   あはは。



    朝、目覚めると真っ白な銀世界!

    だから、止めよう! なんて、誰も言わない酔狂者ばかりが、

    大雪を頭からかぶりながら、 ”大雪を踏もう会”を敢行しました。 ほほ。
     



    新宿御苑 イギリス庭園  春

    これが、同じ場所の夏の風景



    真冬の新宿御苑に行くのは目的があります。

    落葉樹、木々たちの、≪本当の姿≫が、見られるのです。



    人間もそうですが、

    世間での上辺の虚飾、地位や名誉、称号、肩書、装飾、一切を

    取り去った後、初めて人のなり人間としての価値、真価が分かるのです。

    その姿には、誤魔化しのない固有の運を見る事ができます。 


     


    いつも見ているフランス庭園のプラタナス。

    本当は、紅葉葉鈴懸の木(モミジバスズカケノキ)と言います。

    新宿御苑 フランス庭園  プラタナス(スズカケノキ)夏



    そして、これが、すべてを落したプラタナスの本当の姿でした。


    新宿御苑プラタナス 冬



    新宿御苑は、江戸時代の高遠藩内藤氏の江戸屋敷跡です。

    それで、この辺りの地名は、内藤町と言います。

    今も、内藤家の御当主が此の辺りにお住まいのようです。

    今の皇居(江戸城)に近いこの土地に、

    内藤氏が、ここまでの広大な屋敷を幕府から賜ったのは、

    関ヶ原で家康に見込まれて信用をされた結果です。


    絶対に裏切らない者を、江戸城の周りの広大な敷地に住まわせて

    敵が攻めて来た時の守りに備えたからです。




    新宿御苑で、一番高くそびえる樹木が、下の百合の木です。

     新宿御苑  百合の樹 夏


    明治6年に植えられて、樹齢約140年、約30mの高さまで伸びています。

    葉や花、種を落した百合の木の本当の姿は、これです。



    新宿御苑  百合の木




    足元を見て歩いていると、

    時折、ドッサッ! と云う音と共に木の枝から雪が、傘に落ちて来ます。

    しんしんと身体が冷え込んで来ましたが、

    だれも早く帰ろうと言わなかったわ――。




    真摯に自然に向き合う木々の迫力、威容さに惹きつけられて、

    全員が心を打たれたのかも知れません。     




    雪景色の御苑に出会えるのは、貴重な機会なのね、きっと、

    多くのカメラマンが、三脚を立てて撮影をしていました!  















    では、今日の本記事です。



    今回で、( 命の継承と運命 )

    功利と近代的自我の残骸 シリーズの記事を、ひとまず終えます。 

    また、いつか。


    今日の記事は、前より予告していました

    ( 命の継承と運命 )   胎内世界 / 芥川賞 『共喰い』 田中慎弥。 





    さぁ、参りましょう!


    運命学的に切り分けて参ります。


    文学的に申し上げる部分は、我らが現代の父性の代表! ふふっ。

    石原慎太郎氏に依って参ります。



    他は、私の嗜好に依ります事を、ご了承くださいね。  あっは。




    芥川賞は、ふだんは黙止(黙って無視)して読みません。

    理由?    正直、いいと思わないからです。


    そもそも、

    芥川賞は売れるかどうか分からない小説で、

    文芸雑誌に発表された作品で、まだ単行本になっていない、

    今、売れていない作家が貰うものです。


    未熟さ、若さ、時代の先端ぶって?    ほっ。  

    余りにも、ストーリも奇をテラっていて、うす汚い感じがする、、、あっ、、、

    お決まりの ≪閉塞感、倦怠感≫ ただよわす主人公と、

    これ又、うんざりさせられるセックスと暴力がつきもの。

    それがないと人間の本来の生ではないみたいな安っぽさが、イヤですね。 


    でも、この位、過激でないと目立たないのかも知れない ? あは。

    文学の登龍門?  

    ほんとうに龍なの? 天に昇る龍なの?  あはは。



    反対に、直木賞ベストセラー作家が対象ですが、興味がない、、、   

    運命学をやっておりますと、

    小説の虚構は、見え透いた作り物で、つまらないですね。

    鑑定する現実の方が小説より奇なり、です。   ほ―。




    石原慎太郎氏は、選考委員の時、「共喰い」について、


    ”読み物としては一番読みやすかったが、  (中略)

    「お化け屋敷」のショーのように次から次へ、

    安手でえげつない出し物が続く作品〝   と。








    今回、私にとっては異例なのですが、確認の為に文芸春秋で読みました。


    確認?  なにの、、、


    彼の住む胎内世界が描かれているだろう!
     と云う点でした。








    えー、胎内世界が!
        その通りでした。    ほっ。

    テレビで、田中氏のお姿、お顔を見た時、そう思いました。

    もう、鑑定の慣れで、お顔を見たら、

    特徴のある命式は、すぐに分かります。  

    今の小説家にはこう云う命式が多いのです。 



    あ―――、こう云う人達が、小説界へ入って行く時代なんだ―――。

    ひとつの感慨でもあります。


    ちょっとクイズです。

    田中慎弥氏を、五行に例えると、木火土金水のうち、何でしょう?

    テレビ、マスコミで伝わった映像から受ける印象で、

    お答えになってみてください。


    あなたの直観力のテストです。

    答は、記事の最後にあります。





    運命学的に、ピーンと来たのは、

    田中慎弥氏は、

    典型的な女系の男子でいらっしゃいますね!     ほほっ。


    (それで、取り上げようと思った訳です。)



    前々回の記事で書きました多大なる母を命式に持っている方だなぁと。



    マスコミの話題の中で、

    田中氏は、石原氏に対して、「もらってやる」発言をしていましたね。

    あれは、当代随一の父性を感じさせる相手(石原氏)に対して、

    田中氏がどう云う位置にいるかを自ら証明する象徴的な言動でした。



    父性の対極 : 母性側、

    父性 : 子 



    このとは、

    児童や幼児ではない、胎児であろうと、ピーンと来ました。

    非常に、この事から田中氏の命式に興味を持ちました。  




    そしてまず、田中氏の顔相に社会性で鍛えた痕跡がない。

    (あーごめんなさいね~。)


    自己追求型、自分の内面の中を始終見ているからでしょう。

    幼くして父親を失っています。(父性縁が弱い。)

    事実、高卒以降、働きたくなかったので、一度も働いてない、と。

    母親の働いた生活費で今まで生きてきた、とか。

    自己の主観世界の外=社会へ出る必要がなかったのです。


    なぜなら、

    母に守られ、未だに母親の子宮の中に、胎内に居るのです。 


    現実、物理的に、そこに居ると云う事じゃないのですよ。  ほほ。

    その本質をもっている命式だと。。  。


    体のしなりや表情、目つき、全身から、

    ⑨ 生まれたままの幼さ、青さ、自己へのこだわりが伝わって来ます。

    そのこだわりは、ダダっ子、無心に赤ん坊が泣く程の強さがあります。

    ⑨ やさしそうなのですが、自己中心で頑固で、わがままです。


    多大な母って、ちなみに何人の母なのだろう ?  あはは。

    命式の中に、最低7人。 

    7人の実母と継母が彼を守っています。

    この人数は、それだけ母性の守りが厚い運命である象徴です。

    具体数の場合もあります。

    正母(実母)、継母の大群が命式を占めているので、

    その代わりに、父親、妻、子供、兄弟の居場所がありません!

    正母(実母)、継母の大群が、運命を動かして行く命式です。



    ⑨ この母達は、

    命式の本人を守る代わりに、同時に息子の精気を吸い取ります。

    こう云う命式の人は、実際に身体が大きくなれません。

    田中氏は、細身、痩せているでしょう?



    一人っ子は、男子と云えども、やはり女系です。

    父親がいません。父性の恩恵が受けられないのです。

    その代わり、自分を守る象(かたち)が強い命式です。


    唯我独尊ですから、強い自己主張が活かせる仕事が合っていますね。

    絶家の最後の途絶する孤独に強い運命を活かすには、

    孤独なんかヘイチャラで記録を伸ばす、競争に勝ってピークに立つ、

    その道のエキスパートになるのが向いています。



    小説家は正解です。


    血統や身内に恵まれない代わりに、

    『陽』の産物=競争や選別に勝ち、誉賞なり褒称に恵まれます。




    出来得ることなら、

    人類の為に、世の為に、

    家系の最後を飾って生きるのが最高の人生でしょう。


    人物的には、この位が、表現できる限界かと思います。





    次は、作品の中へ、


    色濃く、彼の本質が表われている内容です。

    先ほどの胎内世界を内側から見られるかどうか、確認です。





    題名「共喰い」とは、ひとりの女性を、父と息子で犯す意です。

    ともぐい? ものすごい表現ですね。

    エサですか?  女は?    ほほっ―――。


    17歳の高校生が主人公で、ひとつ年上の女子高生がその女性です。 

    自分の相手の女性を、実父が騙して犯します。

    (これだけでも、もう、うんざりだわ―――  ほ。)


    その巡り合わせの運命の処理を、父親との葛藤も含めて、

    過去にいろいろあって別居している実母が、事を察知して、

    息子に黙って実父を殺し、すべての罪を被ります。

    息子は、大雨の中、実母が実父を殺める現場を見てしまいます。


    実母の犠牲あっての自分と彼女と云う結末を迎えるのです。 

    母親が献身的に罪をかぶり、息子を庇って救う。

    スジ書きは、古典的です。


    母性の美談?     まっ!





    ひとつ年上の彼女は、都合のいいだけのバカ娘として書かれています。

    いわゆる意志や顔を持ったキャラが描かれていません。


    父親も暴力的、偏執的に書かれていて、

    毅然としているのは母親だけ、母親だけが存在感のある人物ですね!


    あ、もう一人、

    実父が同居していた女性、この人の性格もリアルに描かれています。

    主人公の食事等の世話をした女性です。 命式中の継母です。


    実母、その代わりになる継母、

    こう云う対象だけが、存在感を持って書かれていますね!

    田中氏は、母、母性だけに興味を強く持っているようです。

    しかし、

    継母は実父を捨てて蒸発をし、実母は刑務所の中です。

    これは、暗示的です。



    その母の為に慟哭する訳でもなく、感謝する訳でもなく、

    母の類に依存をして生きている自分の生に気が付かないまま、

    主人公は、年上の彼女と居ます。



    それはそうです。

       
    胎児にすれば、100%が受け身で、保護される事はあっても責任はない。


     ほっ――。





    ここら辺が、意識中心の現代文明の限界なのかも知れません。


    今回で、芥川賞選考委員を降りられた石原都知事は、


    「新文学の刺激がほしかったが、なにかちいちゃいんだね。

    自我が非常に薄っぺらになったね。

    ただ、今はもっと本質的な人間の崩壊が始まっていると思う。」 と。


      

    運命学的には、

    巨大化した母性が、ゆがんだ父性を殺める作品でした。




    以上、運命学の仕訳で、むずかしかったかも知れません。 ほほ。





    記事中の田中慎弥氏のクイズのお答えですが、

    彼の命式の中にある五行で、一番強いのは、『水』です。

    なにか、どこか怜悧な感じが?

    ヒヤっとする感触をお持ちです。 




    このシリーズは、一旦終わりになりますが、

    また、いつか.....

    その時まで、おたのしみに!    ほほ。


    あ、今日は、ももの節句!

    桃の花が、似合う日でしたね。





    桃の木


    桃の木





    よき一週間をお過ごしくださいね。

































    -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 
    記事は無断転用なさいませんように、お願いします。

    [一部、版権]がございます。権利は放棄しておりません。

    どうぞ宜しくお願いします。


    関連記事

    テーマ : 家系・家族の癖
    ジャンル : 学問・文化・芸術

            

    Comment

    No title

    えーーちょっと今日は感動の身震いです。  ブルッ~

    運命学は深い観方ができるのですね!
    上辺の飾りをはいだら固有の運命が見えるという...

    雪の新宿御苑もすてき!
    歩いてみたいものです。
    春が待ち遠しいですね。

    No title

    雪の新宿御苑はめずらしい。

    運命とは、虚飾をはがすメガネのようなもので、
    運命学は文学も見下ろせる望遠鏡?顕微鏡?

    これから日本はどうなって行くのか、
    すこしづつ占ってください。

    管理人のみ閲覧できます

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

    No title

    朝からの雨に気をつかいながら雛をさっさと片づけて、ほっとしたところです。=

    お雛を飾られますか?=

    我が家は、3年ぶりでした。=


    視点を変えて物事を見るように心がけていますが、今日の運命学の記事は感動でした。=

    いつも中途半端なところで悩んでしまう私には大切な事の発見でした。=

    今のままでいいのと、少し変えなければいけないのと、、、=

    ずっと、記事を読んできてよかったと思っています。=

    管理人のみ閲覧できます

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

    Re: No title

    > えーーちょっと今日は感動の身震いです。  ブルッ~
    >
    > 運命学は深い観方ができるのですね!
    > 上辺の飾りをはいだら固有の運命が見えるという...
    >
    > 雪の新宿御苑もすてき!
    > 歩いてみたいものです。
    > 春が待ち遠しいですね。


    ★一雨ごとに春らしくなって行く様子がうれしいですね。
    明日は雨らしい。。 ふふっ。
    運命学もそうですが、その後ろにある東洋的な観方がすばらしいの、
    せっかく日本に生まれながら、是非東洋の女性になってくださいね!  あはは。
                           ありがとう☆cosmos

    Re: No title

    > 雪の新宿御苑はめずらしい。
    >
    > 運命とは、虚飾をはがすメガネのようなもので、
    > 運命学は文学も見下ろせる望遠鏡?顕微鏡?
    >
    > これから日本はどうなって行くのか、
    > すこしづつ占ってください。


    ★運命学を、そう言っていただくと誇りにできます。  エヘン、、、あはは。
    そう、なんでも運命学で観ると分かりやすいですね。
    えぇ、分かりましたわ! 日本を思う心は、人並みに持っているつもりです! 
    必死に祈りながら、観て行こうと思っています。   ありがとう☆cosmos

    Re: No title

        鍵コメントさんへ
           貴女の思いを、そのままで頑張ってくださいね。
                    ありがとう☆cosmos

    Re: No title

    > 朝からの雨に気をつかいながら雛をさっさと片づけて、ほっとしたところです。=
    >
    > お雛を飾られますか?=
    >
    > 我が家は、3年ぶりでした。=
    >
    >
    > 視点を変えて物事を見るように心がけていますが、今日の運命学の記事は感動でした。=
    >
    > いつも中途半端なところで悩んでしまう私には大切な事の発見でした。=
    >
    > 今のままでいいのと、少し変えなければいけないのと、、、=
    >
    > ずっと、記事を読んできてよかったと思っています。=


    お雛様ですか?  ほほほ。 
    もう忘れる位飾って上げていないのですよ、、、可哀そうに!
    記事を読んでくださって、そう思ってくださる事は何よりです。
    また、励みに書いていこうと思いますわー。 よろしく!  あはは。
      ありがとう☆cosmos

    Re: No title

             鍵コメントさんへ
               いつもお忙しい中、お心配り痛み入ります!
                     ありがとう☆cosmos
    非公開コメント

    プロフィール

    寂光ーcosmos

    Author:寂光ーcosmos
    家系・個人の運命鑑定
    東洋運命学教室を主宰

    最新記事
    カテゴリ
    月別アーカイブ
    最新トラックバック
    最新コメント
    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    QRコード
    QRコード