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    陰陽学 その1/5  運命という自然があることに、気がついてほしいです。    

    Category : 陰陽学
    朝日野山







    今日の音楽は、馬に乗って浜辺を駆けたい、そういう衝動をもって、、、
                                                                

    Nana Mouskouri (Franz Schubertのノークターン )

    Only Time Will Tell を、よろしければどうぞ・・・







    浜辺というのは、

    地球という星の置かれている条件に気づくのに持ってこいの場所です。



    月の力の潮の満ち干きの繰り返すひとつの波が、

    今来て、即、過去になる。


    必ず過ぎ去っていく時を感じる場所です。



    時と共に、空も雲も、山も波も、

    一時も止まらず変化し続ける、自然そのものの力です。

      

           

    宇宙、自然は常に進化してやみません。


    人間も宇宙、自然の一部分でありますから、

    その本質は絶えず進化しなければなりません。

    停滞は許されません。




    「 生ける限り化していく。」


    これが東洋哲学の一つの深遠な思想、信条であります。



    そういう世界であるという認識を持って、

    前向きに受け入れれば、有限の繰り返しのリズムの中に、

    常に変わらない無限性を、知ることになりませんか?



    馬(午)に乗って、駆けてみる・・・・・まさに、馬(午)に、こだわりますと、

    東洋の十二支の午は、『陽』(よう)そのものなのです。

    見えるもの、存在するものの象徴といえます。                                                      


    馬は、東洋と西洋の不思議な一致で、

    アポロンというギリシャ神話の太陽神も、輝くものという意味があり、

    ギリシア人の理想、永遠の若さを持ち、

    火のような鬣(たてがみ)を輝かせる馬たちの手綱を持って、

    毎朝、東方の宮殿から黄金の太陽の馬車を駆けて出ると

    言われています。




    今日は、その『陽』と、対極の『陰』(いん)、

    『陰』と『陽』という東洋学のすぐれた考え方を、


    『 陰陽学 』についての入門編、さわりの部分をすこし書きます。



    みなさまの、なにかの"気づき"になれれば、、、さいわいです。



    男は『 陽 』の代表で、女は『 陰 』 の代表です。

    陽は明るくていいけれど、陰は陰気、いやだな? 

    これは、易学が社会に広まりながら通俗化したイメージで、

    本来の易経に説かれている意味からは外れています。                                                 


    本来は、『陰』あって初めて『陽』があり、

    『陽』あって初めて『陰』が生きるのです。




    そう! 


    女あって初めて男があり、男があって女が生きるのですよ~。

    納得されましたか~?   あは!


    女性の方は救われた気がする?   あはは。                                                    



    陰陽相対の理法は、草木を例にたとえるとわかりやすいです。                           
                  

    植物を育てている部分は根です。


    次に幹で、これが根幹(こんかん)。                                


    次は枝葉に分れ、花が咲き、実がなる。  



    これを『陰・陽』でいいますと、                                                

    根幹が『 陰 』 の代表です。

    枝葉と花実は『 陽 』の代表です。


    この陰陽が相まって初めて植物というものの存在繁栄があるわけです。 



    つまり、                                                                

    『陰』とは、花実 → 枝葉 → 根幹 への統一含蓄であり、                                             

    『陽』とは、根幹 → 枝葉 → 花実 への発現分化です。                                                         

    これを統一発展させるものが 『 中 』 です。

    (易学の中論、中道の詳しいことは、省きます)



    したがって人間の男女を比較すると、

    重要なのは女である。

    女は根本的であり、

    これを抽象的にいうと、分かれるものを結び、内に蓄える、

    すなわち統一含蓄が本能本領の『陰』です。





    それに対して、分化発展、発現するものが『陽』であり、 

    男性です。




    この両性が相待って初めて堅実な創造活動があります。



    そういう意味で、女性の教育が大変大事になります。  



    簡単に言うと、

    女性の方が、

    どちらかと言うと見えない心の部分の力を負担し、



    男性の方が、

    数字で計れる、形に表される、目に見える部分の力を負担すると

    いう事になるでしょうか?


    これからみると、現在の時代の流れは、どうなのでしょう? 


    何もかにもが男女同権、女も男と同じ事をする、

    それが推進されています。

    女性の側も喜んで、それが得と思っていますね。                                                            

    これでいいの? 大いに疑問! と言えば、叱られますか? (笑い)                            
                         

    女性が男性と同じように力で競争をし、

    数字を追いかけ、効率や、順位を重んじる価値観になってしまったら、

    陽に偏りすぎます。




    『陽』ばかりに力点が置かれた社会の中で、

    『陰』のベクトルがほとんどなくなったら  

    創造性の源は枯れてしまいます。




    そういう家庭で未来の大人(子供)は、どうやってバランスよく

    育つのですか?                                                                       
                                    

    私の運命学の教室では、

    男女の役割といったものがあって、それが大事である事、

    というよりも、

    子孫の事を考えれば現代の社会に逆行するかもしれないが、

    男女それぞれの生き方を尊重しなければと考えています。


    女性が女性の生き方を失う事は、

    相手の男性の主体性も失わさせtてしまいます。


    不幸です。                                                      
                               

    もうひとつ、現代文明は、『 理知 』を重要視します。



    『 理知 』というのは『 陽 』の代表です。

    理は、ことわり といい、物を分類するもので、ものわかり と言えます。




    私たちの理知というものは、ものを分ける働きです。

    初め赤ちゃんは目で見える具体的なもので分け、

    成長するにつれて抽象論的に分けられるようになります。


    だから理知によって物がわかり、

    頭の中に整理されるようになるわけですが、

    あまり理知的、理論的になりますと分かれ分かれて、

    どこから分かれたのか、わからなくなるでしょう? 

    理知や理論に走りすぎるとわからなくなるわけです。    



    理論や考え方に、自分が束縛されるからです。

    本来は、分って、無知と云う束縛から

    解放されなければならないのに、、、、、



    『陽』をやりすぎると分らなくなる。

    (もうそれ以上に分化できなくなる)のです。


    「 分らなくなった~ 」って言いますよね!

    この言葉は、易学のここから出ている言葉なのですよ。
          

     

    運命という自然があることに、気がついてほしいです。                                                 


    運命という自然は、苛烈です。容赦ない、残酷です。  



                                    

    男といい、女という自然も、、、

    自然というからには、

    目には見えないけれど自然のリズムがあるはずです。
                                                                




    人間の欲や、時代の都合で、

    勝手にしてはいけないもの、の、一つでしょうね。



    どうすれば幸せになれるのか、考えましょう。                               




























    参考: 安岡正篤 著の『 易と人生哲学 』

    -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 
    記事は無断転用なさいませんように、お願いします。

    [一部、版権]がございます。権利は放棄しておりません。

    どうぞ宜しくお願いします。

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    テーマ : 文明・文化&思想
    ジャンル : 学問・文化・芸術

            

    Comment

    何時も、最近早めに寝ようかな、と思って、なかなかブログへ入れません。

    東洋学は、難しいのですが、どこかなつかしいい、そう、おばあさんの知恵のようです。

    Re: タイトルなし

    > 何時も、最近早めに寝ようかな、と思って、なかなかブログへ入れません。
    >
    > 東洋学は、難しいのですが、どこかなつかしいい、そう、おばあさんの知恵のようです。

    ★ホッホホ~ あったかいベッドに入れば幸せです!
    明日は、世間ではメリクリ。我が家は、ブッディストなので、あは、何もしないので~す!
    おなべを囲んで、あったかくしようと思っています。
    よい暮れを、おすごしください。感謝です。

    見えるものは、儚い。

    これからみると、現在の時代の流れは、どうなのでしょう? 

    何もかにもが男女同権、女も男と同じ事をする、それが推進されています。

    女性の側も喜んで、それが得と思っていますね。                                                            

    これでいいの? 大いに疑問! と言えば、叱られますか? (笑い)                                                 
    >女性が男性と同じように力で競争をし、数字を追いかけ、効率や、順位を重んじる価値観になってしまったら、陽に偏りすぎます。


    陽ばかりに力点が置かれた社会の中で、陰のベクトルがほとんどなくなったら  

    創造性の源は枯れてしまいます。

    女性が女性であることの誇りを失ったように思います。

    その一因は、どうみて「見えるものしか信用しない」です。
    まあ、空疎な空想で、人々を呪縛して、空疎な道徳モドキで、人々を狂わせていたことを考えると、正しいでしょう。

    ですが、「見えるもの」しか実在しないのではなく、「感じれるもの」も実在しますし、また、それらの働きを為すものも実在します。

    その「見えないけど、図れないけど、実在するもの」を除外したために、どうも今の文明は、行き止まりに成り掛けてます。

    >女性が男性と同じように力で競争をし、数字を追いかけ、効率や、順位を重んじる価値観になってしまったら、陽に偏りすぎます。

    名利という金メッキのメダルよりも、消えないもの・朽ちないものがありますが、それは権威や強制では如何とも出来ません。
    ですが誰もが知らず知らずに触れています。

    名利を得て、心安らかならず、馬車馬のように、名利を追い欲望を満たすことしかしないとしたら、見えないけど感じれるリアルを捨てて貧相になっただけですよね。
    それは、豊かとはいえないように思います。
    ただ、物資が腐るように積もっているだけ。

    徳は腐らないので、金塊や食料よりも有効な備蓄ブツですがね。

    徳を積んで、次に金塊と米を備蓄するのが、来年の秘策かも。

    再見!

    Re: 見えるものは、儚い。

    > これからみると、現在の時代の流れは、どうなのでしょう? 
    > 何もかにもが男女同権、女も男と同じ事をする、それが推進されています。
    > 女性の側も喜んで、それが得と思っていますね。                                                            
    ★そうなのです! ”女が漂流している”、そう思っています。
    。....。..。...........................................。....。..。。..*☆゜

    > これでいいの? 大いに疑問! と言えば、叱られますか? (笑い)                                                 
    > 女性が男性と同じように力で競争をし、数字を追いかけ、効率や、順位を重んじる価値観になってしまったら、陽に偏りすぎます。
    > 陽ばかりに力点が置かれた社会の中で、陰のベクトルがほとんどなくなったら  
    > 創造性の源は枯れてしまいます。
    >
    > 女性が女性であることの誇りを失ったように思います。
    > その一因は、どうみて「見えるものしか信用しない」です。
    > まあ、空疎な空想で、人々を呪縛して、空疎な道徳モドキで、人々を狂わせていたことを考えると、正しいでしょう。

    ★これには、西洋文明の物質文明が、強く影響をしていると思います。
    商業主義の美しい、かわいいキャラクター等で、幼児から洗脳されています。
    そこは、色界の天界です。天国には憧れてしまうのでしょうね。
    それに引き換え、東洋的なものは、侘びや寂の、古い、年寄りくさい?(あら、お年寄りの方、ごめんなさい!)イメージです。戦略的に負けていますね。
    。....。..。............................................。....。..。。..*☆゜

    > ですが、「見えるもの」しか実在しないのではなく、「感じれるもの」も実在しますし、また、それらの働きを為すものも実在します。
    >
    > その「見えないけど、図れないけど、実在するもの」を除外したために、どうも今の文明は、行き止まりに成り掛けてます。

    ★特に、日本は、”神 ”を精神的に取り入れたわけではないですから、心は空洞のまま、
    魂無しの人間ばかりになってしまっているのに、まだ気づかないで、物質ばかりを追いかけていますね。
    。....。..。............................................。....。..。。..*☆゜

    > >女性が男性と同じように力で競争をし、数字を追いかけ、効率や、順位を重んじる価値観になってしまったら、陽に偏りすぎます。
    >
    > 名利という金メッキのメダルよりも、消えないもの・朽ちないものがありますが、それは権威や強制では如何とも出来ません。
    > ですが誰もが知らず知らずに触れています。
    >
    > 名利を得て、心安らかならず、馬車馬のように、名利を追い欲望を満たすことしかしないとしたら、見えないけど感じれるリアルを捨てて貧相になっただけですよね。
    > それは、豊かとはいえないように思います。
    > ただ、物資が腐るように積もっているだけ。
    >
    > 徳は腐らないので、金塊や食料よりも有効な備蓄ブツですがね。
    >
    > 徳を積んで、次に金塊と米を備蓄するのが、来年の秘策かも。
    >
    > 再見!

    ★欲界で苦しんでいる人と、色界で喜んでいる人と、それぞれ、そこが最上だと思っている文明ですから、情けない限りです。
    やはり東洋に回帰しなければ得られない価値を大切にしたいです。

    いよいよ一週間で新しい年になりますね。
    どうぞ、良き年末をお過ごしください。
    感謝です。

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    寂光ーcosmos

    Author:寂光ーcosmos
    家系・個人の運命鑑定
    東洋運命学教室を主宰

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