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07/09 22:05 |
( 継承のハンディ と運命 3 ) 運命的なセット / コメントへのお返事Category : 絶家の家族関係
![]() シャラ/娑羅の木(夏椿) 今日は、メールでいただいたコメントのご質問から (運命的なセット)についての記事です。 そして、前回と同様、鑑定のご相談の中から、 ある例を、ご紹介しましょう。 次のコメントです。 運命が、すべてがセットになっている。とは ? 平等ではないのか? 運命からの自由はないのか? いきなりな質問でいらっしゃいますね!!! ほほ! 運命とは、差別的で身動きができないイメージのようで? ほ! それと比べると 自由と平等 は、光って見える? あはは。 この 平等、自由については、《 近代化の影 2.》のシリーズで、 いつか、記事にしたいと思っています。 西洋の翻訳言葉を、噛み砕く作業は大変に長くなりそうです。 あは! (運命的なセット)に絞って行きましょう。 言葉や理屈で説明をするよりも、百聞は一例に、しかず。 我が運命学教室の生徒さん、Gさんの例を、ご紹介しましょうね。 その中で、皆様が、お感じになるもの、 それが、お答えです。 Gさんの子供は、一人娘のgさんだけでした。 運命を学ぶにつれて、自分の家系は、女系である事を気にしていました。 ちょうど、 gさんが年頃になって結婚と云うような時期でしたので、 Gさんは、娘の相手の方には養子になってほしいと願っていました。 お勉強に来るたびに、逐一、gさんの相談を持って来られるわけです。 ある日、こう云う質問がありました。 「運命学では、結婚相手には同等の家系の人に縁がある。と 習いましたが、今度、gが婚約したお相手の家は、 我が家と違って、男の子が4人もいます。 彼は三男ですが、女系どころか跡継ぎに恵まれているらしくて、 とても我が家と同等とは思えないのです。 どうしてうちの娘と..... これは、きっと本当は縁がなくて、婚約は壊れるのではないか? 」 まぁ、娘思いの取り越し苦労! と言って、笑って済ましたかったのですが、 これは、いい教材になると! あはは。 と、私は思っていました。 こう答えました。 「ここまで話が固まっていたら、大丈夫ですよ。 今後、すこしづつ、 お相手のご実家の様子を聞いて御覧なさい。いろいろあるでしょうから。」 gさんは、 彼を養子にと云う両親の気持ちを十分に理解はしていたのですが、 みごと、両親の期待を破ってお嫁に行くと云う決断をしてしまいました。 自分のしあわせだから、親は干渉しないで、、、! と。 とっても自立心の強いお嬢さんで、親の言う事など聞く気はないと、 Gさんの気持ちを見事に振り切ってしまったのです。 私は、Gさんは、さぞかし落胆を、、、 と想像していましたが、 イヤイヤ、それどころか! 真剣なGさんは、あきらめていなかったのです!! 運命学のそのままを、結婚する前も、後も、 娘さんへ言い続けたそうです。 !! 無事、結婚式を終えて数ヶ月が経った頃の運命学の日、 Gさん曰く、 「娘の夫のお姑さんが、結婚している次男、三男のお嫁さんを ご自分のご実家へ連れて行ってくれたのだそうです。 りっぱな広い農家の家だったらしいのですが、 姑は、三人姉妹だけで、今はもう皆がお嫁に行ってしまい、 もう長い間、だれも住んでいない空き家のようで、売りに出す前に、 お嫁さん2人に、住みたい人にあげるからと見に連れて行ったそうです。 最後、ご両親も亡くなって、家を守る人がいなくなったからだとか。」 私、「 ほらね! お姑さんの実家が、絶家になってたのね。もっと何かあるわ。」 Gさんが、えぇ、と、 真剣な表情をしたのを覚えています。 その後、 Gさんが、こう言って来ました。 「向うのご実家では、月に一回は、 全員が集まるらしくて、gも、次男さんのお嫁さん(義姉)と仲良くなって、 いろいろお互いの事を話をしたりするようになったらしくて、 そのお嫁さんも、やっぱり一人娘さんで、次男さんと結婚となった時に、 建設会社を経営する御両親が家を継いでほしいと彼の方にも頼んだが、 次男さんからよい返事がもらえなかったそうです。 だから、それ以降は、 そこのご両親は親の経済力の実力行使をなさって、 車はボルボを買い与え、マンションは高層の最上階の7000万もするのを 買って与えたりと、養子になるのは時間の問題とか、、、。 やっぱり、男のお孫さんを望んでいるのに女の孫しか生れないとか、 いろいろ聞いて帰って来ました。 まさに、運命学の通りなのですね。」 これを、お読みになって、 まぁ、うわさ好き! と思わないでくださいね! ほっ。 Gさんなりに、娘のgさんが聞いて来て、 Gさんへもたらす情報が、 せめてもの運命学を確かめる便(よすが)になっていたのです。 運命学が正しければ、どこまでも筋を通して行く覚悟だったと思います。 また、gさん自身も、母親から言われて耳に残っている運命学の情報、 自分が、親の意向を無視している、 実家を捨てた事を気にしている、 だから気になり聞いてくる、 母親に話さずにはいられなかったはずです。 私が、結婚当初から言って来た事は、 「娘を助けては駄目なのよ。ますます女系になってしまうから。 娘さんが男の子を産むように。」 その甲斐があってか、gさんには、結婚1年後に長男が生まれ、 ちょうどその時は次男が生まれた頃でした。 Gさんが、またもや、驚いた口調で言って来たのは、 「gが、数ヶ月前から夫の実家の毎月の集まりに行った折に、 夫の弟・四男さんの婚約者の女の子を紹介をされて、 お嫁さんたちと打ち解けて話をするようになったらしいのです。 彼女の家庭は、母子家庭だけれども弟もいるらしいので、 次男や三男の嫁の自分たちのように 家を継ぐ必要の無い娘だと思っていたら、 もうすぐ結婚式だと準備に入っている今の段階で、 今月、行って耳にした話では、 彼女の亡くなった父親代わりに世話をしてくれた叔父の一人息子が、 つい最近、交通事故で亡くなってしまい、 叔父が、その息子の代わりに家を継いでほしいと 彼女と彼女の母親に頼んで来た、と言うのだそうです。 前と状況が変わったと。 父親同然の叔父の頼み事を聞いてあげなければ恩知らずになると悩み、 婚約者の四男に、養子になってほしいと相談をした処、 つまり、 その件で、四男さんのご両親と相談をしている所だったとか。 それは、兄が3人もいるわけですから、単純にそう思いますよね。 でも、やはり、ふしぎですね? どうしてここまで、女性の側が、家を継ぐ運命ばかりなのでしょうか? そう云う女ばかりが、息子さんの相手として出会うのでしょう? きっと、なにかあるって、gも気持ち悪いって言うのです。」 私、「それは、そうでしょう。ぱっと聞いただけでも、 お姑さんの姉妹が皆、実家を捨ててお嫁に行ったのだから、 何かあるわよ。 でも、こんなに早い年数で出て来るとは、ね? これだけじゃないはずよ。 これだけの事が、出揃うのは、、、余程、、、ね。」 これらは、いろんな運命のセットを見聞きしている私でも、 すこし背筋のぞーっとする完璧な展開でした。 私たちの背後に、見えない摂理、 『天』の配慮を感じない訳にはいきません。 学ばせていただこう。 いつも、そう祈る気持ちです。 それからしばらく経って、 gさんの長男が年長の最後の春休み、まさに小学入学の直前。 まだ娘家族が姓を変えて養子になってくれる事に執着し、 願い続けているGさんから、 「先生、すごい事になって、、、 ちょっと聞いてください。 娘夫婦が、長男が小学校に入学する前に、姓を変えると言い出して! どう云う事か話を聞きますと、 お姑さんの実家の絶家のありさまを見た事から、 嫁いだ嫁同士の運、四男の婚約者の話まで、 これは、四男さんがぐずぐずと決断できない内に、 婚約者の女の子は、さっさと別れを言ってしまい、 婚約解消になったそうなのです。 母親が、実家を捨てるとどうなるか、 せっかく産んだ息子が、他家に取られる運になるのだと、 直感したと言う訳です。 もう、これは自分が家を継ぐしかないと、 息子たちの将来が、駄目だと思った。と言うのです。 姓を変えるなら、就学の途中では子供がかわいそうと、 入学手続きに間に合うようにさっさとしたいそうで、 先週、娘夫婦が揃って、向うのご両親へ話に行って、 その時に、ご両親から了解の答えは得られなかったけれど、 翌日、娘の家まで、舅は仕事を休んで両親が訪ねて来てくれて、 姑が、涙を浮かべながら、 「gさんの立場を理解してあげられなくて悪かった。」と言って 手をついて謝って下さったそうで、 その話を聞いても、その場面が想像できません。 未だに雲を掴むようで信じられないのですが、 娘は昨日、区役所へ養子縁組の手続きに行きましたし、 どうも、ほんとうの事実になったようです。 夢の中の出来事のようで、 私どもの出番はないまま、これだけのドンデン返しがありましたの。 結果はどうあれ、 gの自分本位な自分かわいさの勝手な思いからの行動、 やっと決心をしてくれたのでしょうが、ほっと致しました。 妙にgの気持ちを考えると、あわれ、おかしいやら笑いたいのと、 やっと念願が叶ったと云う満足感と不思議な思いです。 ふしぎなことです。 よかったです! ありがとうございました! 」 私も、やれやれ~と、込み上げて来る思いに 思わずニヤッと、 と言いたいのですが、 正直、すこし恐さも感じながら、 『天』が味方をしてくれた事に、深く深く感謝申し上げました。 自分が、Gさん一家が、gさんの家族が、 光に包まれているような幸運だったと、今でも実感があります。 Gさんの後日談です。 「あきらめずにいたら、こんな展開が待っていたのですね。 向うの実家の舅は、2人兄弟の弟、次男なのだそうですが、 舅の実家、つまり本家の長男は子供さんがいないそうです。 そこも、もう、年齢から云うと10年も経たない間に絶えてしまうのですね。 最初に、先生が言われた様に、 本当にそう! 結婚の縁は、同等の家同士なのですね。 考えてみれば、我が家と同じ、滅びかけている家系だった。 外からは、なかなか家の中の事は、確認できませんが、 運命学を信じて来てよかったです。 わがままな娘の、そのわがままのおかげで、やれやれです。」 めでたし、めでたし! もう、何も言う必要はありませんわ。 斯く運命とは、不思議なものです。 西洋文明の概念で作られた合理主義では理解できない世界が、 そこにはあって、 物質文明が、一歩も近づけない世界が、 そこにはあります。 こう言う陰徳に満ちた運の展開に出会うことが、 生きている幸せです。 『天』に認めてもらった、 自分が走り回らなくても恵まれた果報を手にする姿を観るのは、 生きている妙味です。 さぁ、 西洋文明の合理と云う言葉のジャングルを抜け出て、 汚れた塵芥(ちりあくた)を頭から払って、 東洋の真骨頂を磨いて行きましょう! 長い記事にお付き合いくださって、感謝申し上げます。 よき、一週間をおすごしくださいね。 -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 記事は無断転用なさいませんように、お願いします。 [一部、版権]がございます。権利は放棄しておりません。 どうぞ宜しくお願いします。
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Comment |
No titleほんとうに百聞は一例にしかずなんですね!=
どんな場合でも忍耐強くむすめさんと付き合ってきた母Gさんの勝ちですね。= 母をそこまで耐えさせたものが、運命学の支えだったのでしょうか。= だれもが一つの体験を通して、それぞれの体で感じ取っていっているのがわかります。= gさんという娘さんの20年後がたのしみ、どういう子育てをなさるのか見てみたいです。= 貴重な例を紹介していただき、ありがとうございました。= おはようか?今日は、機関銃の連打ですなぁー
またまたねむたい目をこすりながら来たわたくし とcosmosさんとの縁は、なにか? 運命書を書く気は? よんでみたくもあるが、 よむのがおそろしいよ、 つまらん文を書き連ねて、あくびをして、 ダシュで帰ろう! 天よー赦せ! No title私の父母、それぞれの実家。
夫の父母、それぞれの実家。 どこもかしこも、跡継ぎ問題は深刻です。 現実が過去を表しているのだろうと思います。 落胆しているだけではどうにもならないし、うぬぼれたり奢るのは更に良くない。 何を信じて、どう生きていけばいいかに気づけたこと。 私にとって、これが一番の幸運だったように思います。 命式も気になるけど、大事なのは「天」に認めてもらえる生き方をすること、と思ったりします。 No title沙羅の季節ですね。
一晩で散ってしまう花は惜しい、桜よりもはかないうつくしさです。 あとつぎ問題といえば、どこも深刻だと思います。 みなさん気にしない生き方をしているようで、それが時代の大勢と慰めているのですね。 それとくらべると真剣になやみを打ち明け、取り組んで来られたGさんには頭の下がる気がします。 一家に一人、真剣になやんでくれる人がいること、 それが一家はしあわせというものではないですか? 今は、皆が働くことが第一になって家の一番だいじなことが、疎かになっている。 これでいいのかなと思っていましたが、運命学を支えにりっぱに役目を果たしている方も居られることに拍手を送りたい気持ちです。 おはようございます!仕事で夜勤がつづいていまして、、、
自覚する体の疲れはそれほどではないのですが、やはり、生活時間が自然に調和していなくて、 なかなかPCの前にすわれない?状態がつづきました。 こんな時に、提出しなければならない書類がくると手がつけられなくてつい後回しにしたり、、、 こまってしまいました。 朝早く目が覚めたりしています。 今日は、お天気も落ち着いていて、ギラギラじゃないみたいなのでほっとしています。 人は意識で生きているようで、こんなささいな条件が変わると体全体で受け止めてしまう、 やっぱり自然のなかの動物、生物なのですね! だから、やっぱりしわ寄せが来る。 人の生きるさまざまな形にも表れてくるのでしょう。 次世代を作る人間の営みの中に、一番出てくるのかと納得した次第です。 Re: No title> ほんとうに百聞は一例にしかずなんですね!=
> > どんな場合でも忍耐強くむすめさんと付き合ってきた母Gさんの勝ちですね。= > 母をそこまで耐えさせたものが、運命学の支えだったのでしょうか。= > だれもが一つの体験を通して、それぞれの体で感じ取っていっているのがわかります。= > > gさんという娘さんの20年後がたのしみ、どういう子育てをなさるのか見てみたいです。= > 貴重な例を紹介していただき、ありがとうございました。= ★何を見て生きているかという目的論になるのですが、 そのこと自体が、価値観の違いになって人生の差になってくるのですね。 何かのヒントに、参考になさってくださればうれしいです。 いつもコメントありがとうございます! 感謝☆cosmos Re: おはようか?> 今日は、機関銃の連打ですなぁー
> またまたねむたい目をこすりながら来たわたくし > とcosmosさんとの縁は、なにか? > 運命書を書く気は? > よんでみたくもあるが、 > よむのがおそろしいよ、 > つまらん文を書き連ねて、あくびをして、 > ダシュで帰ろう! > 天よー赦せ! ★夜型ですね~! 暑い毎日、お体に気をつけてください。 何かの縁、他生の縁と言いますから、きっと深いご縁があるのでしょうね。 めぐり合いに感謝です。 ありがとうございます! こころ☆cosmos Re: No title> 私の父母、それぞれの実家。
> 夫の父母、それぞれの実家。 > どこもかしこも、跡継ぎ問題は深刻です。 > > 現実が過去を表しているのだろうと思います。 > 落胆しているだけではどうにもならないし、うぬぼれたり奢るのは更に良くない。 > > > 何を信じて、どう生きていけばいいかに気づけたこと。 > 私にとって、これが一番の幸運だったように思います。 > 命式も気になるけど、大事なのは「天」に認めてもらえる生き方をすること、と思ったりします。 ★世が世なら、人も人なりです。 いろんな生き方がある中で、流れに竿を挿して自分で船をこぐのは、エネルギーがいりますが、 持てる限りは、惜しまずに船を漕ごうと思っております。 これも、恵まれている証拠になるのですよ。 あはは。 いつもありがとうございます! 感謝☆cosmos Re: No title> 沙羅の季節ですね。
> 一晩で散ってしまう花は惜しい、桜よりもはかないうつくしさです。 > > あとつぎ問題といえば、どこも深刻だと思います。 > みなさん気にしない生き方をしているようで、それが時代の大勢と慰めているのですね。 > それとくらべると真剣になやみを打ち明け、取り組んで来られたGさんには頭の下がる気がします。 > 一家に一人、真剣になやんでくれる人がいること、 > それが一家はしあわせというものではないですか? > 今は、皆が働くことが第一になって家の一番だいじなことが、疎かになっている。 > これでいいのかなと思っていましたが、運命学を支えにりっぱに役目を果たしている方も居られることに拍手を送りたい気持ちです。 ★やはり、大事なのは、信念と言うようなものでしょうか、、、 それと、自分の役割をきちんと分かって、果たして行くと云う様な事が、大事ですね。 お花は、自分の個性と役割に徹して咲いて、散って行きます。いさぎよさ、うつくしさ、見事です。 いつもありがとうございます! 感謝☆cosmos Re: おはようございます!> 仕事で夜勤がつづいていまして、、、
> 自覚する体の疲れはそれほどではないのですが、やはり、生活時間が自然に調和していなくて、 > なかなかPCの前にすわれない?状態がつづきました。 > こんな時に、提出しなければならない書類がくると手がつけられなくてつい後回しにしたり、、、 > こまってしまいました。 > 朝早く目が覚めたりしています。 > 今日は、お天気も落ち着いていて、ギラギラじゃないみたいなのでほっとしています。 > > 人は意識で生きているようで、こんなささいな条件が変わると体全体で受け止めてしまう、 > やっぱり自然のなかの動物、生物なのですね! > だから、やっぱりしわ寄せが来る。 > 人の生きるさまざまな形にも表れてくるのでしょう。 > 次世代を作る人間の営みの中に、一番出てくるのかと納得した次第です。 ★お仕事が大変なのですね。 熱中症の患者も増えているのでしょう。 お自分のお体も大切になさってくださいね。 ゆっくり休んで、おいしい物を食べて、お風呂にゆっくり入ってください。 いつもありがとうございます! 感謝☆cosmos |