![]() 2010
04/10 16:24 |
『呂氏春秋』 3 人寿160歳、81歳で死ぬのを”夭”と言う。Category : 呂氏春秋の世界
![]() 中国の楼 前回の記事には、みなさん、耳が痛い~という 反響が多かったです! あはは! 現代は、夜の10時に寝るには、非常な困難があるようです! 現代は、天の摂理に逆らう時代なのですね~ 前のブログ記事で、自律神経は無意識の領域であると書きました。 無意識の領域(まだ人間の意識では開明できていない領域という意味)は たとえば解りやすいのが宇宙で、人間の意識で、(宇宙科学として) ほとんどが解明できていない領域=無意識の領域です。 無意識の領域という言葉事体が、西洋的思考方法そのものですから、 大問題なのですが、、、、、 西洋式思考で生まれた言葉やその概念というものは、 自然のあるがままを捉えるには、 余すところなく事実を掴むには、足りない、無理がある、ものです。 実際に、仏教哲学から見ると、 今の西洋的学問の認識は、仏法の説く三身のうちの一身でしかなく、 しかも、その一端という、偏狭さを具えています。 意識、無意識という言葉の概念においても、 天台仏法における、『九識論』という理論の方が、格段に優れています! またこれらは、次の機会に。 素人は、科学が進歩すると何でもできる! と思い込みがちです。 すすんだ科学者なら、人間の意識が解明したその奥に、 もっと膨大な未知の世界が、広がっている事に気が付きます。 膨大な未知の無意識の領域である自然に対して、 人間が、ささやかにできる事は、無意識の領域に存在する力を利用して、 何かできる事はないか?と工夫する事だけです。 何処まで行っても広がる無意識の世界=宇宙そのものが命の源です。 そのおかげで、私達の創造活動は可能になるのです。 「自律神経」という今の学問の知識は、 自然のなかの人体における体の機能、働きを系列的に研究し、 人間の意識で引っ張り出した無意識の領域の中のほんの一部の理に、 名付けた名前です。 自律神経の交感神経と副交感神経が、夜、時間でチェンジするなんて、 前ブログでみなさんが ”耳が痛い! ” とおっしゃった、 10時~2時までなどという機能の時間的な制約は、 誰が時間を定めたのだ? と追求したところで、、、 ほほっ。 これは、権力者であっても自由にできない、勝手は許されない。 それを東洋的には、宇宙のリズム、秩序、自然の摂理などと言います。 仏法では、『法界』(仏の法の世界)とも、云います。 不思議な宇宙生命ルール、これが、『呂氏春秋』でいうところの、 【天の道】と言うものでしょう。 これらが、東洋のすばらしい卓見ですよ! この【天の道】の下では、 生命あるものすべてが、平等な扱いであります。 それは、そもそも宇宙的生命と私たちの命が、同根である。 そのまま、どこかで宇宙の時間的なシステムに統御されている。 その事実であるという事に他ならないのです。 西洋的学問と、東洋的学問の違いは、 西洋的学問は、人間が意識できる世界だけを存在するものとし、 意識で捉えられるモノだけを対象として、微細に見ます。 あ、多少の霊的なものも、学問には入っていますが。 しかし、東洋的学問は、意識できる世界の変化を知った上で、 それにこだわる愚かさと、偏りを避ける為に、ナンセンス! 常に、天=膨大な無意識の世界全体、へ 目を向けようとします。 エヘン! やっぱり東洋の方が親分だって! あはは。 季春紀 (盡数) 町田版 春の節33から 天生陰陽寒暑燥溼,四時之化,萬物之變,莫不為利,莫不為害。 聖人察陰陽之宜,辨萬物之利以便生,故精神安乎形,而年壽得長焉。 長也者,非短而續之也,畢其數也。畢數之務,在乎去害。何謂去害 ---故凡養生,莫若知本,知本則疾無由至矣。 天・陰陽を生じ、 寒暑・燥湿・四時の化(か)・万物の変・利を為さざる莫(な)く、 害を為さざる莫(な)し。 聖人・陰陽の宜(よろしき)を察し、万物の利を弁じ、以て生に便ず。 故に精神・形に安んじて、年寿、長ずることを得(う)。 長ずるとは短にして之を続(つ)ぐに非ず。 その数(すう)を畢(つく)すなり。 数を畢すの務(つとめ)は害を去るに在り。ーーー 凡(おおよ)そ生を養ふは本を知るに若(し)くは莫(な)し。 天・自然に陰陽というものがあり、 そこには、寒い・暑い、乾燥・湿る、 四時の推移、すべてが変化し、それが利にもなれば、害にもなっていく。 天の道を究めた聖人なら、陰陽を考察し、 どうすれば万物が健やかに生きるかという事をわきまえて、 生命が生きるのに都合の良いように取り計らっていくのである。 故に、精神が肉体とともに安らかになって、寿命が長くなるのだ。 長寿とは、短いものに接ぐような事ではなく、 生命の持っている天から与えられた生命の理法を尽くして 十分に発揮する事である。 生命の理法を尽くして十分に発揮する事とは、その害を去ることである。 (害とは、事故、怪我、中毒、いわゆる命の夭折) 生命を養うとは、生命は何であるかという基本を知って、 害を除いていけば常に真実であり、永遠である。 (大抵の人間は、枝葉抹消にこだわって、基本を忘れるのである、) 中国の道教では、 年齢81歳を半寿といい、その倍の160歳を全寿と言い、 81歳以下で死ぬのを夭折の ”夭 ”と言います。 ”夭 ”とは、生命が若くみずみずしい内に死ぬことです。 【天の道】に沿って生きれば、160の人寿をまっとう出来る?!! 生理的とは、天から与えられた生命の理法である一端を、 医学が意識で捕らえた知識と言う事もできますね。 最重要な生理的な現象・機能は、生命の創造、 受胎、妊娠、出産、という事になりますか? 人間が人間を産む。全てが意識で解明されていません。 命を産むのは女です。 妊娠出産にそなえて大事な機能をする子宮、卵巣。 毎月、28日周期で生理的におこる月経。 それは、本人自身の意思や意識に関係なく定期的に起こるもの。 いわゆる自律神経の働きです。 しかし、自律神経失調症という病気があるように、 自律神経も、(宇宙との統合的調和が)乱れて機能が低下し、 働きが崩れる。 子供が産めなくなっている、現実。 一人の孫も抱くことができない年老いた両親のご相談も多いのです。 人々が良かれと思って、自分の欲望を最第一に位置づけて、 営々と努力してきた結果が、これですか? 私は、医者ではありませんから、 診察や、診療はできません。しません。 これも私の仕事の経験、ご相談の内容から思うのは、 男性的に活発に活動する女性は、圧倒的に生理不順が多いようです。 体が育つ思春期に、過度な運動に偏って、栄養がそちらに取られ、 20代を過ぎても子宮が成熟せず、 ダイエットや体の冷えが原因で卵巣が排卵しない。 また、不妊に関して運命鑑定のご相談に来られるお話を伺うと、 どうも、 『女に産まれたことが、疎ましい。』 『どうして、女だけ生理があるの? めんどう~ 』 『生理のない男になりたい! 』 そういう意識を強く思ったり、軽いつもりで願ったりしたら、 ついには、生理の28日周期が乱れたり、止ってしまうらしいのです。 無月経が長く続くと楽ちんでも、子供はできにくくなりますよ! 女性が、女に生まれた事を、すなおに受け入れられない時代。 女性が、女に生まれた事を、喜んで生きようと思えない時代。 女性が、ある意味、 女性である事に反抗をしている結果ではないですか? これは、女性の過去の歴史をどう見るかという評価の仕方や、 そして、 情報社会が女性をあおるその質の低さ、低俗さにも原因があります。 要は、社会における道徳観の欠如ですね・・・ 決して、女性だけに責任があるという事ではないけれど、 主体者は、女性でしょう? 女たちが逃げようとしている。 どこから? 目の前の現実からです。 子育てに難しい時代だと、、、? 馬鹿言ってんじゃないわよ! あはは。 (山口百恵ばりに? play back!) ちょっと知識の端くれを学んだからと言って、 人生解ったように言わないのよ。 自分を飾るだけの知識?を幾ら拾い集めても、最後は塵になるだけです! 我々の先輩はどんな戦火の中だって、 愛があれば、その人の子供を、、、 命を継ぐことだけは、止めなかったでしょう? それが、どうして? 一つの理由は、 根無し草の国家で、未来の子供に希望はないと決めた。 誰が決めたのですか?女じゃない。 女の意識でしょう? 女が意識で物事を決めるようになったら、世の中、おしまいなのよ! 今まで、女は意識で大事な物事を決めはしなかった、、、。 ほら、女は子宮でものを考えるっていうでしょう? 男は理性ですが、女は本能(直感)で物事を判断してきたの。 女は、意識を超える力で決めていたの。 事、いのちに関しては、ね! ついに、それを放棄して、 女が意識にしがみ付くようになったのですよ。 それは、女性が物質文明のひもじさに負けて、 根無し草を襲いつづける資本主義の飢餓感に負けて、 自らの内なる不思議なる力を捨てたのです。 弱きもの、汝の名は、女なり。 (あはは!) この背後には、被害者である男性がいます。 また、女性たちを逃がそうとしている勢力が、潜んでいる。 彼女たちの意識を変えて、生理に及ぶ変化を強いたのです。 もう! 女でいられない、、、女を捨てて男へ変身せざるをえない女たち。 男の本番、陽の現場へ、物質を求めて漁りに出かける女たち。 それが、かっこいいなんて! おやめなさい~! 時代に乗るという事は、少しもかっこよくない。 みっともないだけ・・・ だって、この時代そのものが大変な倒錯なんだから。 無意識の領域であれなんであれ、 なにでも意識で捉えられるという倒錯です。 自然を捨てて、うぬぼれや傲慢さの方が楽ですか? 意識で全てを凌駕できるという邪教を信じる天に対する反逆が、 こうして、人間が天罰を受けているのに気が付かなければ・・・・・ 科学の真理というものは、次、新しい事実が判れば偽になります。 これは、何度も言って来ました! いわゆる『陽』だからです。 知ってはいいけれど、頼れるものではない・・・ あらゆる知識が宇宙や自然に対して、どこまで事実に迫っているのか? 真剣に疑って、考えなきゃ、真の安寧は手に入らないですよ。 次、その最たるもの病気の癌について取り上げますね。 おたのしみに! 参考文献 : 「呂氏春秋」 町田三郎 講談社学術文庫 百家諸子 中國哲学書 -----------------------------------------*・・+"*☆★☆." 記事は無断転用なさいませんように、お願いします。 [一部、版権]がございます。権利は放棄しておりません。 どうぞ宜しくお願いします。
テーマ : 女性化・男性化・中性化 |
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おはようございます!前回も書いたのですが、意識の問題から、医学、女性の心理を掘り下げて、
いつ、こういう事を考えてこられたのでしょうか?・・・・・ 無意識の領域から、意識を見下ろす、この視点が大事だという事は、うすうす判ります。 やはり、医学の現場においても、西洋、東洋の両視点の融合がなったらいいと思いました。 少子化の問題も、どうしようもない思潮の流れがあって、こういう結果に陥っていると解釈する方が、納得がいきます。 読み応えがありました=長さもそうですが、内容的に広く深く、考えながら読ませていただきました=
少子化という事が、単に保育所の問題ではないという事を浮かび上がらせています= (自分の欲望を最大一に、、、)という処が気になっています= 何が欠けているのか、女性の意識化はよくないのでしょうか= 鍵コメントさんへコメントありがとうございました。
感謝☆cosmos Re: おはようございます!> 前回も書いたのですが、意識の問題から、医学、女性の心理を掘り下げて、
> いつ、こういう事を考えてこられたのでしょうか?・・・・・ > > 無意識の領域から、意識を見下ろす、この視点が大事だという事は、うすうす判ります。 > やはり、医学の現場においても、西洋、東洋の両視点の融合がなったらいいと思いました。 > 少子化の問題も、どうしようもない思潮の流れがあって、こういう結果に陥っていると解釈する方が、納得がいきます。 ★仕事のご相談のなかで、いろいろ教えられる事が多いのです。 一番の利点は、生の話を誤魔化さない相手から聞けることでしょうか? そう!本当に、西洋、東洋の両視点の融合がなったらいいと思います。 いつも変わらぬ友情、ありがとうございます! 感謝☆cosmos Re: 読み応えがありました=> 長さもそうですが、内容的に広く深く、考えながら読ませていただきました=
> 少子化という事が、単に保育所の問題ではないという事を浮かび上がらせています= > (自分の欲望を最大一に、、、)という処が気になっています= > > 何が欠けているのか、女性の意識化はよくないのでしょうか= ★あ、いつもご愛読ありがとうございます! そうですね~、少子化もそう捉えないと、物の側からばかりの原因では、おかしいですよね。 女性の意識化は、よくないですね~ 割合の問題もありますが、、、 また、それについては書きたいと思っています。 情報社会・・・情報の取捨選択が大切な時代とわかりながら、
本当に必要な情報をつかめていないのではないかと思えます。 つかんでいる気になっているだけ・・・。 そして、その取捨選択の尺度も、理由づけがいろいろあっても、 それは意識の世界で通用する選択法ですから、 元来も直感・良心で選ぶ必要があるのでしょうが、 それを磨く方法ですら暗中模索、試行錯誤するしか手がないような、 お手上げ状態って感じがしてしまいました。 Re: タイトルなし> 情報社会・・・情報の取捨選択が大切な時代とわかりながら、
> 本当に必要な情報をつかめていないのではないかと思えます。 > つかんでいる気になっているだけ・・・。 > > そして、その取捨選択の尺度も、理由づけがいろいろあっても、 > それは意識の世界で通用する選択法ですから、 > 元来も直感・良心で選ぶ必要があるのでしょうが、 > それを磨く方法ですら暗中模索、試行錯誤するしか手がないような、 > お手上げ状態って感じがしてしまいました。 ★あははっ~! 好いところに来ましたね! 存在に対する客観性が出てきたかな?? もうすぐ成層圏まで上昇しますよ! あはは! 地球を客観的に宇宙から見えるところまで、上昇してくださいね~ お待ちしています。 今の現代は、人間の作った概念でいっぱいですから、その概念を受け入れて生きれば、一応便利なのですが、それに従っている限りは、自分が生かされないのです。常に悩みがあるのね! また過去の人が作った概念の中では、創造性がない。という事です。 今の学者や、偉い人は、膨大な概念を持ちすぎています。 また、取り上げたいと思っています。 もうすこし、これでいいのか? どうして?とか、物事を疑って分かるまで徹底的に考える事を習慣化してくださったら、それが、哲学することだと思います。 お忙しい所、いつもご訪問くださりありがとうございます! 感謝☆cosmos 管理人のみ閲覧できますこのコメントは管理人のみ閲覧できます
鍵コメントさんへ私のブログを、大好きだといってくださって、うれしい~なぁ~!
本当にありがとうございます。 直感を大事に、女を生きてまいりましょう!! 感謝☆cosmos |