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    自然観 4/4 1000年後に、この日本列島に日本人は、住み続けていますか?   

    Category : いのち/ふしぎなるもの
    野辺の路

                                高原の中の野辺の小路をさまよって・・・















    小鳥のさえずり  (4分53)をどうぞ!





    今日は、自然観の最後です。長いです。

    覚悟してお読みくださいね。(笑い)


    まず冒頭に、

    狭い誤った自然観からくる科学の応用の暴走について、列挙します。

    そして皆さんとともに問題を、共有したいと思います。


    『孫の孫~まで伝わる汚染』についての実態です。

    世の中は健康を害するものにあふれているといっても過言ではありません。


    実は胎児の「へその緒」から、

    かつての農薬、PCBDDTが検出される確率は、

    PCB類で100%、ダイオキシンで100%、DDTで85% です。




    さまざまな先天性異常が報告されているにもかかわらず、

    先進国では使われなくなったDDTが,

    発展途上国でマラリアの予防に使われていたりします。


    河川や湖岸の湖底からもほとんど100%検出されるそうです。 

    販売中止になってから30年以上たつPCB類やDDTが、

    「へその緒」に残っているということは、

    現在、私たちがなにげなく

    土や水や海や私たち自身の体を化学物質で汚す行為が、

    後々、孫の孫まで祟るという事です。



    他にも、かつて農薬として使われ、船底の塗料にも使われた

    トリブチルスズで100%、

    イタイイタイ病の原因ともなったカドミウムで50%

    という数字が報告されています。


    この事実は、私たちが生態系のピラミッドの頂上にいて、

    自分たちが撒き散らした化学物質を、

    自然の中から時間をかけて徐々に濃縮しながら、

    自分たちの身体の中に取り込み、蓄積していることを表しています。



    これらの化学物質は非常に微量で生命に作用します。

    ダイオキシンは濃度1兆分の1という微量で人体に作用します。

    その他の環境ホルモンとなる物質も

    10億分の1という微量で人体に作用するといわれます。


    この時間をかけた自然からの生態濃縮の胎児への影響が、懸念されます。


    胎児、とくに受精後8週ぐらいまでは、

    全身の臓器ができる人生でもっとも細胞分裂の激しい

    ホルモンの作用も活発な時期です。


    胎児と母親は胎盤と臍帯でつながれていて、

    本来は、へその緒と胎盤が、母体から有害な物質や病原菌が

    入り込まないようにする関門となっているのですが、

    さまざまな化学物質がこの関門をくぐり、胎児を汚染しているという事です。



    さらに、DES(ジエチルスチルベストロール)という擬似女性ホルモ

    ン剤は、妊娠中に服用すると胎児が成人後、膣がんや不妊など、

    成長後に発症するというものです。


    男性のY染色体も減少しつつあり、将来消滅するという報告もあります。




    かつて「沈黙の春」の著者、レイチェルカーソン

    「地表を毒薬攻めにすれば、

    生きとし生けるものすべてにとっての環境が破壊されてしまうこと

    くらい誰でも分かることではないか。」
      と、叫びました。



    母体の水銀汚染。

    へその緒の血である臍帯血が、水銀に汚染されてるという報告では、

    アメリカでは6人に1人、63万人の臍帯血から水銀が検出されています。


    石炭火力発電所など、さまざまなルートを通して

    無機水銀は有機水銀となりマグロなどに生態濃縮して、母体に蓄積されます。


    予防接種のワクチンに含まれることのある有機水銀の添加物、

    チメロサールによる水銀の体内への取り込みによって、

    新生児の白血球異常や重度の免疫不全、脳の発達障害もあります。

    日本よりはるかに予防接種の盛んだった米国では、

    2008年中でも1000件に昇る自閉症と

    チメロサールの裁判が繰り広げられているといいます。


    チメロサールとの因果関係はともかく、

    1970年代まで自閉症などはまったくなかったのに、

    各国で自閉症が100万人を超す数にまで増えています。

    化学物質による汚染は人間だけではなく

    1998年、イヌイットのハンターが奇形の動物を採集し、

    目の見えないカリブー、毛のないアザラシ、雌雄両方の性器を持つ

    シロクマたちが報告されました。


    私たちは、科学の進歩によって

    85000種もの化学物質を作り出しました。

    そしてその化学物質の大半が毒性の検査をされていないままの状態です。




    「女が、わが子を母乳で育てるのに二の足を踏むようなら、

    間違いなくそれは人類への警鐘である。」



    (シーラ・ワット・クルティエ イヌイット周極会議議長)



    今は、まさに、そういった時代です。 


    なぜ、こうなったのですか?


    どういう思想が、

    科学に、経済に、この状況まで、許し続けてきたのですか?


    未だに止められないという事は、有害な思想としか思えない・・・・・



    まさに、西洋文明の自然観がもたらした科学の進歩。 

    その進歩が、私達にもたらした

    物質文明のおかげで成り立っている私たちの生活。  

    その日々の生活が、脅かされています。 
     

    生命ある自然が生死の境を彷徨っています。


    今時、遺伝因子は3000年、

    なんてことは時代遅れかも知れません。

    遺伝子組み換え作物だって、

    日本に限って人間が食べているのですから、、、、、


    他国が、家畜にしか食べさせないそれを、

    日本は日常の食品の原料にし、味噌や豆腐や醤油、ほとんどの菓子類に

    入れて国民は知らされずに食べている現状・・・・



    さるA国から輸入をしている日本は、

    何故、断れないのでしょう?


    他国は、毅然と自国の基軸で持って輸入禁止にしているのですよ・・・

    何故、日本人だけがこういう目に会わなければならないのでしょうか?

    日本人が自らを守る最低の基軸を放棄してしまったからですか?


    遺伝子組み換え食品を食べ続けた

    その結果、

    日本人がどのような結果に導かれるのかは誰も分らない・・・・・・・

    分からない壮大な実験です。

    科学者だって!分らないのよ!

    細胞の染色体のどの位置に組み替えた遺伝子が滑り込んだの? 

    それさえ分らないまま、

    組み入れ先の細胞のDNAに任している。


    つまり自然のシステムに成り行きで組み込んで、

    その先も、

    成り行きにまかしているだけだからです。  



    なぜそれ以上、科学者が分らない?


    それは、根本的に科学が自然をリードしているのではなくて、

    科学をリードしているのは、自然の方なのですから・・・・・。

    科学は、自然のすべてを網羅していないのですから・・・・・



    人間の知りたいという未知に対する欲望のままに、

    手探りで科学は、自然のなかへ侵入していっているだけなのです。


    勝手に、自然が黙認していると誤解して・・・


    その因果応報が、自然からどんな形で返ってくるか?  


    さぁ~だれも分らないのです。 

    見えない世界への、これが、冒険と言えますか? 


    新・大・陸・発・見 と同じ次元でやったらダメです!!!

    自然を軽視した傲慢そのもの!

    これが科学のもたらした進歩なのかしらん?



    それより、せめて命を繋ぐ食料ぐらい、

    自給率100%にしてほしいですね!

    日本人として、この国土、気候、海、空がはぐくんだ食べ物を食べたい~


    此処で生きてきた祖先たちが何を食べてきたのか、この風土に合ったどんな

    思想を培い、国土や民を守ろうとしてきたのか、

    どう苦労したのか、それをきちんと知らなければいけません。 


    その知恵を知らずして、、、。

    此の上に、

    これから、どこにも誇れる自分たちの文化が築けますか?


    少し、静かになって、考えてみたらどうかしらん?


    経済、財政の健全化、無駄の排除、

    それらもとっても大事な事です。


    しかし、それも命あってです。 

    命の根幹が侵食されている現状を、放置している国柄で、

    その上になにをしようというの? 



    分らないわ~~ 本末転倒です! 

    経済はあくまでも道具です。

    道具をどうするかという議論だけに終始して、

    いのちを守ろうとする理念がない・・・・・・



    たしかに、ないはずです。
     
    それを、 基軸を、 日本は捨てたのですから。



    目的・魂を捨てて、手段・手足だけを大事にする愚かさ、気づいてほしいな~



    私利私欲のオンパレードで、”今だけ”を競い合う政治。

    所詮、主客転倒のオンステージで、

    枝葉をいくら大事にしようと、辿るルートが、

    滅びの下り坂であることは、変えられませんよ!


    自分の姿を鏡で見て、反省をして、捨てた基軸を探し出して、

    魂を取り戻す事しか、このパラダイム変更はできないでしょうね・・・




    個人に於いて、

    自分の生活と関係ない処で、国が滅ぶのではないのです。

    同時に個々の人間の中から徳性を重んじる心が抜け落ち、蒸発する。



    女が女らしくなくなり、

    男が男らしくなくなり、両性の資質のよさが消えます。



    夫婦の形が滅び、

    親子の立場が転倒し、

    家庭や家族が空洞化します。



    子が生まれず、娘ばかり、

    現在、20~30代の人は、結婚しても

    半数が子供はいらないと考えています。

    家族が滅ぶ、家系が滅ぶ、が同時に表出する。


    社会的には、離婚、母子・父子家庭が増え、単身者が増え、

    生活保護者が増えていく、

    心身両面の人らしい生活が自立しなくなるということです。



    それは、国の担ぎ手が減り、

    国にとって納税者が減っていくということです。


    デフレどころか、いのちの負の循環です。

    国の創造性の衰退です。


    経済は、陽の現象に過ぎず、

    その本体、陰の消去こそ国や民族の衰退の源です。

    これが、源を捨てた民の辿る崩壊のスパイラル、姿かと感じます。





    1000年、いや、100年後に、

    この日本列島に  日本人は在るのでしょうか?


    自然が豊かに恵まれた生活が、営まれているのでしょうか?

    人に尽くす、やさしい心根を持った日本人は、住み続けていますか?



    それには、自らの持っている遺伝因子を発揮するために、

    命の力・陰徳を、いのちの継承の川上から流れてくるものを十分に受け取り、

    感謝と尊敬とともに自らの命の中へ取り戻す事ではないの?


    と、つぶやきながら・・・

    この記事を終りたいと思います。

    ながく、お読みいただいて、お付き合いくださって、

    どうもありがとう。 
                               完

























                  


    参考文献 

    東洋経済新聞社「アメリカの毒を食らう人たち」
                 
                    著者ロレッタ・シュワルツ=ノーベル


    技術評論社『へその緒が語る体内汚染』 著者 森千里 戸高恵美子

    中公新書『胎児の複合汚染』 著者 森千里

    小学館『胎児からの警告』 著者 長山淳哉


    -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 
    記事は無断転用なさいませんように、お願いします。

    [一部、版権]がございます。権利は放棄しておりません。

    どうぞ宜しくお願いします。

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    テーマ : 文明・文化&思想
    ジャンル : 学問・文化・芸術

            

    Comment

    一瞬にして黄緑色の葉に囲まれた高原にワープしたようでした(笑)。

    自分の知らない間に地球は蝕まれているといいますか、
    人間が蝕まれているのですね。
    人間が自然界の頂点だというのは幻想で、
    自然界に伺いを立てるかのように生きていく必要性を感じました。
    また、いつの時代でも自然界の道理が見えているようで、
    ほんの一部のような気がしました。
    自然界について、わかっていることよりもわからないことの方が格段に多いのですよね。
    少なくとも、人に尽くす、優しい心根だけは失わないようにしたいと思います。

    自然に謝りたい、気持ちです。

    自然にいろいろな事を学びながら生きていかなくては=
    まさに、自然はわが命の先生=
    これから先、人類はどうなるのか=
    運命学を学びながら、東洋的な考えを広めて生きたい=

    今日は、海の近くまで行って来ました。

    何とゴージャスな海だったでしょう! 
    晴れ間の太陽と青空が海の上に広がっていましたよ。
    那須の野辺の路もいつか行ってみたい!

    自然が泣いている、今日の記事を見て深い悲しみが、、、、、、。
    憎しみはいけない事だけれど、これは戦争と同じように憎まないといけない。


    タマホームではない!キム宅でもない、
    たまちゃんで、よろしく!
    この地球は、破滅かと思っていたら、人間も、同時進行ということで、、、
    ヤァ、人間と地球は同じ時空を生きている。
    お堅い、真面目コメなんで今の僕には縁のないことのようですが・・・(笑)

    Re: タイトルなし

    > 一瞬にして黄緑色の葉に囲まれた高原にワープしたようでした(笑)。

    ★あ!そう、そう、そういうところでお仕事ができれば~いつも、願っています。
    。....。..。..................................................。....。..。。..*☆゜
    > 自分の知らない間に地球は蝕まれているといいますか、
    > 人間が蝕まれているのですね。
    > 人間が自然界の頂点だというのは幻想で、
    > 自然界に伺いを立てるかのように生きていく必要性を感じました。
    > また、いつの時代でも自然界の道理が見えているようで、
    > ほんの一部のような気がしました。
    > 自然界について、わかっていることよりもわからないことの方が格段に多いのですよね。
    > 少なくとも、人に尽くす、優しい心根だけは失わないようにしたいと思います。

    ★つまり、地球=人間、地球の危機=命の危機。
    精神=肉体、精神が染まっている思想のままに=肉体に現象が出る。
    そういうことは、あたりまえなのに、二元論に染まっている現代人は、別々に捉えてしまうのですね。
    ありがとうおおおお。......................................。....。..。。..*☆゜

    Re: 自然に謝りたい、気持ちです。

    > 自然にいろいろな事を学びながら生きていかなくては=
    > まさに、自然はわが命の先生=
    > これから先、人類はどうなるのか=
    > 運命学を学びながら、東洋的な考えを広めて生きたい=

    ★熱心な生徒を持って、幸せです! ありがとうおおおお。あはは。
    。....。..。..................................................。....。..。。..*☆゜

    Re: タイトルなし

    > 今日は、海の近くまで行って来ました。
    >
    > 何とゴージャスな海だったでしょう! 
    > 晴れ間の太陽と青空が海の上に広がっていましたよ。
    > 那須の野辺の路もいつか行ってみたい!
    >
    > 自然が泣いている、今日の記事を見て深い悲しみが、、、、、、。
    > 憎しみはいけない事だけれど、これは戦争と同じように憎まないといけない。

    ★ゴージャスな海、行ってみたいな~
    那須は、いつでも、ご案内しますよ。
    ありがとうおおおお~~ あはは。
    。....。..。..................................................。....。..。。..*☆゜

    Re: タイトルなし

    > タマホームではない!キム宅でもない、
    > たまちゃんで、よろしく!
    > この地球は、破滅かと思っていたら、人間も、同時進行ということで、、、
    > ヤァ、人間と地球は同じ時空を生きている。
    > お堅い、真面目コメなんで今の僕には縁のないことのようですが・・・(笑)

    ★タマちゃん、じゃない、たまちゃん~
    がんばってください。
    ありがとうお~おおお~ あはは!
    。....。..。..................................................。....。..。。..*☆゜


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    家系・個人の運命鑑定
    東洋運命学教室を主宰

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