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    あれから一年 1.    天・人・地の三才 『中庸』をめざして

    Category : 運命学と科学
    つくば山から

    一年前の今日、2011年 3月 11日、
    東日本大地震が起こる1時間前に、撮った写真です。 
    その時、ちょうど筑波山に登っていました。

    眼下に見えるのは男体山ルートで登った頂上からの関東平野 ( 白い部分は雪 )

    まず、登頂の岩場から、一緒に登ったメンバーと代わる代わる景色を撮って、
    その後、女体山へ登って、女体山下山ルートを降りている時に
    地震に遭いました。

    その時の記事





    そう!今日(2012年3月11日)は、
    東日本大震災からちょうど一年です。
    その間、日本中が世界中が大変でしたね。

    今日も又、
    日本各地で、また、世界各地で追悼の行事が行われます。


    政府も哀悼の意を表するため、
    弔旗を掲揚する事と、
    午後2時46分に黙とうを捧げるよう協力を要望しています。




    被災地の方たちと共に、


    その時刻には、哀悼の意を込めて、黙とうを捧げたいと思います。
     






    今日は、私たちが、今、どういう運命の転換点に立っているのか?
    東洋的に、又は、運命学的に掘り下げる記事になります。 



    あれから一年 1. 
             天・人・地の三才 『中庸』をめざして  





    9か月前、2011年の6月7日にいただいた
    次のメールコメントから始めたいと思います。


    ネットの中を通りかかって、

    興味を持って読んで来ました。

    東洋的な思想を運命学を通して語る中に、

    今回の津波の予言をしたのか? と思う箇所があります。

    ここは、どうなんですか?

    そのつもりで読んでみると興味深いです。

    これは、予言でしたか?   



    ( 元の文を、編集で短くしています。)







    ご指摘の2010年、6月13日の記事は、


    ↑ をクリックしてスクロールしますと、
    右端にメールフォームがあり、その下の検索フォームの辺りに、
    おそらくですが、この文章がると思います。 




    津波の予言ですか? とおっしゃられた部分、


    これは、完全なる倒錯ですよ。
    この矛盾の波形は、
    いつか大きな津波となって社会を押し流すに違いありません。

    現代は、
    人間は自然の一部と言う東洋の思想を置き忘れたまま、、、
    人間は自然の外で、自然を人間の外部のものとして眺めている、、、。



    ここですね !!


    この文の中身は、今も変わらぬ私の思いですが、
    我ながら驚きました。 と、云うのは、
    すっかり忘れていたからです。   あはは。


    人間が、本質的に、この意識の過ちに気が付かないまま、
    反省をすることもなく、出直さないのであれば、
    今後も、無意識(自然)の力は、いつでも、何度でも、
    意識の作った此の世の驕りの現象世界のすべてを、
    無常の瓦礫の世界へと還してしまうだろうと確信をしています。



    なぜなら、

    津波や地震が残した世界のありさまを、
    瓦礫と云う言葉で表現するのは、人間を中心にした価値観です。



    人にとっては瓦礫としか言いようのない世界のありさまでも、

    この大自然、宇宙から見れば、
    地球のもともとあった原状復帰、元々のあるべき姿であり、

    人間の意識には、”瓦礫” にしか見えない現状だって、
    地球が、宇宙にあっての元始のありのままの状態を回復した姿、
    それを実現したエネルギーの痕跡なのです。





    人間は、自らの快適さを追求することが正しい正義?
    それこそが幸せを追求する欲望の肯定? 権利なのだと?
        
        あはは。


    こういう風に、人間の意識中心でこの世界を見ている限り、
    人間を、意識を持った存在として、特別な存在として、
    自然よりも上に置く傲慢さを捨てない限り、

    人間の意識で作った = 学問で、自然を切り刻んでいく限り、
    それらは、自然からみると、あくまでも砂上の楼閣でしかない。

    また、同じ事が繰り返されると、思っています。

    そもそもが、人間が自然に勝てる事などないのですよっ。

    元初から、人は、自然に従うしかない存在だった。
    それは、科学がいかに進んでも変わらないはずです。
    だって、人そのものが、自然の仕組みから命を与えられた存在。

    これが、東洋の自然観であり、人間観です。


    長い時間のスパンで観れば、人は自然から淘汰される存在です。
    科学なんかで、自然淘汰を避ける事はできないのです! 

     ほっ。


    逆に、科学や知識を重んじる事は、
    『陰』の価値を無視する事になり、『陽』に偏り過ぎて、
    反って、人類の生存を脅かし、
    淘汰を早める効果はあるでしょうね。   ほほっ。




    もともと、『天』ありきです。



    =宇宙の運行 = 自然 = 時、ありきなのです。 

    『人』が、先にあったのではありません。

    『人』が、宇宙や地球を造ったのではありません。


    ほほっ。


    その『天』に畏怖、畏敬の念を持ち、
    『人』は、『地』の上に生まれ立つのです。


    『人』は、『天』と『地』の 間で、いか様に生きるべきか?
    『天』『地』の 都合 に合わせて生きるしかないのです。


    『天』の都合=『道』を求め、

    『地』の都合=『理』を覚る。

    この『道理』を知るを『智』と言います。




    『天』から『地』へ、『人』が、
    その営みを通して『智』を実現する際に、
    『地』の上に立つ『人』を、『天』と『地』は、固く守るのです。



    それが、天・人・地 の中庸の姿。



    『人』の行いが、『天』と『地』の道理を実現する時、
    宇宙のすべての運行が、人の為への、篤い恵みとなります。



    その際、大地は微動だにもしないで、
    人間の営みが倒れ乱れないように足元から支えるのです。



    それが、天・人・地 の中庸の姿です。



    それがいつの間にか、我が国は、国全体に、

    その東洋の智恵を捨てさせて、

    現代文明の意識の満足=五感の安楽、快楽、安易さを最上に掲げて、

    それを追求、実現する事を科学学問の目的に据え付けて、

    それ欲しさの欲望を掻き立たせる情報をマスコミに垂れ流れさせ、

    国民を、安易な消費行動に駆り出す事が、経済の為だと?

    そう云う愚かさの上に成り立つ税金を当てに国家経営をすると云う!

    なんと愚かな!

    国民に欲望のままに勝手気ままに生きる事を習い覚えさせました。


    そして、

    科学の恩恵で、自然から隔離した過保護で快適な空間に住み、

    それ程に、

    やすい知識で自分の周りに楽ばかりを並べておきながら、

    自然に対しては、被害者然とする立場から少しも進歩しないのですね。


    この構図は、

    親に依存しながら反抗をしている若者の姿にそっくり、


    自分の分をわきまえない愚かな人間が、

    自然と云う親に反抗している姿そのものです。


    これでは、自然災害が起こるのは当たり前です!!!

    もっと人は、草や虫や動物を見習ったらいいのです―――。



    草や動物は、人間のように、

    意識と云う後天的な機能を肥大させるような不調和を起こさずに

    草は踏まれても自然に従い、子孫を残し数千年も生き延びている。

    動物も、狩りや異常気象で淘汰されながら生き抜いて来たのです。






    自分の欲望とその満足の為に自然の調和を乱す動物は、人間だけです。



    自己の都合だけを満足させて生き延びれる生物は、

    この宇宙中に、どこにもいない。




    それで、人間が自然から淘汰されない訳がないでしょう?




    自然の脅威から、科学で身を守ると云うけれど、

    意識の学問、科学は、いのちと一体の自然や宇宙を守る知恵ではない。

    何度も言います。

    無意識の存在を無いものとした上に学問体系を作り上げているからです。



    それが、現代文明を作り上げている近代合理主義の本質です。






    そのもっともひどい罪科は、


    近代合理主義を、我知らずに、空気のように吸い込み肯定する事は、

    命ある人としての心の奥にある無限、永遠性の破壊に通じる。




    そこから生じるあらゆる徳性が消滅するのです。



    ことは、さほどに重大です。




    御上(おかみ)が決めた事だから、

    自分は、知らなかった。


    それでは、済まないと、前に、申し上げました。


    もう、何にも頼らず、

    現代文明からも自立をして、

    現代の思想からのわが身の自由を、まず確保しなければいけないわ!


    そして、

    みずからの自然に近づき、

    自然と共に永遠にあろうとするにはどうしたらいいのか?

    自然から学び、気づかせてもらわなければ、、、、、、



    本当の体と心を、永遠の命を養おうと云う気概を持つ時です。



    自分の人生の判断の指針を自然に求めてみてください。

    ちょうど季節の変わり目、この自然の歩みを見つめてみてください。

    そして、功利でもなく、

    観念で固めた近代的自我のウソウソしいペルソナを脱いで、

    人の観念が作った法律に書かれた自由や平等レベルが真実だと

    錯覚して満足するちいちゃな自我で騙されるべきではありません。

    垢にまみれた近代合理主義の衣服を脱いで、

    自然の姿に沿って生きてみようとしてください。


    今、そう変わらなければ、、、、、、

    それが運命の、分かれ道 !   あっは。




    自然の営みは、変える事はできないのだから、

    人が、変わるべきなのです。

    ちょうど一年目が、今が潮時。





    祈りたいと思います。





    次回は、 あれから一年 ②  「フクシマ」論です。


    おたのしみに。





    よき一週間をおすごしくださいね。






























    -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 
    記事は無断転用なさいませんように、お願いします。

    [一部、版権]がございます。権利は放棄しておりません。

    どうぞ宜しくお願いします。

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    テーマ : 文明・文化&思想
    ジャンル : 学問・文化・芸術

            

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    No title

    まだ冬がぶり返した感じで、
    北風が吹いてます

    ところで、cosmosさんは、自覚しているかどうかは、
    自然派、老子なども合いますか。
    今日の感想は東洋人でよかったと。

    永遠の破壊とは
    近代の欠点の尽きるところなんでしょう。

    初めまして。

    あるところで、この記事が紹介されていて、そのリンクから来ました。
    2010年6月13日は、はやぶさが宇宙から帰還した日です。
    あの日、私は、私達にスイッチが入ったのではないかと思っています。
    そのスイッチが入った結果が、形として現れたのが、地震ではないかと・・・。
    そして、原発事故だったのではないかと・・・。

    阪神大震災以降から感じて、私なりに日々を生きてきて、
    単なる一般人の私が、メッセージ的なブログを書くようになったのは、
    あるきっかけなのですが、2009年の10月で、ブログに書くことによって
    今まで見ないふりをしてきた事にも気づく事ができました。
    そして、今まで感じていたいろいろな事がつながりだし、私自身が
    さらに深く考えるようになり、さらにブログを書いて・・・と言う感じです。

    たぶん、地球(宇宙かも知れません)は待っていたのだと思います。
    人間が自ら、気付いて、原発を止めることを・・・。
    でも、そうはならなかった・・・だから・・・という気がしてなりません。

    とにかく、2010年6月13日がある意味とても重要な日だった、という
    ことは、私自身の出来事に照らし合わせてみても感じます。
    (超、自己満足的、自意識過剰な見解ですが・・・)

    詳しくは書きませんが、とにかく、同じような事を感じている方が
    いた、ということに、驚いていたので、それだけお伝えします。

    PS
    畠山さんのお話がこの記事の中で、出てくるのには驚きました。
    私も以前から畠山さんの活動には注目していたので・・・。

    No title

    とても大きな世界観を感じました。

    宇宙的であり、東洋的ですね。

    天人地の三才と云うお話は、納得できるものですね。

    あぁ、ずいぶん現代は狂っているんだと実感しました。

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    No title

    津波の予言という部分ですが、私もそう感じながら読んだのですよ=

    その記事に限ったことではなく、どの記事も予言のような感じを受けて読んでいます。=

    一年前の地震にあった登山中の記事も、再度読み返しました。=

    病気の内因、外因についてありますね。=

    あれは、ひょっとしたら災害に遭う内因、外因だったりするかもしれないと今回は思いました。=

    また、機会が在ったら教えてくださいね。=

    Re: No title

    鍵コメントさんへ 
            折角のご配慮、コメントありがとうございます!

    Re: No title

          鍵コメントさんへ
             筑波山へ登られたことがあるのですか!
             コメントありがとうございました!

    Re: No title

    > まだ冬がぶり返した感じで、
    > 北風が吹いてます
    >
    > ところで、cosmosさんは、自覚しているかどうかは、
    > 自然派、老子なども合いますか。
    > 今日の感想は東洋人でよかったと。
    >
    > 永遠の破壊とは
    > 近代の欠点の尽きるところなんでしょう。


    ★まぁ、たまちゃんも老子をおやりになられるのですか?  ほほ。
    ずいぶん隠したままの才能をお持ちなのですね!
    合う合わないよりも、西洋の物件?よりも肌合いは合いますよね。   あはは。
    そうです。因果の法則と、永遠の命の欠如が近代の欠点ですね。
    いつもコメントをありがとうございます!    感謝☆cosmos

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    このコメントは管理人のみ閲覧できます

    Re: 初めまして。

    > あるところで、この記事が紹介されていて、そのリンクから来ました。
    > 2010年6月13日は、はやぶさが宇宙から帰還した日です。
    > あの日、私は、私達にスイッチが入ったのではないかと思っています。
    > そのスイッチが入った結果が、形として現れたのが、地震ではないかと・・・。
    > そして、原発事故だったのではないかと・・・。


    ★今の地球が、特に日本がですが、今の状態に入っているのは1052年以来でしょう。
    この年は、仏経で云う処の末法元年になります。
    また、詳しくは、いつか記事にしたいと思っています。



    > 阪神大震災以降から感じて、私なりに日々を生きてきて、
    > 単なる一般人の私が、メッセージ的なブログを書くようになったのは、
    > あるきっかけなのですが、2009年の10月で、ブログに書くことによって
    > 今まで見ないふりをしてきた事にも気づく事ができました。
    > そして、今まで感じていたいろいろな事がつながりだし、私自身が
    > さらに深く考えるようになり、さらにブログを書いて・・・と言う感じです。


    ★世の中に基軸になるものが失われているので、
    人々が自分の心の感じる事を中心にするしかなくなっている時代だと思うわ。



    > たぶん、地球(宇宙かも知れません)は待っていたのだと思います。
    > 人間が自ら、気付いて、原発を止めることを・・・。
    > でも、そうはならなかった・・・だから・・・という気がしてなりません。


    ★原発は、近代合理主義の権化です。
    原発を止めるには、近代化を受け入れて楽になった便利になった、物よ、お金よ、もっとほしいと云う
    近代化の理論を乗り越えるしかないでしょうね。
    だから、私のブログでは、近代化を、西洋文明を徹底的に叩いてます。



    > とにかく、2010年6月13日がある意味とても重要な日だった、という
    > ことは、私自身の出来事に照らし合わせてみても感じます。
    > (超、自己満足的、自意識過剰な見解ですが・・・)


    ★それはそれでいいと思うけれど、、、ほっ。
    理由もなく偶然に事は、起こらない。ですものね!



    > 詳しくは書きませんが、とにかく、同じような事を感じている方が
    > いた、ということに、驚いていたので、それだけお伝えします。
    >
    > PS
    > 畠山さんのお話がこの記事の中で、出てくるのには驚きました。
    > 私も以前から畠山さんの活動には注目していたので・・・。


    ★いろんな事を、おしらせくださってありがとうございました!
    東洋的な智恵の方が、現代の世界を席巻している西洋文明より、これからの世の中を変えていけると確信しています。もちろん、個人の心の中の問題についてもです!
    また、今後も、よろしく! お遊びにいらしてください!    感謝☆cosmos

    Re: No title

    > とても大きな世界観を感じました。
    >
    > 宇宙的であり、東洋的ですね。
    >
    > 天人地の三才と云うお話は、納得できるものですね。
    >
    > あぁ、ずいぶん現代は狂っているんだと実感しました。


    ★それだけでも、すばらしいでしょう。
    ほんとうに現代は、反対の意味ですごい社会の中で生きているのですね。
    命の反対のシャワーが降り注ぐ時代です。
    放射能より恐いのですよ!  あはは。 どれだけの人が、分かっているかしら???  ほほっ。
    いつもありがとうございます!   感謝☆cosmos

    Re: No title

       鍵コメントさんへ
         そう、その『道理』を置き去りにしたのが近代化でした。
         コメントありがとうございます!

    Re: No title

    > 津波の予言という部分ですが、私もそう感じながら読んだのですよ=
    >
    > その記事に限ったことではなく、どの記事も予言のような感じを受けて読んでいます。=
    >
    > 一年前の地震にあった登山中の記事も、再度読み返しました。=
    >
    > 病気の内因、外因についてありますね。=
    >
    > あれは、ひょっとしたら災害に遭う内因、外因だったりするかもしれないと今回は思いました。=
    >
    > また、機会が在ったら教えてくださいね。=


    ★すごいですね!
    目の付け所が、すごい! まさに、次の記事の内容なの!   あはは。
    いつもありがとうございます!    感謝☆cosmos

    Re: No title

           鍵コメントさんへ
              素敵なブログですね。コメントありがとうございました!
    非公開コメント

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    寂光ーcosmos

    Author:寂光ーcosmos
    家系・個人の運命鑑定
    東洋運命学教室を主宰

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